 | 大変ご無沙汰いたしました 8ヶ月の寝たきりに近い状態から、手術によりとりあえずPCに向かうことと歩くことが出来るようになりました。
この間、お便りやメール、「大自然を求めて」のBBS等に訪問いただきコメントを戴きながら、なしのつぶて状態を続けてしまい誠に申し訳ありませんでした。お詫びさせていただきます。 また、電話や来宅いただきお見舞いしてくださった方にもこの場を借りまして、改めて御礼申し上げます。 本当に有り難うございました。
一応経過報告ということで、今日までの状況を書かせていただきますが、この部分は興味のない方も多いと思いますので、その場合は読まずに済ませていただければと存じます。
1月初旬、シルクロード旅行の友人と房総白浜の野島崎灯台を歩いていて、急に臀部の強い張りから足を運ぶのが辛くなってしまいました。 「懐かしい」というか「もう二度と味わいたくない」あの感覚が「また来てしまった!!」と思いました。
12年前に頸椎、6年前に腰椎の狭窄症で手術をし、常に脊椎に爆弾を抱えている身体の持ち主である私は、「歩けるうちに納得のいく人生を」と「世界の国々を知るための旅行」を続けていたのです。
帰宅翌日、すぐいつもの慶○病院へ、一週間ほどかけて外来でレントゲン、MRIの検査をしました。 軽いヘルニアがあるが症状に出るほどのものではないとのことで、一ヶ月の薬物保存療法との診断。
その間症状はどんどん進み、2月の来院時には数十mも歩くと、もう一歩も歩くことが出来なくなっていて、PCの前に座っても両手を肘掛けから放すと左下半身が痺れ、インターネットを楽しむこともアウト。 短時間リクライニングシートを倒して仰向け状態でPCに向かうだけの毎日になってしまいました。
2月の外来診療で神経硬膜外ブロックを週一で一ヶ月、3月には神経根ブロックを同じく・・・
4月になっても症状は進むばかり、立ち上がるのも辛く、殆ど寝たきりなっていました。
ベッド待ち一ヶ月後の5月22日に検査入院。 ミエロ(造影剤によるレントゲンとCT)検査の開始です。 普通は一度で結果が出るのに、3回もその上又MRIの検査をすることに。 7日間の予定でしたが患部の特定が出来ず、医師から「精神的ストレスからではないか」と疑われてしまう始末
その後普段はやらないという種類のミエロ検査を更に2回、入院10日目にやっと結果が・・・
麻痺及び痺れている場所と検査全体の所見から脊椎の外側で骨との間を通るL5神経とかが圧迫されているのではないかとのこと。 造影剤で見える部分ではないため、開いてみないと判らないので症状が消えるかは保証できないとのことでした。
詳しい症名を訪ねると、何度も書き換えながら 「L5神経根椎間孔部狭窄」 という文字を書いてくれました。
とにかく「寝たきり」はあまりにも辛すぎます。 「まな板の上の鯉」になったつもりで手術をお願いしました。
当院の脊椎系の手術は常に満員状態で手術台待ちのために更に3ヶ月・ 手術予定日は8月16日ということに・・・・
トータル8ヶ月の寝たきり状態、私にとっては本当に長い時間でした。 時にはもう一生歩くことが出来ないのでは、と落ち込む日々も・・・
8月14日入院、15日17時家族に手術の内容説明 改めて、手術で症状が改善されない可能性もあるが、場合によってはL5神経をたどって骨を削り進めボルトで固定することになるとのことでした。 16日手術 2時間の予定が結局6時間弱・・・ 家族たちをかなり心配させたようです。 結果はやはり想像通りの症名だったそうです。 かなり深い場所であることと、前回の手術の癒着を取り除く、それに腰についていた筋肉が多すぎて邪魔だったというお話でした。 体力が落ちないように深い腹式呼吸による腹筋作りが仇になってしまったようでした。 先ほど(25日)退院しました、 痛みや痺れはむしろ強くなっていますが、そっと歩けば長いこと歩けそうだし、PCの前にもなんとか座れることが出来ています。
まだ無理は出来ませんがとりあえず皆さんにご報告だけはと思いました。
元通りとは行かないと思いますが、回復しましたら、また旅行に、そして皆さんとお話が出来るようにと願っております。
その時はどうぞ又宜しくお願いいたします |
No.2867 - 2007/08/25(Sat) 14:08:19
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