THE SLICKS BBS

ザ・スリックスのライブ予定です。

☆11月7日(土) at 浜松G-SIDE
‪BEATSEEKER pre. 「MODERN PLOT vol.15」

出演:
BEATSEEKER
‪THE SEE-SAW (京都)
‪STUPID BABIES GO MAD (富士)
‪The lostnumbers (福山)
THE SLICKS

‪DJ: PUJARI, SUE

‪OPEN 18:00 / START 18:30
‪TICKET 2,000円 (+1D 500円)


ジュンキッチーのレコード紹介I / 淳吉郎
10枚目のアルバムは1977年発表「THE CLASH/THE CLASH」です。
このレコード紹介シリーズのいちばん最初はアナーキーの7枚目のアルバムでした。でも衝撃という意味では彼らの1stになります。発表された1980年当時、そのアルバムのクレジットを見ると数曲で数人の外人名が表記されていた。その中に【JOE STRUMMER/MICK JONES】という英語があった。ザ・クラッシュのGt.&Vo.担当:ジョー・ストラマーとGt.&Cho.担当:ミック・ジョーンズの存在をまだ知らない少年には、それはまだひとつの英語なのです。
「アナーキーいいに!アナーキーいいに!」と遠州弁を最小限で駆使してクラスの中で宣伝活動してるうち、次第に女のコたちが「ジュンくん、アナーキー載ってたよ」つって明星や平凡など芸能雑誌の切り抜きをくれるようになった。インタビューでメンバーの口からクラッシュ、ピストルズというカタカナが登場している。やがて、クラッシュやピストルズはロンドンのバンドなんだということを“パンク”ということばと一緒に知った。そして、アナーキーの1stを聴きだしてから1年後に今回紹介するクラッシュのこのアルバムを買いました。初めての洋楽レコード購入さ。
レコードが回り始めた。「ん・・・ん〜〜〜?」ピンと来なかった。おそらく「歌詞の内容がわからない外国人の音楽を初めて聴く」という緊張感も手伝ったんだと思う。そして4曲目が始まった瞬間「うぉーーーーーーっ!」両足の裏っかわにあるツチ踏まずのところからぶおぶおぶおっと火柱が出てきたかと思うやいなや、ぼくのからだは天井を突き破り天空へと舞い上がってゆきました。4曲目はアナーキーの『ホワイト・ライオット』とおんなじだったんだ!
やがて、ぼくのからだは無事に部屋へ戻ってきました。なぜならこの星は重力を持ってるからです。この星に生まれてよかった。ふんとに。するとすぐにA面の8曲目が始まった「♪ロンドンズバーニ〜!♪ うぉーーーーーーっ!」アナーキーの『東京 イズ バーニング』が『ロンドン・イズ・バーニング』に変わった! もしかして、両足の裏っかわにあるツチ踏まずのところから再びぶおぶおぶおっと火柱が出てきて「また天空旅行できるかな」って思うぼくの淡(あわ)い期待もむなしく、部屋で立ち上がるのが精一杯だったのさ。だって、さっきの飛行で燃料切れを起こしていたのです。スタートから調子こいて走ってたくせに途中で疲れちゃって棄権した長距離ランナーの感じ。かな。たぶんそうだろう。バランス感覚ってあんがい大切かもしんない。
こうして無事にクラッシュ・リスナー・デビュー&洋楽リスナー・デビューできました。おまけに音楽で上空に舞い上がる体験もできたぜ。イェイ。おそらく、みなさんにもそんな体験があるのでは、そう思います。
ぼくにとってのクラッシュってパンクであり、ロックンロールでもあるんだけど、それ以上に“初めて聴いた、そして感動もできた、サイコーな洋楽”って気持ちです。だって、こん時の感動がなくて「やっぱ邦楽だよな」なんて思っていたとしたら、今の俺はバンドやってるけど、もしかしたら邦楽しか聞くことができないひとになっていたかもしんないじゃん。
ありがとう、ザ・クラッシュ。昔も今も、これからも、ずーっと大好きです。

No.1413 - 2018/08/23(Thu) 21:51:52
ジュンキッチーのレコード紹介H / 淳吉郎
9枚目のアルバムは1983年発表「JOAN JETT AND THE BLACKHEARTS/ALBUM」です。
高校生の頃、レコード・レンタル・ショップでいろんな音源を借りてはカセット・テープにダビングして聴くということをしていた。多くのひとたちがそうだったのでは、と思います。ある日、いつもの店に行ったら50音順に並んでる中の【し行】の一番前にこのレコードがあった。
黄色のバックに黒髪、黒シャツ黒革パン「阪神タイガースみたいだ」
赤い唇に赤のバンダナと赤いケッズ・シューズ(当時はコンバースと思ってた)「広島カープみたいだ」
白いギブソン・メロディ・メイカー「フィールドにある4つのベースみたいだ」
色合いがカッコいい。
先日も甲子園球場では真夏のいちページが刻まれてました。
このレコードを借りることにした。“ジャケ買い”ではなく“ジャケ借り”です。もしジョーンがジャンプしてなく、笑いながらギターを持って立ってるだけの写真だったら借りてなかったかもしんない。
部屋でレコードが回り始めた。1曲目、いきなり音がフィードバックして入ってきた、♪うぅぅぅうをわぁ〜おっ!♪ジョーンが叫んでバンドの演奏が始まった。わおっ!秒殺?違います。一発でノックアウト?違います。先頭打者は初球をフルスイング。カキーンって音とともに白い硬球は三遊間を抜けて左翼選手と中堅選手のグラブのあいだも抜けて、そのうしろでちゃっかり守備をしていたぼくのロックンロール・ミットにキャッチされました。でも、キャッチされてもアウトじゃないんだ。あざやかなクリーン・ヒットさ。
このレコードに10代後半で出会った。ぼくはほんの少しだけ【ロックンロール】に近づくことができた。そんな気がしてます。そして、ジョーンは今もブラックハーツで活動中。バッドの代わりにメロディ・メイカーを弾きながらロックンロール・フィールドを駈けずりまわってます。もう大好きなの。

No.1412 - 2018/08/22(Wed) 19:18:01
某日日記 / 淳吉郎
☆8月某日。土曜日。
夏休みが始まった。ぼくはうれしくてうれしくて、全世界を手に入れた男のように我が物顔でふるまった。自分の部屋の中で。我が家の秘宝ネコ:ミックくんは涼しい場所を選んで昼寝をしてる。だけど、たまーにチラッとこっちを見てる。だけど、ぼくはずっとギターを弾いていた。だって、2日後はバンドのレコーディングなのさ。

☆8月某日。月曜日。
午前11時、ぼくら3人はお店に到着。セッティングやらお昼ご飯やらを済ませて午後1時半過ぎからレコーディング開始。3人のテンションや1点に向かってくそれぞれの矢印の角度や長さや太さ。そんな目に見えないモノが録音機に刻まれ、リプレイするたんびに音としてお店のスピーカーから鳴っている。気づくと夜9時半だった。不思議な空間だった。まだレコーディングは続行中です。

☆8月某日。日曜日。
全世界を手に入れたような男でさえ、悲しみに打ちひしがれることはあるものさ。それがこの日だった。だって今日で夏休みは終わり。この際なので調子が悪くて映像が見にくくなってたテレビおよびDVDプレーヤーのセッティングを再確認。なんとか復活。よかったよかった。

☆8月某日。日曜日。
その夜、今年の春先にNHK福岡局が制作した『YOU MAY DREAM』というドラマを観た。ようやく観ることができた。鮎川さんとシーナさんの出会いからデビューまでをドラマ化したもの。これまでも多くのミュージシャンの実話に基づくストーリーが映画化されてきた。でも、ぼくはあんまり好きではない。本人じゃなく俳優が演じてるから。だったら本人のレコードを聴いてる方がましだぜ、って考え方です。
ふたりの出会いからデビューまでの道のりは、これまでもおふたりのどちらかが刊行した本や、いろんなインタビュー等で知っている。ところがどうだい、このドラマが始まって12分ぐらい経過したあるシーンで感極まっておえ〜んと号泣してしまった。「活字が実像になった!」「実際にこうだったに違いない!」って。それ以降は男優と女優の顔が鮎川とシーナご本人たちに見えて見えてしかたがなかった。
夏休み初日に全世界を手に入れたような男、そんな彼は実はだまされやすい単純な男だったのでした。いいドラマだった。

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。
楽しみだなあ〜!みなさんよろしくね〜!

☆8月26日(日)
浜松メスカリンドライブ the 1970企画
O/S 17:30/18:00 A/D 共に2500円(1d別)
出演:
WOLF&THE GOODFELLAS
the 1970
LOTION
JUNK DOLL
THE SLICKS

DJ:
MAI,MORI PUN,F山(PHONOSICS)

No.1410 - 2018/08/20(Mon) 23:35:41
ジュンキッチーのレコード紹介G / 淳吉郎
ミック(以下ミ):ねえ、今度ぼくはアメリカ行くだら?
ジュンキッチー(以下ジ):そうだよ。
ミ:なにしに行くの?
ジ:写真撮影だよ。キャロキンっていう有名なシンガー・ソングライターのジャケット撮影さ。
ミ:そうなんだあ。それってスゴいことなの?
ジ:もちろん! キミは世界中のネコの中から選ばれたんだよ。
ミ:ふうん。
ジ:なんかそっけないねえ。
ミ:ぼくはこの家にいる事だけで充分だけど。
ジ:そんなこと言わないでよ。アメリカ行けるんだよ、アメリカ。
ミ:ジュンキッチーは今までアメリカ行ったことあるの?
ジ:ないよ。
ミ:海外自体が初めてなわけ?
ジ:いや、(ちょっと自慢げに)イギリスなら行ったことあるよ。
ミ:スゲーじゃん。また例によってレコードとか買いに行っただら。
ジ:まあね。
ミ:知らない街でもレコード屋のある場所わかるの?
ジ:うん。ハママツぐらいの大きさだったら、歩いてれば街並みの風景で「ここら辺にレコード屋ありそうだな」って、ピンとくるんだ。
ミ:直感の男だね、ジュンキッチーは。
ジ:ミックだっていつも直感で行動してるでしょ。おんなじじゃん。
ミ:あ、そうかそうか。ぼくらが酔っ払うと知らんうちにネコじゃネコじゃをふたりで踊ってるもんね。
ジ:それだよそれ。
ミ:それでは、そろそろアルバムを紹介してくれるかな。
ジ:そうだったね。

というわけで8枚目のアルバムは1984年発表「SQUIRE/THE SINGLES ALBUM」です。
オーシャン・カラー・シーンというバンドが好きで、彼らの出身地:バーミンガムという街を訪ねたときにふらっと立ち寄った中古レコード屋さんで見つけました。ポップ・センスのかたまりのようなバンドです。大好き。

No.1409 - 2018/08/20(Mon) 20:22:29
ジュンキッチーのレコード紹介F / 淳吉郎
7枚目のアルバムは1972年発表「CAROLE KING/TAPESTRY」。
ぼくが音源を購入した時には、どんなミュージシャンであれ楽曲のクレジットを見ます。メンバーのなかで誰が作詞作曲をしているのかは重要なポイント、ぼくにとって。カバー曲の場合は自分が知らなかった先人を教えてもらえることもあるし。「えっ!?こんなひとがいたんだ。(知ることができて)ラッキー!」みたいな。
20代前半の頃、60年代のポップ・ミュージック音源のクレジットを拝見してたら【Goffin/King】という名前を幾度か見かけた。「あ〜、この人(グループ)はオリジナルを作らずにゴフィンとキングというコンビに楽曲を依頼してるのね。どうりでイイ楽曲なわけだ」。山口百恵さんだったら【阿木燿子/宇崎竜童】、ピンクレディーだったら【阿久悠/都倉俊一】みたいな感じです。「でも、KingってまさかB.B.キングやアルバート・キングやフレディ・キングじゃないよなあ。どんな男なんだろう」。
しばらくしてこのアルバムに出会いました。最近のコたちは《キャロキン》なんて親しげに略して彼女のことを呼んでるけど、それよりもず〜っと前の時代です。買ったばかりのこのレコードがプレーヤーで回り始めた。A面の2曲目が終わったころ、ぼくは「ああぁ」と言いながら自分の部屋の天井を見上げました。天井が見たかったわけではありません。もっと向こう側にある音楽の星にお礼を言いたかったのです「ぼくが探してた音楽がここにあります!ありがとうございます!」って。しばらくして【Goffin/King】のキングはこの方だったことが判明しました。王様が女性だった!
キャロキン(うわっ!ゆっちゃったっ!)のこのアルバムが、もしリメイクされることになったとして、ジャケットの右側に写ってるネコが一般公募されるとしたら、間違いなく俺はうちの秘宝ネコ:ミックくんをエントリーさせるぜ。だいじょぶ、彼は間違いなく採用されるから。んで、そん時にはこのレコードにポップミュージックの女王:キャロル・キングさんのサインをいただくのがぼくの夢なのさ。

No.1408 - 2018/08/19(Sun) 10:16:57
ジュンキッチーのレコード紹介E / 淳吉郎
6枚目のアルバムは1997年発表「THE GROOVERS/ELECTRIC WHISPER」。
ニッポンの3人組ロックバンド、ザ・グルーヴァーズの4枚目のアルバムとなります。
学生時代というのは同い年、もしくは1歳か2歳年上か年下の集団です。見てるテレビ番組も好きな芸能人も聴いてる音楽も個人個人の選択肢はあるけど、やっぱり似てしまうのは当然。ちっちゃな枠の中で生きているから。
ところが卒業して一般社会に出ると、いろんな世代の、いろんな体験をした、ひとたちに出会う。世界がぶよよんと拡がります。なのに、思いを共有できるひとはホントに少なくなってしまう。世界中には何十億という人間がいるのに、です。
幸せなことにぼくはバンド活動をしている。ぼくにとってバンドというのは“最強な”共通項。高校生がギターを肩に引っ掛けてチャリンコに乗ってるのを見るだけでうれしい気持ち「おっ!バンドやってんだ!気をつけて運転しろよ」って。でもそんなマキシマムな共通項だけど、バンドやってる人で音楽的に盛り上がれる人に出会うのは案外少ないのです、ぼくの場合。世界中には何十億という人間がいるのに。
40歳を過ぎた頃、ちょっとしたきっかけでグルーヴァーズに興味を持った。音源を買って聴いたらビツクリ。【バンドがシコウ(指向、志向、嗜好)する感じ】が自分と一緒だったんだ。
いろいろ調べたらぼくと同世代だった。「やっぱりね」ぼくは右手のにぎりこぶしを左の手のひらにポンと軽く1回うちつけた。【おなじ釜のメシを喰ってきた】って感じかな。
シンパシー・フォー・ザ・グルーヴァーズ。そういうことです。

No.1407 - 2018/08/18(Sat) 09:57:15
ジュンキッチーのレコード紹介D / 淳吉郎
5枚目のレコードは1967年発表「BOB DYLAN/GREATEST HITS」。
ぼく自身が最初に買ったディランは6枚目の「追憶のハイウェイ61」でした。そもそも、ものごころがついた時からボブ・ディランは【ぼぶでぃらん】という平仮名の単語として頭ん中にすり込まれていた。【びーとるず】とおんなじように。知らぬ間にだに。
ロック・ミュージックが大好きになり始めた20歳前後のある日、ロック・ガイドブックを購入しました。そこに彼の6枚目が《ディランのお勧め盤》として載ってたんでそれを買った次第。『ライク・ア・ローリングストーン』という曲はカッコいいと思った。けど、他の曲はちょっとピンと来なかった。なぜならぼくは1曲当たり2分半前後のロックンロールが特に好きだったからだ。ディランは曲も長けりゃ歌詞も長い。しかも難解。スルーです。
でも、どうしたって彼の名前はロック媒体の至(いた)る所に登場してくる。当然です。『風に吹かれて』『時代は変わる』等の初期の代表曲「ん〜〜〜タイトルがカッコいい。その2曲だけでも聴いてみたい」そう思ってたらリサイクル・ショップのレコード・コーナーでこのベスト盤を見つけた。右下にバーコードが貼ってあるでしょ。閉店したレコード・レンタル・ショップ出身かもしれません。たぶんそうだろう。どんな人間だって、ちょっとした仕草やしゃべり方でお里が知れてしまうように。そう思うけど。
部屋で聴いてビツクリした。全10曲収録のこのベスト盤、全曲カッコいい。彼の声と唄い方、楽曲の多彩さ、そして、なによりも曲順がバッチリだった。曲の長さも短い曲が多くてグー。10曲を聴き終えた瞬間、彼の大ファンになった。『ぼぶでぃらん』がボブ・ディランに変わった!
数年前のスリックスでベースを弾いていた男はパンクやロックンロールが大好きなヤツ。でも「ディランはピンとこない」って言うんだ。まるであの日の俺みたいじゃないか。そこで彼にこのベスト盤を貸したのさ。次の練習の時、彼はこう言った。
「ジュンさんっ!ボブ・ディランっ!サイコーすねっ!」
「だら!(そうでしょの遠州弁)」
彼がディランを気に入ってくれた事に対するうれしい気持ちを、たった2文字の言葉で表現してしまいました。
ぼくとおんなじ立場のディランだったら幾文字数になったのかな。
ボブ・ディランが大好きです。

No.1406 - 2018/08/17(Fri) 21:27:49
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