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2017年 RESTORY掲示板

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『ゼネバスの娘』第8章まで読ませていただきました。 / アサルト [ Home ]
年の瀬に失礼致します、アサルトです。
城元太さんの『ゼネバスの娘』を第8章まで読ませていただきました。

改めて思ったのは「小説だなあ」でした。
バトストではなく、ゾイド“小説”。
確かな知識と文章力によって書かれたこの作品は、まさに小説です。

しかし、残念な気持ちもあります。
それは、この作品の敷居の高さです。
恐らく、にわか『ゾイド』ファンなら、途中で投げ出してしまうと思います。
正直に言うと、僕も小難しい個所は読み飛ばしています(すみません)。

しかし、ルイーズ(劇中では主にエレナと書かれていますが)という女性の生涯を描いた大河ドラマとしては文句無しの作品だと思います。
ゾイド乗りが主役ではないお話を、破綻無く、これだけの量を書けるのは驚愕に値します。

それだけに、恐らく読者を選ぶであろうこの作品は、もったいないなと感じてしまうのです。
もっと戦闘機怪獣としてのゾイドにスポットを当てた、王道とまではいかなくても、もう少しライトな作品を読んでみたいと思うのです。
ちなみに、第8章でリチャードと〈プロトゴジュラスギガ〉が心を通わせる描写は、「そう、こういうのが見たかった。これぞ『ゾイド』だ」と感じました。

城元太さんが“本当に書きたいもの”は違うのかもしれません。
しかし、僕は城元太さんの書く“もっとライトな(ラノベ・テイスト?)ゾイド小説”を読んでみたいと思っています。
タウクーンさんも書かれている通り、やはりファンが1番惹かれるのはゾイドの活躍だと思うので(『ゼネバスの娘』のテーマは重々承知した上で)。
次回作をお考えであれば、参考意見にしていただければ嬉しいです。

色々と勝手な事を書きましたが、『ゼネバスの娘』の最終章もお待ちしています。
それでは、良いお年を。
No.376 - 2012/12/31(Mon) 11:48:03
Re: 『ゼネバスの娘』第8章まで読ませていただきました。 / 城元太
 貴重なご意見ありがとうございます。
「読者を選ぶ作品」になってしまったこと、改めて気づかされました。
 次作はもっとライトな作品を書こうとも思っていますが、書きかけで浮かんでいるアレは本作以上に「読者を選ぶ」マニアックな作品なので、アレの完成以降になってしまいそうです。
 構想の選択肢には、肩の凝らない本作の外伝的な作品も考えてはいますが、まずは本編の完成こそが先決なので、現在苦闘しております。
 アサルト様の御意見、今後の創作の指針にさせていただきます。

 なお、ツイッターのフォロー、ありがとうございます。
 この場を借りてお礼申し上げます。
 皆様にもお知らせしますが、先日ツイッターを始めてみました。
 https://twitter.com/gigant2003
 アサルト様には書き込みをして頂きました。
 機会がありましたら、上記をツイート、書き込みなどして頂くと嬉しく思います。
 2012年もあと僅かですが、来年も作品共々宜しくお願いします。
 
No.377 - 2012/12/31(Mon) 23:50:47
第8章の感想 / タウクーン
 第8章を拝見しましたので、感想を書きます。
 今回、印象に残ったのはリチャードとギガが、心を通わせ会話をしていたところです。もともと、ゾイドは生物であり自我を持っていますが、身体を人工物に換えたりコンピューターなどを組み込んだりして、人間の制御下においています。しかし、自我を完全に無くすことはできません。そこでパイロットがどのようにゾイドと向き合い、操縦するのかが、ゾイドという世界の醍醐味の1つだと思っています。
 公式作品でもいくらか表現されていましたが、今回のリチャードとギガの交流は、端的にパイロットとゾイドの関係性が表されていると思います。パイロットはゾイドを大切にし信頼する、ゾイドもパイロットを信頼し応えようとする。現実では軍馬との関係に近いのでしょう。ゾイドパイロットに求められる資質について、想像を掻き立てられる描写は素晴らしいです。
No.374 - 2012/12/18(Tue) 00:18:49
Re: 第8章の感想 / 城元太
 感想の書き込み、本当にありがとうございます。
 今回反響が無かったので、最終章と言いながら終わらなかったから、皆さん怒ってしまったのかと思っていました(そんな方がいらしたら御免なさい)。
 本章が、所謂少女篇の終りとなります(結婚して子供いるけど)。
 ゾイドと会話をする表現は冒険でした。
 少し間違えば滑稽なものにもなり兼ねないので。
 ただ、ゾイドの存在意義みたいなものをストレートに表現できたのは収穫でした。
 管理者様のブログにもあるように、本作によって様々な表現技法を会得することができました。
 あと一息、完成に向けて努力していきます。

……でも、まだ54話の八割方しか書いてません。
 本業が年末の追い込みで、気力を吸い取られています。
 眠いし、頭働かないし、仕事溜まってるし、仕事終わらないし。
 すみません、愚痴っぽくなってます。
 ここまで来ましたので、最後まで応援宜しくお願いします。
No.375 - 2012/12/18(Tue) 22:40:34
ブレイブ・リトル・コマンダー拝読 / あんとも
管理人DDAさま。


 もともと城元太さんの古い読者であるというところから、このサイトを愛読させていただいています。
 今回、DDAさんの新掲載を拝見しました。

 ゾイドと兵士たちの戦い…というか、兵士たちのおかれる捨て駒的な在り方、その描写に感銘を受けました。
 何よりも、ゾイト搭乗者であろうとそうでなかろうと、
 一兵卒たちの、生き延びるためには否が応でも戦わなければならない、苦しさというか、切なさまでも感じられて、胸を打たれました。
 城元太さんの、いわば貴種小説(貴種が、さまざまな試練を経てゆくという点では、「貴種流離譚」に近いのでしょうか?…)と、
 兵士として戦うことを強いられる(戦う以上は生き延びたいしそのためには勝ちたい)名もない人々、ということで、好対照とも思いました。

 これも縁と思い、つたない感想を述べさせていただきましたが…なんだかとんでもなく的外れなことをも仕上げているかもしれません。
 ゾイド世界の門外漢、ということで、どうか、ご容赦いただければ幸いです。
 
 どうぞこれからも、宜しくお願い申し上げます。
No.370 - 2012/12/13(Thu) 23:12:08
Re: ブレイブ・リトル・コマンダー拝読 / 管理人DDA
感想、ありがとうございます。

歩兵と戦車という組み合わせがやりたくてグレンというキャラクターを登場させていたわけですが、ようやく最終章近くで彼の存在が花開くことになりました。

今回の『ブレイブ・リトル・コマンダー』という作品は、一兵士が主人公であり、城元太さまの『ゼネバスの娘』とは、主人公の社会的立場や視点が大きく異なるわけですが、同じ世界観を共有して物語を書いているのにまったく違うテーマになるあたり、ゾイドという世界の奥深さを感じますね。


自分はこれまで、「部隊指揮官」や「科学者」、「スパイコマンド」や「テストパイロット」という人物たちを主人公にしてきました。
しかしながら、『ゼネバスの娘』の視点である「政治家」というのはこれまで自分も着目したことがない部分なので、一読者として非常に楽しみでもあります。

これからも弊サイトをよろしくお願いいたします。



>ゾイド世界の門外漢

いつも感想を書いてくれるお礼として、下記をサイト内にアップしました。
期間限定で公開しますので、一度目を通していただければ幸いです。

●ヒストリー・オブ・ゾイド
http://www.geocities.jp/dda_226/history_of_zoids.html
No.371 - 2012/12/14(Fri) 05:11:29
Re: ブレイブ・リトル・コマンダー拝読 / あんとも
管理人DDAさま。

「ヒストリー・オブ・ゾイド」拝見しました。
 これが正式の設定なのですね。
 なるほどもともとの設定自体がよく練られているわけだな、と感心したのですが、
 しかし、考えてみると、城さま、管理人さまたちの創作を先に拝見しているので、そう思えるのかも(笑)。
(公式は基本設定ばかりこって腰砕けなんて言うのが、世にあふれていますものね!)

 どうぞ今後とも、よろしくお願い申し上げます。
No.372 - 2012/12/16(Sun) 01:35:32
Re: ブレイブ・リトル・コマンダー拝読 / 管理人DDA
あんとも様

「ヒストリー・オブ・ゾイド」は、それこそ20年以上前のゾイド黎明期につくられた設定で、自分がこれを読んだのもまだ小学生のときでした。

当時はガンプラブームやスターウォーズブームの中でして、ひっそりと生まれたゾイドが当時の模型&SFブームの流れにのってじわじわと人気が出ていたころでもあります。

帝国と共和国の戦いなんてまんまスターウォーズの設定なんですよね(笑)。

ただ、当時の設定も時代の流れとともにかわってきていて、ゾイドの正史といえば「ヒストリー・オブ・ゾイド」ではなく「ゾイド バトルストーリー」と「ゾイド ファンブック」を準拠するべきものが主流になっております。
もちろんそれは、時代とともに既存の設定がどんどん洗練されて、いいものだけが残った結果ではあるのですが。

いずれにせよ、ゾイドという世界はまだまだ掘り下げればいくらでもネタが埋まっている世界ですので、これからも鉱脈を掘り当てられるよう、がんばっていきたいと思います。
No.373 - 2012/12/17(Mon) 02:48:58
ゼネバスの娘7章感想 / ロイ
先ほど7章を読んだので感想を書きます。
RCZでの突然の停戦交渉でのゾイド部隊襲撃についての考察が過激派の暴走というのがリアルで良かったです。襲撃部隊とエクスグランチュラのユニークな戦闘が印象に残りました。
また鉄竜騎兵団の中央大陸上陸の際のドラグーンネストの市街地への進撃は、ゴジラの怪獣エビラのシーンを髣髴させるものでしたが、やはり狙っていたんでしょうか?
進撃する鉄竜騎兵団のゾイド部隊にいる「老兵」がどのように最終巻で動くのかじつに楽しみです。
そしてプロトゴジュラスギガがどのようにクリムゾンホーンと戦うのか?最終巻に期待しています。
あと自分も先ほど小説の更新を行いました ぜひ見てください
No.368 - 2012/12/09(Sun) 19:33:00
Re: ゼネバスの娘7章感想 / 城元太
 いつも感想ありがとうございます。
 グランチュラって、本当はただのワイヤー発射装置しかなくて、「電磁ネットワイヤー」じゃないのですよね。
 でも、時速330?qの理由付けをして、蜘蛛らしい習性を考えると、作中の表現がいいかな、と思いました。

 ドラグーンネストの表現は、吉村昭著『戦艦武蔵』のラスト、武蔵が沈没するシーンからの発想です。
 武蔵がシブヤン海で艦体を横転させた際、船底には無数の海藻や牡蠣殻が付着していて、あたかも前世紀の怪物を想像させたそうです。

 ロイ様の作品に関しては後程別サイトの方に書き込みさせていただきます。
 ところで、次章の掲載は、少しサプライズがありそうです。
 では。
No.369 - 2012/12/10(Mon) 18:52:37
ブレイブ・リトル・コマンダーの感想 / タウクーン
 DDAさんの作品について初めて感想を書きます。作品はマリーン・フォース1から全部見ており、生物であるゾイドを活かした戦闘描写と、キャラたちの人間模様が迫真的に表現されており、楽しませてもらっています。

 本作はカノントータスと歩兵にスポットがあてられています。改良されたK型ならではの行進間射撃とカメゆえの川の利用など表現が素晴らしいです。
 歩兵もゾイドに踏み潰されたり、ビームに焼かれたりと散々な目にあいますが、いないと敵の歩兵に追い詰められるジレンマが分かりやすく書かれています。
 どのように戦っているかをイメージしやすいDDAさんの力量に、あらためてすごいと思いました。
No.366 - 2012/12/04(Tue) 21:09:16
Re: ブレイブ・リトル・コマンダーの感想 / 管理人DDA
感想、ありがとうございます。

マリーン・フォース1から全部ということは、作者としてはほんとにありがたい話です。
長いですからね、アレ(笑)

今回の「ブレイブ・リトル・コマンダー」については、カノントータスというゾイドにスポットを当てることはもちろん、今まで書いてこなかった一兵士という部分を描いてみようとチャレンジしたものでもあります。
「指揮官」「兵器科学者」「テストパイロット」といった人たちは描いていたのに、基本となる「兵士」という部分をクローズアップしてなかったので。

歩兵という兵種についても、パトストでは毎回出ているのにフューチャーされることがないですよねー。
あの人たちがちゃんといるおかげでバトストのリアリティが増しているというのに(笑)。

今後とも弊サイトをよろしくお願いいたします。
No.367 - 2012/12/04(Tue) 22:16:38
『ブレイブ・リトル・コマンダー』完結 / 古い読者
 赤外線投光器、白燐弾、フラドリサイド現象……軍事知識に長けた著者ならではの詳細な表現に唸らされます。
 カノントータスK型という小型ゾイドが主役だけに、視点が地上にあり、ギルベイダーやゴジュラスが主役の作品と違い、泥の匂いと叢の影、水飛沫に夜の暗闇が迫ってきます。
 待っていましたよ。
 前回の掲載から約1.3年ぶり。
『リパブリック・リバース』を挟んだとはいえ、久しぶりの掲載でした。
 装甲板の継ぎ目とリベットが見える作風、戦争映画を想起させる緊迫感、それが一気に完結へ、嬉しいですね。
 本作の緊張感は、なかなか他の方では真似できないでしょう。
 それでいて、最終話の大型ゾイド同士の決戦は、往年の怪獣映画を彷彿とさせます。
 これぞ、ゾイド小説ですね。
 ところで、ライオット博士は、やはりMk−?Uの設計者だけあって、美味しい所をそっくり持って行って、アイシスをくってしまいましたね。
 オリジナル設定を含め、今後本作がこのサイトの新作にどう関わって来るのか気になります。
 御家族の件を含め、様々な御事情があるとは思いますが、今は管理者DDA様の次の新作を待つのみです。
 今後も御健筆であることを願っております。
No.364 - 2012/12/02(Sun) 21:55:12
Re: 『ブレイブ・リトル・コマンダー』完結 / 管理人DDA
いつも感想、ありがとうございます。

軍事知識といっても、自分は表面的な部分だけでそんなに詳しいわけではないですよ。
特に技術的な部分は苦手で、言葉と意味だけ知っている程度なもので。
(^ω^;)

コンビニで500円で売ってるそれ系の本を読んで、わからないことをネットで調べていけば、まぁ小説で使う分程度には問題ないと思うです(笑)

とりあえず未完にはしたくなかったので、『ブレイブ・リトル・コマンダー』をがんばって書き上げましたが、次回作は『チャンネル・ダッシュ』になるかと思うです。
もうだいぶ書いてはいるのですけど、お蔵入り状態なんですよね、これ。

あと、オリジナル設定もいくつかネタがあるので描き上げなければと思っているですが、なかなか忙しくて困ったものです。

年内にもう1つくらい更新したいなぁとは思っているのですけどね。
No.365 - 2012/12/02(Sun) 23:24:58
『ゼネバスの娘』に関する小ネタ / 城元太
 最終章を前に、そろそろ少しネタばらしなどを。
 第二章タイトルにもなっている「キシワムビタ」や「キリンディニ」ですが、ガイロス帝国が暗黒大陸ということで、暗黒大陸繋がりで、アフリカ、ケニアにあるスワヒリ語の地名を使ってみました(アフリカの人ごめんなさい)。
 意味は作中のままです。
 また、人類発祥の地はアフリカですが、250万年前の石器文化で、ケニアの南のタンザニアにあるオルドヴァイ渓谷で発掘された、礫石器を主とした「オルドヴァイ文化」というものが提唱されています。
 こちらはリバセンからですが、ケネス・オルドヴァインとネーミングした作者様は狙っていたのでしょうか?
「ルーシー」を含め、本作には化石人類に関するネーミングを散りばめてみました。
 他にもいろいろ仕込んでいるので、お暇な方は元ネタなど推測して頂ければと思います。

 最終章、進んではいるのですが、纏まるのか不安です。
 年末何かと本業が忙しく、時間が取れません。
 万が一伸びたらお許し下さい。
No.362 - 2012/11/25(Sun) 22:00:49
Re: 『ゼネバスの娘』に関する小ネタ / 管理人DDA
自分の寡聞浅学では元ネタを見つけられないのですが、登場人物の名前に意味を持たせるというのは実は小説では当たり前の技法だったりするですよ。

そもそも本来の「名前」というのは意味があって付けられているものですから、創作世界の人物とはいえ、名前に意味があるのは当然でしかも重要なことなんですよね。

たとえばこんなエピソードがあるです。
大江健三郎の小説に「万延元年のフットボール」という作品があるのですが、この作品に登場する主人公の名前が根所蜜三郎っていうんですよね。
根所っていう苗字は、そもそも作品のテーマが自分のルーツをたどるところにあるからなんですが、「蜜三郎」って意味がわからないんです。
それについて文学評論家の江藤淳っていう人が、「蜜三郎って名前の意味がわかんねーよ」っていって、2人とも死ぬまでケンカすることになるんですよねぇ(笑)

ノーベル文学賞受賞者の最高傑作において、そのように登場人物の名前1つで死ぬまで大ゲンカするきっかけにもなるわけで、そう考えると小説の登場人物の名前ってちゃんと意味を持たせないと大変なことになりかねないわけです(笑)。

ちなみに今回完結したブレイブの登場人物の名前は戦車の名前から、ライオット博士は悪意の人物なので「悪=エビル」をイーヴィスと読ませて、ライオット・イーヴィスなんですよ(笑)


なお、小説内では、「名は体を表す」じゃないですが、その人のイメージにあった名前をつけるのが良いとされています。
体格のいい人なら「大」という字を使ったりね。

ちょっと話がズレてしまいましたが、参考になれば。
No.363 - 2012/12/02(Sun) 00:53:14
第7章の感想 / タウクーン
 第7章を拝見しましたので、感想を書きます。
 エレナ、リチャード、ブローニャの恋模様やプロイツェン親子の思いなど、各キャラの心理がどうなっているのか、深く考えられていて分かりやすいです。仮に、ゾイドというテーマでなかったとしても、1つの小説として読み応えのある面白い物語だと思っています。

 あと思ったのは、エレナにしろプロイツェンにしろ流されているだけなのかなということです。
 先日、トルストイの「戦争と平和」を読み終わったのですが、その中に英雄についての記述がありました。英雄は確かに才能があるけれども、国の行く末を決めているのは民衆の見えざる意思であり、英雄はその意思に自覚なく従っているだけであるというものでした。
 第7章でいうと、新たな富を求める共和国住民の意思、自由を求める旧ゼネバス住民の意思に、エレナとプロイツェンも従っているだけではないかということです。
 結局、一握りの英雄が何をしようと、専制・共和制の別なく戦争と平和を決めるのは民衆だけなのかなと思いました。

 長くなりましたが、このようにキャラの気持ちや政治について考えることができ、ゾイドも生き生きと活躍する本作は素晴らしいものと思います。
No.360 - 2012/11/19(Mon) 15:24:41
Re: 第7章の感想 / 城元太
>エレナ、リチャード、ブローニャの恋模様
 感想ありがとうございます。
 そして上記の点に言及して頂き、非常に嬉しく思います。
 実はこの恋模様が、本章で最も苦労した部分なのです。
 校正上、管理者様にも相談したのですが、慣れもしない恋愛部分の表現をどうしようか悩みました。
 折角登場させたブローニャというキャラを最大限に生かすためにも、彼女をキューピットに仕立て上げました(初期の構想ではキャロルが最初に惚れる予定でした)。
 トルストイですか。
 確かとても長い作品ですよね(その程度の知識です)。
 私には敷居が高くて、未読です。

 小説としての作品の評価も頂き、ここでも嬉しく思います。
 政治に関しては、エレナやギュンターの行動の矛盾をどう埋めるかと考えていくと、作中の記述になっていきました。
 ゾイドと直接関わりのない部分は、冗長化して退屈になるのではないかと、いつも執筆しながら葛藤しています。
 バランス的にあまり長くならず、理屈っぽくならず、それでいて雰囲気を盛り上げられるように、最終章に向けて努力していきます。
 これからも宜しくお願いします。
No.361 - 2012/11/19(Mon) 20:10:13
『ゼネバスの娘』第7章 / 古井
 読ませていただきました。

 どうも、次が最終回というのがピンと来ないです。
 第7章は第2部の始まりで、第1部と同じくらいの分量をかけて第2次大陸間戦争(に至る過程)の反省会をやって欲しいという願望が強すぎるのかもしれません。


 で、今回の焦点は、個人的には下記でした。

> そして彼が、同じ故郷を持つゼネバス系住民が、祖国の大地がないという理由によって差別される姿を見たとすればどう考えるか。

 プロイツェンの解答は「祖国の大地を手に入れる」という正面からの取り組みでしたが、果たしてエレナはどう考えて、どう事を運んだだろう、と。
 おそらく、理想に対して現実があり、それが最終回のオチとして語られるのではないかと思っていますが。


 あと、どうでもいいことですが、ロブ少年の遊んでいる玩具がプテラスでなくて良かったです。
No.358 - 2012/11/18(Sun) 02:23:53
Re: 『ゼネバスの娘』第7章 / 城元太
 繰り返しになりますが、本当にいつも感想ありがとうございます。

 御指摘の件、考えてはみましたが、磁気異常の中、ゾイドを活躍させずに作品を書き進めることの難しさに直面しました。
 それに、私自身の政治に関する知識や記述力の不足と、何より予想外に長編となっていることが、これ以上の長編化を躊躇わせました。
 現在の私の能力ギリギリで書き進めていますが、これ以上長編化すると必ずどこかで破綻が出てきてしまいそう(既に出ているかもしれませんが)なのです。
 6章だけで『赤蜻蛉』の分量を上回り、1章の2倍以上です。
 やはりこの辺りで一度物語に区切りをつけた方がいいと思っています。
 ゾイド小説の執筆は続けていくつもりなので、いずれ機会とアイディアが浮かべば、また違った形での結論を出せるかもしれません。

 現在最終章の1話を執筆中です。
 これで終わりとなると、なかなか手を付けられずにいましたが、感想を頂き、漸く始めることができました。
 駄作となるか、名作となるか、まさにここにかかっていると思います。
 なるべく早く、彼女と彼女を取り巻く人物(著者を含め)への結論を与えてあげたいと考えています。

>プテラス

 私もそう思います。ちなみにこの部分、赤羽様の『晴れ過ぎた空』へのオマージュのつもりです。
No.359 - 2012/11/18(Sun) 11:43:23
ゼネバスの娘7章拝見しました / にちさら
例によって即読ませて頂いてはいたのですが、色々思うところもありタイミングを逃して6章の感想は投稿できませんでしたので、
今回は読んだ直後の勢いで書かせていただきます。

次回で完結ということですしストーリーについては全部読んでから……と、またゾイド描写についてなのですが、ドラグーンネスト最高です。
公式ではほとんど全く描写のないゾイドの活躍が見られるのはやっぱり嬉しいですね。
プロトギガもああいう立ち位置で出すというのは目から鱗でした。

ところで、ゴジュラスギガとドラグーンネストと言えばアレですが、ひょっとしてひょっとするんでしょうか?
その辺も含めてラスト楽しみにしています。
No.356 - 2012/11/14(Wed) 01:06:09
Re: ゼネバスの娘7章拝見しました / 城元太
 早速の感想、ありがとうございます。
 最終章に向けての橋渡し的な位置付けの為、今回は地味なものとなってしまいました。
 せめてゾイドの表現は凝ってみようと考えました。
 ここで言い訳を。
 作中に登場するフクロムシは、実際はカニに寄生する生物なのですが、ドラグーンネストを巨大化するため、敢えて使ってみました。
 画像検索して頂くとわかりますが、フクロムシ、気持ち悪いです。
 最終章、まだ構想中ですが、最後までお付き合いの程、宜しくお願いします。
No.357 - 2012/11/14(Wed) 20:33:35
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