[ 掲示板に戻る ]

過去ログ閲覧モード

キューバの教育システム / りーど [いつかきっと]
小学校教師のエルマーナから聞き取ったもの。当然聞き間違いもあると思う。チェックよろすく。また大枠はさほど変わらないとしても、厳密には現在の、サンティアゴの地元に限ったものとして、受け取るべきだろう。

【大枠の流れ】

1、Escuela Primaria (小学校、7年間、通常5歳から11歳、Preescolar含む)
2、Escuela Secundaria (中学校、3年間、通常12歳から14歳)

3、Preuniversitario (大学準備校、通称Pre、3年間、通常15歳から17歳)
4、Estudio Superior (高校、4年間、通常15歳から18歳)

5、Universidad (大学、5年間、通常18歳から22歳)
6、Bachillerato (3年間または1年間、入学対象18歳から29歳)
7、Escuela Tecnica (専門学校)

【全体の概要】

1、学費は基本的にすべて無料。
2、上記3・4までが義務教育扱い。
3、大学進学を目指すものは3を、それ以外の就職志望者は4へ進学する。
4、18歳未満は労働不可のため、3.4のどちらも行かない者は自宅で待機するか、7の各種専門学校等で教育を受けることになる。エルマーノはpanaderia(パン屋)、エルマーナはpeluqueria(美容院)の学校に通ったという。
5、Estudio Superiorには19歳までの者が入学できる。
6、Universidad入学の年齢制限はない。
7、入学試験の結果によっては入学できないことも当然ある。

【Escuela Primaria詳細】

1、毎年9月が学年度開始。
2、5歳がPreescolar(就学前教育)、6歳から1年生で、6年生まで。
3、授業時間はPreescolarが月〜金13時から16時半まで、1〜6年生は月〜金8時から12時半まで。土日は休み。学年ごとに教室は別。
4、6月末から8月末まで夏休み。休み開始は学年ごとに若干違う。
5、通信簿は学年末のみ配布。
6、学習程度によっては落第(同学年を繰り返す)もある。

【Bachillerato詳細】

1、入学対象者は18歳から29歳までの定職を持たない者(主婦は対象)。
2、在学期間はEscuela Secundaria卒業者の場合3年間、Estudio Superior卒業者は1年間。
3、学生には政府から若干の支給金あり。
No.2566 - 2006/07/17(Mon) 06:27:41
Re: キューバの教育システム / Aleida [いつかきっと]
詳細なレポートをありがとうございます。幼稚園のようなPreescolarも義務教育で無料とか、18歳未満は労働不可とか、Bachilleratoの学生は政府からお金がもらえるとか、とても興味深いです。
No.2567 - 2006/07/17(Mon) 10:33:11
Re: キューバの教育システム / mc [今年中]
わかりやすい説明で有難うございます。ちょっと教えて頂きたいことがあります。日本の場合4月始業で、それに併せた格好で3月までに誕生日を迎えた人が4月から次の学年に進級となりますが、キューバでは9月始業なので9月〜8月までの誕生日の人が1学年となるのでしょうか?
例えば1991年8月生まれの人はEstudio Superiorで、同年9月生まれの人はEscuela Secundariaということが普通なのでしょうか??
No.2570 - 2006/07/17(Mon) 20:12:49
Re: キューバの教育システム / りーど [いつかきっと]
おそらく基本的にそうだと思うんですが、ちょっとそこのところは確認しませんでした。対象者がどこで区切られるかですよね。ただ日本でも4月1日生まれの人はそれ以前の3月生まれまでの人たちと同じ学年になりますよね。そういった年齢計算による細かな違いが出てくる可能性はあるとは思います。あるいはまったく全然違う区切りだったりして? 今のところの仮説は例えばpreescolarだと「8月31日までに満4歳の誕生日を迎えた者が次の9月からの年度に入学する」ですが。今度訊いてみますね。
No.2571 - 2006/07/18(Tue) 12:26:00
Re: キューバの教育システム / りーど [いつかきっと]
>幼稚園のようなPreescolarも義務教育で無料

このPreescolarはいわゆる「幼稚園、保育園」ではなくて、いわば「0年生」として完全にPrimariaに統合されてる形ですね。校舎も教師も同じだし授業も同じように毎日あります。Escuelaには5歳から通う、と捉えるとわかりやすいかもしれません。幼稚園は近所には無く、サンティアゴの街に出るとたまに「Jardin Infantil」を見かけますが、こちらはいつも外で小さな子供たちが走り回っていて、まさに幼稚園・保育園といった感じです。
No.2572 - 2006/07/18(Tue) 12:53:26
Re: キューバの教育システム / YM [---] [ Home ]
キューバには、小学校に入る前の子供のための、幼稚園や保育園に相当する、「シルクロ」というものがあります(スペル忘れました)。義務教育ではなく、希望者だけが行くみたいですが、無料なのか有料なのか、通園出来る年齢などは分かりません。
りーどさんが見たものが、そのシルクロなのか、それとも別の種類のものなのかも、分かりません。頼りない情報ですみません。
No.2574 - 2006/07/18(Tue) 19:52:13
Re: キューバの教育システム / mc [今年中]
たまたま参加した「ストリート・チルドレンを考える会」の集会で良い本を発見しました。

『子どもは未来の開拓者−ストリート・チルドレンのいない国キューバ』工藤律子著・JULA出版局
http://www.netlaputa.ne.jp/~child_fn/book.html

この本の中で保育園幼稚園にあたるCirclo から大学までキューバの教育システムについて詳しく説明されています。キューバ人のものの考え方・性格が教育システムと大きく関わっているようです。
No.2586 - 2006/07/22(Sat) 13:59:30
transcard / puchungui [滞在中]
こんにちは。トランスカードを作れば、キューバで日本円を入金して、それをどこかでCUC引き落としすると言う方法が現金から直接両替よりも得なのでしょうか?また、もしそうならハバナではどこで日本円をトランスカードにどうやって入金したらいのでしょうか?入金後どのくらいでおろせるのでしょうか??
No.2561 - 2006/07/16(Sun) 12:44:41
Re: transcard / りーど [いつかきっと]
お、現地からの書き込み、妙にうれしいです。

1、その通り、トランスカード入金のほうが、直接両替より金額的に得です。
2、BFI(Banco Financiero Internacional)で可能です。ハバナだとハバナリブレにもありますね。カウンターにある入金申し込み用紙に記入して提出するだけです。
3、2日後くらいで下ろせるはずです。

少し下にある「デビットカード」というスレと「為替レート状況」というスレも参考にしてください。
No.2562 - 2006/07/16(Sun) 13:32:02
Re: transcard / puchungui [---]
ありがとうございました。早速試してみます。
No.2573 - 2006/07/18(Tue) 13:21:53
Re: transcard / mc [今年中]
 トランスカードに入金してから出金またはデビットカードとして使用できるようになるまでには48時間後といわれていますが、実際は2営業日必要で週末をはさむと長くなってしまします。 
 それと48時間自体も結構いい加減で、私の場合、朝一番に両替入金したのに使用できるようになったのは、2日後の昼過ぎでした。
No.2585 - 2006/07/22(Sat) 13:54:42
duales / tico [8月〜9月]
リードさん 皆さんこんにちは

リードさん日記読んでるとまたキューバにすぐにでも行きたくなっちゃいます。もっと話が聞きたいです。
私も9月ごろいけたらいいなぁと考えてますが、何かアドバイスがあったら教えて下ださい。

送金について教えていただきたいのですが、以前書き込みのところを読んで試してみたんですが、まず、IDとPWをどうやったら取得できるのかご存知の方がいらっしゃったら教えてください。
No.2580 - 2006/07/21(Fri) 12:53:19
Re: duales / りーど [いつかきっと]
ticoさんお久しぶりです。どうやら順調に進んでおられるようで安心しました。ticoさんはキューバのどちらでしたっけ。9月はハバナで非同盟諸国首脳会議が開かれて政治的には結構盛り上がるようです。警備なども通常よりきつくなるという情報もありますが、ま何の関係ないですね、行きたいときに行くのがメホールですね(宿泊先などはしっかり確保しておく必要があるでしょうが)。

送金の件、Dualesサイトの場合だと、トップページ画面右下にある「REGISTER Now!」というところをクリックすると登録画面が開きます。そこで自分でIDとパスワードを決めて登録するようになっています。また実際にやってみてわからないところが出てきたら遠慮なく訊いてください。
No.2581 - 2006/07/21(Fri) 14:44:47
Re: duales / tico [8月〜9月]
本当は8月か9月頃に呼べればなぁ〜って思ってたんですが・・・送金でてまどってしまって(^^;)
ありがとうございます。
ちょっと試してみます
自分でPWも決めていいんですねぇ〜てっきりIDもPWもdualesの方から発行してメールか何かで"登録完了しました"見たいな感じでくるのかと勝手に勘違いしちゃってました・・
まだパスポートも作ってないので、これから一ヶ月くらいかかるだろうし、、、10月もこれるか怪しいところです(;;)

彼はハバナです、でもちょっとはずれでバイクで20分位かな?
No.2582 - 2006/07/21(Fri) 16:32:23
今回の小ネタ集 / りーど [いつかきっと]
随時加筆あり

1、6月中は夕方に1〜2時間ほどの大雨がよく降った。しかし毎日というわけでもなく、2〜3日に1日という頻度で、7月に入るとほとんどなくなった。気温はさすがに高く、昼間通りを歩いていると汗が両腕に噴出し、身体中を熱が覆い、何もする気がおきなくなる。カサにあった温度計によると深夜12時でも31度、その夜洗濯した下着は早朝にはすっかり乾いていた。雨はこの暑さをやわらげる働きがある。ママが雨に打たれて水浴びをしていることがあった。大雨の後はひじょうに涼しくなり気持ちがよい。

2、井戸の水は少々汚れが目立つようになってきたため飲み水や食事には使えなくなっていた。飲み水用には以前と同じく近所の配水車から支給される水をバケツで運んでこなければならなかった。そういったこともあり思い切り水を使うことができない。今回特に疲れがたまったのはこの暑いさなか、のどが潤うまで十分に水を飲めないし、好きなときにすぐに風呂に入ったり(つまり水を使ったり)できないことだった(これは水の有無とは別に他の家族への遠慮も多々ある)。あといまだに慣れないことといえば、始終立っているか椅子(か地面)に座るしかない生活で、日本のように床に寝そべって休むことが、ベッドで寝る以外行えないこと。単純なことだが、こういうちょっとしたことで少しずつ疲れがたまっていく。そういう意味でもやはりキューバでも我が家がほしい(我が家ならそれなりに好き勝手に遠慮なく使える)。逆にキューバ人は日本での床(畳)での生活をどう感じるんだろうか。

3、ハバナのアストロとビアスールに前回あった自動販売機(缶ジュース、タバコ)は今回消えていた。ビアスールのExpresoでは従来通りハム入りパンと缶コーラの配給あり。サンティアゴ-ハバナ間ではパンではなくgalleta(ビスケット)5枚とハム2切れ、コーラはペットボトルだった。ちなみにコーラは寝ているうちになくなっていた(転がっていったんだろうと思うことにする)。

4、6月には地元のカルナバルを初めて体験した。中心地に出店が並び、野外ディスコが開かれ(場を盛り上げるDJがかなりかっこいい)、広場では補助輪付の自転車が貸し出され、子供たちが駆け回っていた。初めて「観覧車」(ならぬ回転車)に乗ったが外から見ていた以上に尋常ではなく、早く止まってくれと祈るだけだった。もう結構です。「sillita loca」というらしい。こんなものは日本では危険すぎて政府から許可が出ないぞとボニータにいうと、「キューバ人はlocaだから」と笑っていた。とはいえ子供たちも平気で乗ってるんだけど。ちなみにこういうやつ。
http://read2010.hp.infoseek.co.jp/DSCF0055a.JPG

5、サンティアゴのパルケセスペデスは前回までは地元の若者たちが大勢たむろしていたのだが、それがすっかりなくなっていた。地元の人に尋ねると「旅行者に絡んだりするのを防ぐために警察が一掃した」とのことだった。手前にあるドロレス広場は以前同様地元の人が大勢のんびり座っていてほっとした。

6、サンティアゴでは7月3日から9日にかけてカリブ文化のお祭り「Festival del Caribe(Fiesta del Fuego)」が開催された。パルケセスペデスでも毎晩野外ライブがあり、上記2の通りいつもは閑散としているこの場所もこのときだけは地元の人々でごったがえしていた。出店もいくつか出ていた。終了の翌日10日にはまたすっかり静けさが戻っていた。

7、カデカでデビットカードからお金を下ろすとき、いったん下ろしたあと、さらにまた追加で下ろしたいときは、15分あいだをあけることが必要とのことで、待合室で15分経つのを待って手続きした。それほど時間がかからず下ろせたので助かった。ちなみにサンティアゴのアギレラ通りにあるカデカには為替レート表が貼ってあってそこには日本円も金額入りで載っているのだが、それは近所にあるBICSAでの前日(かもっと前)くらいのレートであって、そのカデカで日本円が両替できるわけではない。サンティアゴで日本円を両替できるのはあくまでBFIとBICSAの2銀行のみ。

8、サンティアゴで一番見かける銀行はBPAで、大体玄関先にATMがあるが、利用可能なカードは表示によるとRED、DELIVERY CARD、VISA、BFI、Correos de Cuba、CABAL。だいたい銀行は土日休みだが、例えばドロレス広場近くのBPAは月〜土8時から19時までの営業(月末最終日は12時まで)。

9、CUBACELのタルヘッタは、GSM用とそれ以外用と2種類ある。表のデザインは一緒なので、裏のGSMという表示を確認して、携帯電話のタイプに合致したものを買わないと、間違って使えない場合があるので注意(店員がわざわざ教えてくれていたのに、これまで問題なかったからどっちでも大丈夫だろうと思っていたら使えなかった)。これらとは別にc_comという表示のタルヘッタもあったがこれがGSM用と同じ機能なのかどうかは使っていないので不明。

10、ハバナで空港に向かうタクシーは、はじめに道路で言い寄ってきた個人の車を利用した。ポリシアに見つかるとまずいので、裏道みたいなところを通り、しかも空港入り口までは行けずに、かなり手前で降ろされ、玄関までとことこ歩いた。空港近くまで行くペソ払いグアグアやマキナがあるようだが、あのルートを通るんだろうか。まあ普通に払うんなら正規のタクシー使ったほうがお得。
No.2579 - 2006/07/21(Fri) 10:33:44
(No Subject) / チーナ [いつかきっと]
久しぶりに覗いてみました。
りーどさん、ボニータさんとの人生が現実になって、キューバに家を構えるところまできたんですね。本当に、素晴らしい!!
掲示板の内容が、昔と違って、ぐっと現実的ですね!
情報も詳細まで行き渡っていて、ほんの数年ですごく変わりましたね。
私はキューバに燃え尽きてしまった後、細々と日本で暮らす毎日ですが、数年前が最後で止まっているので、私のキューバは、ずいぶん古い姿です。その古いままのキューバは、とても懐かしく、今、まだなお新しく生き続けています。
冴えない日々を嘆くことも多いのですが、キューバでの日々を思い出すだけで、息を吹き返します。
いつまでも風化しないキューバ。
こんなに時が経ってしまって、あの時得たものを、私はもう失ってしまったのではないかと思うこともありますが、何かの拍子に、キューバ的感覚が私のなかに宿っているのを再確認できる瞬間があります。
そんな時、ああ、ちゃんと身についているんだなぁ、無駄じゃなかったんだなぁ、ってしみじみと思います。
今のキューバは、私の知っているキューバとは違うんでしょうね。
また行ってみたいやら、怖いやら。
No.2576 - 2006/07/20(Thu) 18:49:11
Re: (No Subject) / りーど [いつかきっと]
ありがとうございます。ステキな想い出をお持ちなんですね。また時機がきたときにひょっと飛んでみると新たな感慨が得られるかも知れませんよ〜。
No.2578 - 2006/07/21(Fri) 06:32:56
ハバナにお住まいの日本人女性を数名さがしております / emi h [---] [ Mail ]
私は東京の東京FMという東京の ラジオ局で番組制作をやっております。
「Honda Sweet Mission」
http://www.tfm.co.jp/sweet/
という番組で、海外の働く女性(OL)の最新事情(最新トレンドや
街中のブーム、ファッション・美容、エンターテイメント、フード、アフターファイブの人気のスポット、
などなど)をお伝えしております。
現地の OLさんに関する情報、またOLさんでなくても、女性の視点から現地の最新情報や、
身の回りでおこっている 「現象」「ブーム」、オススメの出会い系の場所や
ユニークなスポット、なぜ人気なの?ファッション、エンタメ(音楽、映画など)
スポーツ、フード情報といったことをお届けしております。

7月31日から5日間、番組のなかで キューバのハバナを特集したいと思い、
現地にお住まいの日本人女性(20〜30代女性、3人から5人くらいまで)に
情報提供と電話インタビューにご協力いただきたいと思っております。
以下、詳細を記載いたしますので、ご検討ください。

電話収録スケジュール:今週の日曜日くらいまでを希望いたします 
*所要時間15分くらい
*時差を考慮いたします。
放送日:7月31日(月)〜8月4日(金)東京FM(放送時間各10分、全国放送)
放送局名: TOKYO FM (TFM) 80.0MHz
コーナー名:Honda Sweet Mission (8時10分から約10分間)
世界のOLの、最新情報をお伝えするコーナー
パーソナリティ:パンツェッタ・ジローラモ
http://www.tfm.co.jp/sweet/
東京FMをキー局に38局ネット(日本のFM放送では最大)

また些少ではありますが、謝礼(5000円、個人の場合は、10%の源泉徴収;
お振込みは翌々月の20日予定)をお支払いいたしますので、
何卒ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

現在、以下のような内容をリサーチ中です。ご意見、ご回答お待ちしております!

●ハバナの(働く)女性たちの一日+ライフスタイル:
⇒勤務時間、ランチ事情、通勤事情、ワークスタイル
⇒アフターファイブの過ごし方

●女性に人気のフード、ランチやアフターファイブに人気のフードスポット 

●美容 ダイエット
●夏人気のスポーツ
●恋愛・結婚観
●夏のファッション

●夏の週末の過ごしかた、 夏休みの過ごし方、地元の人がいく、リゾートスポットや
ホリデーの楽しみ方。
●本場のサルサの楽しみ方

●女性に人気のスポット 
話題、注目のあのスポット そしてそのワケ
絶景おすすめデートスポットなど

●エンタメ関係(音楽、映画)

どうぞ宜しくおねがい申し上げます

Emi Hagino
westendgirl@nifty.com (home)
westendgirl.rocks@t.vodafone.ne.jp (cell)
Honda sweet missiON:http://www.tfm.co.jp/sweet/
AIM:westendgirl1977
No.2569 - 2006/07/17(Mon) 18:50:17
今回現地のCD・DVD等販売状況 / りーど [いつかきっと]
今回確認した場所と状況

【サンティアゴ】

1、ガルソン通り沿いで玄関先に開いた露店で音楽CD-R販売数枚あり。ハイラ、フアン・ガブリエルなど。1枚3cuc。供給が少ないせいかこのCD-Rに限ってはハバナより高いのが面白い。以前2月まではセントロを歩いているとCD-Rを抱えた男たちをそれほど苦もなく見つけられたのだが、今回は一度も出会えなかった。パルケセスペデス一掃取り締まりの件が関係しているように思う。

2、パルケ・フェレイロ近くのガルソン通り沿いにある書店「El Estudiante」には35〜50ペソ程度で正規盤CD販売あり。アーティストはロス・バンバンなどごく限られている。

3、セントロのホセ・ア・サコ通りにあるティエンダ「Las California」では、正規ビデオ販売15cuc、DVDレンタル1cuc、多数あり。ともに欧米映画のみ。

4、これも同じセントロにあるレコード屋「Egrem」にはもちろん正規盤CDあり。楽器もあり。アコギは55cucぐらいから。

5、ホテルカサグランダの斜め向かい角のティエンダにも正規CD販売あり。

6、その同じ並びにあるティエンダにも正規CDあり。ハイラ8cuc、Yumuri10cuc程度。

【ハバナ】

1、ベダード近くのインファンタ通りには露店がいくつかあり音楽CD-Rおよび映画VCD多数あり。CDは2cuc、VCDは3cuc。映画VCDは「ルシア」「バスを待ちながら」「苺とチョコレート」「スイートハバナ」など定番はほとんど揃っているし新作もある。音楽関連のVCDも数は少ないが、キューバ音楽ビデオクリップ集、マークアンソニーなどいくつかある。

2、空港売店にはDVDが数枚あり。「ルシア」などが19.95cuc、「La vida es silbar (口笛高らかに)」などが15.45cuc(14.45だったかも)。ビデオは多数あり12.50cucと以前に比べるとずいぶん安くなっている。
No.2565 - 2006/07/17(Mon) 04:06:59
今回現地の映画館状況 / りーど [いつかきっと]
今回は一度もシネで映画を見れなかった。サンティアゴでの状況のみ。

【ホセ・ア・サコ通りにある映画館「CINE CUBA」】

1、メインで営業中。大体、12時ごろから1本、その後別の作品が3回(15時半、17時半、20時とか)上映される形。ほかに別室でビデオ上映などもある。

2、6月21日から26日までフランス映画祭(Festival de cine Frances)を開催。

3、7月12日からは「CINE vs SIDA」というタイトルで、SIDA(エイズ)に関するドキュメンタリー特集・イベントを開催予定。

4、滞在中にかかっていたのは以下の作品など。
・「Visa USA」(1986年キューバ=コロンビア)
http://imdb.com/title/tt0140682/
・「Me voy a pie」(2002年キューバ=メキシコ)
http://indie.imdb.com/title/tt0393462/
・「Paginas del diario de Mauricio」(2006年キューバ)
http://www.cubacine.cu/paginasdeldiariodemauricio/index.htm
・「Lista de espera」(2000年キューバ=スペインほか、邦題:バスを待ちながら)
http://www.imdb.com/title/tt0222150/

5、毎週火曜日は休館。これを知らずにちょうど「Visa USA」を目当てに出かけていったら閉まっていた。残念。

【その他】

1、ビクトリアーノ・ガルソン通りの「CINE CAPITOLIO」は、毎日営業はしていたが1日1本のみ。「El bebe de Rosemary」(ローズマリーの赤ちゃん)など古い米国映画がかかっていた。

2、パルケ・セスペデスの「CINE RIALTO」は電力調整により休館中
No.2564 - 2006/07/17(Mon) 03:28:46
今回現地で見たテレビ番組 / りーど [いつかきっと]
たまたまだろうが日本モノをよく見た。

1、軍関係の記念式典。ラウル・カストロらが演説。かなり内輪だけのイベントらしくこじんまりとしている。参加者の拍手もまばら。シルビオ・ロドリゲスが「cita con angeles」を弾き語りで歌った。(6月18日)

2、治水に関するトピックニュースで日本の現状を紹介。富山和子へのインタビューあり。(6月18日)

3、連続ドラマ「El Samurai Justiciero」(正義のサムライ)。毎週日曜日18時から30分間Cubavisionで放送されている。村上弘明が主演、ほかに渡辺徹、坂上二郎、清水美砂らが出演する日本の時代劇。調べてみたら、原題は「腕におぼえあり」、藤沢周平の原作、過去にNHKで放送されたドラマだった。国際交流基金の文化芸術交流事業でキューバに提供されたらしい。(6月18日)

4、映画「Lagrima de un asesino」(殺し屋の涙)。毎週土曜日の夜はCubavisionで海外映画が連続して数本放送されるがそのうちの1本。島田陽子ら日本人が出演。日本のヤクザと中国(香港?)マフィアの激闘。主人公は日本人という設定なのに外国人が演じているような? Vシネマ並みの勢いがあった。原題は「クライング・フリーマン」というらしい。(6月24日)

5、横浜の小学生ジャズバンド「植木リトル・エコー・アンサンブル」の活動の模様。10分程度のトピックニュース。土曜日午前中の11時ごろに放送された。(7月1日)

6、サッカー・ワールドカップ(Campeonato Mundial de Futbol Alemania 2006)、イングランド×ポルトガル。延長の末PKで3-1でポルトガルが勝利。サッカーワールドカップはTele Rebeldeで連日夜8時ごろから試合を放送していた。(7月1日)

7、NHKのドキュメンタリー。日曜午前中のドキュメンタリー枠で放送。夫が病気のためモノの名前を忘れてしまう。妻が愛情を持ってそれを支える。家具に付箋を貼り、妻が「これは何」とたずね、夫がなんとか思い出そうとする。病状も少々回復し、以前よりモノの名前を思い出し書けるようになる。冷蔵庫と冷凍庫の区別までできたときには、見てるこちらも感激。これを見たあと、こういう夫婦がいたんだよ、とボニータにアピールしておいた。(7月9日)

8、映画「ゲス・フー〜招かれざる恋人」(現地でのタイトルは未確認)。日曜夕方に放送されていた。これは昨年メキシコへのJAL便の中で一度見た。2005年米国作のコメディー。今年2月にはサンティアゴのティエンダ「La California」でもビデオが売られていた(15cuc)。黒人家庭の娘の恋人が白人だったことから起きるドタバタ。この娘役のゾーイ・サルダナがとてもかわいい。米国生まれだが子供時代はプエルトリコで育ったらしい。(7月9日)

9、ノベラ「Sen~ora del destino」。毎週月・水・金の夜に放送。これは面白い。過去に子供をつくれずに他人の子供を盗んで育ててきた女性が、いろいろと事件を起こしていく。彼女の策略に嵌められる男たち。しかし娘が実の兄弟を恋人にしてしまい、それを知った彼女は・・・・。以前好きだった「Esplendor」同様ブラジル製作らしい。(毎週月水金)

10、ノベラ「La cara oculta de la Luna」。毎週火・木・土の夜に放送。夫婦や恋人・家族間のさまざまな人間模様。同性愛の男性なども登場する。キューバ製作。映画「ビバ・ビバ・キューバ」や「バリオ・クーバ」にも出演していた俳優エンリケ・モリーナがかなりメインな役回りで特別出演。彼のキレ方はヒジョーに面白い。(毎週火木土)
No.2563 - 2006/07/17(Mon) 01:58:57
ポリシアにチェックされる / りーど [いつかきっと]
ある夜、ドアをノックする音が繰り返し聞こえた。そのとき居間には俺だけがいてその音を聞いた。パパは部屋の中にいて、ボニータとママは台所の奥か裏庭にいて、みな姿が見えなかった。居間では少し前からボニータが音楽を大音量で流していて、まわりの音がよく聞こえず、逆に家族を呼ぼうにもこちらの声もよく伝わらない状態だった。誰が来るかわからないため通常は俺はドアを開けないのだが、そのときは自分しかいないし、エルマーノかもしれないと思い、ついドアをあけてしまった。

しかし開けてすぐのところには誰もおらず、あれと思い横を見ると、ドアの右脇のところに人影が見えた。男のようだが、玄関に明かりがないため顔はよく見えなかった。1、2秒見つめてしまったが、ちょっと待てといった仕草だけ軽くして、さっとドアを閉めた。やばいと思い振り返ると、ボニータが台所のほうからこちらに向かってきていた。「誰か来た!」と小声で伝えると、「なんで開けたの?」と少々しかめっつらのボニータ。俺はすぐに部屋に入り込んだ。壁際のタンスに体をくっつけながら耳をすませて居間の様子をうかがう。どうやらその男はパパあてに来たようで、二人の話が始まった。おそらく椅子にすわって話している。パパは結構はじめから喧嘩ごしの口調だ。男の意図がわかっているからだろう。途中ボニータは部屋に入ってきて、「ポリシアよ」と俺に告げた。その後も途中で入ってきて、あまり気にしてないように振舞い、「居間に出ていきなさい」と俺を冗談まじりにけしかける場面もあった。

家に住んでいる人間全員の名前をあげるよう男に言われ、パパが一人ずつ家族の名を言い始めた。家族全員の名を上げ終わり「これで全部だ」とパパが言ったとき、男は「Hace falta(足りないな)」と低い声で言った。ドキッとした。男は続けた、「さっき最初にドアを開けた人間がいない」。ひえ〜。緊張がピークに達し、しかもなぜかこういうときは笑みがもれてしまう。こういう状況を本能的に認めたくないせいか。パパが反論している、「このあたりでは近所の人やらいろんな人が出入りしていて助け合っている。そしてその場に誰も家族がいないときはほかの人間がドアを開けて接客する。それが当たり前だ。そのとき誰がドアを開けたかなんてそんなことはわからない」

しばらくして会話が聞こえなくなった。男はあきらめたのか去っていったようだ。家族は俺に居間に出てくるよう誘ったが、しばらくは不安で出ていけなかった。「なんで出てこないの、もうポリシアは去ったから」と言うので、「でもまたすぐ戻ってきて、部屋をのぞかれでもしたらどうする?」と答えると、「いやいやそこまではしないから」とみな笑っていう。おずおずとみなの輪の中に入り、また日常が始まったが、頭の中で、なぜ今日だったのだろうと思い返してみた。いつもと違うことはあっただろうか。その日は朝にボニータと一緒にサンティアゴへ行った。そのときアウトピスタでボニータのそれほど親しくなさげな知人の女の子と出会い、三人で話をした。これがひとつ。また昼間はエルマーナやリスバニアたちと近所を散歩してカジェでいくつか買い物をした。これがひとつ。特に後者は町の多くの人の目にふれたはずだ。特に悪気はなくとも、そういう外国人がいたと話しただけで、それはすぐに伝わってしまうことだろう。

そういえば結婚前にも一度同じようなことがあった。そのときはまだ男が玄関先に姿を見せる前だったが、俺はすぐ部屋に逃げ込み、それから外にあるバーニョへいくよう家族に指示され、そこでしばらく待機した。ボニータや他の家族も素知らぬふりしてちらちらと見にきた。前日から泊まりに来ていたティオ夫婦が挨拶にきてくれ、バーニョでベシートという妙な体験をした。結局俺はそこから直接家族に先導され裏山をつたって街へ出てサンティアゴのカサに戻った。このことを今回思い出し「確か以前にも同じようなことがあったよね」とボニータに告げると、「そう!あのときと同じポリシアよ」という答えだった。
No.2560 - 2006/07/16(Sun) 11:04:39
全1219件 [ ページ : << 1 ... 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 ... 122 >> ]

- HOME - お知らせ(3/8) - 記事検索 - 携帯用URL - フィード - ヘルプ - メール - 環境設定 -

Rocket Board Type-LL (Free) Rocket BBS