昔むかし、洋楽の各社競作ものは、レコード会社によって題名が 違うこともありました。「雨に歩けば」はチエミさんのものは「雨ふる町を」、 「月影のなぎさ」は「月のなぎさ」と微妙な違いでした。 「霧のロンドン・ブリッジ」も、チエミさん以外のジョースタッフォードの オリジナル盤も、他社のカバー盤も、当時は「霧のロンドン」で通っていた様に思います。
このチエミSP盤は未CD化だそうですが、私はこれの面白いのを持っていました。 それは映画の休憩時間中に流すBGM用SPレコード(当時BGMはレコードを掛けていた)で、 一番と二番の歌詞の間に女性アナウンサーの声が入っているものでした。 キングが映画フィルムに付けて、各封切館に配ったもののようです。
『“大当り三色娘”の主題歌「霧のロンドン」「霧のロンドン」、 主演の江利チエミが歌って大ヒット中の「霧のロンドン」を、どうぞお聞き下さいませ』 と言う様な、この時代特有の早口で甲高いアナウンスでした。
レーベルにはキチンと「霧のロンドン・ブリッジ」となっているのに、 中のアナウンスは「霧のロンドン」・・・・如何にも「キング」でしょ? レーベルには他に<映画用宣傳盤><非賣品>とも書いてあったと思います。 戦前の話ではありません、戦後なんですがね。
そのBGM用SPを、ぶりぶり姫に献上したいのだが、姫よ許されよ、 それがいつの間にか、爺やの手元にはないのでござる!しからばごめん!
余談:珍しいSPでは「テネシー・ワルツ」のエト邦枝盤を見掛けたことがあります。 エト邦枝さんって、「カスバの女」よ。これも超レア盤だったみたい。
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No.260 - 2007/07/27(Fri) 22:07:17 [p1019-ipbf611fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]
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