[ 掲示板に戻る ]

記事No.524に関するスレッドです

阪急電鉄開業100周年 / DAI
先日 阪急電鉄が開業100周年だという新聞記事を見ました
が、昨日阪急三宮駅西口を通った際に記念のコンサートや
写真展があったので見てきました。


その中で僕にとっては、超素晴らしい資料写真がありました。
これです↓

三宮駅にホームが4本有った時代の写真の事よりも、この
写真の真ん中に柱が一本シルエットで写っていますが、この
柱の写っている写真を見た事が無かったので、これで証明さ
れて感動したのです。

この柱は阪急会館の建物を支える柱で、建物の一番西側に
あります。 ちょうど軌道階の開口幅が最大に広がっていく
所で、その開口幅がロングスパンになるので、中間に1本
柱が存在しています。

阪急会館健在時、約1年に満たない間でしたが、通勤でこの
駅を使っていたのですが、この柱の記憶が全くありません。
竣工時の昭和11年頃の図面の写しには、この柱が記載され
ていて、自分の中の記憶の「柱は無い・覚えていない」とい
う事と、図面上での「柱は有る・存在している」というものが
相反していて、どちらが正しかったのか疑問のままでした。

この写真の後に、現在のように3線で島式ホームが2本に
大改装されるみたいですが、その時以降もこの柱は残り続け
て、そして95年の地震で解体撤去されたと考えるのが妥当
だと思います。

あらためて、この柱の調査をしてみたいと思いました。
軌道階より下のフロアーは昔の躯体ですから、2階コンコー
ス階の柱レイアウトをじっくり検証すれば、何かが見えて
くるはずです。

No.524 - 2010/03/15(Mon) 07:56:48

Re: 阪急電鉄開業100周年 / DAI
僕にとっては、阪急三宮駅の東口のコンコースの方が好き
なのですが、往時の雰囲気を残しているという面では、この
西口の空間の雰囲気に頼るしかないのかなと思います。

この駅部分の高架って、よくよく考えてみるとすごい当時
としては斬新な空間使いだったと想像出来ます。

隣接する省線の高架構造には、こんな吹抜け空間はありま
せん。 律義に律義に柱が並んでいます。 1本飛ばして
広い空間を作るという事はありません。 それに比して
阪急の三宮駅高架は、東口のコンコース空間だけでなく
この西口のコンコース空間。 そして今は無くなりました
けど、三劇の空間も吹抜け空間として存在しています。

何箇所かの大吹抜け空間を持っている高架という事で、設計
者 阿部美樹志さんの心意気を感じる事が出来ます。

No.525 - 2010/03/15(Mon) 08:16:43