45124
現在「葬」題進行中。

「葬」題進行中です。配布元:http://www.geocities.jp/monikarasu/

罰葬 / 銀時×高杉
無様に生きていくことが罰なのか
無残に死んでいくことが罰なのか
どちらだって、大して苦痛なわけじゃない。

「そんなものが天罰なら、神様ってのは甘えたヤツだな」
「お前のことを、皆甘やかしてあげたいんだよ」

素直になれないお前が愛しいから、なんてふざけた言葉を送られる。
それこそが苦痛かも知れなかった。
でも――拒めない。(だから、罰なのか?)
No.41 - 2008/07/02(Wed) 04:04:54
罪葬 / 銀時×高杉
祈るくらいで許されるなら俺は寝る間も惜しんで神社に通いつめるよ。
銀時は諦観をその目に滲ませて笑った。

今更、そんなことで許されるなんて思っていない。
けれどこの罪が、いつになったら消えるのか、それとも永遠に消えないのか、
その程度のことは知りたかった。
本当は、この手に抱えた罪ごと、全部愛していたからだ。
No.40 - 2008/07/02(Wed) 01:37:09
守葬 / 銀時×高杉
守らせて欲しい。
俺の命を、その身体に代えさせて欲しい。
血まみれで汚れた手だけど、
そのくらいは、出来るんだよ。
No.39 - 2008/07/01(Tue) 01:51:04
朽葬 / 銀時×高杉
降り止まぬ雨、乾いていく地、朽ち果てる体。
愛している人、死んでいく人。

それら全てが大事で手放せないから生きているのだと高杉は言う。
だとしたらお前を見取ってやるのはやっぱり俺の仕事なのかも知れない。
(こうして彼氏気取りする俺をお前は大層嫌うんだろうけれど)
No.38 - 2008/06/30(Mon) 05:57:01
痛葬 / 銀時×高杉
誰かの痛がる姿を見たいという一心だったような気がする。
激情にかられたわけでなく、淡々とした気持ちだった。
つとめて冷静に殺戮を好む俺を、高杉は白い夜叉だと笑っていた。
だけど二人とも痛いのは嫌いだった。
つまり二人とも安らかに死ぬことだけを求めて縋りあっていたのかもしれないと、
今頃になって気が付いてみると、少しだけ痛いなと思えた。
No.37 - 2008/06/29(Sun) 19:37:26
壊葬 / 銀時×高杉
世界中を破壊してしまえば、戦場を生き延びた幸福な俺は
世界を愛している誰かに殺されることが出来るかと思った。
No.36 - 2008/06/29(Sun) 19:31:53
穢葬 / 銀時×高杉
誰もが穢れのない空を夢見ていた。

「そんな夢を見ることが穢れてる、か?」
「そうだね、…だから俺は、高杉が好き」
No.35 - 2008/06/23(Mon) 12:49:09
笑葬 / 銀時×高杉
喪服の行列にタキシード姿で紛れて、葬式で指輪を交換する。
棺桶で眠る君に口付けながら僕は笑うだろう。
結婚式みたいだね、と。
No.34 - 2008/06/22(Sun) 22:43:26
過葬 / 銀時×高杉
生きることは過失だ。

存在自体が間違いなのだと神様のようなことを言って刃を突きつけてくるものだから、
死ぬ一瞬くらい、その言葉を信じてあげても良いような気がしたのさ。
No.33 - 2008/06/22(Sun) 22:42:26
信葬 / 銀時×高杉
信じるという言葉を信じなかった。それは昔からだ。
俺もお前も、多分、誰一人として、信じることを信じていたヤツなんかいない。
戦場はそういう場所だった。
甘えだとか妥協だとか馴れ合いだとか、そういう中途半端なものは何もなくて、
ただ腐っていく友情や死んでいく仲間の消えていく体温だけは信じても良いかなんて思った。
それで救われるはずなんて、そりゃあ勿論なかったけど。
No.32 - 2008/06/20(Fri) 01:45:01
以下のフォームに記事No.と投稿時のパスワードを入力すれば
投稿後に記事の編集や削除が行えます。
151/200件 [ ページ : << 1 ... 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 >> ]

- HOME - お知らせ(3/8) - 記事検索 - 携帯用URL - フィード - ヘルプ - メール - 環境設定 -

Rocket Board Type-LS (Free) Rocket BBS