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2017年 RESTORY掲示板

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作品の感想や疑問点、または気になった個所など自由に書き込んでください。
3カ月放置しても平気じゃね。 / 管理人DDA
3カ月以上放置すると広告が出てめんどうなことになると思っていたのですが、案外平気そう(笑)。

つか、話題のスマホゲー、『ゾイド・フィールド・オブ・リベリオン』、ベータ版のテストに参加してたのに、リリース版になって突然「あなたの端末は対応していません」ってどういうこと???

いくら無料とはいえ、リリース版を楽しみにしていた人の気持ちはどうなるの?って思いをぬぐいきれない今日この頃です。

100歩譲って、そういう気持ちを運営がぶっちぎったうえで、あえてゲーム自体の評価がとてもよいならまだ、「まぁ仕方ない。自分ごときあえて踏み台になるよ。ゾイドを盛り上げてくれてありがとー」って気持ちの割り切れもできるのですが、ゾイドの評判を落としただけのゲームになりそうだから、さらに憤懣やるかたないといったところ。

これまでのゾイドユーザーの思いも、楽しみにしていたプレイヤーのやる気も、そしてゾイドという素材もすべて裏切った結果にならないことを祈るばかりです。
No.472 - 2017/05/02(Tue) 01:46:37
ゲーム…… / 城元太
 スマホ持ってないので遊べません。
 所有している最新機種が、ゾイドサーガがしたくて買ったアドバンス。サイクロプスやディアブロダイガーが操縦できるし。
 今一番欲しいハードは、PS2(そのレベル)。
No.473 - 2017/05/02(Tue) 07:45:01
あけましておめでとうございます。 / 管理人DDA
本年もよろしくお願いいたします。

なんとなく三カ月以上放置すると良からぬことがおきそうなので、書き込みしました(笑)。
No.471 - 2017/01/09(Mon) 00:09:37
チャンネル・ダッシュ・ダッシュ! / 城元太
「私たちは3年半待った」

 やっと、やっと更新されました。
 正直、本作も未完で終わってしまうのかと思っていました。久しぶりに続編が読めて感激しております。

 変わらずの重厚な文体、鉛色の海原を進む白いウルトラザウルスの艦体が眼前に浮かびます。
 また、純然たる水中攻撃母艦としてのホーエールカイザーを描く表現は、記憶する限りでは初めてです、設定上は充分考えられた筈なのに。

 戦端が開かれ、今後の両陣営での戦闘の駆け引きが始まることと思います。
 一気に五話、とかではなくて、今回の様に一話ごとの更新でも構いません。定期的に本サイトの更新欄に作品名が掲載されることを望んでおります。

 次回の掲載を楽しみにお待ちしています。
No.469 - 2016/10/11(Tue) 04:47:58
Re: チャンネル・ダッシュ・ダッシュ! / 管理人DDA
ほんとにお待たせしましてすいません……。
(´・ω・`)

リハビリ感覚で少しずつ書き進めようと思います。
とにかくこのシリーズは未完にしないように、がんばる所存でアリマス。

潜水空母というのは、現実の世界ではほとんどない上、運用された例もきいたことがないので、知識から想像するしかない部分が魅力でもあり苦しい部分でもありますね。
実は潜水空母には意外な弱点があるので、そのあたりが今後のポイントになればと思います。
No.470 - 2016/10/11(Tue) 22:05:48
ゼネバスの娘(8章〜終章) / asakura

8章から。
不気味な読経の声、得体のしれない装置に着々とエネルギーが充填されてゆく、それを守るクリムゾンホーンをかみ砕いてゆくゴジュラスギガ……たまらない緊張感でした。城さんの戦闘描写は絶品です。

派手なシーンではないかもしれませんが、
『装甲板自体を振動させながら響いていた呻吟の声は、金属生命体としての悲鳴とコアの出力低下により、音声のトーンを上げる。それまでの低い男性の声ではなく、嬰児の嘆きのように。耳を塞ぎたくなる程不気味な響きがロブ基地中心に轟く。』
の一文がひときわ生々しく響きました。視覚で読む割合の多い文章の中に、聴覚の不快感が混ざるとダイナミックさが増しますね。


あぁぁ、リチャード……リチャード、早すぎる……。
コックピットでの最後の会話が静かな愛情と友情の言葉ばかりで、涙がにじんでしまいました。

リチャードを失ったエレナの悲しみを思うとその後の裁判のシーンは読むのも苦しい部分でしたが、ついさっき流し読んだ死刑制撤廃案が、『そして生前州知事としてリチャードが謳っていた一般法廷における死刑の見直し政策も、彼本人を殺害した犯人に適用された。』と見事に伏線として光っていて、そこばかりは思わずニヤリとしてしまいました。


8章を読み終わっても、なかなか9章へカーソルが動かせませんでした。

「キシワムビタ城を脱出し、ギルベイダーに対峙し、惑星大異変を生き抜いた」最も困難な道を誇りをもって選び歩き続けてきた彼女の日々が胸を駆け抜けて。そして、この長い物語をとてつもない熱量で書き綴ってきた執筆者さまを思って。私も思わず夜空を見上げてしまいました。涼しくなりましたね、もう秋の夜でした。


9章、言葉もないです。
まっすぐに未来を見据える瞳を最後まで閉じることのない彼女を描いてくださってありがとうございます。キャロル、シュウ、ブローニャ、そしてシュテルマー。初期からのキャラクターの生きた道筋をきちんと追いかけ、彼らがエレナを支える縁になっていくところまで丁寧になぞってゆく文章に、キャラクターへの親心のような愛情を感じました。世代を重ねて生きるキャラクターの心の成長と変化が見られるのは長い物語ならではですね。


あと、つくづくミスタージェンチェンすごいなぁ、と思わされました……。
これでもかとヒール描写されてきたヴァーノンが、ドラゴンボールの敵キャラみたいな変わり身を見せても「ミスター・ジェンチェンに教化されたのなら……」と素直に納得してしまう。世界観の枠からちょっとはみ出す大きさを持つキャラだったように感じました。トランプのジョーカーのようなあの御仁の使いどころが、エレナが最も憎みながら血を吐く思いで生かした男のために、という構成には感嘆しかありません。(私はミスターのことになると、饒舌になりますね)

ミスターについて、「ダライラマ14世をモデルにしている」というお返事をいただいて、なるほどと唸りました。ゼネバスの西洋世界の価値観とは趣の異なる、スケールの違う哲学は仏教のものだったのですね。

私が読みやすいのでキャラクターのことばかり感想にしてしまいましたが、戦うゾイドの細密な描写、政治ドラマを通して描かれる世界観の積み上げもまた、愛情と知識に歌打ちされた凄まじいエネルギーをひしひしと感じました。見事な完結でした。

「読み終えた方に後悔はさせない」作品にしようと思って描いた、という気持ちちゃんと受け取りましたよ。執筆者さまの知識とゾイドへのこだわりと世界観の間隙を火花を散らして走り抜けて、希望を掴みとるすてきな物語でした。鉛色の空からはじまった物語が、青空の下で終わったことを、ただただ幸せな気持ちで読み終えました。
No.465 - 2016/09/17(Sat) 01:33:09
8、9章への感想へのお礼 / 城元太
 あさくら様とはツイッターのDM上で何度か遣り取りをして、ネタばらしなどもしました。その中で、ダライラマの話も出たわけでして。
 ジェンチェンについては、これが初登場ではなく、短編『惑星大異変』にてキーパーソンとして登場させました。
 スターシステムなどという大仰なものではなく「こんな人物が描きたいな」を形にしたものです。私自身「人間が出来ていない」ものでして(笑)、彼は理想形ですね。
>派手なシーンではないかもしれませんが。
……こんな表現していたの、忘れてました。自分で言うのも変ですが、なんかすごい(他人事)。筆が乗っている時って、何かが降りて来るんですよ。これはDDA様ともお話したことがあります。でも、そこに気付いていただけたのも、ホントに嬉しい事です。
 9章、というか、本作のラストも気に入って頂けたようで安心しました。やっぱり、書いた人も読んだ人も登場キャラも、みんなみんな幸せになってほしい思いはあります(『青い鶯』……)。
 長々と返信を書かせて頂きました。過去の作品であっても、反応があるのは最高の喜びです。
 あさくら様には、現在執筆中の長編『風と雲と虹と』にもDMにて感想を頂いており、感謝に堪えません。
 月並みな言葉しか返信できませんが、今後ともお付き合いの程、宜しくお願いします。
No.467 - 2016/09/17(Sat) 18:56:17
ゼネバスの娘(6・7章) / asakura
お久しぶりです。
すっかり季節が変わってしまいました。


・6章
キャロルとの別れが……ありましたね……。とても気に入っていたキャラなのでショックでもあり寂しくもあり。
でも読み終わった後には、シュウと幸せになってほしいと願っていました。最終章でも彼らのその後がうかがい知れて、懐かしくも嬉しかったです。


『カップの縁には、薄くルージュの跡が残された。』
シャワーシーンよりも艶めいた1文ですね。父の死を胸に収め、バレッタを外した髪をうなじに流し、エレナが大人の女性になったことを感じた描写でした。単なる私のフェティシズムに触れただけかもしれませんが(笑) 

エレナの状況の変化や彼女の成長を、服飾をキーアイテムに細やかに書かれているのが素敵です。
父の遺品になってしまった紋章、キャロルのバレッタ、大人びたルージュ……。なりふりかまわぬ看護師時代の後なので、女性らしい装いにドキリとさせられました。こういうのは女性主人公ならではですね。

 ムーロアの兄弟のそれぞれの決断、ゼネバスとシュテルマーの悲しい再会、そして父を呼び続けたエレナ……。惑星大異変の章、見事でした。ここまでの血の因縁と登場人物たちの願いと行動が、キングゴジュラスの雷雲と隕石の下に収斂してゆく。まだ章は残っていますが、前半のクライマックスだったのでしょうね。崩壊する世界に巻き込まれながら、どのキャラクターも見事に生き切った姿を見せていただきました。六章はこれまでの物語の集大成であり、キャラクターの心情も苦しいところが多くて・・・読んでいても消費カロリーの高い章でした。

 父の死に咽び泣いた後の、エレナの透徹とした心境をかみしめて読みました。かっこいい。ゾイドアニメーションの中でのエレナの容姿は想像しかできませんが、彼女の横顔が漫画版の風の谷のナウシカに重なりました。(私にとっての最高のヒロインなのです。)



7章から。
ブローニャちゃんにはハラハラさせられました(笑)
結末のわかっている失恋をどうやって着地させるのかしらと見守っていましたが、結果的にリチャードとエレナの背中を押す役におさまってくれてほっとしています。

ですが、彼女の恋路にも増してクモ型ゾイドに乗っての逃走劇が爽快でした! 次々と武装を切り離しながら手品のように愉快なギミックで砂漠を疾走し跳躍する巨大な蜘蛛なんて楽しすぎますね。ブローニャちゃんといっしょに喝采をさけびたい気持ちでした。強力なゾイドは多く登場しますが、癖のある一芸もちゾイドもまた新鮮ですね。
No.464 - 2016/09/17(Sat) 01:24:46
6、7章の感想ありがとうございます。 / 城元太
 6章の惑星大異変の表現やゾイドバトルの演出は、私自身かなり力を入れて仕上げたので自信はありました。何より、管理者DDA様の校正も受けているので。
 その一方で、自分が女性でない以上(あたりまえ)、どの様にすれば女性らしい表現ができるのだろうと、ある意味バトルシーンより悩んだ記憶があります。
 女性読者であるからこそ、より目にとまったのかもしれませんが、エレナを「美女でした」の一言で説明せずに、婉曲な表現を用いて魅力的な女性に描いてあったと感じて頂けたのなら作者冥利に尽きます。
 キャロルにせよブローニャにせよ、感情移入していただけたのであれば嬉しく思います。どうしても、リチャードやシュウの方に、視点が偏りがちなものですから(男なので)。
 こっちの書き込みの最後に、7章のエクスグランチュラも気に入って頂けたようで安心しました。
 お返事の続きは上で。
No.466 - 2016/09/17(Sat) 18:41:12
ゼネバスの娘(4・5章) / asakura
4・5章について。

 城さんの小説は世界観やキャラクターの説明がしっかりしているので、ゾイドをわかっていなくても、なんとなく読めるのがありがたいです。

 二次創作って、原作の設定・文脈を前提にして、表現したいところだけをピンポイントで抜き出すことも多いので。独立した作品として読めるほどに書き込まれいて、しかもこれだけの長編が完結しているのが素晴らしいです。

(と言った舌の根も乾かぬうちに、19話読み流してしまいました^^;)

 4章ラスト、絶体絶命のピンチにヒーロー登場なんてベタだ!と、わかっていてもかっこいいところで終わりますね〜! 続きを翌日に取っておくのに苦労しました(笑)

 流し読んでしまった部分もあった4章ですが、エレナ視点に救われました。強い意思を持ちながらも、悩み迷い一歩ずつ歩いていく彼女の心情をなぞるのが、私には読みやすいようです。

5章は、ゼネバス血縁の因縁が絡み合う人間関係もさることながら、ゾイドの描写に圧倒された章でした!

 霧の中から荒々しく登場し獲物を引き裂く野生のゴシュラスギガと、まさしく共和国の最終兵器にふさわしい重々しい地響きと共に姿を現し咆哮する雷雲のゾイド―キングゴジュラス。動と静の対比が鮮やかでした。これからどうなるんだろう、と思わせる終わり方が心憎いですね。

 実は気になるゾイドは、読みながら画像検索をしてみたりするのですが、せいぜい体高30pのゼンマイとモーターで動く玩具から、こんなにも生き生きとした迫力や威圧感を描かれていることに驚かされます。



 DMでの話になりますが。
 ミスター・ジェンチェンについて、「ジェンチェンは、いわば理想の究極形、エレナとゼネバスはその世界の中間で揺れ動き、最悪の現象が戦争であり、後に起こる惑星大異変」とおっしゃっていた意味を咀嚼しながら、5章は読ませてもらいました。彼の言葉と微笑みは4章の中で静かな描写ながら、印象的でした。主人公が自分の経験から認識できる価値観より、ひとつ上の次元の視点を持っている、という点で世界観を押し広げるキャラであったと、感じました。彼の言葉は、エレナの指標や救いになるのでしょうか・・・。

 時系列が前後しながら物語が進んでいくので、キャラクターに感情移入しながらも(キャロラインがかわいくって嬉しいです!)、どこか俯瞰した目で読んでしまいます。「このキャラのこの行動は選択は、果たして正かったのだろうか、後の世界にどんな影響を及ぼすのだろう」とか。それもまた作者様の術中でしょうか?


 気づけば折り返しをすぎてしまいました。エレナたちがどんな結末にたどり着くのか、息をつめてページをめくる気持ちです。
No.462 - 2016/07/01(Fri) 22:46:39
ネタバレを防ぐために控えめに返信 / 城元太
 本来ゾイドとは無縁であった女性の方に、ここまで丁寧なリアクションを頂けるとは予想外でした。連続しての書き込みに感服して居ります。
 もちろん、当時私の持てる能力全てを注ぎ込み、管理者DDA様の熱心な校正もあって、充分納得のいく仕上がりにはしましたが、今回の返信に見られるような細部に亘っての考察には感謝の気持ちでいっぱいです。
 ツイッターのDMでは、これは以前感想を寄せて頂いた古井様と、DDA様を介して個人的に遣り取りしたことの繰り返しにはなっているのですが、熱心に読み込んで頂いたあさくら様にも嬉しくて内々のネタばらしをしてしまいました(まだ先を読んでいない状況なので、この件に関してはここまで)。

>キャロラインがかわいくって嬉しいです!
 なんだか、ミンクス、人気ですね。
 いろいろ語りたいところではありますが、また読後にお返事いたします。
 週末に寛ぐお酒の肴になれば幸いです。次回第六章も、宜しくお付き合いお願いします。
No.463 - 2016/07/02(Sat) 07:31:13
ゼネバスの娘(3章) / asakura
お言葉に甘えてのんびりと3章読ませていただきました。長編なので章ごとにまとまっていると区切りがつけやすくて良いですね。


3章では歴史書や軍記物のような、硬質な文章なのに、さりげない描写に登場人物の心を感じてハッとさせられるのが印象的でした。

「白髪の混じった彼女の後ろ髪には、既に髪飾りバレッタは消えていた」
の一文で、かつて少女だったエレナが駆け抜けてきた時の長さを深く感じました(嗚呼、私のキャロライン・・・!)。

また、可憐なティーカップを直視できないシュテルマーの仕草に、エレナの思い出をどれほど大切に思っているか感じて切なかった。

「少女時代に抱いた、素朴な父への想いが、知らぬ間に蘇っていた。その時のエレナにとって、ゼネバスは皇帝陛下でもなく、父上でもなく、中央山脈の麓で待ち焦がれた、愛おしい父親であった」
この移り変わる心情の説得力が素晴らしいかったです。身内にあっては反発し、離れては思い合う父子の情・・・実体験ではないはずなんですが、思わず肯くものがありました・・・。

「地の文」がしっかりしているから、心を垣間見せる一瞬が引き立つのでしょうね。モノクロの中に色が混ざるように、文字の羅列の間にそっと写真が差し込まれるように。

意図して書いていらっしゃるのか、それとも、筆が進むままに生まれた描写なのでしょうか。
もし後者ならば、大事にしてほしいなと個人的に思いました。(増やして欲しいのではなく。きっと硬質な文章こそが城さまの真骨頂なのでしょうから)


隕石の落下とギルベイダーの降臨は、まさしく3章のクライマックスにふさわしい劇的なシーンでしたね!
エントランス湾を包み込む炎の赤とギルベイダーの黒い翼を思い浮かべてぞくぞくしました。抑えた叙事的な描写でありながら、おどろおどろしいBGMまで聞こえてきそうなほどに。


と、また好きなところばかり語ってしまいますね。ゾイドを知っていれば、またツッコミどころもあるのかもしれませんが。知らない分だけ気楽に、読み物として楽しませてもらっています。
No.460 - 2016/06/26(Sun) 13:41:49
3章感想へのお返事 / 城元太
 1・2章に引き続き感想の書き込み、恐縮すると共に感謝しております。丁寧に読み込んで頂き、作品を仕上げた側として喜びひとしおです。こちらも大切にお返事させて頂きます。
硬質な文章≠ノ関しては、既に数十回読み返している吉村昭氏の中期の著作『陸奥爆沈』の文体を意識しています。ただし小説こそ読みませんが、アニメを大量に視聴しているので(オイ)、派手な演出やコミカルな表現等はアニメの影響だと思います。また、そんな硬質な文章に固定化するのを避ける為、ラノベ調を意識した『そこにゾイドがある日常』を書き上げています。
 ティーカップやバレッタの隠喩は、気付いた方も多いのかも知れませんが、校正のDDA様を除いて直接反応して頂いた事はありませんでした。バトルメインのゾイド小説では指摘の順位が低くなったのかもしれないので、ここに触れて頂いたのも嬉しい限りです。
 キャロラインはまだまだ活躍するのでご安心ください。シュウとの絡みを含め、実に動かしやすいキャラに育っていきました。
 あさくら様はゾイドを知らないからこそ、発想の幅が広がるのかもしれません。どんな強力なメカでも魅力的なキャラでも、世界観が確立していなければ惹かれることはないと考えています。それは宇宙を往く戦艦や蒸気機関車でも同じことで、それぞれに歴史があり、背負うものがあるからこそ、想像の翼が広がっていく、それをゾイドという媒体を使って描いた作品でした。いわば時代劇と同じ手法ですね。
 まだまだ先は長いのですが、貴重な時間を割いて読んだ上で、後悔が無い作品であればと思います。最終章まで本作へのお付き合いが続く事を願っております。
No.461 - 2016/06/27(Mon) 19:42:26
ゼネバスの娘 / asakura
こちらの掲示板へは、はじめまして。
「ゼネバスの娘」1、2章読ませていただきました。

ゾイドの世界観や地名を知らないまま読みだしてしまったので、1章読み終わった段階では最後まで読み続けられるか不安だったのですが、2章からすごくおもしろくなりましたね!
特に戦闘シーンの緊迫感や、戦略・語彙の多彩さにはこっそり感嘆のため息をついてしまいました。書き手の楽しさが肌に伝わってくるようでした。と言いつつも、7話の幼少期の思い出も心癒されて好きでした・・・長くは続かない幸せな情景であったために、いっそう。

どのキャラクターがオリジナルなのかもわからないものの・・・「幼馴染の目立たないキャラがいきなり活躍する」といった展開は熱いですね! バレッタのキャロラインがゾイドを乗りこなしはじめた時には惚れそうでした。シュテルマーとエレナの兄妹のような親友のような淡い恋の相手のような・・・初々しい関係は戦場に吹く清涼な風のようですね。悲しい風ですが。

全体の雰囲気として、すごくしっかりと世界観の骨組みを描かれている、と感じました。作者様はゾイドの世界を大切にしていらっしゃるんですね。あとメカであり生物であるゾイドと、銃火器も。
(一概に男女の違いに帰結するものでもないのでしょうが、でも男の子ゴコロの文章だ!と思いました。好きなモノは丁寧に書いてしまう)

1〜2章までのキャラクターの中では、やっぱりゼネバス王が頭一つ抜けて魅力的ですね。その時その時に自分の正しいと信じる道を選びながら、運命に嘲笑われるように孤独に落ちてしまうあたりが・・・人間らしくって、つい感情移入してしまいました。(しかし、生きていたのを喜べばいいのかどうなのか悩ましいポジションのキャラですね・・・)

続きも大事に読ませていただきます。
No.458 - 2016/06/25(Sat) 11:16:41
Re: ゼネバスの娘 / 城元太
 ツイッターではお世話になりました。DMで頂いたお返事を更に書き加えてあり、お手数かけました。
「幼少期」の事やキャロラインの事、そして何よりゼネバスのキャラクター性に言及して頂き嬉しい限りです。
 あさくら様はゾイドは守備外にも拘わらず(宇宙海賊関連)、丁寧に読み込んでくださいました。
 作品を纏めて、男性視点の独り善がりの仕上がりになっていないか不安でしたが、一応の評価を頂き安堵しています。
 主人公はエレナですが、彼女を通しての時代の変遷が描けたかは、常に気になっている部分です。
 今読み直すと、1章2章あたりはまだ表現力が拙い点もありましたが、雰囲気を味わって頂けたのであれば嬉しく思います。
 完結はしていますが、長編作品なのでゆっくりと作品とお付き合いください。
No.459 - 2016/06/25(Sat) 17:48:21
(No Subject) / あやか
エス様

変身が遅れてしまい、申し訳ございませんでした。



>師団の中に彼等を露骨に敵視していた連中もいるのでしょうか……?

そこまであからさまに敵視している者はいませんでしたね。実力は本物だし、何より他の部隊に降りかかる筈だった『危険』も自分たちから進んで被っていたので、「難のある素行と協調性を補って余りある実力は信頼すべき」と言うのが師団内での隠れた評価だったと思います。



>直接会っていたら、果たしてどんな事を語り合ったのか

ミストレルは直接恨み辛みを言葉で表すでしょうが、同時にぶつける相手が違うとも理解しているので謝りながらも、救助活動に関しては礼を言っていたでしょう(それでもヨッヘムに対しては余計な一言を言ったでしょうが)。
エネモイの方は多少なりともプリマヴェーラとヨッヘムに同情してくれたかも。
プリマヴェーラは「スプリング・ワンに関しては俺一人を殺すことで割り切ってほしいと思ったことがある」とは言いそうですね。
ヨッヘムは「何の文句も言えない」とぶっちゃけそうですが。
ひょっとしたら四人で異口同音に「カウリオみたいなクズ一人のせいで」と飲み明かしていた可能性すらあったかもしれません。
No.456 - 2016/05/07(Sat) 00:27:14
Re: / あやか
あ、間違えてレスじゃなくて新規で書きこんでしまった。(蹴
No.457 - 2016/05/07(Sat) 00:28:26
スプリング・ワン / あやか
校正協力、及び掲載、ありがとうございました。
ルータが壊れてしまい、PCで確認するのが遅れてしまいました。
今回はこれで失礼させていただきます。
No.450 - 2016/04/12(Tue) 18:59:46
Re: スプリング・ワン / 管理人DDA
こちらこそ投稿、ありがとうございました。
最近は自身の作品アップはもちろん、めっきり投稿作品寂しい限りだったので、こういった投稿は大歓迎です。

プリマロースモンスーンについても、いろいろ設定を煮詰めてみたいものですねぇ。
現地改修の結果、生まれ変わった最終形態がどんな高速機動型ゴジュラスだったのか、考えるだけでもワクワクするですなぁ。
No.451 - 2016/04/13(Wed) 01:56:45
Re: スプリング・ワン / エス氏
スプリング・ワンとゼッフィーロ百貨店の設定、ユーラス師団のそれと合わせて読ませて貰いました。


思った事は1つ、
只々「哀しい」ということです



ミストレル・パイカージの怒りも、ユーラス師団のやったことを考えれば無理もないです。きっと「憎むな」という方が難しいでしょう。
しかし、師団の意向に反して住民救助を敢行したスプリング・ワンについては「死んで償う事しか出来なかったのか」と思わずにいられません(恐らく防風林の中にも、「彼等を死なせる謂れはない」と思っていた人がいたのかとさえ推察しています)。

そして命令を下したミストレル氏も、彼等のことだけは終生悼み続けていたのかと自分は考えてしまいます(後に創設された記念館は、彼等に対するせめてもの手向けなのかもしれません……)



過激な言い方になりますが、カウリオ・ユーラスがやったことは決して許されるものではありません。
自分1人の理想の為に過激な弾圧を行い、無関係な市民をも虐殺し、挙句国の乗っ取りを画策するといった行為は逆賊に等しい所業。
そして、彼の歪んだ思想によって人生を狂わされた者は数えきれません(スプリング・ワンも虐殺に巻き込まれた人達も、そして復讐に走ったミストレル氏や父殺しをやらざるをえなかったエール少佐も、全てカウリオ・ユーラスの犠牲者と思っています)

主義の為に戦うのは大事な事。ですが、自分達以外を虐げるのは間違っている
読み終えた時、設定を通してプリマヴェーラ大尉がそう言い続けている様に感じ取れました。

P,S
プリマヴェーラ大尉やヨッヘム伍長以下、スプリング・ワンの隊員達の御霊に安寧があらんことを
No.452 - 2016/04/14(Thu) 11:09:53
Re: スプリング・ワン / 管理人DDA
感想、ありがとうございます。
といっても、作者は自分ではありませんが(笑)。


悲劇と復讐、罪と償い。
どちらが正しいというのはない答えだからこそ、対比して読んでいただける話しになっていますね。


>きっと「憎むな」という方が難しいでしょう。

そうなんです。
でも、許す努力をしなくちゃいけないという教訓でもあるんです。

憎しみや怒りは人間として当然持ちうる感情なんです。その感情を超えて許せるか、あるいは許す努力ができるのか、そして罪は死でしか償えないのか。そういったテーマがあの2つのストーリーにはあるのだと思いますよ。


ゾイドの物語は、「どちらかが主人公で善」という物語ではなく、どちらにも同じ正義があります。
その正義がぶつかり合った時、どちらに理があるのかというのは永遠に答えがでる問題がないからこそ、ゾイドという物語に深みがあるんだと思いますね。
No.453 - 2016/04/15(Fri) 22:32:55
Re: スプリング・ワン / あやか
エス様


感想、ありがとうございます。
実は当初、「ゼッフィーロ百貨店」だけでミストレルの復讐にまつわる騒動は完結する予定であり、スプリング・ワンは執筆す予定はさらさらありませんでした。
が、DDAさんに「ユーラス師団はティターンズ」であると聞かされ、紆余曲折の末に「ミストレルの復讐の巻き添えになった者達」としてスプリング・ワンを執筆するに至ったのです。
ちなみにプリマヴェーラのフルネームはイタリア語で『春』を意味する単語と、同名の絵画を描いたイタリア人画家サンドロ・ボッティチェリの本名(アレサンドロ・フィリペーピ)の名字の部分が由来です。
ヨッヘムのフルネームはDDAさんから意見をいただいた際に紹介してもらった楽曲、『償い』の歌詞中に出てくる「ゆうちゃん」(本当なら『ユッヘム』になるはずが、うろ覚えだった上に辛い内容の曲だったのでリピートする気ならなかったので間違えて「よっちゃん」と覚えてしまったために『ヨッヘム』になった)と曲の作詞作曲ボーカルを手掛けたさだまさしを由来としています。
なお、スプリング・ワンで言及したゴジュラス・モンスーンの解説、実は校正してくださったDDAさんが追加してくださった文章を後でこっちが加筆した物だったりします(それ以外にも結構DDAさんが補完してくれた箇所があります)。


>きっと「憎むな」という方が難しいでしょう。

全くです。
「憎まずにはいられなかったし、憎むに値する正当な理由があった」からこそ、ミストレルは金の力を使うだけでなく、虎(ゼネバス皇帝)の威を借りてまで復習を成し遂げたのです。
ですが、スプリング・ワンは例外であり、彼らを巻き込んだことはミストレルは後悔してもいました。
あの記念館は本当にミストレルなりの、スプリング・ワンに対する手向けであり、詫びなのでした。だからこそエネモイがそれを引き継ぎ、ゼッフィーロ百貨店の資本で建てたのです。


>プリマヴェーラ大尉やヨッヘム伍長以下、スプリング・ワンの隊員達の御霊に安寧があらんことを

追悼の御言葉、ありがとうございます。
フィクションではありますが、あの世でプリマヴェーラ達も少しは救われたことでしょう。
なお、プリマヴェーラは「キミガタメ」という曲とイメージがマッチする、見たいなことをDDAさんに言われたことがあります。実際に聞いてみると、何となくプリマヴェーラが自分の愛機に語りかけているような印象がしました(個人の感想)。


>過激な言い方になりますが

全然過激な言い方ではありません。むしろ冷静な批評であり、カウリオの人間性を端的に表していると言ってもいいのかもしれません。
奴に冷遇され、復讐のためにミストレルに協力したばっかりに後年になってから裁判に出廷する羽目になったエネモイも十分過ぎるほどカウリオの被害者です。
ミストレルとの出会いのきっかけにはなりましたが、エネモイはその点に関してはカウリオに礼を言う気も感謝の気持ちもないでしょうね。

何はともあれ、改めて、感想ありがとうございました。
No.454 - 2016/04/19(Tue) 00:12:38
Re: スプリング・ワン / エス氏
あやかさん

自分の書いた感想に返事を書いていただき、ありがとうございます。


ユーラス師団がティターンズを基にして作られた……というのは自分も作者さんから聞いていましたし、自分の中でのティターンズは「十把一絡げに『悪』のレッテルを張られた」というイメージがあります(実際とんでもないことをしたのに変わりは無いのですが……)
恐らく当時のユーラス師団は、同じ共和国軍に対してもかなり横柄に振舞ってたのではないかとさえ思ってしまいますね


自分も「キミガタメ」を聞かせて貰いました。

確かにあの歌を聞けば、プリマヴェーラ大尉とモンスーンが2人きりでいる姿が脳内に浮かんできます。これは、救われて生き延びたバレシアの人達にも聞いて貰いたいと思いました。




ところで……

スプリング・ワンは当時のユーラス師団の中ではかなり「イレギュラー」な部隊(市民からすればこっちの方が百倍まともに見えますが)だったようですが、師団の中に彼等を露骨に敵視していた連中もいるのでしょうか……?



もう1つ、これはIFになるのですが……

もし、ミストレル氏(もしくはエネモイ女史)がプリマヴェーラ大尉やヨッヘム伍長と直接会っていたら、果たしてどんな事を語り合ったのか……恐らく復讐の念は薄れずとも、お互いに意義のある事を言い合えたのではないかと、つい思わずにいられません。
No.455 - 2016/04/20(Wed) 11:12:02
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