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CD芸術 掲示板

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休刊した月刊誌『レコード芸術』が内容刷新のONLINEメディアとして生まれ変わる NEW / ハムラ [近畿]
『レコード芸術』が「レコード芸術ONLINE」として再開します。
ぜひご支援をお願いします。
私も10,000円を支援しました。

https://camp-fire.jp/projects/view/679763
No.725 - 2024/05/04(Sat) 23:22:03
雑誌「レコード芸術」の存続を求めます! / ハムラ [近畿]
ご賛同をお願いします。

https://chng.it/wYQ2wXMgqs
No.724 - 2023/04/04(Tue) 22:50:00
行けなかった演奏会 / ハムラ@管理人 [近畿]
新型コロナウイルスの影響で、中止や延期になった演奏会については、演奏会レポート(http://classicalmusicreview.g2.xrea.com/concert/top.html)に掲載していますが、以下の通り、チケット発売前に中止になった演奏会もあります。
この状況が早く収束し、またの機会に聴けるよう願っています。

6月27日(土) ベルリン・フィル「1万人の野外コンサート」(新宿御苑 風景式庭園)【中止】
https://www.tokyo-harusai.com/bpo2020/

8月29日(土) 立命館大学交響楽団第1回オペラ公演(高槻現代劇場大ホール)【延期】
https://www.ruso60.com/

9月27日(日) 新イタリア合奏団&村治佳織(兵庫芸術文化センターKOBELCO大ホール)【中止】
http://www1.gcenter-hyogo.jp/contents_parts/ConcertDetail.aspx?kid=4321011311&sid=0000000001

10月24日(土) N響チェンバー・ソロイスツ第2回「日本初演! マーラー 交響曲第10番 室内オーケストラ版」(HAKUJU HALL)【2021年11月30日(火)に延期】
https://www.hakujuhall.jp/syusai/240.html
No.706 - 2020/08/11(Tue) 23:59:13

行けなかった演奏会(追加) / ハムラ@管理人 [近畿]
9月12日(土)・13日(日) 京都市交響楽団第649回定期演奏会(京都コンサートホール大ホール)【指揮者変更・曲目変更・一般発売なし】
当初はジョン・アクセルロッドが、マーラー「復活」を指揮する予定でした。
https://www.kyoto-symphony.jp/news/?id=578&start=0#id578
https://www.kyoto-symphony.jp/concert/detail.php?id=994&y=2020&m=9
No.707 - 2020/09/01(Tue) 18:55:28

行けなかった演奏会(追加2) / ハムラ@管理人 [近畿]
7月4日(土) 芸術文化センター管弦楽団 室内楽シリーズ65 PAC BRASS!(パック・ブラス!)(兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール )【中止】
https://www1.gcenter-hyogo.jp/contents_parts/ConcertDetail.aspx?kid=4323111372&sid=0000000001
No.708 - 2020/09/05(Sat) 10:24:48

行けなかった演奏会(追加3) / ハムラ@管理人 [近畿]
10月21日(水) 読売日本交響楽団第27回大阪定期演奏会(フェスティバルホール)【指揮者変更・曲目変更】
10月24日(土) 読売日本交響楽団第231回土曜マチネーシリーズ(東京芸術劇場大ホール)【指揮者変更・曲目変更】
10月25日(日) 読売日本交響楽団第231回日曜マチネーシリーズ(東京芸術劇場大ホール)【指揮者変更・曲目変更】
https://yomikyo.or.jp/news/#news-topics-12563

フランソワ=グザヴィエ・ロトが指揮する「春の祭典」を聴きたかったのですが、政府の入国制限措置により、来日予定の見通しが立たないため、小林研一郎(読売日本交響楽団特別客演指揮者)に変更になりました。またの機会ですね。
No.709 - 2020/09/13(Sun) 13:12:30

行けなかった演奏会(追加4) / ハムラ@管理人 [近畿]
10月4日(日) オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ Osaka Metro コンサート2020(フェスティバルホール)
https://shion.jp/2020/09/17/metroconcert-live/

これは予定通り開催されますが、落選したので行けません。ちなみに昨年も落選しました。
1日2回公演で、昨年は3800名でしたが、今年はコロナの影響で2200名に減りました。
今年はYouTubeで同時ライブ配信(無料)が行なわれます。
No.710 - 2020/09/24(Thu) 21:17:52

行けなかった演奏会(追加5) / ハムラ@管理人 [近畿]
11月28日(土)・29日(日) 京都市交響楽団第651回定期演奏会(京都コンサートホール大ホール)【指揮者変更・曲目変更・一般発売なし】
https://www.kyoto-symphony.jp/news/index.php?id=592&start=0#id592
https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2020&m=11#id996

当初はサッシャ・ゲッツェルが、R.シュトラウス「アルプス交響曲」を指揮する予定でした。
兵庫芸術文化センター管弦楽団では実現した「アルプス交響曲」(http://classicalmusicreview.g2.xrea.com/concert/200919.html)も、まだ難しいようです。
No.711 - 2020/10/01(Thu) 21:17:30

行けなかった演奏会(追加6) / ハムラ@管理人 [近畿]
12月24日(木) 京都大学交響楽団第208回定期演奏会(京都コンサートホール大ホール)【中止】
https://www.kyodaioke.com/news/2020/10/208-1.html
https://www.kyodaioke.com/concert/208/

川瀬賢太郎が客演指揮する予定でしたが、残念です。
No.712 - 2020/10/16(Fri) 22:39:11

行けなかった演奏会(追加6) / ハムラ@管理人 [近畿]
川瀬賢太郎からのメッセージがYouTubeに掲載されました。

https://www.kyodaioke.com/features/2020/10/208.html
No.713 - 2020/10/18(Sun) 01:17:52

行けなかった演奏会(追加7) / ハムラ@管理人 [近畿]
2月27日(土) 京都コンサートホール・ロビーコンサートVol.6「佐藤 響 チェロコンサート」(京都コンサートホール1階エントランスホール)

これは予定通り開催されますが、新型コロナウイルスの影響で、当日先着順で100名の予定が、事前申し込みで50名になり。抽選の結果、落選しました。残念。

https://www.kyotoconcerthall.org/entrance_hall/#attraction06
No.714 - 2021/02/21(Sun) 11:37:32

行けなかった演奏会(追加8) / ハムラ@管理人 [近畿]
5月22日(土) 2021年度クロックタワーコンサート 〜京都大学と京都市立芸術大学による交流の午後〜コンサート&レクチャー 指揮専攻による二つの四季(京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール)【中止】
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/event/2021-04-01a

2021年度を迎えましたが、3回目の緊急事態宣言が発令されてしまい、新型コロナウイルスが終息しません。
インターネットで申し込みましたが、抽選の結果が届く前に、開催中止の連絡がありました。
早川正昭「バロック風「日本の四季」」に興味がありましたが、残念です。

ちなみに、2014年度のクロックタワーコンサートのレポートはこちら
http://classicalmusicreview.g2.xrea.com/concert/140511.html
No.715 - 2021/04/27(Tue) 23:59:41

行けなかった演奏会(追加8の続報) / ハムラ@管理人 [近畿]
5月22日(土) 京都市立芸術大学アカデミーオーケストラ特別演奏会〜指揮専攻による二つの四季〜【無観客収録動画配信】

中止になって残念に思いましたが、京都市立芸術大学の講堂で収録した映像がYouTubeで配信されるとのこと。うれしいです。

配信期間は、2021年6月1日(火)から6月30日(水)の予定です。

https://www.kcua.ac.jp/20210601_academy/
No.716 - 2021/05/26(Wed) 21:41:17

行けなかった演奏会(追加9) / ハムラ@管理人 [近畿]
5月29日(土) 立命館大学交響楽団第125回定期演奏会(立命館いばらきフューチャープラザ グランドホール)【無観客ライブ配信】

YouTubeでのライブ配信です。アーカイブも1週間残るとのこと。

https://www.ruso60.com/2021%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E6%BC%94%E5%A5%8F%E4%BC%9A/
No.717 - 2021/05/28(Fri) 20:08:31

行けなかった演奏会(追加10) / ハムラ@管理人 [近畿]
7月25日(日) オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ Osaka Metro コンサート2021(フェスティバルホール)

この公演は予定通り開催されます。今年の指揮は佐々木新平です。
1日2回公演で、招待人数は合計2,200名で、応募者多数の場合は抽選でした。残念ながらチケットが届かなかったので、落選しました。一昨年も昨年も落選したので、3年連続です…。

昨年に続いて、今年もYouTubeで同時ライブ配信(無料)が行なわれます。

https://shion.jp/2021/06/03/new20210725/
https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20210603_osakametro_concert2021.php
https://www.youtube.com/user/osakakotsu/live
No.718 - 2021/07/22(Thu) 19:09:44

行けなかった演奏会(追加11) / ハムラ [近畿]
8月28日(土)・29日(日) 日本センチュリー交響楽団第26回星空ファミリーコンサート2021(服部緑地野外音楽堂)

この公演は予定通り開催されましたが、大阪府に緊急事態宣言が発令されたため、座席数が半数以内に制限され、センチュリー・ユースオーケストラの出演も取りやめになり、曲目も一部変更されました。
総合的に検討して、今年は聴きに行きませんでした。

今年の指揮は中田延亮で、今年もクラウドファンディングが行なわれました。
2日とも晴れたみたいでよかったです。

https://www.century-orchestra.jp/concert/hosizora-family-concert2021/
https://www.century-orchestra.jp/topics/hoshizora-concert-kyokukettei/
https://www.century-orchestra.jp/topics/hosizora-concert2021-oshirase/

ちなみに、昨年度のレポートはこちら。
http://classicalmusicreview.g2.xrea.com/concert/200830.html
No.719 - 2021/08/30(Mon) 19:27:22

行けなかった演奏会(追加12) / ハムラ [近畿]
10月1日(金) パリ白夜祭への架け橋――現代アートと過ごす夜 京都コンサートホール×ニュイ・ブランシュKYOTO 2021 HORIZON “終わり”から始まる世界を展望する(京都コンサートホール1階エントランスホール)

この公演は予定通り開催されましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、事前申し込み制で定員を50名に制限されました。
抽選の結果、申し込み後に通知がなかったので、残念ながら落選しました。
メシアン「世の終わりのための四重奏曲」を聴きたかったです。

https://www.kyotoconcerthall.org/entrance_hall/#nuit_blanche2021
https://www.institutfrancais.jp/kansai/agenda/nbk2021/

ちなみに、昨年度のレポートはこちら。
http://classicalmusicreview.g2.xrea.com/concert/201003.html
No.720 - 2021/10/24(Sun) 00:59:44

行けなかった演奏会(追加13) / ハムラ [近畿]
2022年3月15日(火) ムジカエテルナ(京都コンサートホール大ホール)

オミクロン株に対する水際措置強化による日本への入国制限の緩和等が現時点で見通せないことから、中止となりました。
もともとは、2020年4月10日(金)に「第九」が演奏される予定だったのでしたが、これで2回連続で中止となってしまいました。

https://www.kyotoconcerthall.org/topics/?key=4751#key4751
https://www.kajimotomusic.com/_news/2021/1217/
No.721 - 2021/12/19(Sun) 23:34:56

行けなかった演奏会(追加14) / ハムラ [近畿]
2022年2月12日(土)・13日(日) 京都市立芸術大学 第168回定期演奏会 大学院オペラ公演「修道女アンジェリカ/カヴァレリア・ルスティカーナ」(京都市立芸術大学 講堂)【中止】

当初は、事前申込制(各日150名)で往復ハガキで申し込み。1月末に返信ハガキが届き、一般公開を中止し、公演の模様は後日YouTubeチャンネルで配信されることになりました。
その後、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を考慮し、残念ながら公演も中止となりました。
楽しみにしていたので残念です。

https://www.kcua.ac.jp/202102_168teien_opera/
No.723 - 2022/02/11(Fri) 18:05:21
タワーレコード梅田大阪マルビル店閉店 / ハムラ [近畿]
タワーレコード梅田大阪マルビル店が、2022年1月19日(水)で閉店します。
衝撃的です…。

https://tower.jp/store/news/2021/12/038016
No.722 - 2021/12/21(Tue) 23:21:33
アシュケナージ引退 / ハムラ@管理人 [近畿]
衝撃的なニュースでした。
残念です。

私がアシュケナージを演奏会で聴いたのは以下の3回でした。
もう一度ピアノを聴きたかったですね。

NHK交響楽団ウラディーミル・アシュケナージ音楽監督就任記念演奏会 2004.10.9(サントリーホール大ホール)
http://classicalmusicreview.g2.xrea.com/concert/041009.html

ウラディーミル・アシュケナージ&ヴォフカ・アシュケナージ ピアノ・デュオ 2014.3.15(ザ・シンフォニーホール)
http://classicalmusicreview.g2.xrea.com/concert/140315.html

京都市交響楽団第596回定期演奏会 2015.11.21(京都コンサートホール大ホール)
http://classicalmusicreview.g2.xrea.com/concert/151121.html
No.705 - 2020/01/19(Sun) 01:14:16
盲導犬 −澁澤龍彦「犬狼都市」より− / ハムラ [近畿]
舞台「盲導犬 −澁澤龍彦「犬狼都市」より−」大阪公演(2013年8月5日(月)13:00開演 シアターBRAVA!)を観ました。作は唐十郎。演出は蜷川幸雄。
本作は蜷川幸雄が結成した「櫻社」のために、唐十郎が1972年に書き下ろした作品。蜷川が初めて演出した唐作品で、1973年に初演されました。1時間半の1幕で、休憩なし。短い演劇でした。登場人物は少ないですが、「不服従の精神」のテーマが少し難解で分かりにくい。観ているときには古い感じはしませんでしたが、パンフレットなどを読むと時代性を感じます。また、「め●ら」という差別用語や下ネタ(包●、ま●こ)がセリフで出てくるのも前時代的でしょう。

ステージにはコインロッカーが一列に並んでいるだけのシンプルなセット。後々にはコインロッカーの扉が一斉に開くなど細工が仕掛けられています。
ストーリーは難解で、後からパンフレットを読んでようやく理解できました。騒音歌舞伎(ロックミュージカル)「ボクの四谷怪談」もそうでしたが、蜷川幸雄演出作品は初心者にはなかなか難しいですね。
冒頭は本物の盲導犬(シェパード)が5頭登場。吠えたりせずにおとなしい。それぞれ名前がついています。中島来星(天井からの声)の問いかけで、盲導犬(人間に服従するようしつけられた犬)の説明がなされます。本物の犬が出てくるのは最初だけで、途中からブリキの犬になります。影破里夫(古田新太)が自身の盲導犬ファキイル探しをフーテン少年(小出恵介)に依頼します。銀杏(宮沢りえ)のかつての恋人タダハルが登場。男(木場勝己)によってトハの存在が明らかにされます。最後にファキイル(の影)が姿を現し、銀杏を倒します。
「カナダの夕陽」(1956年 エディ・ヘイウッド作曲)が何度も流れます。最後はベートーヴェン「第九」第4楽章が高らかに鳴り響きます。

キャストはマイクを使わずに話しました。影破里夫(えいはりお)役の古田新太はホームレスのような服装。盲人でサングラスをかけていますが、目が見えていないような演技はしません。銀杏(いちょう)あるいはトハ役の宮沢りえは、赤いワンピースドレス。想像よりも声が高かったです。ただし少し早口でした。終盤には男(木場勝己)に銅輪をはめられて犬のようによっつんばいになります。名前が2つある理由は、パンフレットの解説によると、銀杏とトハが同一化したとのこと。古田新太と宮沢りえはほとんど出づっぱりで舞台袖に下がることが少ないので大変だったことでしょう。それぞれ歌も1曲ずつ披露します。
フーテン少年役の小出恵介は金髪。先生/男役の木場勝己は初演でも同じ役を演じたとのこと。婦人警官サカリノ役の大林素子は、蜷川幸雄曰く「パンツ見せ要員」。研修生役で出演している大鶴佐助は、唐十郎の息子とのこと。

副題にある澁澤龍彦著『犬狼都市(キュノポリス)』(1960年)を読みましたが、今回の演劇とは内容がほとんど別物です。ファキイルも盲導犬ではなく、登場人物の名前も違います。よって、本演劇はほとんど唐十郎もアレンジということでしょう。ちなみにファキイルとは断食僧という意味があるようです。
No.703 - 2013/08/24(Sat) 12:51:06
M&Oplaysプロデュース「八犬伝」 / ハムラ [近畿]
M&Oplaysプロデュース「八犬伝」大阪公演(2013.4.6 18:30開演 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ)に行きました。
原作は滝沢馬琴(『南総里見八犬伝』1814年〜1842年)。台本は青木豪。演出は河原雅彦。ともさかりえの元夫です。

シアター・ドラマシティに行ったのは今回が初めてでした。梅田芸術劇場の地階にあります。898席。パンフレットを1500円で購入。チケットは一般発売で購入。8列目で前のほうのいい席でした。

休憩1回の2幕構成でした。原作は江戸時代の古典で、全98巻106冊の大作とのこと。前半は名刀村雨(むらさめ)をめぐるエピソード。後半はそれぞれ珠を持った八犬士が集結します。幕の後ろで過去を回想する芝居を見せるなど、演出が巧妙で分かりやすい。たまに通路を通りました。
また、太鼓奏者2名が舞台左右の櫓の上で演奏します。迫力があってすばらしい。中盤では阿部サダヲと尾上寛之も演奏しました。最後はさらに6名追加されて壮観。
殺陣の効果音は事前に録音され、それに合わせて所作をつけていたようです。ただ、この日は1日2公演だったので、後半は少しバテていました。

キャストは芸達者な役者が勢揃い。犬塚信乃(いぬづかしの)役の阿部サダヲはいつものようにハイテンション。浜路役の二階堂ふみは舞台初挑戦。紅一点ですが、すごすぎ。強烈な存在感を見せつけました。後半のタヌキの化け物では声をつぶして圧倒。とても18歳には見えませんね。ますますファンになりました。顔は少しふっくらしました。犬坂毛野(いぬさかけの)役の中村倫也は女形の着物を着ています。最後に裏切るのが予想外の展開で好演。犬川荘助役の瀬戸康史はさわやか。犬山道節役の津田寛治や丶大法師(ちゅだいほうし)役の田辺誠一も安定感があります。演出の河原雅彦も簸上宮六(ひかみきゅうろく)役で出演しています。

終演後はスタンディングオベーションが起こりました。21:25に終了しました。

なお、8月9日にDVDが発売されるようです。
No.702 - 2013/07/19(Fri) 22:21:14
騒音歌舞伎「ボクの四谷怪談」 / ハムラ@管理人 [近畿]
騒音歌舞伎(ロックミュージカル)「ボクの四谷怪談」大阪公演初日(2012.10.19 森ノ宮ピロティホール)に行きました。脚本・作詞は橋本治。演出は蜷川幸雄。音楽は鈴木慶一。1976年に橋本治が28歳のときに書かれた作品ですが、机の中にしまってあったので今回が初演となります。鶴谷南北作『東海道四谷怪談』(1825年)をベースにしていますが、これももともとは『仮名手本忠臣蔵』の外伝とのこと。

森ノ宮ピロティホールは、森ノ宮駅から徒歩5分。中央大通りから奥まった場所にあります。1030席。パンフレットを1300円で購入。
舞台の左右の花道に電光掲示板が設置されていて、「○○の場」などの場面の紹介や、歌の歌詞が表示されます。幕は笑点で出てくる定式幕でした。

残念なことに、ストーリーがよく分かりませんでした。事前に予習して行ったほうがよかったですね。3幕構成で、第1幕と第3幕は昭和51年の設定ですが、第2幕は江戸時代です。暗転中はレーザー光線の演出があり飽きさせません。セリフを話すときはマイクを使いません。歌は各場に2曲程度歌われます。伴奏はロック。マイクで歌われます。サウンドトラック「騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談 THE UNORIGINAL CAST ALBUM 〜THE UNMASKED MARAUDERS+Masked Crowd Choir」が発売されているようです。
第2幕は、空間設定がユニーク。向かって右から「病室」「ラジオスタジオ」「畳」が並んでいて、病室には「お岩」と「第二のお岩」がベッドで寝ています。後半はワーグナー作曲「ワルキューレの騎行」の替え歌が高らかに歌われます。
第3幕は、自宅でのど自慢大会。「馬鹿息子の歌」が何人かで歌われます。主役の民谷伊右衛門(佐藤隆太)にすごい長いセリフがあります。「キ○ガイ」を連発しますが、この脚本が描かれた当時なら許されるでしょうか。「手のひらを太陽に」の替え歌で「ぼくらはみんな死んでいる」と歌われます。深いテーマです。最後は「君はいつでも夢の中で」が歌われます。22:30に終演したので、3時間を超える長い舞台でした。

蜷川幸雄の演出もユニークで、登場人物が客席の通路を通って登場するなど、客席も舞台装置の一部となっていました。通行人が大きな鏡を運んでくる演出が何回かあったのですが、どういう意味でしょうか。

佐藤与茂七役の小出恵介は、持ち歌が1曲しかないとからかわれます。「マイウェイ」の替え歌を歌います。お袖役の栗山千明は、身体が細い。セーラー服や風俗嬢などのコスプレや胸を揉まれたりキスシーンもありました。歌も上手です。伊藤喜兵衛役の勝村政信は、自然な演技で舞台慣れしていました。勝地涼(直助権兵衛)、谷村美月(お梅)など、旬の俳優も見れました。
No.701 - 2013/02/11(Mon) 16:53:53
ミュージカル「100万回生きたねこ」 / ハムラ@管理人 [近畿]
ミュージカル「100万回生きたねこ」大阪公演(2013.2.3 18:00開演 イオン化粧品シアターBRAVA!)を観ました。原作は、佐野洋子の絵本『100万回生きたねこ』(1977年)。佐野は2010年に亡くなりました。
森山未來(ねこ役)と満島ひかり(女の子・白ねこ役)という演技派2人が出演しました。演出・振付・美術は、イスラエル出身の演出家、インバル・ピント(女)とアブシャロ・ポラック(男)。ダンス作品を手掛けたことはありますが、ミュージカルの演出は初めてとのこと。音楽監督・作曲は阿部海太郎(主にBGMを作曲)。作曲はロケット・マツ(主に曲を作曲)。作詞は友部正人。

イオン化粧品シアターBRAVA!は、京橋駅から徒歩10分。1136席あります。観客は女性が圧倒的に多い。森山未來ファンでしょうか。パンフレットを1500円で購入。とらねこのしっぽ(しおり)付き。客席の椅子に置かれた袋には、歌詞が書かれた紙が入っていました。親切です。

原作を知らないまま、予備知識なしで観ました。2幕構成。ステージは床が傾斜していて、遠近観で奥行きを見せるような設計で遠くからでも見やすい。
ほぼ原作と同じストーリーなので、原作が好きな人は共感できるストーリーでしょう。原作の文章は短いので、ストーリーを膨らませてセリフが作られています。ねこは何回死んでも違うシチュエーションで蘇ります。ただ原作とは順番が異なります。1幕は「オープニング」「王さまのねこ」「どろぼうのねこ」「船のりのねこ」「手品使いのねこ」「老婆のねこ」「女の子のねこ」と続きます。女の子(満島ひかり)は、ねこを追っています。
1幕の舞台は部屋。ステージの床に穴が開いていて、ねこ(森山未來)が死ぬと床のふたを開けて姿を消します。しばらくすると、舞台下の空間からステージ前方に出てきます。どろぼうが天井から降りてくるなど、いつどこから登場するか分からない意外性があり、工夫されたセットでした。
2幕は芝生の草原のセット。1幕とは一転して舞台装置に頼らない演劇を見せました。2幕の後半は森山と満島の2人だけのお芝居。2人でしりとりをすることで時間経過を表現するのが斬新。原作のように子ねこを産むは設定はありませんでした。100万回死んで生きた後、ねこと白ねこは長机の上で折り重なって眠るように死にます。原作同様にさびしく終わりました。

ねこ役の森山未來は、身体能力が高い。壁を登ったり匍匐前進したり体が柔らかい。静かに音を立てずに動きます。映画で観るキャラクターとは別人でした。満島ひかりは1人2役(1幕:女の子、2幕:白ねこ)。手足が細いです。歌がうまい。さすが元歌手。
美術や衣装は、原作の挿絵よりもシンプルで、濃い色は使いません。

楽器はたまに舞台上で生演奏。Band(バンド)と表記された4人が、オルガン、アコーディオン、カスタネット、ギター、小太鼓などを演奏しました。ミュージカル「モーツァルト!」と違って、伴奏が室内楽サイズなので、キャストも大きな声では歌いません。音楽は断続的に続くので、曲間で拍手をするタイミングはありませんでした。

カーテンコールは森山と満島が楽しそうに何度か登場しました。映画「北のカナリアたち」などで共演歴があるので、仲がよさそうです。観客もスタンディングオベーションで応えました。この日は昼夜2公演の夜公演でしたが、最後まで疲れは見せませんでした。20:20に終演しました。
No.700 - 2013/02/10(Sun) 10:49:47
舞台「金閣寺 The Temple of the Golden Pavilion」 / ハムラ@管理人 [近畿]
舞台「金閣寺 The Temple of the Golden Pavilion」日本凱旋公演を観ました。2012年1月21日(土)に梅田芸術劇場メインホールで行われた公演なので、ここに感想を掲載するのに1年かかりました(遅すぎ!)。原作は、三島由紀夫著『金閣寺』。演出・台本は、宮本亜門。
2011年7月にニューヨークで行われた「リンカーン・センター・フェスティバル2011」に正式招待され、今回は日本凱旋公演となりました。観客は女性が圧倒的に多い。パンフレットを2000円で購入。

ほぼ原作通りのストーリー展開ですが、始め方と終わり方が独創的。まず開場時からステージがすでにライトアップされていて、教室のセットができています。そこに三々五々と出演者が出てきます。何となく朗読が始まってそのまま開演。また、ラストは溝口(森田剛)が原作を読み、「生きよう」とつぶやきながらステージを降りて最前列の座席に座ります。

舞台の使い方が趣向を凝らしています。天井からの白い照明で、廊下(長四角)や部屋(正方形)を表現しました。後半からは床が割れて段差ができます。教室の板書には、「金閣」「透脱自在」と板書されましたが、最後の金閣の炎上では黒板が倒れます。父の棺桶を燃やすシーンでは実際の火が使われました。

金閣をホーミー(ホーメイ)の音で表現したのがユニーク。鳳凰役として山川冬樹が何度か登場します。また、周囲で舞踏集団の大駱駝艦(だいらくだかん)が踊ります。宮本亜門は「溝口の内面」と表現しています。ちなみに、溝口が通う大学は「大谷大学」と実名で登場します。

溝口役の森田剛は丸坊主。セリフが多い役をよく頑張りました。柏木役の高岡蒼佑は、事務所から解雇されて、芸能生活が危ぶまれた時期でした。鶴川役の大東駿介は女性ファンが多い。中越典子は一人で三役(有為子、美しい女、生け花の師匠)を演じます。母乳を絞るシーンでは、実際に片乳を見せたように見えました。カーテンコールは人数が少なくてびっくりしました。ひとりで何役も掛け持ちしたようです。

なお、ニューヨーク凱旋前ですが、2011年2月12日のKAAT神奈川芸術劇場ホール公演を収録したDVDも発売されています。
No.699 - 2013/02/01(Fri) 22:04:43
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