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lunatrium/carmen forum

管理人・シュウの詩置き場です。投稿は自由です。
詩書きさんはどうぞ書き殴っていって下さい。感想・批評なども歓迎。もちろん、ぼくの投稿以外に感動されたときもレスポンスをご遠慮なく。
著作権は投稿者の方個々人に属します。無断転載厳禁。
また、詩に関連しない投稿は禁止となります。何かしら関連していれば結構です。

時折、共通のお題に沿って詩作を試みるキャンペーンを行ないます。
こんな縛りでやったら面白いのでは、というご意見があればお便りをお寄せください。

※時折背景色を変えて催しをするために、字が潰れている箇所があります。
お手数ですがそれと思しき作品は、反転をした上でご覧ください。

予報士気取って / シュウ
全部の色で描く
守るためでも
破るためでもない約束
閃光 あの土曜
震えてばかりいた
現状 いい加減止そう
全部の道で出会う
苦悩 懊悩
もう止そうぜ
明日を不気味がるの
声に出すの避けるなよ
No.958 - 2014/04/18(Fri) 18:34:09
み空 / シュウ
記号で愛を語ろう
プラスチックな歌が
僕たちの明日を確かにする
手段は問わない
剽窃もためらわない
好きだ
僕はそれだけだ
一生曇りでいい
君がいれば
No.957 - 2014/04/09(Wed) 17:44:23
清新と懐かしさと / シュウ
いつかはもう今だね
古い栞で言葉を留めて
生まれて初めてみたいに歩こう
そうだ昔だって今だ
忘れていた初めてと
嘘じゃなく初めてとを
全部きみにあげに行こう
No.956 - 2014/03/14(Fri) 22:19:43
願い / シュウ
ほんとうに暖かい吐息を
あなたの胸に埋め込み
あなたの嗅ぐ風に
花の香を少しだけ混ぜ
宝石を溶かしたようなお茶を点てて
あなたの夜をやわらかくして
そのために生きていきたい
そのために生きていきたい
No.955 - 2014/02/15(Sat) 10:28:54
ラブコール / シュウ
ゆっくり息して
架空の事故に悲しんで
なめた口をきいて
紙飛行機で家まで帰って
果物を腐らせて
日暮れを止めて
好きな人に好きだと言って
汚れた服を洗って
甘いもので口の中をいっぱいにして
病院で咳をして
それをたまにぼくに教えて
No.952 - 2014/01/13(Mon) 17:04:51

Re: ラブコール / ユウト
すごく、良い詩ですね!
「紙飛行機で家まで帰って」とかすごいと表現だと思いました。
No.953 - 2014/01/21(Tue) 03:55:18

Re: / シュウ
ユウトさん、ご感想ありがとうございます!
時々こうして詩を載せますので、気が向きましたら、どうぞまたお越しください。
No.954 - 2014/01/25(Sat) 14:35:35
弔い / シュウ
窓から見た景色が
粉になって飛んでいった
花だけが残って
飛んでいくものへ歌をうたっていた
No.951 - 2014/01/11(Sat) 19:42:55
(No Subject) / シュウ
ひたむきな言葉で君を愛そうと
そればかり考えて暮らしていた
不恰好な祈りでも
神様に届くはずと
不安のガムを噛み続けていた

汚い手を使うのは簡単だけど
鋭い罵りには用意が要る
僕はいつだって怠けてしまい
それを優しさと言い切って
弱虫ぞろいの軍隊を指揮した

季節が巡ればカルマも増えた
春には小さい花が咲くから
自分まで綺麗になった気がして
嘘をつくのも得意になる
少し涼しい日には特に

雲間から光でないものがこぼれて
椅子とテーブルの脚を腐らせた
そうして僕はやっと気付く
許し合おうと語りながら
君を腕に抱きたかっただけだと

いつか僕が大人になって
悲しいこともうれしいことも
全部資産に換えてしまったら
研ぎそびれた刃物で刺してほしい
良く出来た命乞いを無視して

雨まじりの雪の中で
見つけた野良犬のような
君に捧げるはずだった僕の言葉
明日にも飢えて死ぬだろうに
敵に噛みつくことを忘れない
No.950 - 2014/01/09(Thu) 15:36:10
世界の無視 / シュウ
林檎が腐って出来たコロニーを
僕は走りたくて仕方がない
光と闇のあいだに
一番広い野原があることを
まだ信じられるから
ひとりだ
一生ひとりだ
風を仰いで明日を見ろ
すばらしい明日にまったく一人だ
No.949 - 2013/12/26(Thu) 15:45:40
見渡せば貨物人間ばかり / シュウ
食糧を買いに街へ出ても
友達がいないから店も知らない
冷たい手続で
臭いパンを何とか手に入れて
そぼ降る雨に虚しさを湿らせながら
家とも呼べぬ建て物へ帰る
美しいものなど見たことはない
初めからそんなもの知らないので
昏い面持ちにもならない
そういう者は風の声さえ聞きそびれて
音楽を一つも知らぬまま死んでいく
だから涙を流すと
自分のきもちの輪郭を
指で触れて知ることができるとも教わらずに

あわれに思うか
愛に雁字搦めの君が
No.948 - 2013/12/04(Wed) 16:29:51
ある手管 / シュウ
夏の闇夜に溶けているものを見つけるには
学校に忍び込むことだ
僕はいつか
リノリウムに口づけて病気になる
No.947 - 2013/11/18(Mon) 17:11:02
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