|
栗原貞子の詩 「ヒロシマというとき」
<ヒロシマ>といえば <ああヒロシマ>とやさしくは 返ってこない アジアの国々の死者たちや無告の民が いっせいに犯されたものの怒りを 噴き出すのだ
「声なき声」 池辺幸恵
何を叫んでいるの その黒い穴になった口で 何を睨んでいるの その空洞の目は 何を怒っているの 炭になった拳を天につきあげ 彼らの声なき声を わたしたちは伝えよう
この憤りと悲しみを 愛と祈りと行動にかえて 二度と戦争はおこさない おこさせないと固く誓い 平和に向かう世界をめざして 勇気をふるい自らが一歩踏み出そう |
No.841 2010/07/27(Tue) 05:08:22
|