どうも莉緒です。パチパチありがとうございます。近いうちに返事させて頂きます。
っていうかね!書きたいことが全然書けてないわけですが。書きたいとこだけ書くのコンセプトのはずが、どうしても前振りが長くなってしまうのはどうにかならないだろうか。。。
流浪の方で4武器集めてます。我ながら邪道だなあ、と思いながらも、楽なんでついつい。ミッションコンプも難易度下げてたので、やってやったぜ!とか、ハラハラ感がどうにも物足りない感じ。"難しい"からしか発生しないミッションとかあっていいと思うなあ。OROCHIの鬼のような難易度に比べると、なんか生ぬるく感じてしまって。 あ、流浪のやつで、忠勝さんメインにした時に信之さんサブにしたら、義父上って呼んで、びくんっ!てなりました。そ、そうだよね、そう呼んでいいんだよね。違うことばっか気にしてて、全然そこまで気が回らなかった。なんか幸せな気分になりました。忠勝さんを父上って言えるのいいな。 あ、あと、今更ですけど、高虎サンと秀長様との蜜月はどうなったんですか?豊臣時代スルーして徳川さん家のわんこになってて、なんかザワっとします。別にいいんだけど、いいんだけど。個人的に藤堂高虎って言ったら、秀長様と超らぶらぶのイメージがあったので(…)、なんていうか寂しいです。くろにくるでは超番犬してたと思うんですけどね。尺の関係でしょうか。 あと、特に設定公表されてなかったのに勝手に捏造しといてなんですが、幸村下戸設定なのかああああ。どうにか別解釈出来ないかうんうん唸ってます。別に寝ちゃっただけで下戸とは言ってないし。あれだよ、焼酎と見せかけて強烈な睡眠薬だったとか、、、うーん、強引。
という、全く関係のない話の下に、書けるだけ景勝様×幸村書きます。展開のレパートリーが少ないのがよく分かるね!明らかに白い鬼とかぶってるね!わたしは気にしない!(…)
馬のたてがみを撫でながら、幸村は息を吸い込んだ。空気が少し湿気を帯びているような気がしたのだ。はっきりとした確信があったわけではなかったが、もしかしたら、という予感はあった。己一人ならば大して気に留めなかっただろうが、今日は景勝と遠駆けを共にすることとなっている。雨に降られては、と思い幸村は口を開こうとするが、それよりも先に、見送りに出ていた兼続が、あの朗々とした声で、幸村、と思わず背筋を伸ばしたくなる声音で呼ばった。 「今日は一日晴れるよ、快晴だ。楽しんでおいで。景勝様を頼んだよ」 景勝様は支度がお済みだ、と、既に馬に跨っている景勝の姿を視線で示されて、幸村も慌てて足をかける。 「晴れですか?」 「ああ晴れるとも。私の勘はよく当たるよ。かの諸葛孔明のように天候を操ることは出来ないが、天候を読むのは私の仕事の一つだからね。心配せずに、存分にはしゃいでおいで」 幸村は思わず空を見上げた。確かに、雲一つない快晴だ。澄んだ青が広がっている。ならば己の勘違いだろうか、と腑に落ちないものを抱きつつも、兼続がそう言うのならば、と簡単に兼続に礼を取って、待っている景勝の横に並ぶ。景勝からの言葉はなかったが、いかにも彼らしく深く頷くものだから、幸村もついつい口許を緩めたのだった。
その頃の真田家
(第一次上田合戦後。稲姫は既に嫁いでいますが、今回は不参加です。人質として再び戻った後で、上杉領の一揆鎮圧に幸村も参加した、とか、ご都合主義な下地があります。…多分、書かないけど)
「ご報告でーす」 と、くのいちの忍びらしからぬ明るい声から始まる、軽く十は超えている、上杉家での幸村の暮らしぶり報告会が今日も始まった。幸村は世渡り上手だ。計算しているのではなく自然体であってそれをこなしているものだから、最早才能の域だろう。幸村のそつがない性格をもちろん家族は重々に知っているが、それでも心配なものは心配で、人質として上杉家預かりになった手前忍びを付けるわけにもいかず、こっそりひっそり様子を見に行くくのいちの報告を聞くのが、習慣になりつつあった。上杉家の名物宰相である兼続と親しくなるだろうな、というのは大よそ予想通りだったとはいえ、まさかあの上杉景勝や綾御前といった一癖もふた癖もある上杉家の重鎮にも気に入られている、という報告は、信之を喜ばせるやらなにやら不安にさせるやら、だ。どうにも人に好かれ過ぎるきらいがある、ということに、信之は最近になって少しの不穏さを覚えている。
「今回はすっごいですよ。いっぱい情報仕入れて来ましたから。もう大漁大漁。ちょっと信之様には刺激が強いかもしれないですけど」 意味深げににししと笑うくのいちに、信之は早速こめかみを押さえる。 「まずはですねー、あの上杉景勝から刀を賜ったとかなんとか。一揆鎮圧で大活躍しましたから」 上杉景勝は刀の収集に熱心だ。有名な話でもあるので、信之もそういうこともあるだろうな、と軽い気持ちで聞いていた。 「んでお次は、お屋敷と禄を賜ったとかなんとか」 ん?と信之は父と顔を見合わせた。聞き間違えたのかな?言い間違えたのかな?と、くのいちに視線で訴える。その反応は想定されていたようで、くのいちはにんまり笑いながら、 「お屋敷と禄を賜ったそうですぜい、旦那」 と、いかにも楽しげに笑った。 どういうことだい?と信之の追及に、諸事情は不明です!とさっさと天井裏に姿を消したくのいちだったが、あ、言い忘れてました!と再び天井から顔を出した。逆さまにぶら下がっているので、いつもきれいに束ねている髪の房も垂れ下がっている。
「好きな人が出来たみたいです。相手は、」 「相手は?」 くのいちが信之を見、父の昌幸を見、先ほどとは比べものにならない程にんまりと、むしろ意地の悪いと言いたくなる程の悪ガキ面で笑ったくのいちは、 「秘密でっす」 と、再び頭を引っ込めた。分からないならまだしも、秘密となれば相手を知っている可能性が高い。町娘や家臣の娘、出入りの者から熱をあげられることのある幸村だが、幸村本人からそういった類の話を聞いたことはない。これはいよいよ、と無意識に腰を上げていた信之は、くのいちの最後の報告に見事に打ち砕かれた。
「あ、ちなみに男ですぜ」
蝶よ花よと育ててきた、少々天然過ぎる弟が。大事に大事に、変な虫がつかないように、変な方向に進まないように慈しんできた弟が。男、よりによって男に惚れたのか。あの武田家の中ですら守り切った可愛い可愛い弟が、そちらのアプローチ(おおっと南蛮語だ)から必死に防御してきたあの弟が。物腰が柔らかすぎるせいで、女性的とは言わずとも、安らぎを求めて男に惚れられることもあった弟だが、一度としてそれに応じることのなかった、健全の中の健全、健全の代表を行くような弟が。あの格式高い上杉家で何を覚えてしまったというのか。
ぶつぶつと一定の調子で呟く信之をよそに、昌幸はのんきに言い放った。 「衆道の気はなかったはずじゃがのう。あったらとっくに、信玄公に食われておったろうに」 「父上!そのようなことは、言わないでください!考えないでください!私たちの源二郎が、」 「もう子どもではないぞ。よいではないか、何事も経験じゃ」 「そのような経験せずとも、立派なもののふに育ちます!」
温度差のある家族会議に、高みの見物とばかりに天井裏から見下ろすくのいちは、もう一度にししと笑みを作ったのだった。
*** 恋するくのちゃんもかわいいですけど、ほもカップルに矢印向けるのが可哀想だったんで、無印仕様です。 でもって、やっぱり肝心の景幸が薄いです。 明日!明日頑張る! |
莉緒 No.1990 2014/04/16(Wed) 00:14:24
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