| 皆さん、こんばんは。 亮君出演のワンセグドラマも今日で最終回になってしまいました。よかったら見てくださいね。
まき 「お客様、ワインをお取り下さい。」 ちえこ 「お客様、水割りはいかがですか。」 すみこ 「お客様、ソフトドリンクもございます」
三人、白いスカート、ブラウス、赤いジャケットのコンパニオン姿。
滝AD 「う〜ん 表情かたいなあ、それじゃあパーティーコンパニオンの役は つとまらないよ。」
と話しながら滝AD登場!白いズボン、黄色のタンクトップの上にシースルーグレーのセーター姿。
滝AD 「今日はパーティーのシーンです。ドラマ10セカンド バ〜 」
と言いながら両手を広げ振り上げる。
滝AD 「う〜〜ん」
上げた手を下げながら苦しそうな表情・・・
滝AD 「ピッチャー振りかぶって投げた!」「セカンド バージニア!」 三人 「セカンド バージン!」
最終回なのにこのまま バージン と言えずに終わってしまうの?
今日はヒロインのルイが担当していた大物女流作家、秀月先生が 文化勲章を受賞することになり、その記念パーティーでのコンパニオンを 三人演じることになった。 大きなパーティーの為コンパニオンがたくさん必要なのでドラマ10芸能社から もう一人エキストラを呼んでいるけど、まだ来ない・・・ とりあえずもう一人は待たず練習することになった。 コンパニオンはどんな時にも笑顔を絶やしてはいけない何を言われても 笑顔を絶やさない練習をすることになった。 まきは、丸い頭をすみこにボーリングボールに例えられるが、グッと堪える。 ちえこは他の二人に「若作り・・・にも程がある!」「昭和の匂い」 などと年齢がらみの嫌がらせ的な言葉を浴びせられるが何とかこらえる。 でも怒りがおさまらず「若作りって何よ!あんた達だって昭和生まれでしょ!」 と言えば「言えってんだから、しょうがないじゃないの!」てなことになる始末・・・
滝AD 「怒ったら失格!」
突然どこからか 「あっははは」「あっははは・・」とエコーの利いた不気味な高笑いが・・・ 「甘いね!」と言いながら四人目のエキストラみさとが堂々と偉そうな雰囲気で登場!
みさと 「エキストラのエキスパート!美田村美里が笑顔キープのお手本を 見せてあげる」 ちえこ 「遅刻したくせに態度がデカイんだよ!」 みさと 「なんか言った〜?」わけわかんな〜い的な憎憎しい態度・・・ まき 「先輩ヅラしてんじゃね〜よ!」
みさと、まきを睨み付けたと思ったら突然笑顔になり、
みさと 「かわいいねえ〜 大体ねえ、怒らせ方にもパッションが足りないのよ! いい〜?」 「アーッ」
みさと、滝ADを見つける。
滝AD 「ア・・・」 みさと 「滝君じゃない!」
滝ADを指さす。
ちえこ 「えっ!」 すみこ 「知り合い?」 みさと 「前の現場で一緒だったの。」 滝AD 「覚えてたんですかー」
滝AD気まずそうな顔。 みさと腕組みで滝ADをみて
みさと 「変わるもんねえ、前はねえ、もっとー、真面目一本の 堅物めがねだったじゃない・・・」
滝AD、動揺している・・・
みさと 「すっかり派手になっちゃって、何があったの?」 滝AD 「実は僕・・・嫌だったんです。地味で純情すぎるこの性格が・・・ ドラマが好きで、この業界に入ってきたのに、仕事も上手くいかないで それで自分を変える為にまずは外見から変わろうと・・・」 すみこ 「そうだったのー」 滝AD 「でも性格だけは変えられません。どうしてもダメだあー」
がっくりと肩落としている。
みさと 「ふん!甘ったれてるんじゃないわよ!」 ちえこ 「これって練習の続き?」
みさと、腕組みのまま
みさと 「この番組だって本当は、つまんねえんだろ!? 面白くねえと思ってんだろう!? こんなADと一緒じゃ、やってらんねえよ!」
と言い滝ADの腕をピシッと叩いた!
滝AD 「セカンドバージンは素晴らしい番組です!!」 まき 「今!」 ちえこ 「もしか!?」 滝AD 「皆で作り上げて来たんです!今初めて来た人に この セカンドバージンをとやかく言われたくない!!」
滝AD、泣き出しそうな声でさとみに訴えた!
三人 「言えた!」「やっと言えた!」「セカンドバージン」 「おめでとう〜〜」 滝AD 「ああ〜本当だ!言えました〜!」 ちえこ 「これも、さとみさんのお蔭よ!」 まき 「さすが先輩!」 すみこ 「やっぱ、あんた達人だわ!」 滝AD 「ありがとうございました!」 みさと 「あん?私そんな感謝される様な事しましたっけえ?」 滝AD 「みんな!ありがとう!!」
とうとう言えたね!!滝ADの成長にバンザーイ!! |
No.7760 - 2010/12/14(Tue) 17:37:30
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