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lunatrium/carmen forum

管理人・シュウの詩置き場です。投稿は自由です。
詩書きさんはどうぞ書き殴っていって下さい。感想・批評なども歓迎。もちろん、ぼくの投稿以外に感動されたときもレスポンスをご遠慮なく。
著作権は投稿者の方個々人に属します。無断転載厳禁。
また、詩に関連しない投稿は禁止となります。何かしら関連していれば結構です。

時折、共通のお題に沿って詩作を試みるキャンペーンを行ないます。
こんな縛りでやったら面白いのでは、というご意見があればお便りをお寄せください。

※時折背景色を変えて催しをするために、字が潰れている箇所があります。
お手数ですがそれと思しき作品は、反転をした上でご覧ください。

既知のふしぎ / シュウ
沖に火が見える
暗い夜の海にただ赤く
熱も窺わせずゆらめいている
ぼくは夢らしい視点でそれを見て
溺れ死にたがっていると気付きながら
海が燃えればそれでもいいと思っている
No.968 - 2014/10/12(Sun) 00:35:08
幸せになれなくても / シュウ
賭けに勝てればいい
試みに克てればいい
命をなげうって然るべきことに出会えれば
幸せは要らない
幸せを買えない金はもっと要らない
No.967 - 2014/09/08(Mon) 20:29:50
見晴るかせよ / シュウ
身体を持たない魂が静寂を打ち鳴らす
石も立てられない墓
けれどそこは美しい道
ぼくたちの消毒などは
太刀打ちできないとしても
No.966 - 2014/08/21(Thu) 16:21:58
つきとめたい / シュウ
君の人生
くだらないと教えたいのはぼくさ
あまりにも えげつなく
屋上で
無視を決め込むみたいに
下種な茶番なんか
右も左もない
そんな社会
夢見てた頃の話
裏切りも電話もカムアウトも
きれいに繕えていた時
マシンガン肩から下げて
毎年の夏
きめてるつもりだった
コーラ飲むだけ
歌えてたのが誇りで
それが全部 風に散った後で
悟るのさ
結論のないこと

踏みつけて忘れようとする
愚かさも サイフのむなしさも
盗ったもので飾って
かっこよくなれるなら
悩みはないのに
もう知ってしまってる
神様は咎めちゃくれない
好きな人のにおいが
自分を取り巻くことが
幸せだってこと
分かっちゃいるけど
何も持たないうちから
それは贅沢で
つきとめたいだけ
楔を打ちたいだけ
それが足りないのを
みんな気付いているもの
手に入れたい
つきとめたい 朝を
二四時間絶え間ない
勝手に作ってしまった夜
飛ばすための光
つきとめたい 理由を
生きなきゃいけないから
No.965 - 2014/08/07(Thu) 17:20:12
明日かもしれない / シュウ
土地に流れる血を嗅げば
歴史を噛むことができるように
人への愛を形にしたら
今までにない約束ができるだろう
遠くにはその術があるだろうか
No.964 - 2014/07/31(Thu) 16:40:00
破調 / シュウ
静かへと落ちていく暗闇に
狼狽える狂えばともがらが
合わせるな帳尻を志したなら
見よ猛り立て片足で
No.963 - 2014/07/01(Tue) 16:33:05
D.O. / シュウ
朝が帰ったら
仕事はぜんぶ切り上げて
眠りと少しお酒を飲もう
落ちていくような時間のなか
無惨だった僕らは
消え失せたりしないけど
解毒するものはどこかにある
No.962 - 2014/06/15(Sun) 12:22:12
抜苦与楽のサイケデリア / シュウ
目で見る残夢
匂い立つ
常ならぬファンク
涙絡まり合う
嘘でリーダブル
知ったふうな口きいて
罪だけ犯す夜
別の愛で面倒くさがって
向こう見ずなバンス
奇形児生む撒布
ベルリンのガンツ
全部ダンスダンスダンス

いくつもの葬式
遠くから見る僕らは
みんな奴隷か
香典盗みをやってのけて
うまい酒飲む奴ら全員殺せ

手で知る残夢
いつも感じる
下らないパンク
正論でごまかし合う
素人のダンサブル
知ったふうな口叩いて
償い覚悟する夜
別の愛で面倒くさがって
突如点く給油ランプ
春樹の言うジャンク
迷惑してるアンプ
全部僕たちのダンス

五感の区別が失われて
皆が駄目になって始まる
一色だけで描く欲望
暴走とか洗脳
共鳴する孤独と内臓
抜苦与楽のサイケデリア
お為ごかしと戦争からは
遠く離れて
No.961 - 2014/05/23(Fri) 08:36:57
闇を啓く / シュウ
俺は俺の骨や内臓を遣って生きていくしか能がない
No.960 - 2014/05/09(Fri) 09:42:53
新しい方向 / シュウ
ときどき幸せになることがある
住みなれた家がそうさせるのか
手を伸ばすだけで
ぼくに親しいなにかが
抱かれようと滑り込んでくるようなとき
けれどそれは初めて歩く道にも
やっと観られた映画にもあるもの
花粉のように風に宿っていたなら
遭遇を楽しみに待てもするし
澱粉のように体の中で燃えてくれるなら
一番明らかな感謝を持てるのに
幸せはいつも不思議で勝手で
人のことなど考えていない
遠くを望む目では本を読めず
星に瞳は寄せられない
だけど光はきれいなのだ
No.959 - 2014/05/08(Thu) 14:39:37
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