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定期演奏会、合唱祭で歌う松田聖子「瑠璃色の地球」の作詞家、松本隆。ポップス界の大御所とも言える彼が、知る人ぞ知る大のクラシック音楽マニアだということを皆さんご存知でしょうか。
その彼が「音楽の友6月号(111P)」に登場し、「衝撃の音楽体験」を話されていますので、ぜひ機会があればお読みください!
第二の衝撃体験として、いまや伝説のステージとして語り継がれる、1994年10月、カルロス・クライバー指揮ウィーン国立歌劇場の日本公演で上演されたシュトラウス《ばらの騎士》! これは彼の最後のオペラ公演となったものですが、終演後クライバー自身とても満足していたものの、事前に打診があったライヴ録音を断っていたことを非常に後悔し、海賊録音がないか探し求めたそうです。
その名演奏に立ち会った松本氏はこう述べています。「第3幕の三重唱で感動し過ぎて、最後の方は口を押さえていた。そのままでいたら叫び出してしまったと思う。ビートルズのデビューの頃、女の子がキャーキャー叫んでいた気持ちがあの時、初めて分かった。立ち上がって叫んでしまわないよう、気を逸らすのに必死になるくらい、限界ギリギリまで高揚させられた」 一体どんな演奏だったのでしょうね!!
(この時の衝撃に突き動かされた松本氏は、クライバーを聴きたいがためにカナリア諸島まで出かけて行ったそうです…。) |
No.329 2011/06/08(Wed) 15:49:14
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