遅くなりましたが、最後まで読ませて頂きましたので、感想を。
まずは完結おめでとうございます。 そして、お悔やみを。 お子さん(『ゼネバスの娘』)は最期まで立派でした。(失礼!)
……正直、これでお仕舞いかと思うと複雑な気分です。 ある大河(銀河?)小説の最後の一文は「伝説が終わり、歴史が始まる」でした。 ちょうど、そんな感じです。 無我夢中で物語を楽しんでいればよい時間が終わって、批判や検証を始める時間が来たと思うと憂鬱です。
そして、襲いくる恐怖の問い。 もし、この物語がバトストの最高峰なのだとしたら? もし、この物語がバトストの最高峰でないのだとしたら?
うーん、目眩がしてきました。 まあ、自分が今あえて考えることではないかもしれません。
何はともあれ、お疲れ様でした。 外伝を楽しみにしています。
■余談 今回、特に印象に残ったのを2点ほど。
> 『歴史は繰り返さないが韻を踏む』 "History does not repeat itself, but it does rhyme."
前にどこかで読んだと思ったら、第1話だったんですね。 最終章で満を持してエコーを返す、その意味では、こいつが副題でしょうか。
> ――姉の最期を見届けて欲しいのだ――
ギュンター君の苦労が偲ばれますね。 そういえば、作中ではプロイツェン夫人について触れられていましたっけ? この台詞を言わせたのは、ひょっとしたら彼女かもしれないという気がします。 |
No.396 - 2013/03/13(Wed) 02:33:01
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