最近「正調チエミ節」の「伊那節」に、はまっている。
聞いていると、伊那の天竜川の景色が鮮やかに頭の中に浮かび、 素足に黒紋付を着て、献上の博多帯を粋に締めた江利奴姐さんの姿も、 浮かんで来る。 と言っても伊那は知らないし、舞台でこの歌を歌うチエミさんの記憶はないのだが。
最近入手した「マイ・フェア・レディ」東京再演のプログラムに、 面白いものを発見した。
私が今頃になってズッポリはまってしまったLP「正調チエミ節」の 広告が載っていたのだ。 マイフェアの東京再演と、このLPの発売時期は同じ39年の1月だったし、 レコード番号も合っているのだが、当時実際に発売されたものと広告とでは、 収録された曲が2曲異なっている。
チエミさんの身近に居た方に聞くと「山中節はその当時一般的ではなく、 ポピュラリティがないから、或いは忙しくて吹き込みが出来なかったから ではないか?」とのことだった。 確かに今でこそ「山中節」は、俚奏楽の佳曲「雪の山中」に挿入されたり して人気があるが、当時は無名?だったかもしれない。 ただ入れ替わった「ナット節」だって、今でもどちらかと言えばマニアック な曲ではないだろうか?
もう1曲は「大島節」が「串本節」と差し替えられているが、これも 既に第一集に収録済みで、わざわざ編曲を替えて何故入れたのだろうと、 当時から私は不思議だった。
忙しくて録音出来なかった、と言うのは当時のチエミさんでは充分考えられるが、 曲数が減っている訳ではないので、吹き込み済みの「ストック」があったのだろうか?
LPに収録される曲の録音は、キッチリ予定の曲数だけなのか?それとも 何曲か余計に吹き込んで、選択するのだろうか? 「スタンダードアルバム」も、当時雑誌に発表された曲名と、実際では1曲 違っているし、でぶりさんの好きなEP盤の「君住む街角」(私も大好き!) も、『デルタと吹き込んで「あなたの自由に」とカップリングで発売』と 記載された雑誌もあった。
採用されなかったのには、何らかの理由があったからだろうが、 そんな幻の音源が残っているのなら、発表して欲しいと思う。 今からでも遅くない!
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No.129 - 2007/03/31(Sat) 21:45:58 [p1165-ipbf314fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]
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