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CD芸術 掲示板

〔最近購入したCD〕スクロヴァチェフスキ/シューベルト「未完成」「ザ・グレイト」 / ハムラ@管理人 [近畿]
「PHILIPS Super Best 100」からの1枚。このシリーズにはスクロヴァチェフスキのCDが2枚入っていますが、そのうちの1枚で、1961年に音楽監督を務めていたミネアポリス交響楽団(現ミネソタ管弦楽団)を指揮して録音したシューベルトの「未完成」と「ザ・グレイト」です。今のところこれらの作品はスクロヴァチェフスキ唯一の録音とのこと。

まず録音がステレオ初期ということもあってか、直接音が多くデッドな響き。平面的で深みにかけます。次いで気になるのはオーケストラの音程の悪さ。特に弦楽器の音程はひどいもので、この演奏のすべてをぶち壊すほどです。なんとかならないものでしょうか。パート内でもアーティキュレーションの不揃いが目立つなど、オーケストラの技術レベルには問題ありです。

交響曲第8番「未完成」はヴァイオリンはよく聴こえますが、中低音が鳴らないので重厚感に欠けます。音符を短く処理しているため、音符に重みがなく軽くて陳腐な響きに聴こえます。作品の核心をえぐり出すような演奏ではありません。アーノンクールのような切羽詰った演奏が聴けるかと期待しましたが、期待はずれ。がっかり。

交響曲第9番「ザ・グレイト」も同傾向の演奏。やはりトゥッティの響きが薄っぺらいのが気になります。第2楽章はテンポが速めであわただしく感傷に浸るヒマがありません。第3楽章はシャープなアクセントを聴かせます。第4楽章もその勢いで快速テンポで飛ばします。

40年前の録音ということで、現在のスクロヴァチェフスキのアプローチとだいぶ異なるように感じました。今指揮したらおそらく違った演奏が聴けることは間違いないでしょう。

マーキュリー UCCP-7093
No.335 - 2005/10/25(Tue) 00:27:27
〔最近購入したCD〕上原彩子/チャイコフスキー国際コンクールライヴ / ハムラ@管理人 [近畿]
2002年の第12回チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門で女性初、また日本人初の第1位を獲得した上原彩子のコンクールでのライヴ録音です。2002年6月7日から21日にかけてモスクワ音楽院大ホールで収録されました。

ラフマニノフ作曲/パガニーニの主題による狂詩曲は本選での演奏。まず耳につくのは、ゴレンシテイン指揮/ロシア交響楽団のレベルの低さ。細部は明らかに手を抜いてスコア通り演奏できていません。もう少しまともなオーケストラを用意できないものでしょうか。上原はオーケストラの不調にもペースを乱されることなく演奏しているのは賞賛に値します。力強いタッチで音型を明確に出しています。ミスタッチが一部ありますが、テンションが高いので気になりません。演奏終了後に客席から「ブラボー」を送られています。

チャイコフスキー作曲/ロマンスは、1次予選の演奏。チャイコフスキー初期の作品で地味な作品ですが、考え抜かれた演奏です。

チャイコフスキー作曲/ワルツ・スケルツォは、2次予選の演奏。これもチャイコフスキー初期の作品で、ショパンっぽい作品です。伸縮自在で即興性もある演奏で、作品の再評価にも寄与する演奏と言えます。

シューマン作曲/ピアノ・ソナタ第3番は、勢いや流れを感じさせる演奏。強奏での音符のリズミカルな処理が見事(特に第4楽章)。2次予選での演奏。

ショスタコーヴィチ作曲/ピアノ・ソナタ第1番も2次予選での演奏。作曲されたのは、交響曲第1番と第2番の間にあたりますが、不協和音が多く緊張感みなぎる作品。音程も幅広く、暴力的に鍵盤をたたきつけるような部分もあり、技術的にかなりの難曲と思われます。上原は作品が持つ荒々しさをそのまま表現しています。

トリトーン OVCT-00006
No.332 - 2005/10/21(Fri) 23:47:53
〔最近購入したCD〕クリュイタンス/ショスタコーヴィチ「1905年」 / ハムラ@管理人 [近畿]
クリュイタンスがフランス国立管弦楽団を指揮して録音したショスタコーヴィチ/交響曲第11番「1905年」を聴きました。クリュイタンスにショスタコーヴィチの音源があったとは驚きです。クリュイタンスがなぜこの作品を取り上げたのかよく分かりませんが、クリュイタンスが1905年生まれということが関係しているかもしれません。
作曲者の立会いのもとで行なわれた録音とのことで、CDの解説書にはショスタコーヴィチとクリュイタンスのツーショット写真が掲載されています。1958年5月19日のパリで収録されたステレオ録音。

第2楽章「1月9日」と第4楽章「警鐘」が、かなりの快速テンポで突っ走ります。これがスコア指定のテンポなのかとびっくり。今度スコアで確認したいと思います。とにかくものすごい集中力で一気に聴かせます。この作品は第1楽章から第4楽章まで切れ目なく演奏されますが、この録音も休みなしに一気に収録したのではないかと思えるほどです。フランスのオーケストラということで音色が明るいので、凍りつくような冷たさや悲劇性は感じられません。広がりのある響きと、輝かしくきらびやかな音色で、濁りがなくクリアー。爽快な演奏です。強奏も迫力のある響きで、聴きどころが多い録音です。この作品をこのように演奏できるとは驚きです。欲を言えば、低音楽器がもう少し鳴って欲しいのと、アクセントのウェイトをもう少し強調して欲しいです。
録音もステレオ録音初期とは思えないほど鮮明。

テスタメント SBT 1099
No.330 - 2005/10/19(Wed) 23:28:49
〔最近購入したCD〕サヴァリッシュ/カルミナ・ブラーナ / ハムラ@管理人 [近畿]
タワーレコード、新星堂、山野楽器の3社共同企画による「チェント・クラシックス」第2期第1弾からの1枚。サヴァリッシュがケルン放送交響楽団を指揮したオルフ「カルミナ・ブラーナ」です。作曲者立会いのもとで行なわれました。1956年のモノラル録音ですが、日本初発売となる録音だそうです。

作曲者立会いということもあってか、演奏者の情熱がモノラル録音であってもよく伝わってくる録音です。第1曲「おお、運命よ」からエネルギッシュな演奏。強奏は無理なく鳴らして音符がリズミックに弾け飛びます。強奏の迫力には不足しません。オーケストラの音色に色彩感があってモノラル録音なのが本当にもったいない。合唱団もハキハキした発声で元気がいい。歌詞がダイレクトに聞き取れる点も好感が持てます。独唱も期待以上の出来で、第14曲「怒りに、心収まらず」、第15曲「焙られた白鳥の歌」など感情がたっぷりこもっています。

カップリングに「カール・オルフによる感謝の言葉」というトラックが収録されています。録音最終日にオルフが演奏者に対して述べた謝辞が2分弱収録されています。しかもCDにちゃんと日本語対訳もついています。オルフは「まさにすべてがわたしの思い描いていた通りになった」と語り、この録音の出来に満足したようです。

サヴァリッシュは来月NHK交響楽団を指揮するために来日する予定でしたが、健康上の理由で来日がキャンセルされました。N響のホームページに「マエストロ サヴァリッシュからのメッセージ」が掲載されています(ただし自筆ではない)。
http://www.nhkso.or.jp/announce/pdf/Sawallisch.pdf

チェントクラシックス(EMIクラシックス) CAPO-3002
No.328 - 2005/10/17(Mon) 23:53:33
〔最近購入したCD〕スヴェトラーノフ/レニングラード / ハムラ@管理人 [近畿]
Daphneからリリースされたスヴェトラーノフが指揮したショスタコーヴィチ作曲/交響曲第7番「レニングラード」のCDを聴きました。スヴェトラーノフの「レニングラード」の録音は数種類ありますが、これはスウェーデン放送交響楽団を客演指揮した際のライヴ録音。1993年の録音です。

第1楽章冒頭からすっきりした音響にびっくり。これがスヴェトラーノフの演奏かと驚きました。スヴェトラーノフの演奏でよくあるように、強奏は金管楽器しか聴こえないということはありません。木管の透明感のある音色も魅力。見通しがよく、情報量が多い演奏です。手兵のソヴィエト国立交響楽団との違いがよく分かります。
ただ、あまり暑苦しくない半面、金管楽器や低音の張りが弱く、音圧が低い。第1楽章の中間部の「人間の主題」のクライマックスでも、金管は厚みに欠け、楽な音量で吹いているように聴こえます。息があまり長く続かないようで、フレーズがブチブチ切れがち。第3楽章は気のせいか、シベリウスっぽい響きがします。第4楽章の終盤で少し遅めだったテンポがさらにテンポダウン。最後の全音符をフェルマータ&クレシェンドで極限まで引っ張ります。スヴェトラーノフらしい終わり方。
スヴェトラーノフの「うー」という低いうなり声がたまに聴こえます。

ダフネ DAPHNE 1023
No.326 - 2005/10/13(Thu) 23:48:26
〔最近購入したCD〕マルケヴィチ/兵士の物語 / ハムラ@管理人 [近畿]
「PHILIPS Super Best 100」からの1枚。

ストラヴィンスキー「兵士の物語」は、クラリネット、ファゴット、トランペット、トロンボーン、パーカッション、ヴァイオリン、コントラバスという7名の奏者で演奏される作品です。シャイー指揮/ロンドン・シンフォニエッタによる組曲版を所有しています(ロンドン DCI-1058 非売品=ロンドンNEWモア50シリーズの特製CD)。このマルケヴィチのCDは7名の奏者に、語り手、悪魔、兵士、王女のセリフを含めた全曲を収録しています。台本はラミューズ。

この作品の副題に「読まれ、演じられ、そして踊られる物語」とあるように、セリフが大きな部分を占めています。セリフの対訳が封入されていますが、全部で16ページ。なかなかの長さです。登場人物の喜怒哀楽が、俳優の声色によって巧みに表現されています。特に語り手のコクトーの声は独特で忘れがたい。コクトーは画家、映画制作者、デザイナーなど多彩な芸術活動を展開した有名人物とのことですが(私は知りませんでした)、これはコクトーが亡くなる前年の録音ということです。語りは演奏中にも挿入されます。兵士と悪魔の丁々発止のやりとりもおもしろい。それ以外にも、「電話のベル」「ノックの音」などのBGMの指示も台本に書き込んであります。語りがない組曲版よりも、演奏時間はほぼ倍の長さですが、語りがあったほうが断然雰囲気が出ます。ちなみに全曲版では「兵士の行進曲」は3回登場します。

マルケヴィチ指揮による演奏は、個性の競演といった様相で、積極的なアンサンブルが展開されます。音色は洗練されていませんし、個々の奏者が他の楽器との調和をあまり考えないで演奏しているように聴こえます。これはこれで作品の魅力を引き出しています。

しかし、この演奏が1,000円で聴けるのはすばらしいですね! 買いです。

フィリップス UCCP-7070
No.323 - 2005/10/12(Wed) 00:50:58
〔最近購入したCD〕ペンデレツキ/ポーランド・レクイエム / ハムラ@管理人 [近畿]
ナクソスからペンデレツキ作曲「ポーランド・レクイエム」がリリースされました。2枚組で演奏時間100分弱という大曲です。ペンデレツキの作品にはもともと興味がありますが、『レコード芸術』2005年2月号で特選盤に選定されたので聴いてみました。

1980〜84年の作曲ですが、新たに曲が加わり1993年に現在の形になりました。ポーランド生まれのペンデレツキが、ポーランドの歴史(ナチスによるユダヤ人虐待など)を題材に作曲しました。ヴェルディのレクイエムを思わせるほど大規模でシンフォニックに書かれています。オーケストラ、独唱、合唱に一体感があるのが特徴です。20世紀に書かれた作品とは思えないほど、鋭角的な表現はほとんどありません。打楽器の使用も大変効果的。
「怒りの日」はヴェルディ級の劇的な表現。「聖なるかな」は神聖でおごそかな曲。「神の子羊」は合唱のみで歌われます。この主題はその後「聖なる神」「魂を解き給え」でも使われています。

ヴィット指揮/ワルシャワ国立フィル他の演奏者は、全員がポーランド人とのこと。見通しがよくシャープさはひかえめですが、この作品の魅力をじゅうぶん伝えています。価格も安いので、ペンデレツキ入門編にぴったり。

ナクソス 8.557386〜7
No.322 - 2005/10/09(Sun) 00:57:52
上原彩子! / Saiin [近畿]
おお、買いましたか!
試聴で聴いたけど、ゆっくり目の演奏でしたね。
また是非感想を聞かせて下さい!

妙なハンドルですいませんが、ご理解を。
サイト、なぜか復活してますので、良ければリンクお願いします。
No.320 - 2005/10/08(Sat) 23:00:15

Re: 上原彩子! / ハムラ@管理人 [近畿]
> 試聴で聴いたけど、ゆっくり目の演奏でしたね。
上原彩子のチャイコフスキーは、小林研一郎&日本フィルとの共演(http://www.geocities.jp/classicalmusicreviews/concert/030601.html)がすばらしい演奏でしたが、今回のCDはいまひとつですね。彼女はもっと速く弾きたいと思うのですが(コバケンとの共演ではかなり速かった)、遅めのテンポは指揮者の意向でしょうか。またCD聴きくらべで取り上げます。

ちなみに、上原彩子は12月18日(日)に奈良県の大和高田さざんかホール小ホールでリサイタルを行ないます。プログラムが知らない曲ばかりなので見送りましたが、いい演奏が聴けると思います。
http://www1.kcn.ne.jp/~sazanka/2005_12_18.htm

> サイト、なぜか復活してますので、良ければリンクお願いします。
相互リンクありがとうございます。こちらからもリンクします。
No.321 - 2005/10/08(Sat) 23:40:21
〔最近購入したCD〕ロストロポーヴィチ/ショスタコーヴィチ / ハムラ@管理人 [近畿]
韓国のイエダンクラシックスが今年になって突如安価で発売されました。このCDはムスティスラフ・ロストロポーヴィチがショスタコーヴィチの作品を演奏した録音を集めたもの。

チェロ協奏曲第1番は、1965年のライヴ録音(ただしモノラル)。この作品はロストロポーヴィチによって初演されています。この作品の録音ではヨーヨー・マのチェロとは思えないような美しい演奏が印象深いですが、ロストロポーヴィチはスケール感のある力強い演奏を聴かせます。弓が弦をこする音が聴こえてダイナミック。演奏に懸ける気迫が伝わります。また、この作品がチェロの低音から高音まで幅広く鳴らせるように書かれていることも実感しました。オイストラフの指揮はGPR盤(http://www.geocities.jp/classicalmusicreviews/CD/shostakosym.html)の交響曲第9番のようなアンサンブルが崩壊した演奏ではなくまだ許容範囲。

チェロ協奏曲第2番は、1967年のライヴ録音(これもモノラル)。この作品もロストロポーヴィチによって初演されました。第1番のような分かりやすい作品ではなく、旋律の魅力で劣ります。リズムが複雑で演奏時間もやや長い。ショスタコーヴィチの作品でも親しみにくい部類に入るでしょう。『作曲家別名曲解説ライブラリー ショスタコーヴィチ』を読みながら聴きましたが、予備知識なしで聴くとなかなか厳しいでしょう。シロフォンや大太鼓とチェロが1:1で対峙するような部分があるのがこの作品の特徴でしょうか。チェロ独奏はグリッサンドなど奏法の工夫が見られます。第3楽章で交響曲第15番第4楽章に登場するリズム音型が使われていてびっくり。オーケストラ伴奏は細部がやや雑。

カップリングはS.チョールヌイの詩による5つの風刺。チェロ協奏曲で言うと、第1番と第2番の間に書かれた作品で、5曲からなります。ソプラノ独唱とピアノで演奏されますが、ロストロポーヴィチがピアノを弾いているのが注目です。風刺ということでソプラノはアクセント気味にはっきりした発音で感情激しく歌います。茶化したような表現はありません。5曲目「Kreutzer Sonata」冒頭でベートーヴェンのクロイツェルソナタ第1楽章冒頭が引用されています。ロストロポーヴィチのピアノはソプラノ独唱にぴったりつけていて表情豊か。

イエダンクラシックス YCC-0037
No.318 - 2005/10/05(Wed) 00:02:04
〔最近購入したCD〕ハチャトゥリアン/フルート協奏曲 / ハムラ@管理人 [近畿]
「TOWERRECORDS RCA Precious Selection 1000」第2弾からの1枚。ゴールウェイがハチャトゥリアンの作品を演奏したCDです。1984年の録音。

フルート協奏曲は、もともとはヴァイオリン協奏曲としてかかれた作品。東京フィルハーモニー交響楽団第679回定期演奏会で聴きました(http://www.geocities.jp/classicalmusicreviews/concert/030914.html)。このフルート協奏曲は、ランパルがハチャトゥリアンに委嘱し、ハチャトゥリアンがヴァイオリン協奏曲をフルートで演奏できるように編曲した作品とのこと。このCDでは、さらにゴールウェイがアレンジを加えているようです。もともとヴァイオリン協奏曲だったとは思えないほど、自然で違和感がない編曲です。フルートの伸びやかな息遣いがプラスに作用して、旋律線がなめらかに聴こえます。原曲以上に演奏効果があって、親しみやすくなっています。
独奏フルートは技術的に難しくかかれているようですが、ゴールウェイはスラスラと演奏していて、そういった至難さをまったく感じません。チョン・ミュンフンの伴奏も聴きもので、フルートに遠慮せず充実した演奏を聴かせます。聴きどころは第2楽章終わりに突然オーケストラが情熱的に盛り上がるところ。

カップリングは、ゴールウェイ編曲による小品。バレエ「スパルタクス」からスパルタクスとフリーギアのアダージョ組曲「仮面舞踏会」からワルツバレエ「ガイーヌ」から剣の舞いの3曲を収録。いずれもフルートが主旋律を演奏するように編曲されています。その分、主旋律を担当していた他の楽器がカットされており、響きの豊かさに乏しくなってしまったのが残念。フルート独奏の表情の変化もいまひとつ。以前リリースされたゴールウェイ版「四季」と同傾向の編曲です。

RCA/タワーレコード TWCL2032
No.317 - 2005/09/30(Fri) 23:32:02
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