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記事No.1160に関するスレッドです

阪急三宮駅調査 / DAI
今日の午後、阪急三宮駅のホームを覆う上屋の目視調査を
しました。

No.1159 - 2011/01/22(Sat) 19:04:04

Re: 阪急三宮駅調査 / DAI
前回までは屋根の一番高い所のトップライト部分に木材が
使われているのを見ていたのですが、それ以外の大屋根の
部分にも木材が使われている所が分りました。

↓これは、そんな木材が使われている屋根です。 

No.1160 - 2011/01/22(Sat) 19:10:18

Re: 阪急三宮駅調査 / DAI
神戸市役所のHPに掲載されている空襲後の空撮写真を見て
いると、屋根が焼けたのか?抜け落ちている所が見受けられ
ますが、木材に葺き替えた所では、火災の熱でなったと思わ
れる鉄骨柱の軟体化の痕がありました。

この柱 すごくグニャリと曲がっています。 上屋の中では
一番酷いケースです。 地震も考えたのですが、地震で鉄骨
柱が飴のように曲がるかな?と考えてみると、ちょっと考え
にくいので、熱で曲がったのが自然だと思いました。

そうなると、神戸大空襲の名残なんだろうと結論付けました。

No.1161 - 2011/01/22(Sat) 19:15:46

Re: 阪急三宮駅調査 / DAI
これも壁際の鉄骨のアングル材を組み合わせたトラス梁です。

これもそれぞれにムニュムニュと曲がっています。 火災の
熱で曲がったのでしょうね。

No.1162 - 2011/01/22(Sat) 19:17:42

Re: 阪急三宮駅調査 / DAI
これは今回の調査結果です(^^)

1〜21番までの通りがありました。 屋根を支える大きな
鉄骨梁と梁の間を1つずつ数えると21通りになったのです。

左が花隈方向。 右が梅田方向。 一番左に屋根の断面形状
をイメージ的に記しました。

水色部分が明り取りのトップライト。 オレンジ色の部分が
木材が使われている天井です。
屋根の一番高いトップライト部分は、ガラス以外の箇所は
すべて木材でした。
他には、屋根のそれぞれ四隅辺りが木材になっています。

市役所の空撮画像では、梅田方の隅は焼けて 抜け落ちている
のが確認できますし、花隈側も南の隅部は焼けて抜けている
のが確認できます。 花隈側の北の隅部は視認出来ません。

今回の目視調査で分った事は、やはり屋根に木材が使われて
いる箇所は、空襲被害の酷かった部分になるのだと思いました。


阪急三宮駅にこれほどの戦時中の名残が残っているとは思い
ませんでした。

No.1163 - 2011/01/22(Sat) 19:24:54

Re: 阪急三宮駅調査 / 白いむく犬
DAIさん:
私は昭和22年の秋から阪急神戸線沿線に住んでいますが、どうも
天井には気がつきませんでした。
当時の三宮駅ホームはもっと暗かった記憶がありますので、板張りの部分が多かったのでは?
図面で拝見するとガラス部分が千鳥配置なので、上手く工夫しているなと想います。
戦後のゴタゴタ時代は駅や学校の窓ガラスが盗まれた程です
から、阪急の中間駅のホーム上屋などは、薄い金網入り代用
磨りガラスでした。(表現が難しいですが、溶けたガラス液に
薄い金網を浸して製造とでも)。

No.1164 - 2011/01/24(Mon) 09:49:48

Re: 阪急三宮駅調査 / DAI
戦後 修繕された時は、トップライト部分もすべて板張り
だったかも知れませんね。 それをしばらく経った頃に
千鳥配置でガラス貼りに改装したと考えるのが自然ですね。

No.1165 - 2011/01/25(Tue) 07:36:14