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草心庵BBS
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★
ショック
/ 結構仮面
引用
僕は、散歩の途中、喫茶店に寄って、好きな本を原書で読むのを勉強というか趣味にしている。当然英和辞書も携帯してゆく。
ロバート・B・パーカーの「A SAVAGE PLACE」(残酷な土地)の次に読み始めた、やはりロバート・B・パーカーの「THE JUDAS GOAT」(ユダの山羊)の翻訳書がハードカバーで、持ち運びにかさばる。そこで文庫本を買おうと池袋のジュンク堂に行った。
彼の文庫本はたくさん並んでいたが「ユダの山羊」だけがない。リファレンスで調べてもらうと、なんと売り切れだが、版元も印刷をしていない、つまり絶版状態とのこと。たぶんロバート・B・パーカーの本は、在庫がなくなればそれで打ち止め、という扱いなのだろう。
以前、何時でも買えると思っていたサマセット・モームの「SUMMING UP」(要約すると)が絶版だと知って驚いたが、こんどの事で、出版業界の体力低下の甚だしさを実感した。一流の本は、在庫を切らさないという政策を維持できなくなっている。
思えば、戦後から1980年代までが出版業界の黄金時代だったんだなあ。60年間か。
社会は刻一刻と変化している。定番、定例、揺るぎない枠組みなんてないんだ。
でも、僕のケースは、徳川幕府が消滅した時の武士たちよりはショックが軽い。
No.875 - 2013/03/29(Fri) 03:24:53
★
外交辞令
/ 結構仮面
引用
外交辞令は、きれいごとの美辞麗句、というのは常識だけれど、具体的例を示されると、やっぱりア然とする。
普通の市民は、あきれ返ってしまいます。
今、ラムズフェルド前国防長官の「 回想録 」を読んでいて、「 ぼくは政府発表なんてコンリンザイ信用せんけんね 」とあらためて思いましたね。
レバノン戦争において、米国を筆頭に多国籍軍が駐留し、内(軍事組織)、外(シリア)の敵からの攻撃に対して、レバノン政府を支えていたけれど、1984年に撤退することになった。
当時、ラムズフェルド君(前国防長官)が特使として、レバノンのジェマイエル大統領との窓口をやっていた。
彼の方針は、もし本隊は撤退するにしても、弱体なレバノン国軍を訓練する要員として、せめて5百人くらいの部隊を残したいだった。
従来からの経緯から、この程度の責任は米国にあると思っていた。
ところが、国防会議の結果は、1兵も残さず完全撤退だった。 つまり、レバノンを見捨てる、ということです。
ラムズフェルド君は、苦々しい思いでこの決定をジェマイエル大統領に伝えに行った。 大統領は「 それは困る。なんとか考え直してくれ 」と哀願。 でも、もうどうにもならない。
この時、ホワイトハウスが発表した声明が次です。
○ 多国籍軍はジェマイエル大統領と協議し、また同大統領の要請によって、次のように決定した。
すなち、米国はさらにレバノンを支援する。
米国は断固たる態度で、軍事的脅迫によってレバノンの将来に影響を与えようとする勢力を抑止する。
われわれは、この任務を長期的に持続する。
どうです。1国の公式声明なのに、ウソ180°、キャバクラのおねーちゃんも真っ青なリップサービス。
真実なんて1ピコグラムもない。
「 有事の時は、沖縄の海兵隊がまっさきに日本を防衛してくれるんですね 」
なんてTVで言ってた“みのもんた”の言葉を聞いて、そうだろうな、なんてボンヤリ思っていた茶の間のみなさん、世の中甘くないですよ。
No.873 - 2012/12/04(Tue) 23:09:00
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中国をどう見るか
/ 結構仮面
引用
ずいぶん書き込まなかった。
また本の話です。
内田樹(うちだたつる)「 増補版 街場の中国論 」( 2011年3月、ミシマ社 )
面白い本です。しかも読みやすい。
以前、橋本治の「 小林秀雄の恵み 」( 新潮社、2007 )を読んで、世の中には知的基礎体力のある人( まあ、頭の良い人、という意味です )がいるんだなあと感心したことがある。
内田教授のこの本を読んで、同じことを感じました。
記憶力、記銘力、理解力、想起力、観念連合力のレベルが高い。 うらやましい。
内田教授も橋本治と同じで、東京大学出身だから、秀才というのはこういう人たちなんですね。
中国という国は、好むと好まざるにかかわらず、われわれ日本人に今後ますます影響を与える国だから、現役で仕事をしている人は、一発この本を読んでおくと絶対よいと思う。 くだらない中国の内幕物を読むよりずっとためになる。
私としては、書いてあることの総てには賛成できないけれど、中国と言う巨大現実を見る視点の多くが、正統的で大柄で啓蒙される。
頭脳明晰な人は、着眼点がいいし、論理もしっかりしていますね。
でも “ 実感をもったリアリティーがあるか ” というと、論理の追及優先で、そのへんが弱くなるきらいがあります。
この本の弱点もそこにあるような気がする。
でも読む価値は充分あります。
No.872 - 2012/09/14(Fri) 23:05:43
★
つぎはぎ仏教入門
/ 結構仮面
引用
呉智英「つぎはぎ仏教入門」(筑摩書房)は、とても面白かった。そして役に立ちました。
名著と言ってもいいかもしれない。
仏教に関する、ものすごく大雑把な説明なんでが、 この大雑把さが値打ちという本です。
もし今、人が、仏教に興味を持ったとしたら、たぶん膨大な参考書、研究書を読まなければならないだろうな、と考えて、それだけでウンザリして、学ぶ前にギブアップする可能性が高いでしょうね。 宗派もいっぱいあるし。
でもこの本を読めば、その恐れは消えてなくなって、「 そうだ、浄土真宗について、ちょこっと勉強してみようかな 」なんて気軽に考えられます。
また、宗教に関する好奇心を、とても刺激してくれる本です。
私も、では「原始仏教」について少し知りたいなと思い、中村元「原始仏教」(NHKブックス)なんかを読みました。
仏教という巨大な体系の、どこを自分は読んでいるのかが、分かっているので、安心です。
この本を読んで、私の愚見を申し上げれば、
○ 仏教は宗教ではなく、人生哲学だったけれど、数百年、千年と時が流れるなかで、宗教になった。
ということです。
No.870 - 2012/06/10(Sun) 21:10:57
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ヨーロッパ田舎芝居
/ 結構仮面
引用
1ケ月以上も愚見を披露しなかった。
まあ、その方がいいかもしれないけれど、久しぶりに世迷言を書いてみるか。
ギリシャの財政破綻の話も一時のホットな盛り上がりに欠けてきちゃいましたね。
借金で国が滅んだ例は古来ないわけで、元々大騒ぎする程の話ではないですね。
もちろん貧乏で滅んだ例もありません。
借金で国が亡ぶなら、アルゼンチンなんかもろ国債をデフォルトしたし、貧乏で亡ぶなら、中国だって、毛沢東時代に消滅していた筈ですもの。
ギリシャをユーロから離脱させない、なんてドイツやフランスが大見得を切っていたけれど、昨今ではギリシャのユーロ離脱に備える準備が着々と進んでいるなんていう報道の方が多い。
ヨーロッパの支配階級は、ギリシャが借金を返せない状態になった時から、
(1)どうしたら手前の金の損失を少なくさせられるか。
(2)このどさくさに儲ける方法が何かないものだろうか。
この二つしか考えていない。実にシンプルでしょう。 でもこれがホントです。
このホンネをあからさまに言うのはなんだから、様々な大義名分論を声高に各国首脳が発信し、それを報道機関が無批判に垂れ流しているので、ユーロ圏の大騒ぎが、何かとても深遠な金融秩序や文明論にかかわる問題なのかな、なんて、日本の良い子たちは勘違いしてしまって、ほんとうに困ったものです。
ギリシャをユーロ圏に残留させるのに必要な金と当然ついてくる債権放棄というコストと、ユーロから離脱させた場合のそれと、どっちが大きいか計算してるだけです。
ギリシャみたいに農産物や天然資源だけが収入の国に、借りた金を全部返せるはずは無いし、これから工業国家に変身させて、その収入で金をかえさせようなんてとても無理。
だから借金は踏み倒されて泣き寝入りするしかありません。
だからユーロ圏に留めようと、離脱させようと大筋は変わりません。
で、結局のところフランスやドイツは上記(1)(2)の計算に基づいて腹を決め、国際世論をリードすることになります。
苦悩に満ちた表情で、意味ありげなきれいごとをいっぱい言ってね。
こういう田舎芝居は観ていて面白いけれど、わが日本の金をこれ以上巻き上げられることは、許せんなあ!
.
No.868 - 2012/06/02(Sat) 23:29:06
★
大予言 その1
/ 結構仮面
引用
大予言 その1
中国文明は、過激な変化を好む性格がある。
中国は過激な変化を受け入れる。
現在、中国は、一党独裁維持のために、インターネットの検閲をますます大規模化したり、国内治安対策に膨大な予算を割り振っています。
これらは、総て、現在の共産党の一党独裁を維持するための方策であるけれど、支配階級は、専制的政治による独裁を、今後とも継続してゆけるとは思っていないと思う。
なんたって13億人ですからね。 ミッションインポッシブルでしょう。
だから、近い将来、中国は議会制民主主義に変わらざるを得ない、と腹を括っている。
これが現在の、中国エスタブリッシュメントの共通認識あるいは覚悟であると私は思う。
中国は、ある時点で、一気に議会制民主主義体制へと劇的に変わる。
ゆっくり徐々にではない。
ここ20年以内に必ずそうなるだろう。
もちろん、逆行する動きは色々でるだろうけど、左右に大揺れした後で、ドッカーンと議会制民主主義へ移行する。
No.865 - 2012/03/23(Fri) 23:00:26
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大予言 その2
/ 結構仮面
引用
大予言 その2
中国の指導者層は、どうやら、自分たちが目指す理想の国家は、アメリカだ、と思うようになったに違いない。
つまり、中国のロール・モデルはアメリカに決定です。
毛沢東時代も?ケ小平時代も、かれらは < 議会制民主主義 > を誤解していた。 自分たちの国体とは正反対のもので、劇薬だと思っていた。 純情だったんですね。
でも、ここ数十年、経済の工業化に成功して、アメリカとも生で付き合うようになった。 留学生も沢山行って、帰ってきた。
ここ数十年のアメリカの活動を見て、目からウロコで分かったことがある。
昨今の、アメリカの行動を見ていると、世界各地で、自国の権益確保のために、あるいは政治的プレゼンスのために、さらには軍需産業のために、自由勝手に軍事行動を展開している。 おまけに反政府運動もバッチリ弾圧してる。
これなら、議会制民主主義だっていいじゃないか、と思った。 ( 中央政府+連邦制度というのも、中国向きです )
我が国が目指すべき理想国家はこれだ! と内心密かに思っているにちがいない。
一方、中国の大衆もアメリカが大好きです。 これは自由と豊かさの象徴として憧れているんですけど。
上も下もこうなら、もう止めようがないでしょう。
.
.
○ わしら、議会制民主主義を誤解していた。 民主主義だって、国家を運営する支配者層は固定化できるし、反政府運動も弾圧できるじゃないか 。 大義名分をつけて、侵略戦争だってできる。
○ 民主党と共和党という2大政党は、 わしらの太子党と共青団と考えればいいわけだな。 それなら2大政党制ができるぞ。
いや、もうできてるじゃないか。
中国の支配者層だってミーハーです。
・世界最強国家 ( キャー、たまんない。 自尊心が満たされる )
・権益を世界各地に保有し、それを守るために、空母を旗艦として速やかに機動部隊を展開する姿。
( なんて、かっこいいんだろう ) ( やりたいなー。 とりあえず南シナ海周辺だな )
・理屈さへ付けば、強引な軍事力行使をおこなって、国威発揚がきる。 ( うー、たまんないなあ )
・民衆を弾圧する国は許さないぞ。軍事介入するぞ。( 言ってみたいなあ。 お題目をデカイ声でとなえるのは、わしら得意だぞ )
まあざっと以上です。
民主主義を理想化して考えすぎていたことに気付けば、もう中国人のアメリカ大好きは、止まりません。
きっと、イッちゃう、と僕は予想しています。
No.864 - 2012/03/23(Fri) 22:57:38
★
東京の魅力
/ 結構仮面
引用
丸谷才一・山崎正和 対談「 日本の町 」 ( 1994年、年文春文庫 )
この本の、「 東京 」の部分を読んで、私は思わず膝をたたいてしまいました。
仙台に10年住んで、今から3年ほど前に、東京に戻ってきてから、日頃、漠然と思っていたことが、明快に整理されたからです。
二人が対談で、東京という都市の特色について語っていることの要点を私なりに整理してみると、
(1) 東京という町のエネルギーや魅力は、日本各地の村落共同体から、どんどん人々が流入してくることによって支えられている。
(2) 東京に出てきた時、かれらは、故郷の村の桎梏というか、嫌な部分を捨てて、都市の市民としての新しい生活を始める。
この2点になります。
私は、人間を文化的に磨くのは都市ではなく、生まれ育った村落共同体の生活だ、と思うようになっていました。
このことは東北での生活で実感したことです。
つまり、倫理観、礼儀作法、目上目下の混在する社会での身の処し方、思いやり、など。 これらの原理を理論ではなく、肌でキチンと身に着けるのは、濃密な、村落共同体での生活がどうしても必要です。
そうして、ポイントは( 2 )です。 伝統的で人間関係が濃密な社会である村落共同体には、辛い部分もあります。 人間同士の怨念みたいなものが副生されるからです。
でも、見知らぬ人々があつまる、東京という大都会に来れば、この桎梏から解放される。 倫理観や、社会での身の処し方の原理だけが残る。
これが東京の雰囲気を決定する。 都市としての魅力を生む。 洗練の上澄みだけが出る。 そしてエネルギーも。
だから東京で生まれ育って2代目、3代目となると、だんだんスカスカになってしまう。
人を磨く、濃縮された生活共同体としての、文化的圧力が、東京には十分にないからでしょうね。
No.861 - 2012/02/25(Sat) 20:33:35
☆
Re: 東京の魅力
/ 結構仮面
引用
東京は洗練された都市で、その頂点は東京生まれの東京育ち、いわゆる江戸っ子だというのはとんでもない勘違いです。
全国の、正しい村落共同体で育成された、日本人としての文化的コアを持った人々が、東京に流入し、そこで花開く。
これです。
だから、東京生まれの東京育ちが、東京の人口の過半数を超えるようになったら、もう東京の魅力はなくなってしまうでしょうね。
うんとよく言えば、京都みたいになっちやう。
別の言い方をすれば、日本が中途半端な都市ばかりになって、正しい村落共同体が少なくなれば、日本文化もお終いになる。
「 正しい村落共同体 ( あるいは、「 正しい地方都市 」 ) 」 って何?
うまく説明できないけれど、ナントナクわかるでしょう。
i
No.862 - 2012/02/25(Sat) 20:34:22
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弁護士の論理
/ 結構仮面
引用
Herald Tribune 紙にまたもやストラウス・カーン君の活躍が、報道されていました。
心あたたまる話なので、ご紹介します。
ストラウス・カーン君と言えば、前IMF総裁です。
昨年ニューヨークのホテルで、メイドに性的暴行をした容疑で逮捕され、次期フランス大統領の有力候補という地位を、棒に振っちゃいましたね。
( IMFの後任の総裁は、クリスティーヌ・ラガルドというゴーマンなフランス女ですが、このことは関係ない )
さて、カーン君は、なんと又捕まって1晩留置所に入れられてしまったらしい。
今度は母国のフランスですから、大分気が楽だった( なんてことはないか )。
容疑というのは、2010年と2011年にパリとワシントンでやった乱交パーティー。 ( 元気なおっさんですね )
つまり、この乱交パーティーに娼婦が参加していて、カーン君がこの手配をした、つまり管理売春に一枚噛んでいたんじゃないの、という容疑です。 ( 国際機関のトップにふさわしく、実務者能力も高かった )
もちろん本人は 「 ワシャ知らんかった 」 と容疑を全面否定しました。
弁護士が登場して、談話を披露しました。(率直な人柄らしい)
・彼はたしかに、その会合に出席しました。 でも自分をもてなしてくれた婦人が、売春婦だとは知らなかったんです。
・そもそも、そんなこと分かるわけ、ないじゃないですか。
・だいたいね、この手のパーティーでは服を着てないでしょ。
・あなた、裸の娼婦と、裸の一般女性を区別できますか?
アハハハハハハハ。 明快な論理ですね。 ハハハハハハハハハ。
フランスは、人口減少に歯止めをかけることのできた、唯一の先進国です。
政策が正しかった、というより、えー、フランス男の、ヤル気のお陰なんじゃないでしょうか。
しかし、これだけの大物が、こんなしょうもない事で、しかも母国で、留置尋問されるなんて、驚きです。
政敵である、現職大統領のサルコジ君が警察をけしかけたのかな?
No.860 - 2012/02/23(Thu) 20:16:11
★
仁義なき戦い
/ 結構仮面
引用
中国の習近平副主席がワシントンを訪問して、オバマ大統領と会談しました。
習近平副主席の発言を、英国のThe Telegraph紙もアメリカの Herald Tribune紙も同時に報道しているけれど、英国紙の方が“生意気なことを言ってる”という論調が強い。
ヘラルド紙による習近平副主席の発言は
○アメリカは、中国の中心的権益と関心事項に対して、敬意を払わなければならない。
○世界は大きな変化を経験しつつある。 そして中国とアメリカは世界の諸問題に対して、共通の課題として共通の責任を負わなければならない。
僕はこれを読んで、笑っちゃいました。 あの大ヒット映画 「 仁義なき戦い 」 を思い出してしまったからです。
No.858 - 2012/02/19(Sun) 19:46:10
☆
Re: 仁義なき戦い
/ 結構仮面
引用
(習近平副主席)
・お初にお目にかかります。手前どもの所存を申し上げます。あっしらのナワバリ内の問題には口を出さないでもらいてえ。こっちもおたくのナワバリ内の問題には口を出さねえつもりだ。
・世間は今までとは様変わりだ。 で、これからは、何事も、あっしらとおたくで、シメテいきやしょう。 まあ、五分と五分のお付き合いをお願げえしたい。
(オバマ大統領)
・おいおい、いきなり高飛車じやのう。 今年の秋にはチャイナ組の跡目を継ぐお人が、挨拶したいと言うから、こうやってオーバルルームで特別待遇させてもらったんだぜ。 それをいきなり、なんでえ。 口を出すな、とか五分の付き合いをしてえとか。
・少々口が過ぎるんじゃあなえかい。
(クリントン国務長官)
・まあまあ、親分、習さんも悪気があっての能書きじゃないんでしょうから。
習さんも、国元の代貸連中のてまえ、こっちで啖呵の一つも切らなけりゃあ、顔が立たないんじゃないかしら。ねえ?
(オバマ大統領)
・おうよ、そのへんの事はこっちも分かってるつもりだ。 だからこうやって大歓迎の舞台を整えたつもりだ。
だからと言って、ケンカを売りにきたんじゃねえなら、物には言いようがあるだろう。
(習近平副主席)
・いや、親分、口が過ぎたならあやまりてえ。 クリントン姐さんがおっしゃるとおりなんで。 あっしの跡目相続を快く思っていねえ連中も多い。 だから今回の挨拶周りで、意気地のあるところを見せておきたいとつい力んでしまった。 勘弁してくんねえ。
(オバマ大統領)
・よし分かった。 今夜はキレイどころを集めてある、パーっとやろうじゃないの。
無事跡目を継いだら、また来ねえ。 ワハハハハハ。
(クリントン国務長官)
・習さん、これからもよろしくね。 渡世のアヤについては、あたいが色々教えてあげるからねえ。 うふふ。
i
No.859 - 2012/02/19(Sun) 19:46:57
★
ユニクロのズレかた
/ 結構仮面
引用
この間、ユニクロの店舗に入ったら、Premium Down ULTRA LIGHTというのがずらりと陳列されていた。
赤色系、青色系、茶色系のダウンが、ずらりと並んでいるのを見て、うーんと唸ってしまいました。
全部のカラーリングが、見事に日本人の美意識から2〜3ミリほどズレている。
うーん、どうしてこんなしっかり、微妙にズレているんだろう。ズレかたに気合が入っている。
色彩デザイナーは何国人か知らないけれど、たぶん自信作なんだろうと思いました。
経営陣も、これがグッドで斬新で、先端的カラーリングと思い込まされたんだろうな。
この色、バングラディッシュとかパキスタンとかイランあたりならシックに見えるのかもしれない。
ともかく中東系(イスラム)の色合いですね。
ユニクロも、社内公用語を英語にして、世界企業を真剣に目指し始めた頃から、少し勘違いが多いなと思っていたけれど、イスラムに走るとはね。 これからのビジネス・キーワードは“ イスラム ”だと思い切ったのかしらん。
僕としては、もしイスラムでゆく気なら重点国家は、イランでもイラクでもない。 「 トルコ 」だよ、と社長に教えてあげたい。
i
No.856 - 2012/02/10(Fri) 21:35:30
★
年表を作ろう
/ 結構仮面
引用
年末にふさわしく、ことしも色々あったなあ、と物思いにふけろうとしたら、東日本大震災と東京電力の原発事故しか思い出せない。
ボケもついにここまで来たかと少々あせる。
そうだ! 年表を作ろう!
かなり前から、自分で年表を作ってみようと考えていた。 自分が関心のある過去のイヴェントを、少しずつエクセルシートに打ち込んで、1年ぐらいかけて手作りの年表を作り、その後は、現在進行形で、気になる出来事を入れてゆく。
後で、不要だと思った項目は消してしまえばいい。
国内も海外も問わず、遥か紀元前から現在まで、政治的な事、文化的な事、災害、科学的発見、さらには芸能関係、なんでもごた混ぜで追加してゆく、というものだ。
古いものから順番に、なんてまったく気にしないで、興味のあるイベント、思いついた出来事を、気の向いた時に打ち込んでゆく。
そうすれば、だんだん、エクセルシートが埋まってきて、年表らしくなるはずだ。
エクセルシートは、こういう作業にとても適している。
よし、今から始めようと、今年の主な出来事を必死で思い出したり、ネットを検索しながら、出来事を打ち込んでみた。
やっぱ、様々なことがありました。
<2011年>
【 1月 】
・チュニジア政権崩壊 ( ジャスミン革命 ) “ アラブの春 ” と言われる民主化運動の始まりです。
【 3月 】
・東日本大震災 東京電力福島第一原子力発電所事故発生 ( 津波は悲しいけれど、原発事故は怒りに燃えるな )
【 7月 】
・今年に入って、中国からのサイバー攻撃が激増。 この頃、軍事産業や政府関係機関への攻撃が記事になる。
・タイ大洪水 7月に始まり、3か月以上続いた洪水は、230万人が影響を受けた。
・EUギリシャの財政危機深刻化 ( ヨーロッパの自堕落さが表面化しただけ )
・ノルウエーの連続テロ。 32歳のアホが首都オスロで自動車爆弾、その後、ウトヤ島に移り無差別銃撃。 合計77人死亡。
・中国高速鉄道追突事故 ( 事故車両を現場に埋めちゃった )
【 10月 】
・アップルCFO、スティーブ・ジョブズ死去
・リビア。カダフィー大佐殺害さる ( 裁判にかけづに
CENSORED
のは犯罪だ、などという大ボケの批判がでた。 )
・1ドル=75円32銭 歴史的最高値。 ( 円高は立派な事です。 これを何故かみな自覚しない )
【 11月 】
・オウム裁判終結。 死刑13人。 ( ホーリーネーム思い出しちゃった。上祐のマイトレーヤー )
・橋下徹(前大阪府知事)が大阪市長に当選。
【 12月 】
・米軍イラクから完全撤収 ( イスラム教徒なんて、いくら
CENSORED
もいいという欧米の発想。 米軍の次のテーマは何かな? )
・福島第一原発事故、収束宣言を発表 ( 非科学的で欺瞞に満ちた宣言。日本の恥 )
・北朝鮮金正日総書記死去 ( 跡継ぎらしい正恩。なんて薄気味悪い顔をした青年なんだ )
No.853 - 2011/12/28(Wed) 22:46:31
☆
Re: 年表を作ろう
/ 結構仮面
引用
勢いが付いて、もう1年遡ってしまいました。
<2010年>
【 1月 】
・Haiti 大地震 M7 死者31万人
・日本航空。 会社更生法の適用申請
【 2月 】
・冬季オリンピック(カナダ バンクーバー)
【 4月 】
・アイスランドの火山噴火 欧州の空港閉鎖が拡大。28ケ国まで。
・BP(旧 British Petroleum) 海底油田の掘削現場爆発 ルイジアナ沖、メキシコ湾の大規模原油汚染
【 6月 】
・はやぶさ(小惑星探査機)帰還 7年間、60億キロの旅 ( 感動したなー )
【 7月 】
・ウイキリークスによる機密暴露騒ぎ Julian Assange氏への刑事告発に至る
7月(9万点)アフガン戦争関係。 10月(40万点)イラク戦争関係。 11月(25万点)米国外交通信
【 8月 】
・チリの鉱山事故 (33人生き埋め) 10月14日、全員救出
【 9月 】
・中国漁船が海上保安庁巡視船に体当たり 尖閣諸島海域。 ( 今は韓国が中国漁船と戦っている )
【 11月 】
・尖閣ビデオがユーチューブに流出。 神戸海上保安庁主任航海士 ( 一色正春 sengoku38 )
この後で、ふと、カンボジアのポルポトの大虐殺も入れておこうと調べたら、ベトナム戦争や日本の敗戦と関連していて、このあたりの一連の出来事と年月日を調べつつ打ち込んでいます。
ある歴史的出来事に興味を持つと、どうもイモずる式になりやすいですね。
ゆっくり、ボチボチやるとしよう。
Have a nice new year !
i
No.854 - 2011/12/28(Wed) 22:49:17
★
人間性の暗黒面
/ 結構仮面
引用
今日の「日経新聞」に、トルコとフランスの間で勃発した国交断絶にちかい外交紛争の記事がでていました。
記事の内容は、
・1915年、第一次世界大戦の最中、トルコ国内で(トルコはまだオスマントルコ帝国の時代だったんだけど)アルメニア人の大虐殺があった。その数約150万人。
・フランス下院で、「このアルメニア人の民族大虐殺を、公の場所で否定することを禁止する法案」が可決された。
・トルコ共和国がこれに激怒して、大使召還とか、国交断絶一歩手前。
日本人にとっては「はあ?」という話ですね。
この大虐殺の話は、ウソでもなんでもなく、結構有名な話ですけど、分からないのは、今頃なぜ、この話を公の場で否定したら禁固刑なんてトンデモな法案を、フランスが制定するかという事です。
日経では、アルメニア系の市民の票を、サルコジ大統領が欲しがったからではないか、と書いてありますが、それなら、選挙直前にこの歴史的話を蒸し返して、トルコ政府を非難するくらいでいいんじゃないの、 なんて僕なんか思いますけど、この辺の呼吸はフランス人じゃないから分からない。
僕の愛読するイギリスのテレグラフ紙にはもっと詳しく書いてありました。
トルコの外務大臣は、
・「サルコジ大統領は、来春の選挙のために、トルコ人とイスラム教徒への憎しみをかきたてようとしている!」
・「フランスはアルジェリアで、100万人(アルジェリアの人口の15%)を虐殺したくせに何を言ってるか!」
と罵倒した。
No.850 - 2011/12/24(Sat) 02:56:26
☆
Re: 人間性の暗黒面
/ 結構仮面
引用
これは、フランスの植民地だったアルジェリアの独立戦争(1954年〜62年)の時の話です。
フランスがアルジェリアで、ずいぶん酷い弾圧、拷問をしたのは有名で、 アラン・ドロン主演の映画 ( 「 名誉と栄光のためでなく 」 ) にもなりました。 ( もちろんアラン・ドロンは無差別殺戮反対の立派な兵士の役だった )
この時、アルジェリアから撤兵して、独立を認める決断をしたのがドゴール大統領。 で、ドゴールを裏切り者として暗殺しようとした軍部右派の連中が現れたんですが、 これを題材にフレデリック・フォーサイスが書いた小説が 「 ジャッカルの日 」。 世界的ベストセラーになりましたね。
で、トルコでのアルメニア人大虐殺の原因はなんだったんだろうか。 これは村上春樹のトルコ紀行 「 雨天炎天 」 に書いてありますので、それを要約してご紹介しましょう。 (えっ、必要ない。 まあそう言わず紹介させて。)
トルコにはアルメニア人がけっこう住んでいた。 そしてトルコから分離独立しようという機運が盛り上がった。 第一次大戦の時、帝政ロシアがそれを軍事支援して蜂起させた。 ところが蜂起直後、 ロシアに共産革命が起きてロマノフ王家が倒れてしまった。 新政府(共産党)は一転、トルコと単独講和を結んで、トルコから軍隊を引き揚げてしまった。
残されたアルメニア人はハシゴを外されてしまったわけですが、 そこに怒ったトルコ人が襲い掛かって、 トルコ全土でアルメニア人の大殺戮が繰り広げられた、 という話です。
No.851 - 2011/12/24(Sat) 02:57:23
☆
Re: 人間性の暗黒面
/ 結構仮面
引用
これは、第一次湾岸戦争(1991年)の時のクルド人とアメリカ軍の場合とまったく同じですね。
ブッシュ大統領(親父の方)は、CIAを使ってイラク国内のクルド人を、反フセインで蜂起させ、一方で連合軍をイラクに投入した。でも、バグダッドまで占領せず、勝手に講和条約を結んで、さっさと引き上げてしまった。
( フセイン政権を倒した暁にはクルド人の独立国家を作ってやる、という約束なんか忘れちゃった )
可哀そうに、残されたクルド人は、その後、延命できたフセイン政権に毒ガス攻撃を受けて、村単位で殺されていった。
ジェノサイド ( 民族虐殺 ) の話は、いっぱいある。 第一次世界大戦以降だけで、100万人単位の規模のものに限定しても、
ソ連、 トルコ、 ドイツ、 フランス、 中国、 カンボジア。 アフリカなんか現在進行形だもの。
この中でトップの栄誉は何と言っても中国でしょうね。 1ケタ多くて4000万人以上。
人間性の暗黒面は、いつまでたっても、なくならない。
日本なんか、 単に人手不足だからという理由で、 経済活性化のために、移民の大量受け入れを推進しようなんていう人々がいますけど、そんなことを軽々にすると、 後で、その手を血で染めることになるぞ、 と僕なんか心配になります。
「 オレ、オレだよ、お金振り込んで 」 という電話を信用しちゃあいけないけど、僕は、人類愛と世界平和を声高にとなえる人も信用しませんね。
だいたいこの手の人間ほど、非常事態になった時、アッという間に目が吊り上って、平気で人を
CENSORED
タイプなんだから。 特に非武装の民間人や、女性や子供たちを。
来年は良い年になりますように。 アーメン、 ナンマイダ、 アッラーアクバル。
i
No.852 - 2011/12/24(Sat) 03:08:48
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オバサン、言葉遣いに気をつけな
/ 結構仮面
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イギリスの新聞 The Telegraph をネットで見てたら、こんな見出しが目に飛び込んできました。
「 IMF wants the world to save Europe 」
びっくりしました。 なんて時代錯誤な発言なんだろう!!
IMF総裁 クリスティーン・ラガルド女史の言葉であります。
微笑むラガルド女史の顔がアップで映っている。
何をトチ狂って、エラそうに言ってるんでしょうね。
“ Want ” じゃないだろう、“ Beg ” でしょ。
だいたい、微笑んでいる場合しゃない。 こういう場合はせめて、沈痛な顔をしなさい。
さて、女史の非常識な発言のポイントをピックアップしてみましょう、
「 ヨーロッパの財政危機は、あまりにも深刻でユーロ諸国だけで解決できない 」
「 行動をおこさなければ、世界は1930年代の大不況と同じことになるだろう 」
「 貧しい国も、新興国も、中流の国も、先進国も、この危機から逃れることはできない 」
これって、完全な脅しじゃないの。 ヨーロッパの借金を穴埋めするために、貧乏人から金持ちまで、全員金を出しなさいよ、という発言です。
よく言うよ、まったく。
ゴーマンかましてんじゃないぞ!
いったい全体どういう神経をしてるんだろう。 ヨーロッパはそんなにエライのか?
中華思想はチャイナの専売特許じゃないんですね。 フランスもそうだった。
これは中華思想というより、 「 夜郎自大 」 という方が正確かな。
でも、女史の発言を聞いて、 「 何をアホナ 」、 と笑えるだけの教養があるのは、現在では、欧米以外では日本人だけじゃないだろうか。
No.847 - 2011/12/16(Fri) 21:20:02
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Re: オバサン、言葉遣いに気をつけな
/ 結構仮面
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イギリスは、真っ先に、協力を拒否して、フランスとドイツから罵倒されています。
「 イギリスなんて村八分になるぞ 」
「 イギリスの財政は実質ギリシャ以下じゃねえか。 成長率だってユーロ諸国平均以下だ 」
なんて罵られた。
まるで子供の喧嘩です。 「 オマエのカーチャンでべそ 」と言われているのと同じ。
こんな泥臭い喧嘩をしている連中が、しかもIMFの総裁(フランス人だけど)が、世界に向かって「 金出さないとひどい事になるわよ。 出しなさい。 」って堂々と宣言してんだから、あきれ返ってしまいますね。
不景気という病気は、自然治癒が一番いい。 絶対安静にして、体力の回復を待つんですね。
治るまで苦しいけれど、その苦しみが後日のいい教訓になって、健康な肉体を再建するのに役に立つ。
「 ぶっとい注射を打って、一気に直すぞ 」 なんて、よくない発想です。
まあ、自分たちで注射代金払うんなら、勝手にすればいいけれど、「 注射代よこせ 」 はないだろう。
わんわんわん。
i
No.848 - 2011/12/16(Fri) 21:21:13
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桜雑感
/ 結構仮面
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桜雑感(1)
僕は桜の紅葉が大好きで、11月からずっと楽しんできたけれど、12月もここまできて、さすがにもう終わりですね。 残念。
今年も、家のそばを流れる新河岸川の、岸辺通りの桜並木の紅葉がとてもよかった。
秋になると、桜葉は、黄、赤、茶と色づきます。
黄色い葉は、けっこう明るい黄色だけれど、赤くなった葉は、鉄錆色というか、くすんだ赤で、この黄色と赤が、太陽の日差しに燃える色合いはたまりません。
11月も末になって、道に散り重なっているのも、一段と風情があります。
そこに驟雨が過ぎて、しっとりした姿も、さらに趣が深い。
照ってよし、しおれてよしです。
桜は「 葉の形 」がとてもいい。大きさも丁度いい。 僕は桜の葉を愛してやまない。 でも花はね、どうも感心できません。
去年も、一昨年も同じことをここに書きました。
・「 桜の花は、テイッシュペーパーを千切って枯れ枝にまぶしたみたいで、全然魅力がない 」
・「 それに引き替え、桜の紅葉は素晴らしい 」
僕は、ずっと以前からこのように感じていたのですが、同時に心の片隅で「 一度たしかめてみたいな 」、と思っていた事があります。
怠惰でめんどうくさがりやの人間なので、ずっとそう思いつつ放置してきましたが、ついに、この問題に決着をつけてやろう、と重い腰をあげました。
( 腰を上げるという程のことではないけれどね )
No.844 - 2011/12/11(Sun) 00:48:41
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Re: 桜雑感
/ 結構仮面
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桜雑感(2)
数日前、たまたま読んでいた立原正秋の随筆に、桜を詠んだ歌が引用してあった。
○ 願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ ( 西行 )
○ 山桜咲きぬとききて見にゆかん人と争ふこころとどめつ ( 実朝 )
桜を詠んだ歌は、古来から数限り無くある。 ともかく日本人は、千年以上にわたって、桜の花を歌に詠んできた。
桜の花が大好きなんですね。
それを悪口する僕は、感受性がおかしいのだろうか?
そこで、長年のもやもやをハッキリさせよう、決着をつけようと思ったのです。
それは、僕の記憶に、次のような言葉がかすかに残っていることです。
○「 今の日本の桜は、昔の日本人が愛した桜ではない。 今の桜はダメな桜だ 」
という説です。 これが本当かどうか? 数十年前、何かで知った話なので、不確かです。
ただ手がかりは、水上勉の書いた「 桜守 」という小説。 作者も書名もうろ覚えで自信がないけど、手がかりはこれだけ。
思い立ったが吉日で、さっそく板橋区立図書館の蔵書を検索。 ピンポーン。 ありました。 借りました。
No.845 - 2011/12/11(Sun) 00:49:03
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Re: 桜雑感
/ 結構仮面
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桜雑感(3)
「桜守」水上勉( 1976年、新潮文庫、/ハードカバーは1969年発行 )
42年前に上梓された本だったんだ。 読んだことが無いのは確かなので、なぜ題名と作者の名前を、今まで覚えていたのか不思議です。
読んで、疑問氷解。
桜に一生をささげた男の話でした。 「 桜 」を日本人がいかに愛し、大切にしてきたか。 そしてその伝統と技能が戦後急速に失われていったか。 単に桜のみならず、日本の、山林の管理という素晴らしい文化も失われていることがわかって、とてもよい本でした。
ともあれ、問題の部分を抜き出してご紹介します。 染井吉野(そめいよしの)という品種について語っている部分です。
○ 竹部にきいてみると、これは日本の桜でも、一番堕落した品種で、こんな花は、昔の人はみなかったという。
本当の日本の桜というものは、花だけのものではなくて、朱のさした淡みどり(うすみどり)の葉と共に咲く山桜、里桜が最高だった。
○ 染井吉野は、江戸時代の末期から、東京を中心として、関東一円に普及し、全国にはびこるにいたった。
○ 育ちも早くて、植え付けもかんたんにゆく。値段も安くて、病虫害にも強い。山桜や里桜では、薬害の可能性もある駆除薬剤のどんな刺激のつよいものにも染井は耐える。 桜の管理にあたる者の何より喜んで迎えるのも当然であったろう。
○ だいいち、あれは、花ばっかりで気品に欠けますわ。土手に植えて、早ように咲かせて花見酒いうだけのものでしたら、都合のええ木イどす。 全国の九割を占めるあの染井をみて、これが日本の桜やと思われるとわたしは心外ですねや。
うーん。 なるほど。 僕の美意識は、まちがっていなかったんだ。(エッヘン)
でも、問題は残りますね。 僕の見ている桜が「染井吉野」かどうか分からない。 ( 板橋区役所に問い合わせてみよう )
全国の90%を占める、というのだから染井の可能性は高いけれど。 それに満開の時は「 花 」だけで一切「 葉 」はないから。
「 一番堕落した品種 」、「 はびこる 」、「 気品にかける 」ともうさんざんですね。
ここまで悪口を言われると、僕も少しかわいそうになります。 でも「 染井吉野 」という名前はいいですね。
これが、「 埼玉地桜 」だったらここまで普及しなかったかも。( 埼玉県民のみなさまゴメン )
“ 薬剤のどんな刺激にも染井は耐える ”、なんて、けなげじゃないですか。
どうも、だんだん染井君を弁護したくなってきた。
花時はともかく、紅葉は素晴らしいのだもの、もう少し認めてあげてもいいような気が、しないでもない。
No.846 - 2011/12/11(Sun) 00:49:38
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ギリシャとイタリアと村上春樹
/ 結構仮面
引用
村上春樹の随筆「遠い太鼓」から、ギリシャとイタリアについて少々ご紹介してみます。
<ギリシャの親父たちの発言>
A:「夏はたしかに儲かるけどね、でも、私は夏が嫌いなんだ。7月と8月は死ぬおもいだよ。みんなそう思ってる」
B:「夏が終わってからが、本当の生活なんだ」
ギリシャは観光立国だけど、やはり稼ぎ時は夏。 掻き入れ時の夏が嫌だという根性。
日本の観光地だったら、四季を通じて稼げれば、喜んで働くだろうな。
<イタリア> 外務省勤務のイタリア人、ウビ氏の話(日本にも駐在したことがある)
・何しろ、父の年金の額が僕の基本給より多いんだもの。ひどい国だよ。国民が国から金をむしりとっているようなもんだから
・自慢じゃないけれどイタリア人は税金なんてほとんど納めないんだよ
・イタリア経済の半分以上は地下経済なんだよ。だから統計上の数字に出てくる以上にイタリア人のひとりひとりは金を持っているんだ。なにせ税金払わないもの。
・国って、破産しそうでもなかなか破産しないものだよ
ハハハハハハ、笑っちゃいますね。 立派。 村上春樹も「よさそうな国ですね」とウビ氏にあいずちを打っている。
これは村上春樹が1986年〜1989年の3年間の、南欧滞在の随筆だから、今から24年前のことです。 たぶん30年前、40年間からこんなだったんでしょう。
いやー、現在のギリシャ財政危機や、次はイタリアだ、と言われる現状の原因がよく分かりますね。 よく今までもったもんです。
メルケル君やサルコジ君が額にシワを寄せて、難しい顔をして、経済評論家や金融関係の専門家が小難しい能書き垂れているけど、馬鹿丸出しです。 物事の本質は常にシンプル。
怠け者のギリシャ人と、税金を払わないで、政府から福祉をもぎ取るイタリア人。
世界中から金を拠出させて助ける必要なんかありません。 ほっとけばいい。
さて、村上春樹はギリシャ人とイタリア人の民族性の分析もしてる。
○ 僕の見聞した限りではギリシャ人というのは比較的混乱しやすいタイプの人種である。
なんとかうまく物事をこなそうとする意志はあるのだけれど、少し事態が込み入ってくると収拾がつかなくなって混乱し、ある場合には怒り始める。またある場合には落ち込んでしまう。
○ こういう点ではイタリア人と正反対である。イタリア人は始めから物事をうまく処理しようという意思が希薄なので、それがうまくいかなくてもほとんど混乱しない。
どうです。 EUが助ける代償として、ギリシャに超緊縮財政を要求した時、ギリシャで過激な大規模デモが発生した。この理由を村上春樹は、24年前に明らかにしていたことになります。
このでんでゆくとイタリアでは過激なデモはおこらないということになりますが、さてどうでしょう。
おまけにですが、村上春樹はこの3年間のヨーロッパ滞在中(ギリシャ、ローマ、シシリー、ロンドン)に「ノルウエイの森」と「ダンスダンスダンス」を執筆しました。
僕は「ダンスダンスダンス」が大好きです。
No.843 - 2011/12/04(Sun) 20:27:05
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欧州田舎芝居
/ 結構仮面
引用
ギリシャ倒産を巡るヨーロッパのドタバタ騒ぎを見ていると、まさに「 欧州田舎芝居 」。
ヨーロッパの親分であるドイツとフランスを中心に繰り広げられる外交劇はじつに泥臭い。
市原悦子主演「 家政婦は見た 」といい勝負です。
先頭に立って騒いでいるメルケル君やサルコジ君、脇役の諸国の連中の言動を見ていると、とても栄光のヨーロッパの首脳とは思えない。
世の中をうならせる役者が居なくなってしまったんですね。
ドイツ代表ビスマルク、フランス代表ナポレオン、ギリシャ代表ソクラテス、ならさぞかし見応えがあっただろうな、なんて考えちゃいました。
ソクラテスなんて、議論をさせたら相手にさんざんしゃべらせて、自ら墓穴を掘らせる名人だった。
今のギリシャの主相だったら、借金全額棒引きに持ち込めたかもしれません。
ソクラテス:「 借金とは何か、返済とは何か、約束と何か。 これを我が国民が納得するように定義してみよ 」
ビスマルク:「 貴国に勧めたいことは、ただ三語に尽きる。すなわち、働け、もっと働け、あくまで働け 」
ナポレオン:「 予の辞書に貸し倒れという文字はない 」
ソクラテス:「 借金とは、返す意志があり、返す原資があって、初めて有意の概念となるのじゃよ。わがギリシャには、どっちもない。ゆえにこれは借金ではない 」
こうなったらイタリア代表のシーザーに仲裁してもらうしかありません。
シーザー:「 我輩は国家予算の半分くらいの借金をこしらえたぞ。 みんな女につぎ込んだ。 でも結局うやむやになった 」
:「 諸君、しょせん金は金に過ぎない。もっと大きな野心をもとうじゃないか。そうすれば総て解決するぞよ 」
ハハハハハハ、ハハハハハハハ
やっぱ千両役者がそろわないと、おもしろくありませんね。
ヨーロッパもすっかり小粒になってしまいました。
No.840 - 2011/11/03(Thu) 20:47:54
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3題話し
/ 結構仮面
引用
(1) フクシマ原発事故
(2) ユーロ通貨危機( ていうか、ユーロ諸国の不良債権による信用不安 )
(3) タイの大洪水
全部、今年に発生した大事件であります。
全部、当局がボンヤリしていたゆえに起こった人災であります。
全部、関係各位が強欲であったがゆえに起こった問題であります。
タイの大洪水は、一見、歴史的な大豪雨によって引き起こされた天災と言えば言えますが、実を言えば、政府が治水に金を惜しんで、水利設備を増強しなかったこと、さらに上流のダム群の管理オペレーシオンが杜撰であったことが被害をここまで拡大させたようです。
どうも原理が3つに共通していますね。
ニューヨークタイムズをネットでみていたら、タイの大洪水の面白い側面記事がありました。
タイはワニ関連の商品の世界的輸出国の一つだそうです。 ( なるほど )
30の大型農場と900の小規模施設でワニが20万匹飼育されている。 ( ほー )
で、水産局の話しによると、施設が洪水で水没したので、少しばかりワニが逃げちゃったそうです。 (おいおい、少しってほんとか)
で、野生動植物保護局の副長官が、以下の声明を出した。
「 慌てないで! 逃げたワニは、野生のワニほどどう猛じゃないから 」
「 ワニ君は、流れる水は嫌いで、静かによどんだ水が好きなんだ 」
おいおい、安心できるはずないだろう! そこらじゅうよどんだ水ばっかりじゃないか!
国土の三分の一に水が静かに溜まっているのに、よくいうぜ。 ( 官僚の気休め発言は、どこでも同じですね。 )
でも当局は、ただちに手を打った。 ワニハンター達を募集して、1匹やっつけたら100ドル出すんだって。 ( 日本よりエライ )
No.839 - 2011/10/26(Wed) 19:57:51
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日本の問題
/ 結構仮面
引用
日本の問題
タイトルだけは、立派に見えそうなものにしてみました。 わんわん。
昨今はネットで個人や団体が盛んにニュースを流したり問題提起をしているので、情報量が膨大になって僕なんか消化するのが大変です。
なので、新しい知識を仕入れることより、自分の興味が深い事だけに注意を向けています。
もう歳なので、腹八分目にしようということであります。
僕の関心事項をご紹介すると、
< 国内問題 >
( 1 ) 人口減少について
( 2 ) 放射能汚染について ( この問題を、これから日本人がどう取り扱うかに興味の焦点があります )
< 外部問題 >
( 3 ) Chinaとの対立 ( 中国にいてこまされずに、日本は国益を守れるか )
( 4 ) 何を売るか ( 天然資源のない日本は、世界に何を商品として売るのか )
この4点です。
少ない? まあそうですね。 他に重要で喫緊の問題があるんじゃないのか? でしょうね。
ともあれ今は、これが僕の基本テーマです。
この4つを選び出した元は、「 日本とは何か、日本人とは何か、日本はこれからどうなるのか 」という僕の生涯テーマにあります。
さて、( 1 )と( 4 )について若干補足説明を申し上げたい。
< 人口問題 >
日本の人口は、国土の大きさと可耕地面積から考えると、7千万人〜8千万人が最適じゃないかと思います。
8千万人というレベルには何の問題もありません。 問題は人口減少の過程にあります。 50年間で1億3千万人が8千万に減る。 これは社会の枠組の変更を迫られ、大変な苦痛を強いられる筈です。
これを日本人の創意と英知を結集して、なんとかソフトランディングさせたいものですね。
一方では、これからの世界はある程度人口密度が高くなければ、国家として生き残れない。 だから1億5千万人を目指すべきだ、という論もあるかもしれない。
どっちを目指すべきか、迷うところです。 ただ、「人口ピラミッドの理想型が意味することは何か」、これについてしっかり考える必要がありますね。 僕が思うに理想型は
2つある。 それぞれの「 型 」が社会に要求する条件を色々検討すると実におもしろい。
でも、誰もこの角度から論じていないのが残念です。
< 商品問題 >
少なくとも、現在の中産階級の生活程度を多くの国民が享受できる。 そして日本という国が、国際社会の中で一人前の扱いを受けるために必要な政府支出を確保する。
この2つを担保するためには、日本は何かを輸出して金を稼がないとなりません。 物かサービスを買ってもらわなければならない。
商品は歌と同じで「 世につれ、人につれ 」ですから、ボーとしていたら閉店ガラガラに追い込まれます。
かといって、今日はラーメンを売って、明日はタンスを売ろうなんてふらふらしていたら、とても強い産業は育たない。
民間企業が取り組む戦略的商品開発努力。 これを支援するのが政府に求められる産業政策でしょう。
うまく行くか衰退か、興味しんしんです。
No.834 - 2011/09/28(Wed) 20:50:10
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どっちもどっち
/ 結構仮面
引用
中国拘束じゃなかった、中国高速鉄道の事故。
日本の技術を移転してもらいながら、独自技術とふんぞり返って、米国で特許申請をするって言ってる。
そんなわけで、今度の事故は「 ザマミロ 」と、日本人は嬉しい。
○ 専門家 日本の新幹線では考えられない
なんて大見出し。 まあ、そうでしょうね。
○ 追突した先頭車両を、穴を掘って埋めた。 事故原因の隠蔽か。
なんてこともね。 あまりの無邪気さに日本人ポカーン。 他の、もっと大人の隠蔽方法あるだろうに。
特許の件で、中国って、恥知らずでずうずうしいと思っていた人たちは、さらに、「 どしがたい、民度の低い国だな 」と思ったでしょう。
でも、僕はふっと、心の片隅で違和感を覚えた。 まてよ、日本だって、と。
福島原発事故の経緯を見ていると、
< 事故前は >
(1)多発していた小さな事故の隠蔽、 (2)記録の改竄、 (3)情報の捏造、 (4)事実の歪曲 などなど
< 事故後は >
(1)「 事故過小評価のために、御用学者動員 」、 (2)「 放射能拡散情報の握りつぶし 」、 (3)「 原因追及回避のための情報隠し 」
(4)「 原発再開のために、会社ぐるみのやらせメール発信 」 などなど。
とても、民主主義国家の、先進工業国の、政府や官庁、公益企業のすることとは思えませんね。 わんわん。
数百万人、いや数千万人の健康に影響を与える事件なのに、このていたらく。
民度、、、、、低いね。
トルコに原発を売り込んでいたけど、今度の事故でダメになったら、「 風評被害 」だって。
僕は腰が抜けそうになりました。
日本: 「 やーい中国、ここまで出来るか 」
中国: 「 負けるもんか。 すぐ追いつくぞ! 」
No.821 - 2011/07/26(Tue) 20:10:30
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