ゴールデンウイーク合宿が終了しました。毎回、合宿の流れとしては何かを得るために具体的な練習メニューが各選手、グループに与えられ、フリーな時間も混ぜていくのが基本でしたが、今回はほとんどと言っていいほど、選手が自分でやることを考え、コーチを通して見つけたり、ゲームをたくさんこなして経験を積むといった内容の合宿でした。何もしないと考えれば放任のようにも見えますがそれは逆にそれぞれの自主性が見えてきているからということでもあります。これは商工や柏葉でもやれなかった形でした。7年目でやっとという感じです。今回のコーチ陣は「自分でチームを持てる人達」の集まりなので、珍しいほど誰かがトップ選手ばかり教えてるという感じではありませんでした。つまり、どのレベルでも教えられるコーチばかりだったからでしょう。しかも、夜のミーティングの続きが次の日の練習に反映されてました。しかし、トップグループで全道、全国での活躍を期待する選手達は自分に厳しくなりきれておらず、このままではインターハイの全国はゼロの可能性があります。選手達はいつも以上に今回の合宿の試合で負けた後に自らのふがいなさに涙しているのですが、自分のゾーンを超える試合が出来ていないのも確かです。さらに難しいのは、翌週に国体予選を控えて合宿でゾーンを超えすぎると、その反動で翌週に大きな疲れをもたらすため、体力に自信のないうちの選手達は狙える可能性のある国体予選を捨ててしまうことになりかねません。難しいところです。今は気持ちを鍛える時期のようです。久しぶりに山本・理陽・卓也が揃ったのは個人的にはうれしいことでした。三人とも大学生の時とは全く違う雰囲気での指導スタイルなので、そこから自分の年齢を強く感じました。山本はすっかり動くよりも見る指導を中心にしていて改めて哲学者だと感じました。理陽は多忙なスケジュールの合間を縫ってきてくれたのに、中学生とのゲームが長引いて肝心の高校生とはあまり出来なかったという、いつもの大ボケキャラ健在というところでした。卓也は試合も指導も毎回合宿の最前線に立ってやってもらっているのですが、なかなかそのポジションの後継者は現れそうにないので、まだしばらく体も心も1番辛いこの役割をお願いすることになりそうです。最近の及川に至ってはもはや宣教師の世界です。谷口先生に弟子入りする日も近いでしょう。さあ、運命の瞬間は近づいてます。頑張ります。 No.1526 - 2011/05/08(Sun) 08:10:49
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