 | 先日 阪急電鉄が開業100周年だという新聞記事を見ました が、昨日阪急三宮駅西口を通った際に記念のコンサートや 写真展があったので見てきました。
その中で僕にとっては、超素晴らしい資料写真がありました。 これです↓
三宮駅にホームが4本有った時代の写真の事よりも、この 写真の真ん中に柱が一本シルエットで写っていますが、この 柱の写っている写真を見た事が無かったので、これで証明さ れて感動したのです。
この柱は阪急会館の建物を支える柱で、建物の一番西側に あります。 ちょうど軌道階の開口幅が最大に広がっていく 所で、その開口幅がロングスパンになるので、中間に1本 柱が存在しています。
阪急会館健在時、約1年に満たない間でしたが、通勤でこの 駅を使っていたのですが、この柱の記憶が全くありません。 竣工時の昭和11年頃の図面の写しには、この柱が記載され ていて、自分の中の記憶の「柱は無い・覚えていない」とい う事と、図面上での「柱は有る・存在している」というものが 相反していて、どちらが正しかったのか疑問のままでした。
この写真の後に、現在のように3線で島式ホームが2本に 大改装されるみたいですが、その時以降もこの柱は残り続け て、そして95年の地震で解体撤去されたと考えるのが妥当 だと思います。
あらためて、この柱の調査をしてみたいと思いました。 軌道階より下のフロアーは昔の躯体ですから、2階コンコー ス階の柱レイアウトをじっくり検証すれば、何かが見えて くるはずです。
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No.524 - 2010/03/15(Mon) 07:56:48
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