THE SLICKS BBS

ザ・スリックスの次のライブです。

《HIT A TARGET VOL.11》
■2月22日(土) 弁天島MARGARITA
■開場18:00/開演18:30
■料金:¥1500(1d込)
■出演:
Scramble
BEATSEEKER
真っ赤なBODY
SNOW BLADE
THE SLICKS

DJ:
Himitsu Syounen



ロックンロールの季節 / 淳吉郎
26日(土)は浜松キルヒヘアにてぼくのバンド、THE SLICKSがライブをした。
THE SUE企画「forever young man blues」。
土曜日はライブの季節。たくさんの街やたくさんのお店でライブがあったこの日、キルヒヘアに来てくれたみなさん、ありがとうございました。

最初に演奏はTHE SUE。ザ・スーは浜松のバンド。ザ・フーのカバー・バンドです。
カバー・バンドというと、どんなバンドのカバーであれ、中心メンバーがそのバンドのこと大好きだけど他のメンバーはそれほどでもない、ということがあります。これは、いたしかたないと思う。ひとはみ〜んな、それぞれですから。そしてザ・スー。フーを大好きな4人が集まったバンド。とある曲を演奏するにあたってスタジオに集まって合奏したら4人全員がライブ・バージョンを含む違うテイクをそれぞれ練習してきたので、バラバラだったという逸話が残っている。すげー。この日もザ・フー愛があふれる演奏でした。サイコー。

2番目はTHE SLICKS。ザ・スリックスは表向きにはロンドンのバンドであるが実はハママツのバンド。
「バレないウソを100年続ければ、それはいつか本当になる」なんてな唄を聴いた覚えがある。だがしかし、スリックスがハママツ在住の3人で形成されてるってことはすでにバレバレなのであり。あとは、みなさんが心の奥底で「スリックスはフローム・ロンドン」って100回ぐらいリピートしてくれれば、それはいつか本当になる、あなたの胸の中で。なったらいいけど。この日、俺たちは新曲を演奏した。今までのレパートリーにはない曲調の。とっておきの新曲さ。アイム・ソー・ハッピー。そんな時間でした。

最後がTHE SLEEPEES。ザ・スリーピーズは静岡のバンド。バンド名から想像できるとおり3人組。
個人的に長い付き合いのバンド。Gt.&Vo.とBa.&Vo.のおふたりはぼくより8歳年上。Dr.はぼくとおんなじ。つまり、平均年齢57歳。実績と経験(人生経験を含む)、そしてその人柄に裏打ちされたバンド・アンサンブル。うちの淳三郎とスカには「おまえら、スリーピーズの演奏をしっかり見とけよ。おれたち3人に一番欠けているものを持ってるから」と前日のスタジオ練習時に伝えておいた。ライブはやっぱりさすがの演奏だった。うちのふたりはどう感じたのだろう。おそらく、こんな経験を積んでバンドは育ってゆくのでしょう。サイコーな演奏をありがとうございました。

上述のとおり、出演バンド名がすべてTHE S〜の夜だった。めずらしいね。そして、ロックンロールが見事にキルヒヘアで鳴り響いた夜だった。
そう!土曜日はライブの季節。土曜日はロックンロールの季節なのさ。
誘ってくれたTHE SUEのドラム:ダイスケ、おつかれさまでした。ありがとう。

B.G.M.「THE MUFFS/NO HOLIDAY」
マフスの新作がアナログ盤で我が家に届いた。メンバー全員とスタッフや友人たちの心が全編にわたって沁み響いています。こんな作品、初めてです。

☆★☆★☆★☆★☆★
今週末は淳吉郎のDJとザ・スリックスのライブが続きます。

3日のライブは開場18:00開演18:15に変更されました。
入場するとすぐライブが始まるのでお早目のご来場をおすすめします。
予約も絶賛受付中です。よろしくね〜。

☆DJイベント「FRYDAY vol2」
■11月1日(金) 浜松メスカリンドライブ
■start 21:00
■¥1000 (1drink \600)
■DJ:saikou、KATOH、KEISHI、ツバサ丸、淳吉郎(THE SLICKS)

☆iNsIdE oUt vol.4
■11月3日(日) 浜松 G-SIDE
■開場/開演 18:00/18:15
■前売/当日 ¥3000/¥3500 (1d別)
■出演:
BABY SHAKES
WHIZZ
GORIILA
BALLADMEN
NORTHWEST
THE SLICKS
DJ danceDANI/MASA68/KODAMA

No.1498 - 2019/10/28(Mon) 21:36:41
ジャズにまつわる話 / 淳吉郎
ロックをはじめとして、いろんな音楽をぼくは嗜好する。そんな中、ジャズに心を奪われたのは、およそ10年前でした。
当時、よく行っていたライブハウスでのDJイベント。ロックが大半を占める中、その日の出演DJ陣のひとりである友人がジャズを流し始めたんだ。「おっ!カッコいいじゃん!」ジャズに対して初めてそんな気持ちをいだいた。DJブースに駆け込んだ。トライを決めようとフィールドを疾走するラガーたちのように。
「お〜!ダイスケ!いいね、これ!誰っ?」
「あ、ジュンさん、これオスカー・ピーターソンっていうひとです」
「どうしてこのレコード買ったの?」
「ただのジャケ買いです」
彼はそう言って笑った。

あいつがジャケ買いをしなかったなら。その日、レコードをDJ用に持ち込まなかったとしたら。俺がイベントに客として参加しなかったなら。いろんな仮説が成り立ちます。そう、ぼくがジャズ・ミュージックにめぐり会う幸運はもう少し先になったはず。
「おすかーぴーたーそん。おすかーぴーたーそん。おすかーぴーたーそん」
初めて聞いたその単語を、ぼくはひらがなで3回くりかえしたんだ。だって、おじいちゃんの遺言は「大切な言葉は3回くりかえせ」だったからさ。

10月某日。音楽仲間のライブをハシゴした。
まずはその週末、浜松市内で開催中の音楽フェスへ。7月の山善・浜松ライブでもお世話になったサンディを観に行った。
市内数ヵ所で演奏されるイベントだが、彼らは百貨店の屋上。デパートの屋上は昔からチビッコたちに夢を売りつける場所として有名さ。金魚すくいにまんまとだまされちゃう。そんな場所で、アンコールも掛かる大盛り上がりのいいライブだった。サンディのみなさん、おつかれさまでした。昔はチビッコだったおやじやおばさんたちに夢をどうもありがとう。

続いてライブハウス:ズート・ホーン・ロロへ。上述した音楽フェスとは別に10/19から10/27まで浜松市内ではハママツ・ジャズ・ウィークというイベントが企画されているらしく。今年は第28回目らしく。プロ・アマ問わずの一大イベントらしく。すげー。
この日のロロでは、Instance_1と杉山慧トリオが出演。インスタンスでドラムを叩いてるのが誰あろうこのぼくにジャズとのきっかけを作ってくれたあの日のDJ、ダイスケなのでした。彼自身、この日がジャズ・ドラマーとしてのデビューらしく。いろんな気持ちを心の中に真空パックして、てくてくとお店に向かった。

ライブが始まった。ダイスケのバンドはオリジナルも演った。ぶっちゃけ、その曲が一番良かった。だって、メンバー全員がリラックスしていたから。どんな音楽であれ、他人の曲をカバーするのとオリジナルを演るのとは世界がまーったく違うと思っています。どちらがいい悪いではなく、ね。でもこの日、表現に対するぼくの姿勢がまちがいないってことをはからずも立証してくれたのかな、Instance_1が。
帰宅途中、ふと思った「そういえば、おいらのジャズ・ライブ観戦デビューって今日かも」。今後、ジャズのライブに通うようになったとしたら、またしてもあいつ:ダイスケのしわざってことさ。ダイスケくん、おつかれさまでした。

10月某日。ハママツ・ジャズ・ウィークの一環として市内映画館で上映されている映画を観に行った。「BLUE NOTE RECORDS BEYOND THE NOTES」。
ジャズ・レーベル、ブルーノートのドキュメンタリー映画。栄光の軌跡だけをたどるドキュメンタリーではなかった。現在の若い世代にもジャズはいろんな意味合いで受け継がれているらしく「へぇ〜そうなんだ」と、おもしろく拝見した。もちろん、ジャズの巨人たちのエピソードや裏話、そんなものもよかった。ハママツで、アマチュアで、ロックンロールを演ってる俺に向けて「そうだら?」つって問いかけてくるようなコメントもあったし。
自分の活動範囲とは違うジャンルからのこーゆー流れ星みたいなのがうれしい。ホントはこっちが祈りをささげなきゃ、なのにね。

B.G.M.「SEX PISTOLS/FLOGGING A DEAD HORSE」
ピストルズ唯一のアルバム「勝手にしやがれ」はもちろんだけど、このアルバムもサイコー。
この夏から始まった初期パンクをあらためて聴きなおすマイ・ブームはいまだ続行中。

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ザ・スリックスの次のライブです。

「forever young man blues」
■10月26日(土) 浜松キルヒヘア
■開場/開演 19:00/19:30
■前売/当日 ¥1500 (1d別)
■出演;
THE SLEEPEES (静岡)
THE SUE
THE SLICKS

イベントの主催者:THE SUEでドラム叩いてるのは、ぼくにとってのジャズ出会いのきっかけを作ったあの男、ダイスケです。上述の投稿文からの流れのとおり、すげータイミングだら(笑)。フライヤーは彼がデザインしたもの。ん〜〜〜くやしいぐらいセンスいい。
みなさま、よろしく。

No.1497 - 2019/10/22(Tue) 22:08:29
某日日記 / 淳吉郎
☆キミは島で演奏したことがあるかい。ぼくはあります。
その時は感慨深かった。だって、島で演奏してる俺のバンド:ザ・スリックスは、まるで英国サウスエンドにあるキャンベイ島で70年代中期にライブしまくっていたDr.フィールグッドみたいじゃないか!って演奏中に錯覚しちゃったほど。
そうです、ステージには人の性格を都合のいいように変化させてしまう魔力があるのさ。

☆10月某日。4日に開店したばっかりなライブハウス、マルガリータに行った。音楽仲間:ピロヂ☆ハンズボンのライブ。
お店は浜名湖弁天島に存する。マルガリータの立地スペースは以前、別のライブハウスだった。そう、その場所こそおいらにとってのキャンベイ・アイランドのお店があったところ。そんな場所でピロヂのパフォーマンスを見れるなんて、ぜいたくこの上なし。ライブは午後10時から始まった。あいかわらずの音楽ネタ満載のステージ。笑った。ステージングにうなった。
平日だったし、昼間のあれやこれやは見事に霧(かすみ)となり、やがて弁天島の上空に消えていった。ピロヂくん、おつかれさまでした。
店内には広島風お好み焼き屋も出店していて、これも美味だった。おもしろいお店が浜松近郊にできました。

☆10月某日。台風到来の予報を受けて事前準備をした。
ちょうど1年前、ここ遠州地方は台風で大打撃を受け、2〜3日間停電。場所によっては断水という経験をしている。今回、多くの浜松市民が事前準備をした。ガソリン・スタンドも給油待ちのクルマで大行列。停電でスタンド営業停止の可能性もあるから。ぼくも並んだ。
まだまだ給油コーナーまでは距離があるなあ。時間つぶしに羊でも数えるか・・・1匹、2匹、3ひ・・・zzz・・・おっと、いけねえ、眠くなっちまった。♪それがわたしのすてきな夢♪を見るところだった。
しんぶんし
たけやぶやけた
じゅんきちろうろちきんゅじ
とーきょーとっきょきょかきょく
なまむぎなまごめなまびーるはやっぱくろらべる
ぼーずがびょーぶにじょーずにぼーずのえをかきながらえいがのじょーずをずーっとぼーっとみていた
「はい!お客さん、ぼーっとしてないで5番レーンへどうぞー」。
お、けっこうすぐじゃん。
時間なんて使い方次第なのさ。
無事給油、満タンにて完了。

☆10月某日。ラグビーというスポーツを初めて観覧した。テレビ画面で。
試合開始から試合終了までしっかり見た。もちろんルールをはじめ、なにもかも知らない。だがしかし、知らぬ間に引き込まれている自分がそこにいた。トライが決まると「おーっ!」と言っていた。おもしろいスポーツだと思った。知らない世界を知るのはなんてすばらしいことなのだろう。
もしかしたら、俺たちバンド活動をしてるひとたちもお客さんを集めることに対し、もうちょっと視野を広げるのもありなのかも、って思う。

B.G.M.「BEST OF THE SAINTS/THE SAINTS」
オーストラリアの70’Sパンク・バンド、ザ・セインツ。ファースト・アルバムはカッコいいしセカンド・アルバムもそこそこいいけど、ぼくん中ではこのベスト盤かな。パンク・バンドってシングル曲が特にカッコいい場合が多いんだよね。

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ザ・スリックスの次のライブです。

「forever young man blues」
■10月26日(土) 浜松キルヒヘア
■開場/開演 19:00/19:30
■前売/当日 ¥1500 (1d別)
■出演;
THE SLEEPEES (静岡)
THE SUE
THE SLICKS

写真:この夏、例年のごとくゴーヤを育てた。ゴーヤってニガウリっていう呼び名のとおり苦みが特色だけど、緑色になったあとも放置して熟させると甘くなるという情報を耳にした。
なので今年、最初に成長したゴーヤはほっぽらかしにしたんだ。そしたら気を逸してゴーヤは落下してしまった。そしたら9月上旬、その実の種から発芽したのです。それがこれなのよ。ヤツに対し一方的にアイチャクがわいてます。
なんて人間は身勝手な生き物なんだろう。

No.1496 - 2019/10/15(Tue) 00:18:33
暴走にまつわる話 / 淳吉郎
☆10月4日は浜松窓枠へライブ観戦。THE MODSのツアー“KICK ON BOOTS”。
なんとこの日は全国ツアー初日。どんなベテラン・バンドでも初日というのは特別なのではないでしょうか。人工知能AI(エーアイ )がバンド演ってるならカンケーないかもしんない。だがしかし、こちとら人間なんで「いつも一緒、いつも違う」。それでいい。それこそ人間の醍醐味。バンドのおもしろさ。安定と揺らぎのシーソー・ゲーム。そう思うけど。
初日は特別だと思う。めでたく我が街:ハママツが選ばれました。ラッキーこの上なしってことさ。

☆ライブが始まった。いつもと変わらぬモッズの4人がいた。メジャー・デビュー38年のバンドはいろんな時代の楽曲を立て続けに演奏した。
中途で初期の曲が披露された。その曲は当時のアルバムの演奏とちょっぴり違った。曲調もテンポもおんなじなのに違ったんだ。俺は「うんうん」って首肯した。10代の頃、聴いていた曲が50代の今でも響いている。年齢を重ねるという現実と、バンドを演り続ける、音楽を聴き続けるという現実。もしかしたら、その曲の歌詞も影響していたのかもしれない。
俺はザ・モッズというバンドは生きているんだと思った。ルーティンをこなすように昔の曲を昔のまんまに演ろうとしていない。年齢を重ねてもバンドを演り続けるというのは、なんてカッコいいことなんだろう。
そんなサイコーなライブだった。

☆10月5日は浜松キルヒヘアへライブ観戦。ガングリフォンでベースを担当している友人:シゲちゃん企画。
ガングリフォンを含む全6バンド出演。全国各地から。ガングリ以外は初めてのライブだった。でも、どのバンドもおもしろかった。ぶっちゃけ、ぼくの音楽趣味とはちょっとちがうバンドが多かった。けど楽しかった。
自分の好きな音楽に向かってゆくという姿勢はどんな形であれステージに表出します。おそらく、ぼくはそこでマイハートに「響く」か「響かない」かの感情をいだくのであろう。食堂に入店して、メニューをオーダーして、出てきた料理の見た目は良くても味がイマイチだったら残念なのとおんなじ。それが個人的な味や音の嗜好だとしても。この日は響きわたるカッコいいバンドばっかりだった。すばらしいイベントだった。
シゲちゃん、おつかれさまでした。ありがとう。

B.G.M.「EDDIE AND THE HODRODS/TEENAGE DEPRESSION」
10月某日。ホットロッズのVo.であるバリー・マスターズさんの訃報を受けた。
アルバム・タイトル曲である『TEENAGE DEPRESSION』は「10代の暴走」って邦訳されている。
音楽を中心として生活をしている人はミュージシャンであれリスナーであれ、10代の暴走が、いつしか20代の暴走になっていて、知らぬ間に50代の暴走になっていたりして。世界を見渡せば60代や70代でも暴走しているヤツがいる。音楽のいいところは、いくらアクセル全開でぶっ飛ばしてもおまわりさんに切符を切られないところなのさ。

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ザ・スリックスの次のライブです。

「forever young man blues」
■10月26日(土) 浜松キルヒヘア
■開場/開演 19:00/19:30
■前売/当日 ¥1500 (1d別)
■出演;
THE SLEEPEES (静岡)
THE SUE
THE SLICKS

No.1495 - 2019/10/06(Sun) 22:57:26
彼女にまつわる話 / 淳吉郎
『To Know Him Is To Love Him(会ったとたんに一目ぼれ)』という曲があります。
ヒム(彼)の部分がハー(彼女)やらユー(あなた)やらになったりして、いろんな人にカバーされている。これは、多様性を持っているということでしょう。もしくは、スタンダードという言い方もできると思う。時空を超えている。国境を超えている。世代を超えている。本日の天候もカンケーねぇ。職場の上司の機嫌もカンケーねぇ。そういうことです。
邦題もいい。アッタトタンニヒトメボレ、だなんて。ニッポン語の語感とリズム感。そして、彼とか彼女とかあなたという言葉をあえて入れなかった、というセンス。性別を超えている。すばらしいタイトル。そう思うけど。

ぼくが「彼女」に出会ったときは、どうだったんだろう。
なにがきっかけだったか。いきなり目の前に現れたわけではなかったような気もする。音楽仲間がカセットテープにダビングしてくれて聞いたけど、まあまあな感じでバンド名だけを覚えたのか。あいまいな記憶。会ったとたんに一目ぼれではなかったんだ。
ある日、そのバンドのレコードをレコード屋の90年代パンクロック・コーナーで見つけた。3人が写っている。女性ひとりと男性ふたり。ブロンド髪の女性のお綺麗なこと、お綺麗なこと、お綺麗なこと。購入した。部屋に戻って聴いた。ばっちりな楽曲と演奏、そして彼女の唄声。いいね、いいね、いいね。

全14曲収録の中の11曲目『FUNNY FACE』という曲が流れてきたときに「このバンドはすごい」と確信した。キンクスの『WATERLOO SUNSET』やスモール・フェイセズの『ALL OR NOTHING』と同質の響きをその曲に感じたんだ。ミドル・テンポで哀愁あふれるメロディー。だけど悲しくならない。それは秋の夕暮れの美しさ。明日もなんとかなるら。そんな風景。
作詞作曲とギターを弾きながら歌を唄っている彼女にぼくは惚れてしまった。彼女はKim Shattuck。バンドはTHE MUFFSというんだ。

バンドはブランクを挟みながらも作品を発表し続けた。彼女が作る楽曲は変わらない部分を残しながらも深化していった気がする。見え隠れするルーツ・ミュージックの香り。それはぼくが目指している音楽姿勢そのもの。ますます惚れてしまった。
今年の8月、「そういやぁ、マフスって新作出してるのかなあ」ってインターネット検索をした。ロック雑誌もめっきり読まなくなったし、ネットでの情報検索もしないのでちょっぴり気になったんだ。ちゃっかり発表してそうなバンドだし。でも検索ヒットしなかった。「彼女のことだで、そのうち音源発表するら」ぼくは自分に言い聞かせてひとり納得したのさ。

10月某日。キムの訃報を受けた。
「えっ?・・・」
世界中のマフス・ファンがそう思ったはずです。
悲報と時をおなじくして「今月中旬にバンドの新作が発表される」との情報をキャッチした。
キムの遺作だって?いや、違うな。
俺にとっての至宝のアメリカン・ロックンロール・バンド、ザ・マフスの新作。
そう思いたいんだ。
ねぇキム!ずっと惚れていますから。

写真:1995年発表、THE MUFFSのアルバム「BLONDER AND BLONDER」。
B面4曲目に『FUNNY FACE』収録。メンバー全員のサインは2011年11月の名古屋公演時に出待ちしてもらえた。当時、バンドは音源発売が止まっていたんでキムに「そろそろ新作を出してよ」って言ったら、彼女はぼくの目をじっと見つめて「うん、もうすぐ作るで待っててね」そう言ったのさ。バンドは3年後に新作を発表しました。

No.1494 - 2019/10/06(Sun) 18:52:14
週末日記 / 淳吉郎
☆西暦2012年にスコットランド〜北アイルランド〜イングランドを旅行した。短期間強行スケジュールで。北アイルランド滞在3日間のうち2日目はデリーという街。ジョン・レノンやU2が楽曲にも使用したブラッディ・サンデイ(血の日曜日)という事件が起こった場所です。その日の夕方、市街地からちょっと離れた民宿に迷いながらもなんとかたどり着いた。

☆ブザーを押す。応答なし。すると民宿から150メートル北側にあるパブからひとりの青年がこちらに向かってランニングしてきた。デカい体格。短髪頭。見るからにアイリッシュ。彼は民宿の前でランニングを終了すると、息を切らしながら店のドアを開けてこう言った「はあはあ・・・わりぃわりぃ、俺のチーム(彼が応援するチーム)が今、試合やってんだよ。え〜っとねぇ、ここに紅茶とコーヒーあっから。なんか食いたくなったらここにシリアル(コーンフレーク)あるで、テキトーに喰っていいに。んじゃまたあとで。わりーねぇ。俺のチームが今、試合やってんだよ」。そう言い残すと彼はビデオテープを逆回転させたように今度はパブに向かってランニングした。
家内と「俺のチームが今、試合やってんだよって2回言ったね」「きっとサッカーだら。仕事よりパブでゲーム観戦を優先してるなんてニッポンじゃあ考えられんね」って話をした。もちろんぼくらは怒っていなかった。だって、日常の生活とかけ離れた場所にいれば誰でも寛大になっちゃうもんなのさ。

☆9月某日。自分の業務上、たくさんの人と接するのだが、そんな中、油絵を描く人がいる。1年に一回の割合で開催している彼と仲間たちの展覧会におもむいた。浜松駅近郊にある貸しスペース。これまでも何度か拝見しているが、絵画だけではなく、切り絵や写真やグラスアートや盆栽まである展覧会。2年前の展覧会時には盆栽に心をバンバン打たれてしまった。いろんな意味でぼくにとっておもしろい展覧会なのです。
今年も展覧会場で彼と再会の喜びをわかちあい、並べられた展示物に見入った。今年はちょっと盆栽の数が多かったかな。どんなものでも“いいころあい”ちゅうもんがあると思う。やり過ぎるとうすくなってしまう、すべてが。ギターもそう、ベースもドラムも、唄い方も。いい時間をすごした。

☆展覧会への往路復路にてたくさんの外人に出会った。そうさ、前日は袋井市で日本対アイルランドの試合があったから。浜松のホテルはほとんど満室だったんじゃないかな。最初の外人に出会った時点で「ああ、この顔つきおよび雰囲気、アイルランド人だな」って思った。と同時に上述したデリーの民宿のお兄ちゃんを思い出した。そして、こう思った「あの時、あの兄ちゃんはサッカーじゃなくってラグビーの試合を見てたのかもしれんな。もしかして、彼もサポーターとして今回来日してたりしてね。7年前は俺が彼のホームタウンに行ったけど、今年は彼が俺のホームタウンってことさ。彼は俺を見つけたらきっとこういうだろう」
俺のチームが昨日、試合やってたんだよ。

B.G.M.「The Chieftains 2 /The Chieftains」
アイルランドの思い出を記してたら聴きたくなってしまった次第。チーフタンズ。ひたすら美しい音楽。

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ザ・スリックスの次のライブです。

「forever young man blues」
■10月26日(土) 浜松キルヒヘア
■開場/開演 19:00/19:30
■前売/当日 ¥1500 (1d別)
■出演;
THE SLEEPEES (静岡)
THE SUE
THE SLICKS

No.1493 - 2019/09/30(Mon) 22:43:42
先週末日記 / 淳吉郎
☆「歳を食うと一年が早く感じる」という言い方があります。大晦日やお正月、もしくは誕生日やなんとか記念日など、一年に一回しかない特別な日だったらなおさら、そんなことを感じてしまうのかもしれない。地球の自転速度と太陽のまわりをグルグルとまわる公転速度がスピード・アップしたのか。はたまた、人類は高齢になるほど日々の出来事を当たり前ととらえてしまうのか。どっちにしろ、ぼくの部屋のレコード・プレイヤーでは今日も定速で音楽が流れている。

☆21日(土)は浜松キルヒヘアへライブ観戦。名物企画「上空の中村」。なまこ、パピコ、ジャンダラリン、Pinch of Snuffのみなさんが出演。
なまこは最後に演奏したGt.担当のみっちゃんが♪ひとつ〜♪って唄い始めた曲が特によかった。白い習字紙に墨をやわらかく溶いて落としてゆく感じ。
パピコは何度も見てるが上達したなあと思った。青春ど真ん中って感じ。
ジャンダラリンはアコーディオンをメインに往年の名曲のカバーをアイリッシュ風にアレンジしてるグループだが、演奏技術はもとよりチームワークがいつ観ても嫉妬するほどすばらしい。
Pinch of Snuffは初めて見たけど本格派のアイリッシュ・バンドだった。すごかったのが一曲目で音響トラブルがいきなり発生したけど、その後にVo.の方が「音全部(電気を)切ってください。生音でやります。唄だけちょっとマイク通してください」って言ったこと。バンドは8人のメンバー全員が生音で演奏をした。サイコーなライブだった。こんなことを瞬時にできるバンドがどれだけいるだろうか。
主催のポテティさん、おつかれさまでした。ありがとう。
DJ:フォノシックスのスーもロックだけにとらわれないさすがな選曲だった。

☆22日(日)は豊橋アバンティへライブ観戦。ビートシーカーが出演。
全4バンドのうち2バンドがいわゆるオールディーズ系なロックンロールおよびロカビリーバンドだった。ビートシーカーは2番目に演奏。前半途中でカバー曲「SHOUT」を始めたら野郎どもがわんさか踊りだした。客席で着席しているオールディーズ風おばさんたちもノリノリだった。「カバー曲にはセンスを出さなきゃいけない」と言ったのは1986年ごろの鮎川誠さんです。その言葉が脳裏をよぎったのさ。もちろんカバー曲に限らずいいライブだった。

☆「歳を食うと一年が早く感じる」という言い方があります。だがしかし、歳を食うと週末が昔よりも光り輝いている、そんな気がする。平日のあれやこれやの重みが違うしね、年齢を重ねると。その分、週末や休日の楽しみが倍増してるってことかもしれない。そうか、俺たちの人生は平日と休日のシーソーゲームってことなのか。びよ〜ん びよ〜ん。
どっちにしろ、ぼくの部屋のレコード・プレイヤーでは今日も定速で音楽が流れている。

B.G.M.「RALPH McTELL/NOT TILL TOMORROW」
1972年作。ブリティッシュ・トラッドと呼ぶべきか。プロデュースは同時期のT-REXもプロデュースしていたTONY VISCONTI。悪いわけないです。すばらしい。

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

☆「forever young man blues」
■10月26日(土) 浜松キルヒヘア
■開場/開演 19:00/19:30 前売/当日 ¥1500 (1d別)
■出演;
THE SLEEPEES (静岡)
THE SUE
THE SLICKS

No.1492 - 2019/09/26(Thu) 00:36:27
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