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おろち2 プレイ中です。

ネタバレ全開なので、ごりょーしょーください。







返信は昇順でしています。

返信終わったら車掃除する。返信終わったら車掃除する。返信終わったら(略)
寒いから、外出たくないなぁ〜。風めっちゃ強いやん。




というわけで(?)、返信です。皆さん、清幸案外好きなんですね、ほっとしてます。ホント、これ、デジャブ?左幸の二の舞?いつも流行を先取りしてしまいます(って自分を励ましてみる)



25日メールフォームの方

こんにちは!私も一人もんもんしてるので、こうやってお話できる方が居て、すごく嬉しいです!こちらこそ、ありがとうございます!
清幸、増えるといいんですが、まだまだ地道なこっそりな活動が続きそうです。どこかにいい清幸落ちてないですかね?

鉢かづきネタ、もう、とってもいいじゃないですか!特に三成のポジションが(え?) 割と清正と三成は仲良しさんだと思ってるので、はっぱかける三成がすごく好きなんです。私の現パロの方でも、三成はそんな感じの役割です。ホント、シンクロ率すごいです!
3の幸村は特に、何でも卒なくこなしそうオーラが出てると思ってるので、和歌でも琴でも叩き込まれたら、叩き込まれた以上のものを会得してそうです。器用貧乏。でもそれを自慢に思ったり驕ったりしないのが幸村の謙虚さですよね!
あ!それと、官兵衛さん出すんなら、半兵衛さんも加えてあげてください。
私、すごく駆け落ちネタが好きなので、もういっそ、清正さん、幸村をさらってやればいいのに!と思います。いや、大団円で落ち着くのが一番だと思いますが。旅の支度もせずに、ただ幸村の手を取って家を後にするその姿だけで絵になります。

頂いたメールを読んでいますと、うんうん頷いてばかりです。すごく、よく分かります!日ノ本一の武士とか言われてて、それが周知の事実でもあるはずなのに、みんなが寄ってたかって守ってあげたくなったり、危ういだの儚いだの思ってるのは、もうヒロインとしか言いようのないですよね。何と言うか、自分の死ぬまでのシナリオがとても完璧に頭の中に作ってあって、それをいかにブレずに実行させるかに全てを注いでる気がします。「義姉上はお強い」と言って稲姫をたてておきながら、自分もそうなりたいとは思っていない幸村は、もう強情とか意地っ張りとか、そういう言葉を全部ひっくるめても足りないぐらいに、強固だと思います。鋼のような、と言った兼続は、幸村のことがよく見えてたんでしょうかね。
おっしゃる通り、私も幸村自身、自分の信念は決して良いものではないと考えてたと思いますし、三成や政宗にそれを指摘されても、動じずにいつもの微笑を浮かべて、ええわたし自身そう思います、とかのたまうと思います。それにぽかーんとする三成と、ならば何故改めん!と詰め寄る政宗、をやっぱり華麗にスルーする幸村、でしょうか。結局、幸村にとって、他人が己をどう見ていようか、などとどうでもよかったのかなーとか思ってみたり。自分が最後に満足のいく死を迎えたいが為の意地で、誰かにそれを理解してもらおうだとか、自分が描いたシナリオ以上のものを誰かに教えてもらいたいだとか、そんなことを考えたことすらないんでしょうね。
私はどちらかというと、そんな幸村のちょっと奥深いところに触れた人が、幸村のことを思って寂しい淋しいと思ってるかなー、と思います。余所見なんてしないで、一つのことを真っ直ぐに見つめてる幸村が、悲しい、かなと。ううん、ちょっと難しいです。この辺りはまだまだ考察が足りません。三成が、幸村の生き方は寂しいなって酒の席で兼続にこぼすと、兼続はああそうだな、と説明を求めることなく同意しそう。

はい、脱線しました。考えたいことがいっぱいありすぎて、ぐちゃぐちゃしてますね、すいません。これはもう、独り言の域でしょうか…。

大坂の章での政宗の台詞がすごく好きなので、触れられていてテンションが上昇しました!自分しか幸村を止める者はいないっていう過信というか、傲慢というか、そういうところが政宗!って感じがします。政宗は自信家で傲岸で不遜で、そういう言葉が似合う人でいて欲しいものですから。くのと政宗と幸村の三角関係は可愛いですね!真っ直ぐにガンガンぶつかってくる政宗だからこそ、くのの対応も真っ直ぐに受け止めて、だけどガードするところはガードして幸村を守ってくれてるイメージです。三成とか兼続との攻防は水面下で、幸村にばれないようにやってそうなので、真正面から向かってくる相手として、くのも政宗には好感を持ってそうですが、それとこれとは話が別だぃ!みたいな。

…長い。すいません、色々と暴走しました。
あ、以前訊こうと思ってすっかり忘れていたんですが(鳥頭)、小説、書いてみえる方ではないでしょうか?しっかり設定を練ってみえるので、もしや…!と思ってたんですが、、、サイト持ってみえるのなら、是非是非教えていただきたいなーと、思いまして(ごにょごにょ) あと、よければお名前も教えていただきたいなーと思いまして(いや、こんなご時勢ですから、見なかったことにして頂いて良いですが!)

ではでは!清幸がもっともっと普及するよう、ネットの片隅で祈りつつ、一年の最後にこんな良い出会いがあったことにも感謝しつつ。メールありがとうございました!来年も幸村好きにとって良い一年になりますように!それでは失礼します。





26日 拍手の方

ぱちぱちありがとうございます!清幸いいですよね!何で増えないのか、甚だ疑問です(…) 拍手の話は、書きたいなー、どうしようかなー、私の根気が続くかなーと考えてるネタですので、もしかしたら、ちゃんとした形でお届けできるかもしれないです。できないかもしれませんが、、、それでは!





27日 拍手の方

拍手ありがとうございます!清幸いいですよね!中々増える様子がないので、自家発電でもそもそと頑張りますので、良ければまた立ち寄ってやってください。





30日 拍手の方

ぱちぱちありがとうございます!中々よそでは見ないので、清幸ってCPとして成立しないのか…?と思ってたんですが、コメントいただけてほっとしています。いいですよね清幸って。
どうにかサーチさんにカテゴリが増えるまで(出来るかなー?)、自家発電で頑張りたいと思います。目指せ脱マイナー。清幸の発展を祈りつつ、失礼します!

莉緒
No.1441 2009/12/31(Thu) 14:24:25


お返事です!

兄じゃが帰ってくる前に、お返事お返事。
清幸ばっか考えててさーせん。だって、きよまっさん好きなんだもん。
パチパチ押してくださる方もありがとうございます!今のところ、一種類しかないですけど。。。書いといた方がいいかしら。後で訂正しときます。


15日 メールフォームの方

メールありがとうございます!拍手の話は、もう自分だけ楽しいんだろうなぁとか思ってただけに、すごくすごく嬉しいです!
私も2の清正さんと幸村は仲が良いと思ってて、そのまま3にシフトしようとしたんですが、何だか難しい状態になってしまいました。清正さんの難しい性格に原因があると思います!あ、幸村にもか。
頂いた文をうんうんと頷きながら読んでました。とても、話の合う方だなぁと。信之さん辺りの認識は、私ととても似てると思います。信之さんは幸村のわがままを全部、わがままっていう言葉が当てはまる、可愛げのある形で自分の中で大事に保管してそうです。私の中での真田兄弟はとてもとても仲が良いので。
2の政宗さんだったら、「おまえの信念なんてどうでも良い」とかずけずけ言ってくれそうですが、3ではちょっと性格が変わってしまわれたかなという印象です。

ついつい、独り言染みたお返事になってしまいました。。。まだまだたくさん考察したいことがあるので、うっかりスイッチが入るとこんな感じです。

ヒロインポジションなのは、やっぱりみんなからの矢印を華麗にスルーしてるからでしょうか?幸村は、カッコいいんだけど、見える人にしか見えない構ってやりたいオーラが出てると思ってます。中々自分を見てくれないから、余計に意地になりそうです。幸村、可愛いぞ。

最近、清正×幸村が書けないものか…!と一人ネタを練ってるので、もしかしたら、もしかしたらですけど、そのうち何かしら書くかもしれないです。予定は未定ですが!(…)
ではでは!メールありがとうございました!とても参考になりました!






17日 拍手の方

まさか天下のコー/エーさまが、シナリオで堂々と歴史捏造するとは思ってもおらず、、、お恥ずかしい呟きでした。お眼汚しすいません。出来ればゲーム本筋が前提でありきな創作をしていきたいな、と思ってた身ですので、公式と違うじゃん!っていう話を書くのに抵抗があったもので(ごにょごにょ)
もう割り切って、自分の好きなように書いていこうと思います。






22日 拍手の方

ぱちぱちありがとうございます!
清幸いいですよね!そんなこと後押しされてしまうと、書きたい熱が更に上昇しそうです。頑張って、どうにかネタを絞り出せないものか…!と結構本気で考えてます。三馬鹿×幸村、頑張ります!
ではでは、ありがとうございました!

莉緒
No.1433 2009/12/23(Wed) 13:32:42


ユーリさんと、

マイソロ2設定で、他シリーズのキャラとの可能性を考えてみた。もちろん、クラトスとの、ですが。

というわけで、自分ルール。
・クラトスと誰か(じゃないと、書く気半減だ)
・数行ですっきりと!(ホント、そこだけ!状態)
・出来る限り、TOSキャラは使用しないこと!(逃げちゃダメ)
・ネタが途切れるまで書く。
・テーマは『拭う』


***


ユーリ(V)とクラトス


 オーブンを覗き込み、スポンジの焼き上がり加減を見計らっているクラトスの耳に、背後で、「げっ」と声が届いて、思わず振り返った。アドリビトムの女性陣は、日頃の家事のストレス解消にと依頼を受けに行っており、ほとんどが不在だ。三時のおやつ作りは、自然と料理上手、もしくは世話焼きの男連中に回ってくる。今日厨房に立ったのは、依頼の都合もあり、クラトスとユーリの二人だけだった。
 クラトスは何か彼が失敗でもしてしまったのだろうか、と彼の正面へと立ったが、男の割りにすらりと長い指をしている手には、ボールと泡だて器が握られているだけで、失敗の姿には見えない。ボールを抱え込んで、まだ角の立っていない生クリームを泡立てている最中だ。ボールの中身をぶちまけた、というわけでもない。
「どうかしたか?」
 と、訊ねるクラトスに、ユーリは短く、
「はねた」
 とだけ呟いた。見ると、端正な顔の右頬に生クリームが飛んでいる。ああ、と納得したクラトスと、あーやっちまった、と肩をすくめるユーリの間に、しばしの沈黙が流れた。が、次の瞬間、クラトスは身を乗り出してユーリの頬に手を伸ばし、こちらも男の割りにすらりと長い指で、そっと付着していた生クリームを拭った。そして、何の躊躇もなくその指を口に含み、「少し甘すぎるのではないか?」との感想まで呟いた。あっという間の出来事に、制止する隙もなく、ただじっと彼の動きを見つめているしかなかったユーリは、
「ノンカロリーの、女性に優しい砂糖使ってるからいいんだよ」
 と、彼の感想に反論する他なかった。
「それならばいい」
 そう、何がいいのか分からない納得をしたクラトスは、何事もなかったかのように、再びオーブンの前へと戻るのだった。

「…無意識ってのは、性質が悪ぃな」
 小声でぽそりと吐き出された独り言に、何か言ったか?と顔だけを向けたクラトスに、いんや、何にも、と笑いかけた自分の顔が、どうか引き攣っていませんように。


***
甘党ユーリさんは、子どもが好きな料理得意なクラトスさんと、一緒にお菓子作ってればいいよ!という妄想。うちのクラトスさんは、触れられることには敏感ですが、触れることに関しては無防備。昔の仲間とすごくいちゃいちゃしてたので、これぐらいは当然だと思ってる。クラトスの常識は、基本非常識です。あと、うちのユーリさんは不測の事態に陥っても、あんまり取り乱したりしない方。可愛げはないかもしれない。

…とりあえず、どこが数行やねーん、と。
次こそはもう少しコンパクトに!

莉緒
No.1398 2009/11/22(Sun) 23:06:39

      
リオン坊ちゃんと、

リオン(D)とクラトス
 (どっちかって言うと、ジューダス寄り)


「腕を見せてみろ」
 戦闘を終えたばかりのリオンに、そう声をかけたのはクラトスだった。怪我のことを指摘されるのは分かっていたが、モンスターを斬り伏せる直前にかけられた治癒術で、既に腕の傷は塞がっている。必要ない、と無視を決め込み、先に歩き出した。
「リオン」
 と、強い口調で呼ばれた声が、背中にぶつかる。決して咎める風ではないのだが、有無を言わさぬ迫力がクラトスの声にはあった。リオンは咄嗟に足を止めたが、振り返りはせずに、しつこい、とだけ呟いた。背後で気配が揺れる。苦笑されているのだと分かったが、何故だか怒る気にはならなかった。

「触れるぞ、怒るなよ」
 そう言われて、は?と思う間もなく、いつもははめているグローブをいつの間にやら外していたクラトスは、リオンが逃げないように手首を掴んだ。遅れて抵抗しようとしたリオンだが、それが行動に移る前に、湿った白い布が、先程まで傷があった場所に押し付けられた。既に傷は塞がっているが、傷があったことを伺わせる血の凝固がそこにはあった。それをクラトスは、丁寧な動作でぬぐっている。
「……何のつもりだ」
「特に意味はない。ただ、あまり快いものではないだろう」
「だからって、何でお前が、」
 世話を焼く必要はないだろう。と、飛び出しそうになった怒鳴り声は、先手を打つように吐き出された、クラトスからの「すまない」に勢いを消されてしまった。行き場を失った視線は、己の腕に落とされた。日焼けをしていない、けれども骨張った、すらりと長い指の白さがまぶしかった。



***
ジュダ寄り、です。誰がなんと言おうと。だから、あんまりツンツンしてない。しゃーねーな、っていう愛情込みの諦めを持ってるのがジュダだと思ってるんで。

2009/11/22(Sun) 23:26:53

      
アッシュかルー君か迷ったので、サンドイッチ。

アッシュとルーク(A)とクラトス



 鍛錬後の火照った頬に、ひやりと気持ち良い何かが触れた。疲れきった身体はそれに危機を覚えることもなく、されるがままだ。顔にかかっていた髪は払いのけられ、額に浮かんでいる汗がぬぐわれるのを感じ、ようやくアッシュは目を開けた。開けたが、現状に更に目を見開いた。至近距離で、クラトスが己の顔を覗き込んでいたからだ。起きたか、と、アッシュの状態を確認したクラトスの顔には、驚きやあせりは浮かんでいない。目を覚ましたのか、以外の感想がないようだった。常の無表情と大差がない。アッシュは彼の真っ直ぐな視線を避けるように、さっと顔を背けると、彼の手に握られているものが目に飛び込んできた。白い清潔そうなタオルは、きっと己の額の汗をぬぐったものだろうな、とぼんやりと思ってから、ようやく感情が追いついてきた。

 はっ、え、ああ?!と言葉にならない叫び声を上げて、勢いよく上半身を起こす。既にクラトスは場所を移動していて、近くで倒れるように眠りこけているルークの顔を覗きこんでいるところだった。丁寧な動作で、汗で顔に張り付いている髪をのけて、タオルの面を変えて、至極優しげな手付きで顔を拭いている。己もああやって扱われたのだと思うのは容易だが、それは顔から火が出るような羞恥を覚えた。程なくして目覚めたルークが状況を読み取りあたふたとしているのは、アッシュの目にも明らかだった。分かりやすい動揺はさておき、アッシュの内心とそう変わりはないだろう。照れた様子で、ありがとな、とはにかんだのは、アッシュにはない反応だったけれど。

 ついつい赤くなってしまった顔をうつむけて、ぽつりと一言。
「……なんで、気付かなかったんだ…」
 そう己の迂闊さを恨んだ呟きだったのだが、それにクラトスは至極申し訳なさそうに、
「すまない、癖で気配を消していたようだ」
 と言うものだから、アッシュは内心の動揺の行き場を失ったのだった。




***
ルークは可愛い。アッシュは頑固。そんなイメージ。
何か、クラトスさんが爆弾投下して回ってるような連作になってる。まぁ、間違っちゃいない。

2009/11/22(Sun) 23:52:48

      
D親子と、

エルロン親子(D・D2)とクラトス おまけでリアラさんも。



 遠慮の欠片もない視線が、次々に二人に注がれている。しかし眠っている一方ならまだしも、その状況を作り上げている本人は、一向に気にした様子もない。もしかしたら、視線にすら気付いていないのかもしれない。今も、リオンがひどく奇異なものを見るような胡乱げな目で通り過ぎて行ったが、元凶の片棒を担いでいるクラトスの表情はぴくりとも動きはしなかった。

 もっとも、彼は今、目の前のことに集中していて、単純に他に目が回っていないだけなのかもしれない。彼はせっせと手を動かして、丁寧にカイルの髪の雫をぬぐっているのだから。それも、髪を傷めないようにと、くすぐったさを感じる程、優しい手付きだ。いつも貼り付けられている無表情のままなせいで、傍目には、微笑ましさより先立って異様さを抱かせてしまう。被害者とも言えるカイルは、どこでも眠れるあまり自慢できない特技を披露している。風呂に入って、程よく温められた身体が心地良かったのだろう、座り込んだが最後、瞼は閉じられてしまったようだ。まだ髪は乾ききってはおらず、そんな状態のカイルを見つけてしまったクラトスは、見て見ぬ振りも出来ぬ、と何故か髪をふいているのだ。

「随分と、手馴れてますね」
 無言で通り過ぎることしか出来なかった面々をよそに、臆面なく話しかけてきたのは、スタンだった。クラトスが声に顔を上げると、彼はにこりと笑ったところだった。
「それに、気持ち良さそうです」
 返事に窮したクラトスを見て取ったのか、ちょっと眺めてていいですか?と違う話題を振ったスタンは、彼らの正面に腰掛けた。少し困惑気味な表情を浮かべたクラトスだったが、彼が何も言わずににこにこと笑顔を浮かべていたから、クラトスはまた作業に集中するのだった。



おまけ

「ええっと、クラトスさんとスタンさんは何をしていらっしゃるんですか?」
 リアラが問うのも無理はない。カイルの髪をひたすら真剣に黙々と拭いているクラトスと、その様をにこにこ眺めているスタンが並ぶ光景は、異様と言うほかあるまい。
「えっと、うーん、何してるんだろうね?」
 と、朗らかに応えるスタン。この返答では困るだろうとクラトスも援護をしてみたが、どうも見当違いな答えになってしまったような。
「とりあえず、カイルが起きるまで、と思ったのだが、」

「ル、…、リリスさん!リリスさーん、ちょっと来てください、助けて!」
 慌てて名前を呼び直したリアラは、リリスを探しに部屋を後にするのだった。




***
過保護属性クラトスが、雫ぽたぽた垂らした髪を放っておけるはずはない!と思った、だけ、です。それがカイルならば尚更。カイルはついつい過保護にさせてしまうオーラがあると思う。クラトスさんもついうっかり。
スタンは本当に良い人なので、クラトスがカイルに優しくしてる様子が嬉しくって、幸せを分けてもらってる感覚で同席。私はスタンに夢を見過ぎているようです。

2009/11/23(Mon) 00:25:04

      
エステルさんと、

エステル(V)とクラトス



 がしゃん!という大きな音と、かぶさるようにして短い悲鳴が聞こえて、何事だろうとクラトスは食堂の中を覗いた。声は聞き覚えのあるものだったから、尚更だろう。中を覗けば、案の定、コレットがぺこぺこと頭を下げて謝罪を繰り返していた。どうやら自前のドジを余すことなく発動してしまったようだ。今回の被害者はエステルだったようで、困ったように表情を曇らせながらも、いいんです気にしないでください、とこちらも何度も繰り返している。
「でも、服が、」
「裾の端だけですし、気にしないでください。それよりも、怪我、なかったです?」
「はい。でも、」
 コレットが視線を落とす。エステルのスカートの裾が、紅茶を零したせいで汚れてしまっている。
「では、すいませんが何か拭くものを持ってきてくれません?」
「はい!」
 コレットが勢いよく飛び出す。クラトスは入り口でぶつからないように避けながら、行き違うようにして中へと足を踏み入れた。クラトスが「エステリーゼ」と呼びかけた声と、エステルのため息が重なり、エステルは気まずそうな表情でクラトスを見上げた。
「あ、えっと、今のは違うんです!」
「放っておくと、消えなくなるぞ?」
「あ、はい、そうですね!」
 誤魔化すように明るい声を発したエステルは、取り出したいかにも高級そうな、薄い桃色のハンカチを、そっと染みに押し付け、そのままごしごしと拭き始めた。が、すぐに、待て、とクラトスからの厳しい制止がかかった。
「それでは悪化してしまう」
「え、そうなんです?こういうのはわたし、疎くて」
「貸してくれ。……失礼する。騒ぐなよ」
 と、問答無用でエステルからハンカチを受け取ったクラトスは、その場に膝をついて片手にスカートの裾を、もう片方にハンカチを握って、そっと染みに押し当てた。剣を握る無骨な手には、エステルのハンカチもこの繊細な動作も不釣合いだ。エステルは彼の手の動きを見つめながら、至近距離にある彼の顔をまじまじと眺めた。こんなにも近くにいるのに警戒心が湧かないのは何故だろうとぼんやりと思いながら、半分が髪で隠れてしまっている顔を、隙間から覗く。

 無意識に手が伸ばされていて、クラトスが「……なんだ?」と見上げてきたのに、ようやく己のとった行動に気付いた。彼の髪を、普段ならば隠れている耳にかけているところだったからだ。
「髪、上げてみてはどうです?勿体ない気がします。あ!わたし今ピン止め持ってますから、ちょっとそのままで!」
 今度はエステルが、有無を言わさぬ早業で、ポケットに入れていたピン止めでクラトスの髪を耳にかける形で固定してしまった。クラトスは膝をついたままの体勢で固まっている。
「ほら、こうした方が前髪、邪魔にならないですし」
「……エステリーゼ」
「はい?なんです?」
「…染みはなくなったぞ」
「まぁ!すごいです!ありがとうございます!」

 何食わぬ顔で立ち上がったクラトスは、ピン止めに手をやり、彼女には申し訳ないけれど、彼女に返そうとしたその瞬間だ。あ、クラトスさん可愛い〜、とほのぼのとしたコレットの声に、またしてもクラトスは固まるのだった。




***
ミントさんか迷ったけど、エステルさんで。ミントさんは自分でやっちゃいそうだったので。
この三人、三様にぼけぼけである。

2009/11/23(Mon) 00:57:08

      
ラスト!

締めはこういう風にしよ!と思ってたので。クラトスさんが愛されてればそれでいい人間です。




「「「クラトスさん!!」」」

 呼びかけられて振り返れば、そこにはずらりと並んだアドリビトムの面々。少々迫力に押されたクラトスだったが、平静を装って、「なんだ?」と訊ねる。

「「「ボク(わたし)たちと一緒に依頼受けに行きませんか?!!」」」

 真剣に見つめてくる無垢な視線の洪水に、流石のクラトスもひるむ。
「わたし、は、」

「はい!残念でした〜」
 と、クラトスの両脇からにょきりと姿を見せた一方が、クラトスの腕を取りつつ、楽しげに言い放った。ゼロスだ。
「もうクラトスは、俺たちと一緒にクエストに出掛けてきま〜す」
 ゼロスとは逆の腕を掴んだのはロイドだ。クラトスの両脇を固めるように立ちふさがった二人は、勝ち誇った笑みを浮かべている。
「ちなみにこの後は、リフィル先生とジーニアスが予約済み。そのさらに後はプレセアちゃんとコレットちゃんね」
 ブーブーと不満の声が上がったが、その様子にいっそう笑みを深くした二人は、ぎゅうぎゅうとクラトスの腕に抱き付いた。クラトスが抵抗しないことなど、充分に知っているのだ。

「「クラトスは俺たちのもんだから!」」




***
結局シンフォメンバーオチ。ロイドもゼロス君も、クラトスさんが大好きです。みんながクラトスのことを好きになってくれるのは嬉しいけど、まだまだクラトスのことは独り占め(メンバーでね)してたい。クラトスの良いところは知って欲しいけど、自分達だけの秘密にしておきたいところもあって、もやもや、な感じをあっかるくしたら、こんな感じでしょうか。
マイソロはキャラの暗いところをスルーしても良いから楽しい。ネタの都合上、入れられなかったシリーズがあるのが残念。リッドさんとも絡めたかったなぁ。

2009/11/23(Mon) 01:15:50


また一人で犬山行こう。

というわけで、犬山行ってきました。
簡単なレポ載っけてみたり。大体適当だよ!あと、めっちゃ長いよ!

・10時頃家を出る。初っ端から乗り遅れそうになる。よかった、電車賃調べといて。
・「犬山遊園駅」まで読書。(今日のお供は、しばりょの『風神の/門』)
・約20分で到着。辺りを見渡して、とりあえず案内板に沿って歩く。事前学習は皆無です。
・多分こっちや!と思って川沿いの遊歩道を歩く。流石、駅から10分は伊達じゃない…!(地味に遠い)
・急な坂を登ったら、それらしい看板がいっぱいあって、むしろよく分からなかった。
・とりあえず、神社の中に入る。犬山城近道の看板に、迷わず足を向ける。
・案外あっさりと犬山城に到着。
・入城料は500円。安い!
・見学は後にして、とりあえず登る登る登る。階段が急だ!でも人少ない!並ぶこともなく、スムーズに最上階へ。
・歴代城主の絵をじろじろと眺め、あまりにも簡潔すぎる成瀬さんの紹介を読む。犬山城、全体的に成瀬さんをわっしょいしてない…。
・天守に出て、外の景色をぐるりと一周。やっぱりいい眺めでした。日本ライン川のカーブ具合がたまらん(…)
・一階一階、天井を見上げたり壁をガン見したり、展示物をうっとり眺める。犬山城の展示の仕方で嬉しかったのは、甲冑の後ろ側まで見えるとこです。正面・側面・背面をじろじろ眺める。ちょうちょ結びが可愛い。
・あと、合戦の屏風を見るのがすごく好きです。ガラスにぶつからんばかりに近付いて、一つ一つの文字をガン見。残念ながら、文書までは解読できなかったです。うう勉強不足…。
・篭城時の城主の居間(だったかな?)とか、武者隠しの間(だったっけ?)に異様に興奮する。
・むき出しの土台の石を撫で撫でする。
・名残惜しいですが、ここで犬山城見学終了!

・とりあえず、トイレ。トイレめっちゃ綺麗!とテンションがまた上がる。
・おみやげ屋さんのキーホルダーのクオリティが非常に残念。

・からくり展示館と史料館へ。やっぱり合戦の様子を描いた屏風をガン見。

・お腹が空いたので、城下町内をぶらぶらする。人ごみを避けてたら、お店も避けていたようで、慌てて大通りへ戻る。途中で和菓子屋さんで栗きんとんを買いました。おやつに食べるんだ。

・とりあえず、昼食。味噌煮込みきしめんを食べました。家で食べるきしめんは、どうしてもコシがなくなってしまうんですが、ちゃんとしたきしめんはコシもあっておいしかったです。味付けも、私がいつも食べてるのより甘めでした。

・現在1:30です。もう一つの目的の「桃太郎神社」を目指す。とりあえず分からないので、観光案内所のお姉さんに訊く。駅から30だから、ここから、…40分はかかるよ?とマジで心配される。どうやらバスも出てないようです。暗くなる前に帰っておいで、と注意されながら(現在1:30です)道を親切に教えてもらう。
・2/HEART/Sの音楽を聴きながら、とにかく歩く歩く歩く。時々虫の予測不可能な動きに翻弄される。人通りもほとんどなく、車もたまーにしか通らないので、音楽のテンションに乗せられてコーラスを入れる(迷惑です)
・大体30分くらいでようやく到着!足、しんどい。息きれぎれ。
・色々残念な桃太郎の像の歓迎に、心の中でツッコミを入れる。そこで記念撮影をしてる子ども達を、とても微妙な顔で見守る莉緒さん。それは記念に残していいものではない…!
・元々、何でこんな山中の地方なのに、桃太郎神社なのか、由来を見に来たので、お参りは適当。というか、全体的な作りがまず適当だった。
・飾られてる写真の劣化具合に失笑。ちゃんと保管してあげて…!日焼けめっちゃしとるやんけー。何か外国の偉い人が来日したよ!っていう写真もあったんですけど、ぶっちゃけ誰か知らんがなww状態でした。何と言うか、シュールな感じがツッコミどころ満載過ぎて困った。
・由来の説明文に句読点がなくてすごく読みにくい。
・読んだけど、イマイチ分からない。というか、物凄く強引だ…!
・迷ったけど、宝物館にも入る。(ちなみに有料です)
・まず、チャボの歓迎を受ける。
・色々ごちゃごちゃとした展示に失笑。温度調整とか、湿度とか酸素とか、何にもしてないところが切ない…。劣化するってば!
・桃太郎に関係ない資料もごちゃっといっぱいありました。失笑。
・鬼のミイラ?詳細は宝物館へ、と神社内にもあったので、ちょっと期待して見に行ったんですが、こちらにも写真が置いてあるだけでした。ふっふふぅ。
・桃太郎が生まれた桃?の化石?が置いてありました。嘘くせー(ぶっちゃけた!)
・桃太郎伝説には、桃から生まれた説と、桃を食べたおばあさんが若返って桃太郎生んだ説とがあるらしいです。初めて知りました。
・可児川の中に鬼ヶ島があるんだよ!との説明に、やっぱり失笑。
・見るところもなくなったので、また30分の道を歩く。遠い遠い遠い!足痛い。超痛い。万年運動不足には辛い。きっと、立木さん森川さんの声がなければ、途中で嫌になってました。二人ともありがとうございました!

・45分かけて(…)、とりあえず駅周辺まで戻ってきました。休憩所でどっこいしょ。栗きんとんをお茶請けに、甘い紅茶を飲む。栗きんとんうまー。
・お土産買ってきてね☆とおこづかいを貰ってきたので、お土産求めて、また犬山城までの道を歩く。もうホント、足痛いわー。

・途中、有楽苑の看板にどうしようか迷ったものの、気になったので覗いてみる。
・「如庵」は織田有楽斎の〜の説明文に、よし入ろう!と即決。
・受付のおねえさんに、犬山城の方も行かれますか?と訊かれる。どうやらこっちで一緒に買えば、300円安かったようです。
・足を一歩踏み出した途端、足の痛みが消える(ホントマジで!) それぐらい、景色がすんばらしかったです。一つ一つが丁寧に手入れされてて、足を止めてじっと眺めてました。周りを見回したり、遠目で眺めたり、上を見上げてみたり。日本家屋が好きな人は、ホントたまらん。
・時々道が分かれてて、ついつい順路じゃなくてもその奥に進んでみたくなりました。緑がたくさんあるので、この中に迷い込んだら、中々見つからないなと思ったり。お転婆なお姫様が、ばあや相手にかくれんぼしたりしてただろうなぁ。あと、道の途中で着物で佇んでる美人さんを想像すると、ホント一枚の絵のようでした。有楽さん、風流なお人やなぁ。
・私はお茶を呑まなかったんですが、抹茶も頂けるようで。当時そのままを表現した庵に腰掛けての抹茶なんて、極上の贅沢!
・建物自体には入れないんですが、色んな角度から外観を見ることは出来ました。この茶室でお上品にお茶を点ててたこともあれば、きっと両手両足を投げ出して大の字で寝転がってたこともあるだろう誰かを妄想して、にやにやしてました。
・茶室の一つは、有楽さんが大坂の屋敷に構えてた茶室を復元したもので、その説明だけでほわぁあ!!となってました(頭悪い) きっと、あんな人やこんな人をお持て成ししたに違いない。
・あ、トイレある!トイレ行っとこ!って、ここのトイレもめっちゃ綺麗やん!とテンションが上がる。
・のそのそ丁寧に見回りつつ、一通り見終える。もう一周したい、むしろ住みたい!ぐらいの想い。
・非常に気に入ったので、パンフレットも購入。受付のおねえさんは非常ににこやかでした。

・じゃあ、お土産買って帰ろう、とおみやげやさんへ。人が少なかったこともありますが、お店の人にやたら話しかけられる。多分、一個のものをやたらガン見するから、かな。無難におすすめされたものを買ったんですが、家族には不評でした。あ、げんこつあめだけは好評でした。
・痛い足を引き摺りつつ、有楽苑のほっこりを抱えたまま電車へ。大体4:30ぐらい。あんまり待つことなく電車が来ました。やったね!
・帰りの電車も読書。才蔵どんめっちゃ可愛い。佐助やんも可愛い。この佐助やんが幸村に男惚れした経緯を詳しく知りたい。どうせ才蔵どんも、幸村と会って男惚れするんだろうな。分かってるけど、にやにやするんだぜ。
・倒れこむように帰宅。あー足痛い。


結論:犬山、めっちゃトイレ綺麗!


あと、ちょっと気になったんですが、犬山城、鉄砲撃つ窓がなかったんですが…?投石するスペースはあるのに、なんで?こじんまりとした城なんで、全力で攻められたら諦めようぜ!ってことなのかな?(んな馬鹿な)
それと、階段の勾配なんですけど、松本城は段々きつくなってます的な説明が貼ってあったような記憶があるんですが、犬山城のは、段々、っていう感じはなかったです。こっちきついけど、あれ、今度のあんまり?みたいな。まぁどれにしろ急なのには変わりないんですが。あの階段を登る度に、昔は甲冑着て登ってたのか、昔の人は足腰強いなぁ、とか考えます。にしても、おじいちゃん武将はどうするんだろうか。下手に途中でコケて、それが死因とか嫌過ぎる…!なかったのかな、あったのかな。

莉緒
No.1364 2009/10/11(Sun) 01:49:19

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