タイトル通りです。 ボツ理由は長すぎるのと、捏造が過ぎるのと、幸村がほぼ出てこないのと、考えた本人ですら盛り上がり部分が不明なのと、まあ要は書いてる本人しか楽しくなさそうな話だからです。最初はミステリ?サスペンス?っぽいなぁと思ってたんですが、考えてみるとそうでもないな。 というわけで、莉緒さんのひどいプロットです。(でもノートにメモってるプロットよりはマシだよ!)
関ヶ原後(ベースは左近ED。ただし、家康・忠勝は討ち死に。秀忠さんは九州辺りで預かりの身)、大坂で執務をしていた三成の元にとある手紙が届く。差出人は真田昌幸、近くの山に賊が住み着いたらしいと領民から訴えがあり、挙兵の許可と幸村の帰国を願い出るものだった。昌幸の治める信州は関ヶ原の折、そのほとんどが東軍に付いた為、未だに治安が不安定で、家を追われた下級武士が山賊に身をやつしているらしい。先の戦から三月程。三成は幸村に挙兵許可の文を持たせ、帰国の途につかせた。
事が起こったのはその後。山賊も討ち取り、報告の為に大坂へと向かっているはずの幸村の一団が突如行方をくらました。何かの事件、もしくは事故に巻き込まれたのでは、と捜索隊を組んで当たらせるものの、手がかりは何も見つからない。更には、山賊たちが居たという形跡もなし、真田が討伐隊を編成したという様子もどこにもなかった。山賊討伐という事象がなかったことになっている。探れば探る程不自然な点が多く、ことを重く見た三成が昌幸に上洛を呼びかけるが、病を理由に上洛する気配すらない。昌幸の不審は明らかだったが、世情がまだ安定していないこと、何故か九州の立花や島津が昌幸を擁護するような対応を見せることから、強く出られない三成。 それでも、友人として幸村の安否が気になる三成は、周りに公私混同も甚だしいと非難されながらも、大隊を編成し向かわせる。多分、ある程度のところで清正や兼続から、思いっきり説教されて調査隊は解体されると思いますが。
幸村の行方はようとして知れず、あっと言う間に三ヶ月が経過。大坂に詰める大名衆に、とある噂が流れる。伊達政宗の領地に、真田幸村によく似た者が暮らしているらしい、と。 噂の真偽を確かめようと、政宗を召集する三成。関ヶ原では東軍についていたこともあり、心証を悪くしたくはない政宗は、要求をあっさり飲み上洛。事の次第を語る。 曰く、確かに政宗の領地の小さな村で幸村に似た"女子"を保護していること。幸村が行方不明になった丁度三ヶ月前、偶然にもその女子も村へ現れたとのこと。どこぞの小大名の姫だったが先の戦で一族郎党を失ったらしい。村へと行き着いた時は侍女を連れていたが、病を得ていた為に現在は死去。姫は少々知的障害の気があり、年齢よりも幼く、言動も非常に子どもっぽい。あまり自分のことを分かっていない。更には、今から一月前、突如自分を雇って欲しい、と一人の若い女が姫の付き人となっている。口数の少ない、大人しい女だが、政宗の記憶では、幸村の側にいたくのいちに瓜二つだった。
その姫が幸村ではないか、という噂は、政宗の上洛で爆発的に広まってしまった。あれは上背もあって、女子に間違えられるわけもない、と一蹴する者。いやいや、あの物腰の柔らかさは女子特有のものだろう、と記憶を手繰り寄せる者。政宗は、そのどちらにも賛同しなかった。当初は幸村が女のはずがない、と思っていた三成だったが、周りがあまりに騒ぐものだから、疑う心が少しずつ芽吹いて行く。帰国する政宗に、一目会いたいと願い出るも、政宗はそれを拒絶。それでも諦めきれない三成は、今度は政宗の居城に押しかける。何度も頼み込んで、遠くから一目見ることだけを許される。
確かに似ているものの、彼女が幸村かどうか判断がつかない三成。幸村は女だったのだろうか、違うのか。もんもん、とした気持ちで大坂へ帰る。仕事もあんまり手につかない様子。見兼ねた清正・兼続辺りが渇を入れようとしたり、それがうまくいかなかったり、清正・兼続がそのせいでちょっとだけ仲良くなったり、そんな日常になりつつあったある日。
大坂城が突如急襲される。城下には火が放たれ、混乱に陥る。三成は火が回りつつある城内も構わず、秀頼君の元へと急ぐ。奥まった一室で身を寄せ合っていた秀頼君と淀の方を発見した三成は、安全な場所へと誘導しようとするも、既に城は火の海となっており、通ることのできる道を探すことの方が困難。進むこともできず、最早これまでか、と諦めかけていた三成の元へ、忘れようとも忘れられぬと男がようやく姿を現した。
…まあ、幸村です。うちの幸村さんは三成にとってのヒーローですから。幸村が安全な道を確保してくれてて、幸村の指示通り城を抜けて、清正たちと合流する。言いたいことはたくさんあったのに、幸村は城を出る途中で、「わたしには、まだやることがありますゆえ」と三成が止めるのも構わずに、火の海と化している城の中へ消えて行った。
下手人は本多忠勝の息子さんたちと、本多正純辺りです。死体も見つかります。半蔵も彼らに協力していたものの、こういったやり方を家康が望んでいないことも分かっていたので、色々と隙を残してます。それが秀頼君を殺さなかったとか、稲姫に計画を漏らしていたとか。 秀忠さんもこういった方法を望まなかったんですが、家臣を抑えきれず。九州勢に止めてくれるよう協力を求めてました。なので、九州勢と真田は協力して事にあたっていたんですが、どうにも防ぎきれずこういったことに。
な、ことを、宗茂・?ァ千代・義弘がおおっぴらに内緒話してるところを三成が通りかかって、事のあらましが見えてきます。幸村は行方不明になることで自由に動き回ることができ、九州・信州辺りをうろうろしてました。現在は九州でお休み中。こうやって三成や豊臣の為に影ながら支えて行くのもいいなぁ、とほのぼのしてたところに、三成が乗り込んでいきます。三成の為に汚れ役を買って出ようと思ってた幸村に説教。だいだいえーん、です。
あ、奥州のお姫様は、本当にただの幸村のそっくりさんで、政宗もそれには気付いてたけど、幸村さんがいなくなってしまった寂しさを癒してもらっていたのでした。あまりに似てるんで、後々真田さん家が引き取ります。昌幸さん・信之さんが喜んで。くのいちは、幸村似の姫さんの噂を聞いて、何か危害が加わるようなことがあったらいけないと幸村さんが護衛するように命令して付けてました。なので、くのいちはちゃんとくのいちです。 あと、回収してないのあるかな。段々眠くなってきたので、見直しせずに投稿しまーす。これ、ちゃんと書いたら何話になるんだろうか。とりあえず、長々と失礼しました。ここまで読んでくださった方、お疲れ様っス! |
莉緒 No.1844 2012/02/08(Wed) 01:53:03
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