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suzeこれ、雑談室。

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当管理人はこのような書き込みに対し、発見次第削除などしていますが、
くれぐれも、そのリンクをクリックせぬよう、ご注意ください。
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夏の取材について / suze@管理人
管理人から、今年の夏の取材について予定を…

昨日、フランス(南仏中心)を周る計画で、航空券などを予約しました。日程は、9月中旬です。
第一の目的地は、コルシカ島です。
本数が少ないコルシカ鉄道の取材などを考えているため、日程に余裕をもって2週間弱の長期取材(自分にとっては…)となる予定です。

プロバンス鉄道の再取材を予定していますが、その他も「地球の歩き方 BY TRAIN」に既に載っている鉄道ばかりになりそう…
なので、これからネット内で「フランス保存鉄道発掘の旅」を始めようと思います。
No.1101 - 2006/08/07(Mon) 21:22:50
Re: 夏の取材について / 中尾 [関東] [ Home ]
suze様、ご無沙汰いたしております。
もうじき夏の取材にご出発ですね。私はフランスというと、渡欧の折にはシャルル・ド・ゴール空港第2ターミナルに毎度お世話になっているんですが・・・それ以外は全くの未踏の土地だったりします(^_^;)。ですんで、suze様のご報告を楽しみに致しております。

さて、私の方の夏の旅行は・・・当初7月中旬を予定しておりましたが、仕事と引越しとかでバタバタしたため延期。明日より2週間ほどポルトガルに行ってきます(鉄分は殆どゼロですが)。

suze様の取材が実り多い良い旅になることをお祈り申し上げます。
No.1108 - 2006/09/05(Tue) 22:06:30
Re: 夏の取材について / suze@管理人
中尾さま
お久しぶりです。明日からポルトガルですか。
中尾さまの旅も、よい旅でありますように。

私も出発が明後日に近づいたのですが、明日ギリギリまで仕事が詰まっている上、今までなかった腰痛が始まってしまい、慌しい出発前です。今さら、出発延期できないのも厳しいところです。。
現地の調査不足が否めないところですが…国内未発表の小鉄道を撮影できましたら、早速アップしようと思います。
No.1109 - 2006/09/05(Tue) 22:36:40
引っ越し / Kevin [関東] [ Home ]
SUZE様

大変長らくご無沙汰しておりました。
「トラムのページを作りたい」と言ってから早一年。
最近時の流れがまた一段と早く感じられるようになってきました。

4月に引っ越しをし、それに伴い、今まで広告なしの私のHPに
広告が出るようになってしまいました。
生活もようやく落ち着き(遅!)、更新する準備も出来たので
HPも広告のないアドレスに引っ越してみました。
ほとんど更新されていませんが、Linkのアドレスなどを修正頂ければ
幸いです。
今後ともよろしくお願いします。

フランスの電車と風景の写真を楽しみにしております。
No.1102 - 2006/08/09(Wed) 20:52:43
Re: 引っ越し / suze@管理人
Kevinさま
お久しぶりです。お元気そうで、何よりです。

私の方は、取材のための長期休みを控え、仕事を早く済ませようと忙しい?毎日です。

さて、早速リンク先を修正させていただきました。
ご確認いただければ、と思います。
今後の更新楽しみにしておりますが、お忙しそうですので無理をしませぬよう。。。

では、これからもよろしくお願いします。
No.1103 - 2006/08/09(Wed) 22:00:39
夏、カメラ! / おちびたぁや [九州]
博多の気温は、今日は35度!

さて、そろそろニコノスを取り出すかぁ!
No.1092 - 2006/07/14(Fri) 14:03:26
Re: 夏、カメラ! / suze@管理人
こんばんは。
今日ヨド&BICを見てきました。
デジタルでは、水中カメラは見当たりませんね。
その代わり、水中ハウジングの数々が店頭に並んでいました。

ニコノス持って、潜られるのでしょうか。
No.1093 - 2006/07/15(Sat) 20:46:48
Re: 夏、カメラ! / おちびたぁや [九州]
SUZE様 各位 
いやはや、蒸し暑い日が続きますね。
こちら博多も土砂降りの毎日です。
甚大な被害が出ているところもあり、胸が痛みます。

> その代わり、水中ハウジングの数々が店頭に並んでいました。

実際に銀塩でも使用経験が無いのですが、使いやすいのですかね?

> ニコノス持って、潜られるのでしょうか。

 ハハハ。。。

 潜りまではしませんが、街中スナップなどに出番が多いです。

 35ミリF2.5レンズはかなり優秀な像を結んでくれます。

 僕は四型と五型を有しておりますが、最近は四型の出番が多いです。

 近所のお濠に蓮の花が満開で、嫁さんとスナップ散歩してきました。
No.1094 - 2006/07/20(Thu) 17:30:59
Re: 夏、カメラ! / suze@管理人
こんにちは。東京でも相変わらず湿度が高い、うっとうしい天気の日が続きます。。
このまま、秋になってしまわないかと心配ですね。

さて、水中ハウジングについて
> 実際に銀塩でも使用経験が無いのですが、使いやすいのですかね?

私自身はダイビング経験がないのですが、昨日水中写真を撮る友人に聞いたところ、ダイビンググローブ着用でも使いやすく出来ているそうです。
デジカメで水中写真を撮る場合、ニコノスのようにファインダーと画像が一致しないことがない点が、強いです。

私自身は昨日、GR1sにXP2(モノクロ)を詰め、いつもの東京散歩コースである谷中あたりを歩いてきました。
GR-D(デジタル)もモノクロモードにして撮ってみましたが、カラーで撮るのとは雰囲気がガラリと変わります。
No.1095 - 2006/07/23(Sun) 09:46:27
Re: 夏、カメラ! / おちびたぁや [九州]
いやはや、長梅雨の後のこの酷暑。
少々バテ気味のおちびであります。。。

> デジカメで水中写真を撮る場合、ニコノスのようにファインダーと画像が一致しないことがない点が、強いです。

水中でもデジタルが「主流」なんですなぁ。。。

> 私自身は昨日、GR1sにXP2(モノクロ)を詰め、いつもの東京散歩コースである谷中あたりを歩いてきました。
> GR-D(デジタル)もモノクロモードにして撮ってみましたが、カラーで撮るのとは雰囲気がガラリと変わります。


 おぉ、私は今ライカミニルクスにXP2を詰めて散歩してますよ。
 XP2、良いフィルムですよねぇ。
 無くならないで欲しい。。。 
 
 さて、GR-D、欲しいですねぇ。。。
 しかし、私は今日、なんと日立のデジタルビデオカメラ、秒撮機能付きを買ってきました!
 ムービーにチャレンジしようと思いまして。。。

 少し古い情報ですが。。。

http://www.tamron.co.jp/news/release_2006/news0720.html

 あぁ、アダプトールよ、永遠なれ!
No.1097 - 2006/07/31(Mon) 03:26:09
Re: 夏、カメラ! / suze@管理人
こんばんは。
やっと梅雨明けし、カメラ持っての散歩がしやすくなりました。
でも、真昼間はできるだけ避けてはいます。

さて、先日東京・銀座の松坂屋で中古カメラ市を開催していたので立ち寄り、最近一番気になっていた、オリンパスEE-3を購入。
最後の2台の内の1台、8,300円でした。
このカメラ、わたしにとっては「原点」とも言うべきカメラです。
若干の露出の甘さや近接撮影できない点など、現在のカメラに比べ不便もありますが、固定焦点で大きな失敗は少ない、枚数が倍撮影できることは、精神的に楽です。
ただし、DP屋さんでプリント代ショックをうけることにはなりますが…(~_~;)

>日立のデジタルビデオカメラ、秒撮機能付きを買ってきました!
 ムービーにチャレンジしようと思いまして。。。

デジタル化への一歩、でしょうか?
自分の場合、ムービーは仕事で使うだけです。。。
余裕ができたら、ハイビジョンムービーを狙おうかと思っていますが、いつになるか。。。

アダプトール…これも時代でしょうか。。。
No.1098 - 2006/07/31(Mon) 21:28:31
回顧の時代? / suze@管理人
話題が変わってきたので、別スレに移しますね。

> これはあまりに汎用性の無い意見でありましたので、お詫びいたします。

羨ましいです。撮影には厳しい場所ですが、鉄道好きなら機会あれば入ってみたいのが車庫、です。

> 汽車自体は、18世紀中旬のワットの蒸気機関の発明以降の産物ですから、レトロを感じる歴史があるわけではありません。

それだけ技術革新がめざましい、ということでしょうね。
鉄道に限らず、家電製品もあと5年するとすっかり変わってしまうのでしょう。すでにブラウン管TVも、少なくなっていますし。
これまでのテレビがデジタル化で見られなくなる、なんて、在来線を全廃して新幹線だけにするようなものですからね。

> その山陽本線も、乗客は、私以外には乳飲み子を連れたご婦人だけ。自動車社会の現実です。特に地方では顕著です。

思うのですが、自動車って進化しているようで進化していない(できない)モノではないかと思います。
高速道路(インフラ)が完成したところで、自動車で東京―博多間を5時間で走れるわけではなし。
ただ、安全装置の進化は歓迎ですが。

技術革新は単に経済のためでなく、人間の幸福のためにあって欲しいものですね。
No.1088 - 2006/07/04(Tue) 21:02:42
Re: 回顧の時代? / おちびたぁや [九州]
> 鉄道に限らず、家電製品もあと5年するとすっかり変わってしまうのでしょう。すでにブラウン管TVも、少なくなっていますし。
> これまでのテレビがデジタル化で見られなくなる、なんて、在来線を全廃して新幹線だけにするようなものですからね。


時代感覚が滅茶苦茶ですよね。
 MACやWINDOWSは30年前には無く、しかし、ライカはすでに存在していて、50年以上前に登場したライカM3が未だに話題になる。

> 思うのですが、自動車って進化しているようで進化していない(できない)モノではないかと思います。
> 高速道路(インフラ)が完成したところで、自動車で東京―博多間を5時間で走れるわけではなし。
> ただ、安全装置の進化は歓迎ですが。


 現代人は、知らない人と共同のルールを守って移動するよりは、知った人間同士で好きなペースで移動したいという選択をしましたよね。
 20年前には、タクシーで、見知らぬサラリーマン同士でも行き先を聞きあって、相乗りなんかしたそうです。
 
> 技術革新は単に経済のためでなく、人間の幸福のためにあって欲しいものですね。

 人間の幸福が「個」の追求で達成できるのでしょうかねぇ。
 
 自我を折ってこそ、花咲く浮世もある。
 
 「製品」は何でも綺麗にラッピングされて、汚れないように存在している。

 あまり、この話題を追求していくと、このインターネット世界自体の否定につながりかねないので、ここらで止めますが、本当にサイバー空間だけで「幸福」になれれば幸せですな(笑)
 
 「生」に勝てるものは無い、と。
No.1091 - 2006/07/09(Sun) 00:17:44
レンズ今昔物語 / おちびたぁや [九州]
 あまり長いとまた三谷さんに怒られるから、別スレ立てします。

 さて、今、単焦点レンズにこだわる理由があるとすれば、それは何でしょうか。

 それは、同じ焦点距離を持つズームレンズと比した時の、軽さと小ささでしょう。

 画質の点では?
 僕は違いはわかりません。

 ただ、開放F値の違いで、救われる場合も少なからずあります。
 夜景などを手持ちで撮りたい時は重宝するスペックです。

 つまり、撮影目的や時間帯に関係無く、とりあえずぷらぷら歩くようなときは、35ミリカメラなら、35ミリ短焦点レンズで大概間に合うでしょうね。

 さて、SUZE様の場合は、れっきとした鉄道撮影という目的をお持ちですよね。
 もう、単焦点かズームかの選択は愚問でしょう。
 
 ズームリングの操作性も重要な選択ポイントですよね。

 僕が135ミリを今更ながらに購入したのは、写真の原点にもう一度帰ろうかなと思ったことによります。

 28ミリ、50ミリ、135ミリ、この3本ですべてをまかなっていた頃の楽しさ、その純粋さをもう一度味わいたいのです。

 SUZE様もOM-1に50ミリというのが思い出ですよね?
 

 
No.1073 - 2006/06/26(Mon) 23:11:54
Re: レンズ今昔物語 / 中尾 [関東] [ Home ]
おちびたぁや様、suze様、こんばんは。

 前のスレで反応しようとしたんですが、私は全然詳しくない方面の話題が続いていたのでそのまま流してしまいました・・・ゴメンナサイ。

 で、漸く反応できる話題になって来たんで・・・。
 単焦点レンズとズームレンズの使い分けですが、私の場合は海外など持ち歩く荷物を極力小さく軽くしたい場合は短焦点主体にしていますが、国内で鉄道に限定した撮影をする場合はズームレンズが主体になっています。
 具体的な現在の基本セットは、海外では17-35mmF2.8、50mmF1.4、135mmF2ですが、国内では135mm短焦点の代わりに80-200mmF2.8ズームを使っています(全てAFレンズ)。

 ただ、一時期、国内で50mm短焦点の代わりに28-70mmF2.8のズームを使っていたこともありましたが、大きさに辟易して手放してしまいました。手放してみると、標準系は50mm一本あれば大概は何とかなるもんですね。

 一方、前のスレでsuze様がご指摘の様に、路面電車の撮影は自動車の処理が一番の悩みの種で、電車に被る自動車を処理するために背景や構図も柔軟に変えながらの撮影になる事が多いですね。そこで、被写体の電車を出来るだけ長い距離捕捉しながら撮影が可能な望遠系のズームレンズに頼ることが多くなります。
 特に、先週末の福井鉄道の場合など、メインの撮影対象が限定的で撮り直しの効かない場合はズームレンズの効果は非常に大きいと思います。重くてデカイけど、鉄道写真に限れば望遠系のズームレンズは一度使ってみると中々手放せない重宝な存在だと思います。

 話は変わりますが、私も先週末は福井に行っていましたので、もしかしたらsuze様と福井鉄道沿線ですれ違っていたかもしれませんね。
No.1074 - 2006/06/27(Tue) 23:55:17
Re: レンズ今昔物語 / おちびたぁや [九州]
中尾様 SUZE様 こんばんわ。

 眼前に転がっているカメラの山を見ながらつくづく、「質感」や「持つ喜び」なんてのを感じずに、ひたすらシャッターを押すことだけに興味があれば、なんて幸せだったろうとつくづく思います(笑)

 カメラ自体に興味を持ってしまったばっかりに、とんでもない「荷物」を人生で背負うことになってしまいました。
 
 私の場合は「カメラとの戯れ」も重要な要素です。
 というよりも、これだ!という撮影テーマを有していません。スポーツ、鉄道、風景、ポートレート、いろんなジャンルがありますが、どれもちゃんと踏み込んだことはありません。

 目に入ったものを、さくさくとフィルムに収めていく作業をずーっとやってきています。しかも、それが飽きないのです。
 
 中尾様のズームレンズ使用所感は興味深いです。

 28〜70や17〜35などは、カタログで見たときには、まず一番所有欲が生ずるレンズですよね。
 で、勇んでカメラ屋に行ってため息ばかり。
 「なんで、こんなにでかいねん。。。」
 手に取ることもせず、店を後にすることが多々ありました。

 さて、なるほど、鉄道がメインですから、やはり自動車は省かないといけないですよね。
 ところが、私なら、車を入れたまま撮るでしょう。
 というのは、車種で「時代」を記録できる、と考えるからです。
 女性のポートレートで、眉毛の形で時代(年代)がわかるようなものですかね。
 もちろん、メインの被写体である電車が隠れるように自動車を入れた構図は論外ですが。

 鉄道(車両)自体をきれいに撮ろうと思えば、車庫とかに足を運ぶのが一番確実ですよね。
 しかし、私は街や自然の風景の一部としての鉄道に興味がありますので、街の看板や特徴的な店、つまり撮影した時代を読者が察知できるような記号を探して、そこで構図を組み立てます。

 どうも、私の脳には「写真=報道」というイメージがこびりついているようで、フレームのどこかに「時代」的な記号を入れる癖があるのです。

 
 
 
No.1075 - 2006/06/28(Wed) 23:49:43
Re: レンズ今昔物語 / suze@管理人
こんばんは。レスが遅れて申し訳ありません。

自分自身、最近単焦点で使う機会が多いのは、35ミリと85ミリです。
明るさが理由で使うのは、85ミリです。
それ以外ですと、操作性などからついズームを使ってしまいます。

中尾様
中尾様の「旅の同行レンズ」選択、参考になります。
荷物持ちを雇うわけにいかないアマチュアとしては、撮影機材のコンパクト化は重要課題ですね。
軽量・コンパクト、かつ撮りたい被写体に適した焦点距離のレンズを如何に揃えるか・・・必要なレンズはどれなのか・・・
レンズ売り場で、そんなことを2時間ほど、悩んだ経験があります。

>重くてデカイけど、鉄道写真に限れば望遠系のズームレンズは一度使ってみると中々手放せない重宝な存在だと思います。

最近、重宝さを特に感じます。
ただ私の場合は、レンズの明るさは多少犠牲にしています。
サッ、とバッグから取り出せる軽快さから、望遠ズームでも軽くてお値ごろな、Ai AF Zoom Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dを多く使っています。
これにVRがついたものがあればなぁ・・・なんて。

>もしかしたらsuze様と福井鉄道沿線ですれ違っていたかもしれませんね。

時間的には多分、西武生の車庫あたりですれ違っていたかもしれませんね。
撮影のお邪魔をしていなければ良いのですが・・・

おちびたぁや様
> 28〜70や17〜35などは、カタログで見たときには、まず一番所有欲が生ずるレンズですよね。
> で、勇んでカメラ屋に行ってため息ばかり。
> 「なんで、こんなにでかいねん。。。」
> 手に取ることもせず、店を後にすることが多々ありました。


そうそう。カメラやレンズが大きいと、「戯れる」という使用感はほとんどありませんからね。
逆に、「使われて」いる感じでしょう。
なお「戯れる」の意味は、自分にとっては「馴染む」と同義です。
自動車にカメラを積んで行く一部の撮影は別として、フットワークが重要な撮影旅。
足とカメラのバランスがとれてこそ、イイ被写体をモノにできます。

>しかし、私は街や自然の風景の一部としての鉄道に興味がありますので、街の看板や特徴的な店、つまり撮影した時代を読者が察知できるような記号を探して、そこで構図を組み立てます。

何年か経った後、撮影時の風景や周囲がどのように変化するか。
その意味で、おちびたぁやさまの撮影手法は大きな意味をもちます。ワタシも、建物や自動車などが構図内に入る場合、それを心がけているつもりですが・・・
難しいのは、これらがイイ感じで「画」としてまとまること、です。

ぜひ一度、おちびたぁや様が撮った鉄道写真を、拝見したく思います。
No.1076 - 2006/06/29(Thu) 21:43:47
Re: レンズ今昔物語 / ogawa [ Home ]
ここに書き込ませてもらうのは久しぶりですね。
私も、最近NikomatFTnと28mm、50mm、135mmと、それも古いレンズで撮影に行くことがあります。
フィルムは勿論モノクロ。
やはり原点ですね。
F3は相変わらず24mm、35mm、90mm、180mmという構成です。
これで私撮りたい写真の殆どは撮れてしまいます。
単焦点は、軽くて持ったときのバランスが良くて、そして明るい。
まだまだフィルムと単焦点の組み合わせを楽しみたいと思います。
No.1077 - 2006/06/29(Thu) 22:33:39
Re: レンズ今昔物語 / suze@管理人
ogawaさま
こちらにお越しいただき、ありがとうございます。

> フィルムは勿論モノクロ。
> やはり原点ですね。

原点回帰、簡単そうで勇気が必要ですね。
特にモノクロに戻ること。常用フィルムとしてモノクロを使っていた時代は、例えカラーで見えるファインダーでもモノクロで完成した写真が想像できたものです。
しかし自分の場合、それが今では。。。?という感じです。

> 単焦点は、軽くて持ったときのバランスが良くて、そして明るい。

おっしゃる通り、単焦点の良さは明るさの他、手へのなじみの良さ、操作性の良さなどがありますね。
前述の鉄道写真撮影のように、「状況が単焦点を許さない」場合以外のシーンでは、ワタシも可能な限り単焦点を使用しようと思います。

> まだまだフィルムと単焦点の組み合わせを楽しみたいと思います。

ズームとカラーはデジカメに任せ?モノクロフィルムと単焦点レンズで撮影、というよりむしろ「楽しむ」感覚を持っていられれば、なんて思います。
No.1078 - 2006/06/29(Thu) 23:01:16
Re: レンズ今昔物語 / おちびたぁや [九州]
 SUZE様 OGAWA様

 くぅぅぅ、OGAWA様、シブすぎるぅぅ、マートですか!
 
 確か、28ミリも旧AUTOですよね。

 そして、F3軍団の90ミリはたしかタムロンのマクロだったかと。

 あぁ、お二方の書き込みに脳みそが過剰反応して、何から書いていいかわかりませんーーーー。

 ご理解いただけます? 私の気持ち。。。

 私は今週はリコーGR1SにモノクロのイルフォードXP2を詰めてカバンに入れています。

 先週は、フィルムは同じで、ニコンSPに35ミリF3.5を付けてプラプラしていました。

 ファインダーはカラーでも、モノクロの完成像を想像出来た。

 SUZE様、名言ですぜ!
No.1080 - 2006/06/30(Fri) 22:27:53
Re: レンズ今昔物語 / 中尾 [関東] [ Home ]
おちびたぁや様、皆様こんばんは。

>  さて、なるほど、鉄道がメインですから、やはり自動車は省かないといけないですよね。

 いやいや、確かに鉄道がメインではありますが、路面電車の撮影ではやはり自動車や歩行者は街の風景の一部ですから、「省く」必要はありません。

>  もちろん、メインの被写体である電車が隠れるように自動車を入れた構図は論外ですが。

 これもご指摘の通り。私が舌足らずだったかも知れませんが、前に書いた通り、メインである電車に「被る」自動車を処理するために柔軟に対応できる望遠系のズームレンズが重宝すると言いたかったのです。

>  鉄道(車両)自体をきれいに撮ろうと思えば、車庫とかに足を運ぶのが一番確実ですよね。

 コレは実は案外正しくありません。車庫というのは確かに車両は居るんですが、引きが取れなかったり障害物があったり、光線状態が悪かったりと、意外に撮りづらいところです。また、中に入るには許可が必要です。
 一纏めに鉄道写真といっても、車両自体の姿を出来るだけ綺麗に記録することを目的としたものや、風景の中の鉄道をイメージで切り取るものなど、かなり広い分野です。私はどちらかと言うと後者を目的としておりまして、車庫内での車両撮影には余り興味がありません。
No.1081 - 2006/06/30(Fri) 23:21:26
Re: レンズ今昔物語 / おちびたぁや [九州]
中尾様 各位 こんにちは。

 このHPそのものがそうであるように、「鉄道」を中心に様々な話題が展開されていますね。
 鉄道写真も、目的によって、いろんな手法、表現があることがわかりました。

 私は、鉄道自体のスペック等はあまり興味が無く、もっぱらデザインが良いもの(好きなもの)を追いかけています。
 
 私が育った神戸では、昔の国鉄時代は、水色の「普通電車」、オレンジとグリーンのツートーンカラーの「快速電車」、白と青の「新快速」というのが走っていました。どれもあまりデザイン的に特徴が無く、特に普通電車は単なる「箱」でした。
 それよりは、隣を走る阪急電車や山陽電車、阪神電車のほうがレトロチックで好きでした。
 
 そんな私が衝撃を受けたのが、DD51を初めて見たときでした。小学生の頃でしょうか。田舎の祖父母の家に遊びに行く際、福地山線という路線を通るのですが、どこかの車両基地で作業しているのを見ました。
 赤い、家のようなデザイン。いっぺんに好きになりました。

 後年、SL世代の方にとっては、無機質なディーゼル機関車としてあまり人気が無かったというのを知りましたが、私にとっては「それがどうした?」ってな感じでした。

 以降、旅行でいろいろなところへ行くたびに、発見するのが楽しくなりました。
 年々台数が減っているようですが、実は先日出張で、山口県の新山口駅から下関駅まで山陽本線で移動する機会がありました。その途中で、DD51だけではなく、往年のEF系列の機関車がたくさんあるではないですか!
 「おーい、元気かぁ? 久しぶり!」
 とても嬉しいひと時でありました。
No.1082 - 2006/07/01(Sat) 22:42:34
Re: レンズ今昔物語 / suze@管理人
みなさま、こんにちは。
早く、イタリア篇のリニューアルができれば・・・と。
普段あまり時間がないので、今日にでもがんばってみます。

> ファインダーはカラーでも、モノクロの完成像を想像出来た。
> SUZE様、名言ですぜ!


恐縮です。これは、撮影からフィルム現像・プリントまで自家でやっていたことが大きいのだと思います。
(そういえばDPEって、死語なのでしょうか?)
撮影時に既に、被写体および背景の明るさを見て、「ここは焼きこもう、ここは覆って」などプリント時のことを考えていたので、自然とそんな癖がついたようです。

> 車庫内撮影
私もムリにお願いしてまで車庫を見せてもらうことは、普通ありません。
ただ、車庫内が公道から見えるとか一般公開をしている時は、積極的に記録撮影をしています。
中尾様がおっしゃる通り、車庫は作品としての鉄道写真を撮るには、必ずしも条件がよい場所とはいえません。
しかし、作品というより記録として、車庫の写真は後々重要なものとなることがあります。
同時期にどのような車両が活躍していたか、普段表にでない事業用車などを見られるほか、車庫の建物が古い木造だったり石造りだったりと、被写体として好ましいものもありますので。
ただし当然ですが、一般公開していない限り、必ず塀越しや駅構内からの望遠撮影で、敷地内には絶対に立ち入りません。

記録と言えば、中尾様が挙げられた「前者」について、車両のディテールを詳細に何枚もの写真に分け、撮影する方もいます。
鉄道模型製作資料の作成目的の方が多いようで、風景などを絡めた撮影とは全く異なるノウハウが必要らしいです。

普段、鉄道をメインの被写体としない方がいわゆる「鉄道写真」を撮った時、どのような写真を撮られるか、興味深く思っています。
先日、写真歴は長いが鉄道は専門外、と言う方が撮影した都電の写真を拝見しました。
走行中の電車の運転席の小さな窓を、横から絶妙なシャッターチャンスで切るなど、定番的な車両正面からの撮影は少なく、独特な切り口で撮影されていたので、面白く思いました。

そんな理由で、おちびたぁや様が「鉄道」をどのようにご覧になっているのか、興味深いところなのです。
No.1083 - 2006/07/02(Sun) 10:35:35
Re: レンズ今昔物語 / おちびたぁや [九州]
中尾様 SUZE様

 まずは一言、お詫びを。
 車庫撮影に関してですが、私個人がその方面に知り合いがおり、自身にとっては比較的行動可能な撮影であったために、深い考え無しに述べました。
 これはあまりに汎用性の無い意見でありましたので、お詫びいたします。

 さて、夕暮れ近くに聞こえる列車の汽笛や、真夜中に遠くに聞こえる列車の枕木音(こんな言葉無いですよね)がとても郷愁を感じるのはなぜでしょうか?

 汽車自体は、18世紀中旬のワットの蒸気機関の発明以降の産物ですから、レトロを感じる歴史があるわけではありません。

 先週、山口の山陽本線で、ゼロ系新幹線を見ました。
 お!懐かしいなぁと、目をやれば、所々に朽ち果てた後が。
 なぜかこみ上げるものが。

 その山陽本線も、乗客は、私以外には乳飲み子を連れたご婦人だけ。自動車社会の現実です。特に地方では顕著です。

 めまぐるしく変わり行く現在社会。
 「昭和」という言葉も、とても懐かしいフレーズになりました。

 
No.1086 - 2006/07/02(Sun) 22:30:29
今週末までには・・・ / suze@管理人
こんばんは。
長らくの「イタリア篇」リニューアルのため閉鎖につきましては、大変申し訳ありません。

今日の時点での進行状況ですが、入れ替える写真の準備は完了し、半分以上完成したところです。

今週末にはイタリア篇のリニューアルならびに表紙写真を完成させ、アップの予定です。
No.1085 - 2006/07/02(Sun) 22:28:06
えーい! / おちびたぁや [九州]
SUZE様 中尾様 ご無沙汰しております。

何とか絡もうと思ったのですが、タイミングを逸してしまい。。。
というか、回転寿司で5回ほど空回りをした感じ(笑)

というわけで、別スレ立てちゃうも〜ん。

SUZE様ご推薦の「カメラ日和」誌。
第5号から買って、最新号は第7号。
その中に面白い作家が。

本城直季氏。

トヨフィールド四の五と望遠レンズを駆使して、都市風景をミニチュア感覚で収める。

東京では写真展も行われたようですね。

こういう、「感覚」と表現の「場」は、地方では無いんだよぉ。。。
No.1055 - 2006/06/08(Thu) 22:28:25
Re: えーい! / suze@管理人
おちびたぁや様、ご無沙汰しています。
お元気だったようで、安心しましたよ。

> というか、回転寿司で5回ほど空回りをした感じ(笑)

手を伸ばせば取れるものはあったはず、なのですが。(笑)

> 本城直季氏。
>
> トヨフィールド四の五と望遠レンズを駆使して、都市風景をミニチュア感覚で収める。
>

実は、わたしも気になっている写真家です。
http://www.tokyo-source.com/japanese/archives/2005/09/012.html
画面中心以外のボケ方が絶妙ですね。どうしたら、こんな写真がと気になっていました。
写真集も見たのですが・・・機材については存じませんでした。
4X5と望遠でしたか。ご教示、ありがとうございます。

最近気になる写真家でもう一人、「TOKYO NOBODY」の中野正貴氏。
http://www.shironagasu.com/NAKANO/index.html
あの撮影は意外にシンプルで、「とにかく、機を待つ」だそうです。
先日「タモリ倶楽部」に出演され、街中に自分ひとりだけが写った写真を撮る企画で実演していました。
No.1057 - 2006/06/10(Sat) 10:13:41
Re: えーい! / おちびたぁや [九州]
> > というか、回転寿司で5回ほど空回りをした感じ(笑)
>
> 手を伸ばせば取れるものはあったはず、なのですが。(笑)


はい、確かに。
 
中国の環境問題について語り合っておられた箇所で、
「欧米や日本がやってきたことを、なぜ我々がしてはいけないのか。。。」が目に入った時、頭のなかでゴングが鳴ったのは確かです(笑)

> > 本城直季氏。

> 画面中心以外のボケ方が絶妙ですね。どうしたら、こんな写真がと気になっていました。
> 4X5と望遠でしたか。ご教示、ありがとうございます。


 レンズは、シュナイダー社のアポジンマー180ミリをよく使われるそうです。

 あと、我々ニコンユーザーでしたら、このレンズ。
http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/mf/singlefocal/telephoto/pc_micro_85mmf28d.htm

 アオリ機構を持った、ブツ撮り用の特殊レンズですが、これが福音をもたらします。
 ブツ撮り=パンフォーカスですが、この効果を逆にしたら?

 つまり、SUZE様の言われる画面中心(ピント面)以外はボケる、ということです。

 論より実践で、量販店等で試されることをおススメします。

 私も、**バシカメラ博多で効果を確認しました。

 一瞬「買おうかな?」と思ったのですが、たぶんすぐに飽きるだろうと思い、店を後にしました。

> 最近気になる写真家でもう一人、「TOKYO NOBODY」の中野正貴氏。
> http://www.shironagasu.com/NAKANO/index.html
> あの撮影は意外にシンプルで、「とにかく、機を待つ」だそうです。


 私も好きですねぇ。
 
 「都市」と「自身」の関わりを、いろんな形で表現していますね。東京自体が自己増殖していく中で、人間個人の生き方はどのような影響を受けるのか?
 こういった作家たちの表現から、ある種のメッセージを受け取れるような気がします。
No.1059 - 2006/06/10(Sat) 19:57:47
Re: えーい! / suze@管理人
おちびたぁやさま、こんばんは。

>  レンズは、シュナイダー社のアポジンマー180ミリをよく使われるそうです。
>
>  アオリ機構を持った、ブツ撮り用の特殊レンズですが、これが福音をもたらします。


おお、アオリ付レンズだ。欲しいなぁ。
実はブツ撮り用に、簡易スタジオ(数千円で買えるボックスタイプのもの)と、あわせて入手しようと思っていました。
しかし、
>  一瞬「買おうかな?」と思ったのですが、たぶんすぐに飽きるだろうと思い、店を後にしました。

わたしも、そんなことを考えてしまいました。
衝動買いするには、高いです・・・

> > 最近気になる写真家でもう一人、「TOKYO NOBODY」の中野正貴氏。
>  私も好きですねぇ。
>  
>  「都市」と「自身」の関わりを、いろんな形で表現していますね。東京自体が自己増殖していく中で、人間個人の生き方はどのような影響を受けるのか?
>  こういった作家たちの表現から、ある種のメッセージを受け取れるような気がします。


近年、比較的若手の写真家によって、都市写真の表現手法が拡がっているのは、興味深いですね。
桑原甲子雄氏に始まる街のスナップショットが主だったこの分野、今後も新しい表現の登場に、目が離せそうにありません。
No.1061 - 2006/06/12(Mon) 22:09:00
Re: えーい! / おちびたぁや [九州]
> 近年、比較的若手の写真家によって、都市写真の表現手法が拡がっているのは、興味深いですね。
> 桑原甲子雄氏に始まる街のスナップショットが主だったこの分野、今後も新しい表現の登場に、目が離せそうにありません。


同意見です。
 桑原氏にとっては「普通の光景」が後世の我々には非常に新鮮に映る。こんな日本があったのか、と。
 この作業をリレーでつなぐのは、写真機を持つものの義務なのかもしれません。

 さて、私は、標準以上の長焦点レンズを使った作家が出てきてほしいなぁと思います。
 ワイド系流行だそうですが、私の考えでは「画面にたくさん入れる」=「焦点が定まっていない」となります。
 携帯写真に象徴されるように、どこにピントが合っているかもわからないような、単に気分で撮った写真撮影を続けているから、長続きしない。
 ひところブームのようになった女性写真家たちは今頃どうしているのでしょうか(笑)?

 中望遠レンズで、見せたいもの(テーマ)にのみ焦点を合わせ、それ以外はボカして切り取る、こういう基本的な写真を最近は見ませんねぇ。

 都市の巨大さに飲み込まれそうな「ワイド」写真を見ても、何にも面白くありません。
 都市と対峙した硬派な写真に期待します。
No.1062 - 2006/06/13(Tue) 12:33:53
Re: えーい! / 三谷眞紀 [ Home ]
久々にのっかるか。
TOKYO NOBODYは始め、合成というか人を消しちゃってるのかな?と思ったのですが、あれってほんとに人がいないんですか。
うちにある新しい写真集で、
Massimo Vitaliという人のLandscape with figuresというのには、逆にトンデモナイ人数の人間が写っています。
ものすごくおもしろいんです。

おちびたぁやさんお久しぶり。

>携帯写真に象徴されるように、どこにピントが合っているかもわからないような、単に気分で撮った写真撮影を続けているから、長続きしない。

ピントをシビアにとった写真は、「ああ、ここか。ここにピントか」と感心します。とくに人を撮った写真では、「この人はここを見ているのか」とか考えさせられますね。
No.1064 - 2006/06/14(Wed) 10:41:26
Re: えーい! / おちびたぁや [九州]
> 久々にのっかるか。

のって、のってぇ!

> TOKYO NOBODYは始め、合成というか人を消しちゃってるのかな?と思ったのですが、あれってほんとに人がいないんですか。

 実際に人がいない瞬間を撮っているようですね。
 しかし、また写真の技術として、スローシャッターで動く人物を撮った場合、その人が写らないという現象があります。
 よほど明るい点光源で無い限り、近景ではボヤーッと幽霊みたいになりますし、遠景ではフィルムに写りません。
 だからあまり神経質にならなくても良いのです。 

> うちにある新しい写真集で、
> Massimo Vitaliという人のLandscape with figuresというのには、逆にトンデモナイ人数の人間が写っています。
> ものすごくおもしろいんです。


 お! それは早速拝見しなくては。

 しかし、ネット世界の恐ろしいこと。
 例の本城氏と同じ手法は、5年前に発表されていた!
 http://www.belfastexposed.com/exhibitions/2001/exhimertom.html

> おちびたぁやさんお久しぶり。

 はい! ご無沙汰ごめんでございます。焼酎追加しましょうか?

> ピントをシビアにとった写真は、「ああ、ここか。ここにピントか」と感心します。とくに人を撮った写真では、「この人はここを見ているのか」とか考えさせられますね。

 最近の日本語の問題点として挙げられる「断定を避ける」表現を連想しますね。
 「***みたいな」とか「***?(と語尾を上げる)」
 つまり、「主張する」ことを恐れている感情の表れですかね。
 
 この写真のテーマはこれです!とはっきり示せない。
 単にきれいだったからとか、ビビっときたからとか、確かに自分のセンサーに反応してシャッターを切ったはいいが、そのあとの工程が問題ですね。
 技術的にはどうなのか、それを吟味せずに世の中にリリースする。
 そして、それをマスコミが無責任に持ち上げるから、本人も有頂天になって。
 そんなことの繰り返しが、日本に写真文化が育たない原因となっていることに気づかないんでしょうかねぇ。
 写真機メーカーもどんどん撤退し、この国は本当に「文化」を大事にしない国だなぁと、つくづく思うのであります。
No.1065 - 2006/06/15(Thu) 23:34:50
Re: えーい! / suze@管理人
こんにちは。

> > TOKYO NOBODYは始め、合成というか人を消しちゃってるのかな?と思ったのですが、あれってほんとに人がいないんですか。

なかなか難しいらしいです。
成功と思って現像し、最後に画面の隅々を確認したら、人が写っているのが見つかったこともあるそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/junior/articles_2001/010429.htm

>  しかし、また写真の技術として、スローシャッターで動く人物を撮った場合、その人が写らないという現象があります。

中野氏の場合、そのテクニックは使っていないみたいです。
作品の中に、黄色の2灯式点滅灯が写っている写真があります。
スローを使うと2灯とも点灯して見えるはずですが、1灯だけ点灯して写っています。

> > うちにある新しい写真集で、
> > Massimo Vitaliという人のLandscape with figuresというのには、逆にトンデモナイ人数の人間が写っています。
> > ものすごくおもしろいんです。


早速検索したのですが、表紙写真だけしかわからないのは残念。
砂浜に規則的に並んだたくさんのベッドに、人が横たわっている写真ですね。
ちょっとマニアックな写真集。どんな経緯でお持ちなのか、と思いました。

>  しかし、ネット世界の恐ろしいこと。
>  例の本城氏と同じ手法は、5年前に発表されていた!


おお、これは興味深い発見です。よく発見しましたね!
本城氏に影響を与えた作品かも知れません。
違いは、撮影の高度がさらに高いところでしょうか?

ネットで調べてみると、同種のテクニックを使う写真家は他にも何人かいる、のだそうです。(↓参照)
ttp://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/cat1147864/index.html

>  単にきれいだったからとか、ビビっときたからとか、確かに自分のセンサーに反応してシャッターを切ったはいいが、そのあとの工程が問題ですね。
>  技術的にはどうなのか、それを吟味せずに世の中にリリースする。
>  そして、それをマスコミが無責任に持ち上げるから、本人も有頂天になって。
>  写真機メーカーもどんどん撤退し、この国は本当に「文化」を大事にしない国だなぁと、つくづく思うのであります。


趣味で撮る写真とプロの仕事としての写真の境界線が、かなり曖昧になっている現状を示すものでしょう。
写真が一部の「技術者」や「職人」のものではなく、一般人が常時カメラ(=携帯電話)を持って歩いている現代だから、これまで築いてきた写真の文化を顧みる必要がありますね。
No.1067 - 2006/06/18(Sun) 10:59:05
Re: えーい! / 三谷眞紀 [ Home ]
> のって、のってぇ!

おちびたぁやさん、お元気そう。
焼酎はもちろん、いつでも喉から手が出るほど欲しいですが(正直者)、送ってもらってばかりでは悪すぎます。
なにかおちびたぁやさんにも差し上げたいのですが。
ちなみに私は芋、麦が好きです。

ところでsuzeさん、拙掲示板でお呼びがかかっているのでよろしければ登場ねがえるとありがたきシアワセ。
No.1069 - 2006/06/20(Tue) 15:40:23
Re: えーい! / おちびたぁや [九州]
> > のって、のってぇ!
>
> おちびたぁやさん、お元気そう。


はーい! 元気ですよう!

最近の買い物。

京セラ コンタックス用ゾナー135ミリF2.8

Aiニッコール135ミリF2.8S

もう、哀れなほど情けない値段で出てましたよ。。。
骨董品の叩き売りのような扱いですわ。

> 焼酎はもちろん、いつでも喉から手が出るほど欲しいですが(正直者)、送ってもらってばかりでは悪すぎます。
> なにかおちびたぁやさんにも差し上げたいのですが。
> ちなみに私は芋、麦が好きです。


はい。楽しみにしててください。

で、私は「愛」か「おススメの写真集」が欲しいです。
No.1070 - 2006/06/22(Thu) 01:16:39
Re: えーい! / suze@管理人
しばらくそのままで、ごめんなさい。。
レスは26日まで、お待ちください・・・
昨日まで、変な頭痛や肩こりに悩まされていました。
今朝はやや復調しましたが、これから遠出します。

帰宅直後、上野を24日の夜出発する寝台特急「北陸」に乗れたら、25日(日)には福井鉄道に出没予定です。
何か、プライベートまでハードスケジュールになってしまいました。
No.1071 - 2006/06/23(Fri) 07:38:39
Re: えーい! / suze@管理人
遅ればせながら、時間ができたのでレス書けるようになりました。

三谷眞記さま
お知らせいただき、ありがとうございました。
早速、書き込ませていただきました。

プロバンス鉄道、20年経って見ると駅や車両などあちこち変わってしまいました。
でも、今も走り続けていることには安心しました。

おちびたぁやさま

> 最近の買い物。
>
> 京セラ コンタックス用ゾナー135ミリF2.8
>
> Aiニッコール135ミリF2.8S


Aiニッコール135ミリF2.8、持っていますのでお譲りすればよかったかな。
ピントのリングが重めですが・・・

昨日一日、福井鉄道の旧型車両(80型、120型)のさよなら運転撮影に行ってきました。
そこで感じたのですが・・・
路面電車撮影に単焦点レンズ、難しいものです。
構図を決めていても、結構な確率で被写体の電車に、走っている自動車などが被ってしまうのです。
そんな理由でズームで臨機応変に、構図を変える必要が生じるんです。
鉄道撮影でも路面電車の場合、普通の鉄道写真にない難しさがあることを思い知らされ帰ってきました。
次のレンズ、何買おうかと考えると、、ズームになってしまう予感です。
No.1072 - 2006/06/26(Mon) 15:46:27
お久しぶりです / Takema [ Home ]
suzeさん、鬼怒川@キョ氏オフ以来大変ご無沙汰しております。

さて、あの時にお話申し上げた某ジャーナル誌のこと、覚えておられますでしょうか?
いよいよ実家もリフォーム準備が近くなってきており、子供時代−独身時代の遺物を整理すべきリミットが近づいてきました。

つきましては、例のものをご送付申し上げたく存じます。
ただ、こちらのサイト内にメールアドレスへのリンクが見あたりませんので(自分が気づかないだけ?)、
恐れ入りますが拙サイトにお越しいただき、メールフォームに住所等をお知らせいただければ幸いです。
ちなみに私は明日実家に行きますので、その際に冊数等を数えてきます。
もちろん譲渡価格等については「鬼怒川の夜」のままで!(そもそも値段の話がなかったとも言いますが)。

というわけで、是非ともよろしくです。
No.1066 - 2006/06/17(Sat) 23:46:12
Re: お久しぶりです / suze@管理人
Takemaさま、ご無沙汰しております。
ご連絡、ありがとうございました。
可能であれば、私からいただきに出向くべきところですが、ご都合など合わないこともあるかと思いますので、私の住所等につきましては、後ほどメールにてお知らせいたします。
よろしくお願いします。
No.1068 - 2006/06/18(Sun) 21:10:01
夏休み(予定というか希望) / suze@管理人
今年の夏は・・・時間が許せばフランス、を考えています。
新型LRVの宝庫的な国にもかかわらず、私が訪ねたまちはグルノーブルしかなく・・・サイトを充実させる必要を感じていますので。
中でもストラスブールは、必ず見たいと思っています。
ローカル鉄道については、プロバンス鉄道(完全版)と、前回時間切れだったヴィヴァレー鉄道、時間があればコルシカ島に行ってみたいと・・・今のところ、希望ですが。
No.1058 - 2006/06/10(Sat) 11:21:11
ご無沙汰です / 中尾 [関東] [ Home ]
suze様、ご無沙汰いたしております。

月曜日に満州の大連から戻ってきました。
欧州に比べると3時間程度で行けるので短期訪問が可能な点と、現地の物価が安いので滞在費が少なくて済むのが有り難いですね。
目的は大連市電。現在3系統が運転されており、202路(系統)は専用軌道も多く3体連接の部分低床車が走るLRT路線ですが、201路は東欧風味のボギー車、そして203路には日本統治時代に作られた電車が走っています。どの路線も料金は1元(約15円)均一ですが、お釣が出ないのでポッキリ用意して乗らねばなりません。
201路と203路は共に大連駅前が起点ですが乗場は完全に分かれており、車両の行き来も出来ない(途中に架線が無い)状態ですが、両者を繋げてLRT化する計画があります。203路は既に架線改修が完了しており、年末には202路と同じLRVが導入されるとのことで、日本時代からこの街を走り続けてきた電車が現役なのもあと僅かの様です(数両が動態保存されるという話も有るみたいですが)。
お天気は今一つでしたが、開発が進んで高層ビルが林立している市内には、上野駅風の大連駅や旧南満州鉄道本社など今なお日本統治時代に作られた建物も多く残っていますし、大分減ってしまいましたが中国らしい煉瓦造りの街並もあり、楽しんで参りました。
ただ、街中には車や人が溢れており路面電車の撮影には苦労しましたし、車の排気ガスも凄まじく健康には宜しくないですね。

さて、明日からは高松に琴電の旧型車を撮りに行ってきます。
No.1046 - 2006/05/24(Wed) 21:27:31
Re: ご無沙汰です / suze@管理人
中尾さま、おかえりなさい!

大連のトラム、レポートありがとうございます。
また、貴サイトの旧日本型トラム写真のトップも拝見しました。
201路の他、203路のトラム車両もなかなかのクラッシック車両だそうですね。
大連のトラム風景、街の旧い建物などとあいまって、「日本の昭和の風景」に近い風景だったのでは、と察します。楽しそう…
お忙しいと思いますが貴サイトでの公開、楽しみにお待ちしています。

今後、これらトラムが町の主要交通機関として活躍し、排気ガスが減れば、地球環境的にも良いことかと思います。

最新型のLRTに切り替えられる前に、旧車をぜひ見ておきたいです。特に203路の日本の電車、よくぞ現在まで残ったと感心しています。
普通ならば、中国から日本統治下の「ニオイ」を消そう、という政治的判断から早々に解体されても不思議ではありませんから・・・

ただ中国は、以前ほどではないものの、単独での撮影旅行はいろいろと面倒なことが多いと聞いて、躊躇しています…

明日は琴電ですか…いつもながら中尾さまのフットワークには、感心してしまいます。
お気をつけて、撮影を楽しんできてください。
No.1047 - 2006/05/24(Wed) 22:00:24
Re: ご無沙汰です / 中尾 [関東] [ Home ]
suze様、こんばんは。

> 大連のトラム風景、街の旧い建物などとあいまって、「日本の昭和の風景」に近い風景だったのでは、と察します。楽しそう…
> お忙しいと思いますが貴サイトでの公開、楽しみにお待ちしています。


残念ながら大連の街は現在、再開発が急ピッチで進められている様で、市内中心部は高層ビルが林立し、周辺部は集合住宅が沢山建っているといった状況です。それらに混じって古い日本時代の建物等が点在している感じでして、路面電車沿線も新旧の風景がまだら模様です。
しかし、そうした中でも街の所々に懐かしさを感じる風情が生き残っています。勿論ここは中国ですので、その古き良き風情は日本的であり中国的でもあるのですが。
写真の方はまだ全然スキャンしていないのですが・・・
http://www.asahi-net.or.jp/~uq6k-nko/manshu/2006/dal_001.jpg
これは東欧風の電車が活躍している201路の一区間です。煉瓦造りの古い街並のバックは高層ビルです。

> 最新型のLRTに切り替えられる前に、旧車をぜひ見ておきたいです。特に203路の日本の電車、よくぞ現在まで残ったと感心しています。

この点に付いては本当に同感です。それも、日本時代の車両(3000型)はまだ25両も現役だというのですから驚きです。203路の沿線でカメラを構えていると、5分間隔でこうした電車ばかりがやってくるのですから・・・。

> 普通ならば、中国から日本統治下の「ニオイ」を消そう、という政治的判断から早々に解体されても不思議ではありませんから・・・

旧満州の中国東北地方に関しては韓国ほど政治的な反日排日の雰囲気は無いような気がします。この地方のインフラは殆どが日本統治・満州帝国時代に整備されたものですし、今でもそれを引き継ぎ街づくりに有効に使って行こうとする考え方が感じられます。
実際、日本時代の建物にしても多くが文化財として大切に使われていますし、日本時代の住宅が多く残っている区画を観光客向けに「日本風情街」と称して整備もしています。

> ただ中国は、以前ほどではないものの、単独での撮影旅行はいろいろと面倒なことが多いと聞いて、躊躇しています…

大連に関してはその心配は全く無いです。空港は撮影禁止ですが、市中は全く制限もなく自由に撮影が出来ます(お隣の旅順は軍港があるために街中は未だに外国人立入り規制がありますが)。大連の開発区には日系企業も多く進出しており、現在駐在している日本人は約三千人、一時滞在者も含めると常時五千人程の日本人が居るそうで、街中でも良く日本人の姿を見掛けました。
No.1048 - 2006/05/24(Wed) 23:46:55
行きたくなってきました / suze@管理人
中尾さま、こんにちは。
レスが遅れて、申し訳ありませんでした。

> 残念ながら大連の街は現在、再開発が急ピッチで進められている様で、市内中心部は高層ビルが林立し、周辺部は集合住宅が沢山建っているといった状況です。それらに混じって古い日本時代の建物等が点在している感じでして、路面電車沿線も新旧の風景がまだら模様です。

たいへんご丁寧に、写真つきでお知らせありがとうございます。
しかしこの写真、わたし的には大好きな風景です。
まるで過去と未来を繋ぐ、タイムマシンのような電車に見えます。
それも広告がほとんどない、青一色の東欧風の古い電車。
素晴らしいの一言です。
背景の高層ビル、この街もだんだんと香港のような街並みに変わりつつあるようですね。しかし日本人としては、あれだけ土地がある中国でなぜ高層化?…と感じます。
大連の国際化と共に、この都市への集中が、急速に進んでいるのでしょうか。

> 日本時代の車両(3000型)はまだ25両も現役だというのですから驚きです。203路の沿線でカメラを構えていると、5分間隔でこうした電車ばかりがやってくるのですから・・・。

これも旧いトラム大好きなわたしとしては、たまらないシチュエーションです。
それもきちんとした都市交通らしく、5分間隔とは!
陰で旧い車両の保守、維持に携わる職員の努力の賜物ですね。

> 旧満州の中国東北地方に関しては韓国ほど政治的な反日排日の雰囲気は無いような気がします。

> 実際、日本時代の建物にしても多くが文化財として大切に使われていますし、日本時代の住宅が多く残っている区画を観光客向けに「日本風情街」と称して整備もしています。

最近は日本商社の進出が盛んとは聞いていましたが、日本時代のインフラが活かされている点なども、大陸にありながら台湾に似た環境なのでしょうか。
お知らせ頂き、安心しました。
もはや日本にも残っていないような旧い建物や電車が残っているとお聞きしますと、居ても立ってもいられません。(^_^*)
街が香港の中心部のように変わる前に、ぜひ訪ねたいと思います。
No.1049 - 2006/05/28(Sun) 07:53:43
Re:行きたくなってきました / 中尾 [関東] [ Home ]
suze様、こんばんは。レス有難う御座います。
週末は予定通り琴電に行ってきました。
何時もまったり写真を撮っていた所ですが、今回は人出の多さにビックリしました。
考えてみれば、日本で古式騒然とした旧型電車が現役で14両も営業に就いている(予備車も含む)路線はもうここしか無いんですね。お天気は今ひとつでしたが、旧型電車の4連は迫力が有りました。

> しかしこの写真、わたし的には大好きな風景です。
> まるで過去と未来を繋ぐ、タイムマシンのような電車に見えます。


こうした古い街並みも本当に少なくなってしまったのですが、古い路面電車とともに、バックの高層ビルの背景との組み合わせは正に急速に変化している大連の現在を語る風景だと思います。

> それも広告がほとんどない、青一色の東欧風の古い電車。
> 素晴らしいの一言です。


実は全面広告電車も走っています(^_^;)。ですが、運転間隔が短いので少し待っていれば広告の無い電車も容易に撮影が可能なわけです。

> 背景の高層ビル、この街もだんだんと香港のような街並みに変わりつつあるようですね。しかし日本人としては、あれだけ土地がある中国でなぜ高層化?…と感じます。
> 大連の国際化と共に、この都市への集中が、急速に進んでいるのでしょうか。


この辺は私たちとは感覚が違うのかも知れませんね。高度経済成長を経験して久しい日本と、高度成長の真っ只中にある中国ですから。
私たち日本人は経済成長期に物質面の豊かさの追求に浮かれているうちに精神面の豊かさを沢山切り捨ててしまいましたが、中国の人達には同じ轍を踏んで欲しくはありませんね。まぁ、彼らには先行する日本の良いところしか見えていないのでしょうし、顕在化している公害問題を見ても、日本の経験を教訓にした均衡の取れた発展を実現するのは難しいかも知れません。

> これも旧いトラム大好きなわたしとしては、たまらないシチュエーションです。
> それもきちんとした都市交通らしく、5分間隔とは!
> 陰で旧い車両の保守、維持に携わる職員の努力の賜物ですね。


どの路線も5分間各で頻繁に電車がやってきますし(203路には区間運用があるので末端は便数が減る)、昼間でも利用者が結構あり、全体的にかなり活発な印象を受けました。
車両の整備に関しては、戦前の日本製電車(203路の3000型)は車体外板も内装(木製)も大変綺麗で、まだまだしっかりしている感じがしました。色々部品を取り替えながら、とても大事に使われてきたのだと思います。
No.1050 - 2006/05/31(Wed) 00:14:22
Re: ご無沙汰です / suze@管理人
中尾さま、こんばんは。
琴電、あいにくの天気だったそうですが、写真の仕上がりはいかがだったでしょうか。
旧型車両の4連、これは駅や車庫で見るよりも、走行シーンが最高でしょうね。
これらの写真公開も、楽しみにお待ちしています。

> こうした古い街並みも本当に少なくなってしまったのですが、古い路面電車とともに、バックの高層ビルの背景との組み合わせは正に急速に変化している大連の現在を語る風景だと思います。

現在の大連の街について、いろいろとご教示いただきありがとうございます。
今日、立ち寄った書店で↓の本を見つけたので、思わず手にとって買ってしまいました。
図説『満洲』都市物語
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/4309760805

建築写真中心の本ですので残念ながら、満鉄関係を除いた鉄道の記述が少ないのですが、建物好きな私にとっては興味をそそる本です。
紹介されているハルビン・大連・潘陽・長春の街並みが、思っていた以上にヨーロッパ化していたことに、驚きました。

> 私たち日本人は経済成長期に物質面の豊かさの追求に浮かれているうちに精神面の豊かさを沢山切り捨ててしまいましたが、中国の人達には同じ轍を踏んで欲しくはありませんね。まぁ、彼らには先行する日本の良いところしか見えていないのでしょうし、顕在化している公害問題を見ても、日本の経験を教訓にした均衡の取れた発展を実現するのは難しいかも知れません。

これらについて、中尾さまと同じくわたしも危惧するところです。
近年の国際的な環境対策の動向もありますが、日本のほか欧米諸国が地球環境を悪化させた失敗を、他山の石としてもらいたいと願います。
ここで中国が「日本や欧米がやってきたことを、なぜやってはいけないのか?」という思考を持ってしまうと…
確かに「やってきた」事実はありますが…現在の環境対策の技術は、先進諸国が公害を撒き散らしてきた当時とは全く違うなどと説得するしかないのでしょうね。。。

> 車両の整備に関しては、戦前の日本製電車(203路の3000型)は車体外板も内装(木製)も大変綺麗で、まだまだしっかりしている感じがしました。色々部品を取り替えながら、とても大事に使われてきたのだと思います。

しかし、この点は日本が中国を見習う点だと思います。
ここで過激なモータリゼーションなど起きず、モノを大事にする精神を持ち、これらのトラムがクリーンな都市交通として、末永くこのまちを走ることを願います。
No.1052 - 2006/06/01(Thu) 21:47:54
Re: ご無沙汰です / 中尾 [関東] [ Home ]
suze様、こんばんは。
レスが遅くなり申し訳ありません。

> 中尾さま、こんばんは。
> 琴電、あいにくの天気だったそうですが、写真の仕上がりはいかがだったでしょうか。
> 旧型車両の4連、これは駅や車庫で見るよりも、走行シーンが最高でしょうね。
> これらの写真公開も、楽しみにお待ちしています。


旧型4連は無難な場所で走行を押さえました。無骨な車両が4両、パンタグラフが4基は迫力がありますが・・・個人的には面白みに欠ける写真になってしまった感じがします・・・(^_^;)。
こうした一発勝負のイベント列車の撮影は、お天気や多くの人出といった外的な制約に加えて、取り敢えず失敗なく押さえることに気をとられてついつい安全で無難な撮影を選択をしてしまうという内的な制約も働いてしまい難しいですね。

> 今日、立ち寄った書店で↓の本を見つけたので、思わず手にとって買ってしまいました。
> 図説『満洲』都市物語
> http://www.kawade.co.jp/np/isbn/4309760805
>
> 建築写真中心の本ですので残念ながら、満鉄関係を除いた鉄道の記述が少ないのですが、建物好きな私にとっては興味をそそる本です。
> 紹介されているハルビン・大連・潘陽・長春の街並みが、思っていた以上にヨーロッパ化していたことに、驚きました。


面白そうな本をご紹介頂き有難う御座います。まだ手にする機会が無いのですが、読んでみたいと思いました。
ご指摘のとおり、この地方は日本よりもロシアの進出が早く、大連の町や南満州鉄道の前身である東清鉄道などもロシアの手により作られたものです。そこに日露戦争後、日本が進出して現在に繋がるインフラを整えた訳で、大連でも町の各所にロシア時代の建物を見ることが出来ました。日本も現在の中国同様、前にあったロシアの面影を消し去って開発を進めたわけではなく、ロシア時代の建物などを上手く活用して街造りをしたんですね。現在も前に書きました「日本風情街」同様、ロシア時代の街並を生かした「ロシア風情街(日本時代は露西亜町)」もあります。

> しかし、この点は日本が中国を見習う点だと思います。
> ここで過激なモータリゼーションなど起きず、モノを大事にする精神を持ち、これらのトラムがクリーンな都市交通として、末永くこのまちを走ることを願います。


大連は広大な中国でも数少ない路面電車が活躍している町です。日本時代に比べると系統は大分少なくなったものの、現在は都市の膨張に合わせて郊外に路線延伸も行われています。日本時代の古い電車たちは早晩引退するでしょうが、この数年で全線LRTとなってより快適な人民の足として活躍することでしょう。
ただ、自動車は急速に普及している様ですので、現在のまま経済発展が続くと中長期的にはどうなっているのか不安もありますね。今でも町の中心部は自動車がかなり多くて電車の運行がスムーズに行えない状態ですので、今後LRTを有効なインフラとして位置づけるには、軌道内への自動車進入禁止等の措置も必要だと思います。
No.1054 - 2006/06/05(Mon) 23:40:39
遅くなりました・・・ / suze@管理人
中尾さま、こんにちは。
せっかくの丁寧な書き込みを頂いたにもかかわらず、またもレスが大変遅れてしまい、失礼いたしました。。
今日は久しぶりに時間ができましたので、これから今月の表紙写真をアップしようと考えています。

> こうした一発勝負のイベント列車の撮影は、お天気や多くの人出といった外的な制約に加えて、取り敢えず失敗なく押さえることに気をとられてついつい安全で無難な撮影を選択をしてしまうという内的な制約も働いてしまい難しいですね。

同感です。
最近の私の場合、小田急9000系さよなら運転の撮影がそんな感じでした。
しかし予想以上の人出と雨天のため、予定していた某駅ホーム先端からの撮影は先客多数のため断念しました。
そのため、駅から2,3百メートル離れた場所での撮影となりましたが、モードラが何故か動かず・・・とりあえず撮ったけど、という散々な結果でした。。
自分自身、大手私鉄は守備範囲ではないのですが、実は元・小田急沿線住民でして・・・(現在も通勤に利用しています。)
自分が小学生の頃から親しんできた9000系電車でしたので、特別な思いがあったのです。

>日本も現在の中国同様、前にあったロシアの面影を消し去って開発を進めたわけではなく、ロシア時代の建物などを上手く活用して街造りをしたんですね。現在も前に書きました「日本風情街」同様、ロシア時代の街並を生かした「ロシア風情街(日本時代は露西亜町)」もあります。

まちは新築のマンションやビルと異なり、新しく来る人だけでなく、これまで永く住んでいた人もいるので、その歴史に立脚したまちづくりは、とても重要なことと考えています。
そんなことを考えながら中尾さまのサイトトップの大連LRVの写真を拝見しますと、背景こそ新しい街ですが、一緒に写っている露店など・・・中国の空気、を感じます。

> ただ、自動車は急速に普及している様ですので、現在のまま経済発展が続くと中長期的にはどうなっているのか不安もありますね。今でも町の中心部は自動車がかなり多くて電車の運行がスムーズに行えない状態ですので、今後LRTを有効なインフラとして位置づけるには、軌道内への自動車進入禁止等の措置も必要だと思います。

その点は、私も不安に感じています。
救いとしては、現在では欧州諸国の都市で、路面電車と自動車の共生モデルが確立したことでしょうか。
モデル未確立だった1960-70年代に東京の都電が廃止されたのに対し、大連の場合は今ならば、欧州諸国都市の例にならった市街中心部のトランジットモール、およびご指摘の専用軌道化などの措置をとる余地があるかと思います。
彼の国の自動車普及に合わせ、トラム車両以外についても考えるべき時期だと思いました。
No.1056 - 2006/06/10(Sat) 09:56:11
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