|  | 神戸開港100年の歩み より転載
下記の画像は神戸港の開港100周年の頃に発行された記念 冊子に掲載されている写真からです。 昭和32年の空撮 写真。 これにはそごうの2期はもちろん完成しています。
市役所のHPの空撮に写っている平屋の建物と、この増築 された建物を比べると、1階部分のアウトラインはピッタリ と一致します。 2期棟の1階は南東部は直角ですが、2階 から上層部は斜め45度に隅切りがされています。 市役所HPの平屋の建物も1階は直角ですが、増築される であろう2階から上の部分は隅切りがされる形状になって います。 2期棟背面の塔屋部の形状も同じですし、文献での確認は 取れていませんが(そごうの社史等)、写真等の状況証拠 からで言うと、ほぼ確実にそごうの本館中央部の1階以下 は戦中か戦前に出来たものです。
戦後 落ち着いてきた頃に増築されたと思っていた事が 戦中か戦前から、すでに増築を考えて平屋建ての建物を 建てていたという事に驚きました。 それと、そごうのある土地はそれぞれ地権者が居て、棟別 に違っていたと思いますので、より複雑怪奇なんだと思い ます。 梅田の阪急百貨店本店が8期に分けて増築された のとは、ちょっと事情が違うと思っています。
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No.1155 - 2011/01/21(Fri) 16:44:15 |