こんばんは! お返事できずすみませんでした。悠宇さんが書いて下さったように、幸せな最期だったと思います。一生、温かい場所で過ごせたし。
ちょっと思い出話をさせてください。
プーは、うちの庭にやってくる野良猫の子供でした。母親はしっぽの長い、スラッとした黒猫です。この親の後ろを、生まれたばかりのプーがよたよたとついて歩いていました。でも、ときどき立木や石にぶつかったり、様子が変なのです。母猫も、サッと走れない子供に苛立って、ネコパンチ(笑)でプーの頭を叩いていたりしました。 ある日、近くの小川で母猫とプーのニャアニャア騒ぐ声がしました。イシの父が見に行くと、プーが川に落ちかかって、かろうじて草にしがみついているのでした。下半身は水に浸かってます。拾い上げて、お湯で洗ってやりました。そしてよく観察すると、プーの両目は閉じたままでした。(後で獣医さんに診てもらったところでは、遺伝的な問題で目のナントカ膜が形成されていないらしい、とのことでした。) 生まれつき目が見えないんじゃ、その辺でいつか死んじゃうよ、かわいそうだよ〜、なんて言って迷ったあげく、飼うことにしました。当時、うちにはすでに三毛猫のミーコというのがいて、「一匹も二匹もおんなじだー♪」というノリの飼い主とは違い、新参者が気にくわないようでした。でもすぐに慣れましたけど。 さて、家の中に入ったプーは、最初の頃、壁や家具にぶつかってばかりでしたが、そのうち間取りを覚えたらしく、階段も平気で上り下りできるようになりました。 ただ、まったく目が見えませんので、歩き方が猫のようでなく独特で、オーストラリアのウオンバットみたいでした。それがまた可愛らしいと、ご近所の子供たちの評判になったり(笑)。 拾った当初は、見えなくてかわいそうだな〜と思いましたが、プーにとっては最初から無い感覚ですから、へっちゃらで生活していました。聴覚と嗅覚で、人の区別ができたようです。窓辺に座って、外の音にじっと聞き入っていることもよくあったっけ。 こうして、いい子だいい子だとかわいがられて、ずっと今まで暮らしてきました。 8年ほど前、ガリガリに痩せてこれはもう死ぬのかなと思ったときにも、鰯の内蔵を焼いて食べさせたらピタリと治りました。今回ももしや…と与えてみましたけど、寿命はどうしようもありません(^-^)。 去年、10月9日、急に倒れて、獣医さんに腸閉塞だと言われ、その直後、左前足と右後ろ足が不自由になりました。やっぱりもう、年だったのでしょうね。1ヶ月後、不自由になった足の先が壊死したために切除しました。これですぐにも死んじゃうのかなと覚悟すると、平気で歩き回るのです。そのため、足先に包帯を巻き付けるのが日課となりました。全く歩けなくなったのは、死ぬ前の二・三日だけでしたね。 こんなわけで、去年の11月からはある程度覚悟した状態でした。ですから、家族みんなの前でとても楽にCENSOREDて、本当に良かったなぁ〜と思っています。 ただ、赤信号で待っているとき(笑)やフとした瞬間に面影が浮かんだりして辛いこともあります。けれど、イシは夢でプーと会うことができて、救われたような気持ちになりました。
ながながとすみません! 優しいお言葉、お気遣い、本当にありがとうございました。どうぞまた、楽しくカキコしていただけたらうれしいです。私も遊びにうかがいますので☆ それでは! |
No.239 - 2001/10/10(Wed) 03:56:15
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