☆風を待つ渚 (7)を読んで、「うわーん大丈夫か」とハラハラし、(8)で「うわっ」と思ったのも束の間、……「やられたー」と呻いてしまいました。そしてさらに衝撃的なラスト!!
凌辱劇を超えて、それを利用して複雑微妙な物語を形づくる展開になってる。(……のではないかと、不安と期待でハラハラどきどきw) ――ピンチをチャンスに変える? じゃないな。 ――転んでもタダでは起きない? う〜ん、まだ足りない。
もしこの世に神がいるなら、これはもう、わざと転ばせているとしか思えないw いや、この場合は作者である道化師さんが、痛い痛い体験を次の快楽に結びつけることを約束してくださっている(に違いない、……信じたい)。
自然で、なおかつフィクションならではの魅力的な展開。(やっぱズルいーw)
それにしても、失ったものとそのことで得るもの、どっちがでかいんだろう? ハラハラどきどき、待たせて頂きますw
☆冬の陽炎 こちらもアクシデント続きで(いや、そうなることを望んでいる気配が濃厚ですがw)じりじりと胃が痛くなるような興奮w(形容矛盾?)
「私」の躊躇いと衝動と嗜虐的な行動と後悔のスパイラルは、どんどん激しさを増していきますね〜。妻の周囲をぐるぐるまわりながら、徐々に距離を縮めつつ、吸い込まれるように堕ちていく先に妻はいるのでしょうか。中心はあるのでしょうか。
――ますますシブくて熱くてやるせない気分にさせられます。
アップされたばかりであるにもかかわらず、さらに続きを激しく期待!
P.S. 必ずしも分析的な読み方をしているわけではないのですが、やっぱ凄いなー。 道化師さんの作品は本当に思いもかけない事態がぽこんと飛び込んでくる。それが極めて自然に起こるべくして起こるんですよね。 緻密な設計図に沿って書かれている故でしょうが、(私としては)予想外の展開が、物語を実にアクティブに、刺激的にしていると思います。しかも「事態」がキャラの行動を妨げないどころか、よりその性格や思考を浮かび上がらせているように感じます。
足下にも及ばないことはわかっていて、私も見習いたい〜! というわけで、ローカルファイルをいじくり中。 オイラもがんばるぞー!(←おまいはいつも掛け声ばかりw) |
No.513 - 2007/07/18(Wed) 04:51:55
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