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記事No.177に関するスレッドです

でぶりさんアノネ / タラオ・バンガイ
我ながら脈絡のないB級嗜好で恥ずかしいのだが、
トニー谷に続いて母物映画に「ずっぽり」である。

母物映画は三益愛子さん主演のものが特に有名だ。
その三益さんとチエミさん共演の「母子鶴」も、
チエミさんは凡そキャラクター的にはミスキャストだと思うが、
今見ると案外に悪くない。
         ※   
私が子供の頃読んだ雑誌に、有名人の子供が描いた父
或いは母の顔と短い文章が載っていた。
宇野重吉さんの息子(多分、後年の寺尾聡さん)が
「お父さんは家ではオナラばかりしています」と言う
様なことを書いてあり、もう一人は入江たか子さんの
息子さんが絵と共に何か書いていた。

入江さんは華族出身の銀幕の大スターだったが、その頃は
大病の後で「化け猫」や「怪猫」で糊口をしのいでおられた。

入江さんの息子さんと私は多分同じ学年だと思うが、
学校で「バケネコのコ」といじめられているのでは?と、
その本を見ながら胸が痛んだのを憶えている。
自分も都会から地方に移ったので、よくいじめられたものだ。

入江さんは化け猫以降、器用な方でないだけに端役に回され、
やがて映画界を引退して、銀座のバーのマダムをしながら、
若葉さんと息子さんを立派に育て上げた。

腕白ざかりの息子さんが夕方家に帰って来て、「お母さんアノネ」と、
台所で炊事をしている入江さんに、目を輝かし息を弾ませて語り
かけたと言う。入江さんは煮物の火を止めるのも忘れ、しゃがみこんで
子供の目線に顔を合わせ、一生懸命子供の話を聞いたそうだ。

「鍋を幾つ焦がしたか分からない」と言う入江さんに、
ガス止めてから話聞けば良いじゃん!と思わないでもないし、
私の母なら「お母さん今忙しいの、あっちに行ってらっしゃい」
と、間違いなく言ったと思う。

しかし、私はこの「お母さんアノネ」の話が大好きである。

さて、お母さんでぶりは、どんなだったのだろう?

えっ?今じゃ会社から帰って来たご主人の「カアサンアノネ」に
付き合ってる?そうなんだ。難しい年頃だものネ。
いや、子供じゃなくてご主人がサ。

No.177 - 2007/05/12(Sat) 10:40:49 [p1248-ipbf504fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]

Re: でぶりさんアノネ / 久留米無法松
 こちらも年代的に入江たか子さんというと化け猫のイメージが強かったのですが、先日テレビで見た戦前の映画「良人の貞操」で初めて彼女の豪奢な美しさを認識しました。
 母子ものとは厳密には言えませんが、成瀬監督の作品で田中絹代が演じた<おかあさん>が自分には一番心に残る映画の一つです。

No.178 - 2007/05/13(Sun) 13:36:49 [59-171-200-172.rev.home.ne.jp]

Re: でぶりさんアノネ / でぶり
無法松さん、いつも有り難うございます。

入江たか子も田中絹代も、スカパーで映画がオンエアされれば
必ずチェックする大好きな女優です。

「良人の貞操」をごらんになりましたか。
戦前の入江たか子の美しさには目を見張りますね。
その「良人の貞操」に続く主演作「白薔薇は咲けど」という映画を
1ヶ月ほど前、スカパーで見ることが出来ました。
入江たか子の映画はメロドラマや文芸物、果ては、化け猫映画と
現実生活から距離のある設定がほとんどなのですが
この「白薔薇は咲けど」では、年齢相応の等身大の女性を演じていて、それが逆に新鮮に思われました。

No.184 - 2007/05/19(Sat) 08:18:23 [softbank221042115103.bbtec.net]