 | 先日「神戸 客船ものがたり」という新刊本を買いました。 その中に、廃止直前の淡路フェリー船内での放送の内容が 載っていたので転載します。
淡路フェリーボート株式会社 本船○○丸 船長の○○で ございます。 ご利用のお客様へ、ご報告ならびにお礼を申し上げます。 34年間のご利用、誠にありがとうございました。 昭和38年7月に営業を開始いたしました。 それから 34年9ヶ月、一日たりとも休むことなく、ただひたすら 旅客、車両の海上輸送に邁進してまいりました。
平成10年4月5日、「明石海峡大橋」が共用開始されます。 「♪海のハイウェイ・・・淡路フェリー」と、慣れした しまれました弊社フェリーは、この日をもってフェリー 運航の使命を全うし、須磨港/ハーバーランド・大磯港間 の航路を廃止させていただくことになりました。
この間輸送した車両約5840万台、一列に並べると 地球を14.5周。 旅客約1億4000万人、手を つないで地球を5.3周。 航続距離約2500万キロ、 地球と月を約35往復。 この数字は、皆様のご利用に よって積み上げられたものでございます。
なお、最終便は4月5日午後5時、料金所ゲート受付を 終了し、大磯港・須磨港午後6時00分発をもって最終便 といたします。 4月5日午後5時25分/40分、午後6時00分発に ご乗船のお客様には、感謝の意を込めて四枚組記念絵は がきをご進呈申し上げます。 ご笑納下さいませ。
34年間のご利用、誠にありがとうございました。
ありがとう そして さようなら
以上 転載しました。
これを読んで今更ながらに涙が出て来ます。
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No.981 - 2010/11/29(Mon) 08:30:13
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