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現在「葬」題進行中。

「葬」題進行中です。配布元:http://www.geocities.jp/monikarasu/

愛葬 / 銀時×高杉
愛することは怖い事だ。
誰かを愛してしまえば、愛する人のいる世界は美しく、同時に虚しくなる。
全てを愛しきれない自分に失望し、
愛されようとする自分に吐き気がする。

愛することは醜い事だ。
誰かを愛してしまえば、別の誰かは愛せない。
いっそ愛をCENSOREDしまえれば、誰もが平等に生きられるだろうに。
誰も愛さず、殺さず、憎まず、恨まず。
ただ、生きるために生きる事が出来るのに。

そんなくだらない世界の終末を、どうしてくだらない等と思うのだろう。
No.61 - 2008/09/21(Sun) 22:03:22
声葬 / 銀時×高杉
ためしてみようと囁く声に、頷いてみせた。
それで彼が満足することを俺は知っている。
No.60 - 2008/09/09(Tue) 02:24:02
誰葬 / 銀時×高杉
俺達が戦争をしなくなってもこの世界のどこかでは
いつも誰かが必ず死んでいる、と高杉は言う。
そんな悲しいことを言うなんて、と銀時は思いながら、それを止めることが出来ない。
止めることが出来ないのは、それが事実だからだ。
妄言であれば幾らでも口を塞ぐ事が出来るのに。
そんな悲しいことを言うなんて、高杉はなんてひどいんだろう。

「俺がひどいのは、人間があまりにも脆いからだよ」

どこかで死に逝く誰かのために、高杉は今日もひどい言葉で俺を悲しくさせるのだ。
No.59 - 2008/09/09(Tue) 02:22:54
茨葬 / 銀時×高杉
ずたぼろになって死に絶えたお前の姿が目に浮かぶ。
死んだ、という事さえわかれば、後は簡単だ。
いつ、どこで、どうして、なんて、聞く必要も無い。

今まで繰り返し繰り返し脳内で流れた映像を、再び垂れ流せば良いのだ。
頭の中でがらくたになったお前を、俺が愛してやれば良いのだ。
No.58 - 2008/08/23(Sat) 21:31:37
棘葬 / 銀時×高杉
君がもしも薔薇の花ならば、僕はその棘に刺されてみたい。
きっと君も僕も痛い思いをするだろう。
だけど、君が萎れてしまう前に僕はこう言うんだ。

身体が痛いのは生きている証拠。
心が痛いのは優しい証拠。
だからもう一度咲いてみせて。僕は何度でも手を伸ばすから。

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※ここを見てくださっている少数のマニアックな皆さんへ※

投稿に間が空いてしまいました。すみません。
……しかも何だこのポエム・笑(全てを台無しにするコメント)
この板はお題からしてわかる通り、可哀相な銀高を書き続けていくための板です。
いや、何度も死ぬことで何度も幸せになる銀高を何度も書くための板です。

なので、気分が沈みがちな時にしか書かない予定です。あと時間に余裕がある時。
今は原稿が進まない事態に沈んでいるといえば沈んでるのですが
それ以上にボーッとしてるので葬題を進められるテンションじゃないんですよね…笑

まったりやっていきますので、どうか見守ってくださいませ。
後、何度も同じような文章を書いてしまうかも知れませんがただの力量不足です。
気に入った表現は☆使い捨て勿体無い精神☆で繰り返し使ってしまいます。
すごい似てる…という場合は意図的かも知れません、わかりません(わかれ)

あと最近やっと鬼束ちひろさんの歌を聴き始めました。
銀高好きならハズせないと思ってたんですけど、今更になって。ようやく。
「私とワルツを」とかすごい好きです。
銀さんも高杉も全然こんな人間じゃない…と思いつつ銀高妄想止まらん。笑

おっと、蛇足失礼いたしました。いつかこの曲でなんか書きたいです。
言うだけはタダですから(言うだけ言ってまだ書いてない前科を多数持つ)
No.57 - 2008/08/15(Fri) 02:02:00
海葬 / 銀時×高杉
どうせ溺れるのなら川よりも湖、湖よりも海が良い。
暗くて深くて静かな方が、美しい気がする。
でも俺は海よりも恋に溺れたいと言ったら高杉は「ばかだなァ」と笑った。
その笑顔があんまりに可愛くて、やっぱり恋の方が美しいんだと、銀時は思った。
No.56 - 2008/08/01(Fri) 01:03:45
月葬 / 銀時×高杉
この世界からもしも夜がなくなったら、
俺は他の誰が死ぬよりも哀しいだろうと高杉は言った。
きっと泣いてしまうよと高杉は言った。

嗚呼、泣かないで高杉。太陽なんて、さぁ、俺が砕いてあげるから。
No.55 - 2008/07/31(Thu) 00:38:59
手葬 / 銀時×高杉
「銀時ィ」

すり、と頬を寄せ合う。じゃれあう姿がまるで猫のようだ。
やがて死に絶えるならば、どうせなら猫に生まれたかったような気がする。

「俺、生まれ変わりてぇなァ」
「あ?」

だからその手でCENSOREDくんねぇか、と呟いた声に、銀時は聞こえないふりをしたようだった。
(甘い男だ)(どうして俺に刃を向けながら、突き刺すことをしないのだろう)
No.54 - 2008/07/29(Tue) 20:57:13
音葬 / 銀時×高杉
一度、戦場で耳がイカれた事があった。
鼓膜がどうとか、医者じゃねぇからわからねぇけど、まるで別世界だった。
ついさっきまで銃砲と悲鳴が響きあう世界が、一瞬で変わってしまった。
音の無い世界。
静かで、静かで、静かで。
高杉の名を呼びたいと思ったけれど、それも躊躇われた。
死んだままでいた方が良かったのだ。音も、世界も、戦争も。
No.53 - 2008/07/29(Tue) 20:48:51
煙葬 / 銀時×高杉
暗雲の覆う空に、似たような色の煙が吸い込まれていくのを見ていた。
黒くてじっとりとした世界の模様は、そうして精神に潜り込んでいく。
生き物の死骸を燃やして生まれた煙は特別に綺麗だとは言えなくて、
しかし醜いというほど醜くもない。
――本当にただの煙でしかなかったのだ。
No.52 - 2008/07/24(Thu) 23:23:25
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