|  | MSHIBATAさん 武藤邸の移築の件は、神戸市が主体となった施策ではないと 思います。
四国と本州とに橋を架けるという国家的事業の中で、国と 県と市と、それぞれに密接に関わりあって進められた事業 だと思います。 しかも今回の件は県立公園の敷地内での ことですし、旧木下邸も県の費用で修復工事がされていた はずです。 この武藤邸についても、舞子に吊橋が架けら れる上で、国道拡幅や工事敷地の確保や、いろいろな意味 で当該地で保存し続けるのが難しかったのだと思います。
かたや舞子駅前の海側には直径数十メートルの立坑が掘られ たぐらいです。(十数万トンのアンカレイジの建設の為に) 周囲に生コンプラントの巨大施設も設置しなければなりません。
元々周囲にあった文化財をそのままにしつつ、工事をする のには無理があったと思います。 その辺りの判断は当時の 本四公団のエンジニアや、県の担当者や、神戸市の関係部署 の方、それぞれの話し合いが幾度も持たれたと想像出来ます。
費用をかけたくなれば、吊橋建設の時に解体処分してしまう のが一番安いと思います。 それを移築保存して、今回 県立公園の敷地内に、県の予算を投じて、移築し 当初の 姿に復元されるというのは、最も余分にお金のかかる事を されているのですから決して物を大切にしていないという のは、当てはまらないと思うのですが。
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No.897 - 2010/10/04(Mon) 22:14:05 |