日曜日の最終話、アスカとシンジの別れのシーン。 何度読んでも泣けます。 不思議です。あくまでも架空の話。仲良しの5歳児が親の都合で別れ別れになるなどよくある話。ジュンさんの作品である以上最後は二人が結ばれてハッピーエンドになることがわかっている話。 それなのにこんなに泣けてしまうなんて。それもいい年をした大人が。
>>目の前で涙の別れをやらかされれば心臓がパンクしてしまうかもしれない。 話で聞いただけで涙が止まらなかったのだから。
このセリフを言ったクリスティーネに、シンクロ率400%でした。
私は小説を書こうと思ったことはないけど、よくこんなシーンが書けるな、と感心しました。私なら涙で視界が曇ってキーボードが打てなくなりそう。
前回のお礼の投稿はAEOEにシンジがドイツまで国家の都合で引き離されたアスカを探しに行く物語を読み、それまでと違ってリアルな筋立ての中で実際にありそうな大人の苦労を二人が乗り越え名前も過去も捨てて異国で再び結ばれる、という物語に感動したものですが、この話は舞台背景も登場人物の設定もかなり原作とは離れた虚構性が高いものでもここまで人を感動させられるというジュンさんの筆力に改めて感動しました。
どんな歴史的な名作作品でも、作者が文字のみで編んだ架空の物語という点ではこのジュンさんのSSと同じ。 文学というものの計り知れない力を思い知らされました。
素晴らしい物語を、ありがとうございました。 |
No.2568 2015/06/06(Sat) 08:06:28
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