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lunatrium/carmen forum

管理人・シュウの詩置き場です。投稿は自由です。
詩書きさんはどうぞ書き殴っていって下さい。感想・批評なども歓迎。もちろん、ぼくの投稿以外に感動されたときもレスポンスをご遠慮なく。
著作権は投稿者の方個々人に属します。無断転載厳禁。
また、詩に関連しない投稿は禁止となります。何かしら関連していれば結構です。

時折、共通のお題に沿って詩作を試みるキャンペーンを行ないます。
こんな縛りでやったら面白いのでは、というご意見があればお便りをお寄せください。

※時折背景色を変えて催しをするために、字が潰れている箇所があります。
お手数ですがそれと思しき作品は、反転をした上でご覧ください。

Sea Is My Sun / シュウ
少しでも遠くを光で焼くために
ぼくは反射材になった
初めて燃やしたのは棕櫚とサボテン
コーラの空き瓶

封書で送るから必ず読んでよ
雪にはもううんざりだから
ぼくはまだ詩を書いている
「それは黒点
 周期的に現れるもの」

デッドスペース!
デッドスペース!
ぼくはもっと埋め尽くしたいよ!
デッドスペース!


雨に濡れてもまだ燃焼するものに
何か捧げたくて仕方なかった
オーガニック中毒に笑われてもいいから
枯れても育つ命とか

小手先の詩には唾を吐いてよ
そんな自分を汚したいから
ぼくはまだ血を吐いている
「愛を遺せ
 金は誰にでも遺せる
 自己を誇るなら愛を遺せ」

デッドスペース!
デッドスペース!
ぼくはもっと殺されてみたいよ!
デッドスペース!
デッドスペース!
ぼくはいつも崩れていたいよ!
デッドスペース!
デッドスペース!
駄目だ! 駄目だ!
デッドスペース!デッドスペース!
No.784 - 2010/03/10(Wed) 16:08:53
(No Subject) / シュウ
お二人とも、投稿ありがとうございます。
今現在、他人の作品に対して、シュアな批評も気の利いたアンサーも出来ない状態でして、レスをするのに二の足を踏みまくっております。

ただ、長いことこのBBSを使ってくださっていることへの感謝と、お二人ともがその個性を死なせずにご自身の詩を呼吸させていることは、変わらず嬉しいままであります。今後ともよろしくお願いします。
No.783 - 2010/02/19(Fri) 22:52:57
珊瑚 / じめん
点滅 冷たい瞬

穴の穴 底の水 

僕らが飛び込むと僕一人になる


点滅


光はすぐに届かなくなる


足の爪を剥ぐように
地面から離れ 月から離れ ここからも離れ
時間を潰し 家族を殺し 彼を閉じ込め 
私は生き 僕は泣き うれしいこと うれしいこと
うれしいこと うれしいこと うれしいこと


円は円でなくなり円を完成させる
No.782 - 2010/01/18(Mon) 21:34:13
ペーパー・ムーン / 太郎

君の吐いた 白くなったまま
空中を眺めて 歩き回っている

考えるのを やめたときから
頭の中を火花が 踊り続けてる

覚書は疑問符ばかり
コサージュばかりを見ていたら
涙がとまらないから
かの森ガールに火をつけたい

そう セレブレイション 今日がそう
新しいのをあげるから 
懐かく思ってくれ
構図から抜け出して 咲く頃に 

君が伸ばす指 僕のここに触れ
整えた爪も 僕のここを刺す

つまりは 世界はひとつだけで
生々しくて 噎せかえるだけ

救済はその場限り
コラージュばかりを集めてたら
涙がとまらないから
導火線まで届くこともないよ

そう セレブレイション 今日がそう
悲しいのをもらうから 
また笑ってくれよ
構図から抜け出して 咲くんだろう?

そう セレブレイション 今日がホリデー
新しいのをあげるから 
懐かく思ってくれ
構図からはみ出した 花みたいに
No.781 - 2010/01/11(Mon) 17:05:57
冬、カメラ・アイと / シュウ
好きだ

空虚同士が互いを震わせ
充足同士が互いに満たし合い
侮辱が絡み合って均衡を成し
ときおり訳も無く死に繋がる
僕が世界で一番好きなものは共鳴だ


軋みたがる宇宙の中
心だけが恒常へと愚かに進む
それほどの莫迦は他になく
人はみな心のために祈ってやる
心よ賢しくあれ
丈夫であれ
情報であれ等々と
祈りは軋みにも臆さないし
性的陵辱にさえも
上から数えて三番目にむごいのまでなら耐えられる
そして必ず願われるもののうちで
報われる何か一つに僕は愛されたい
多少間違った形でも


ジレンマを愛でていたい
花を見遣るように虹彩を運動させて
朔日と凍りついたまま
No.780 - 2009/12/31(Thu) 13:31:05
うしない過ぎた時のために / シュウ
小虫の命を踏みにじる間際
耳の裏を走る音は
鼻腔を埋める風の味と雑ざる
血のような臭いと苦みとなって
のどを塞ぐ
縊死体
縊死体
縊死体へと成り果てる恍惚の疑似体験
何もよごれぬ射精

ああした呼吸困難の苦しみは
大人の生活の随所に
あの頃よりもくっきりと煌めいて
誰かの躰が伐られたとき
ぼくらを笑わせるのに一役買う
No.779 - 2009/12/17(Thu) 12:39:04
I'm my domination / シュウ
露悪のための命
峻烈な太陽のひかり
繋ぐディゾルブ

妄りな運動
雨滴の歌
繋ぐディゾルブ

不透明度は僕のもの
No.778 - 2009/12/11(Fri) 09:24:00
魔都 / シュウ
どんな利便が幅を利かせていても
風がきついなら
その街には魔がひそんでいる
彼女のりんご
氷色のビル
あれらが照り光るのとは別に
街には漠然とした灯りが見え
勤めているいないに係わらず
学んでいるいないに係わらず
進んでいるいないに係わらず
愛しているいないに係わらず
万人を闇から引き離し
光から遠ざけるよりもっと冷たい
哀しさにまで捨てられた孤独へと遣ってしまう

聖なるものでないものは全て邪まである
No.777 - 2009/12/02(Wed) 14:04:46
指よぎる薄曇り / シュウ
扇形に降る雨
濡れるのは狐と土
都市は人造の水で潤い
電線がその中を巡る

オン・オフで点いては消える
供花も月も
No.776 - 2009/11/30(Mon) 11:18:32
ベーシック・パーティ / シュウ
ギルバート ギルバート
骨になって眠る
放っておいても
彼らが先頭に躍り出るからか
ギルバート
骨だけを震わせて歌う
ひた走る彼らに

(時々は死んでいる
 時々は酔っている
 つまりは皆生きている)

ディミトリー
火を貸してください
ディミトリー 火を貸してください
煙草を吸うのは初めてです

(そういえば人は皆兄弟だから
 神の獲り合いに忙しい
 争いは常に止むことなく
 砂糖は昔から甘いままだ)

骨になるG
喫煙者のD
骨になるG
燐寸を持つD

No.775 - 2009/11/27(Fri) 22:53:51
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