「ミソラヒバリ リズム歌謡を歌う 1949-1967」と言う題の美空さんのCDが発売されている。このCDのジャケットは、昭和30年代の芸能誌の表紙やグラビアのまんま?で、誠によろしい。
話は変わって、スタイリストの原由美子氏は、映画スター時代の高峰秀子さんのセンスを、今時のデザイナーも敵わないと言っている。素材の良いシンプルで無彩色中心の仕立ての良い洋服や、控えめなアクセサリーは、確かに難易度の高い着こなしで、今見ても実にカッコいい。
おばさん?になった高峰さんが、灰田勝彦氏のビッグショーにゲストで出た時は、おかっぱ頭にしていた時期で、その髪型で水色のロングドレスを着て、大きなオレンジのコサージュを付けていた。少々存じ上げている高峰さんご本人に、コサージュが意外であると申し上げたら「アクセサリーはネ、おしゃれの調味料。ほんの少し使うのは良いンだヨ。コサージュ(小匙)一杯って言うからネ」と、如何にも高峰さんらしい返答であった。そして「でもあれはチト匙加減を間違えたネ」と。
美空さんのCDのコーディネイトは、小匙一杯ならぬ「いっぱい」だが、これは名伯楽の母上の「コンセプト」だったと思う。当然だが普段の美空さんが、あんな格好をしていた訳ではないだろう。(美空さんのお母さんって、指輪のことを「ユビハメ」って言っていたらしい。良い「味」出してるね、ママ!ー閑話休題―) チエミさんのセンスも、高峰さん程ではないにしても、趣味は決して悪くなかった。「小匙一杯」の人だった、と思う。どちらかと言えば、やや固めの素材のシンプルなデザインが似合った。日劇やNHKの歌番組で着ていたロールカラーの紺のワンピースは、今でも眼に浮かぶ。
(無法松氏に敬意を表し、美空さんを書いた積りが竜頭蛇尾でした。お許しを!)
![]() |
No.228 - 2007/07/05(Thu) 21:44:17 [p1039-ipbf311fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]
|