| Date:2010.07.17.Sat.11:10 |
終礼の終わりを告げるチャイムの音とともに教室へ飛び込んできた幼馴染のメイリンに、有無を言うまもなく連れて来られた学校近くにあるファーストフード店の二階 いつ好んで座る窓際の席ではなく片隅にある席を陣取って、シンはハンバーガーを片手に固まっていた。 メイリンは報われない恋をしている。相手はシンの思い人でもあるステラの義兄。八歳年上の彼が白馬に乗った王子に見えてしまったのだろう。以来、理解はしていても納得できない恋心を胸に、既婚者どころか子持ちになってしまってもその思いを積もらせては半年に一度ほど爆発させていた。 その恒例行事に毎度巻き込まれるシンだが、メイリンは先日、半年振りに爆発したばかりだ。それとも先日の爆発は実は不発で続きがあるということか。しかし、メイリンの口から出てきたのはシンが予想もしなかった事柄だった。 |
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