| | 以前、sachiさんが「モルモル文化祭」の林先生の講演でモルモットの強制給餌について、とてもためになる内容を書いて下さいました。以下、転記です。
******************* 素人の強制給餌で一番多い間違いは ”餌を口に入れる場所が手前過ぎる”・・・みたいです。
スライドのモルは細長いシリンジを3〜4センチは口の中に突っ込まれていて初めて見た私はぎょっとしました。
でもそれが強制給餌の正しい位置だったのです。
口の中だと思ってください
(喉)
|===| |===| ←横に扇動する咀嚼用の舌?A |===| ||||| || ←ぺろぺろっとしたいわゆる舌?@ |
(前歯)
*モルモットの舌は奥に2種類になっている。 *強制給餌は手前のいわゆる舌を超えて、奥の舌?Aにのせて あげると誤嚥が少ない。
*うさぎと異なり、この特殊な2枚舌がモルの「早食い」を 実現している。
つまりシリンジを奥へつっこむと、人の場合は「おえっ」となりますのでそれが怖くてみんな手前のほう、最初の舌?@にのせてしまいますがそれが間違いだというのです。
先生は1mlツベルクリンシリンジという 直径5mm長さ8センチくらいの細い注射器を先端を切り落とし筒状にして、口の中に本体筒を4センチくらい入れてから押し出していました。(1ml一気に1口分) モルはおえっとすることもなく、おちついてモグモグしていました。 これなら「小鳥の雛用のスポイトでもやりやすそうだ」と感じました。
そして,2〜3口食べさせたら 水(ぬるま湯)だけをスポイトに入れて飲ませます。
普段も,モルは餌,餌,水,餌,餌,水で 調子を出して食べています。 強制給餌する餌は当然ぬるま湯でふやかしてありますが、 それでも合間に水を飲ませることで「食欲が出る」そうです。
ちなみに冬場は水が冷たくなってモルはあまり水を飲まなくなりますが、食欲を落としたくなかったら、ぬるま湯をあげて、その「調子」をはずさないことが大事だそうです。 *********************
秋月さんの付け足しです。 ********************* シリンジの切断は、針の付く部分を、ではなく、本体を、です。これで穴の大きさが太く、均一になります。(先端はライターなどであぶってなめらかにしておくべきでしょう) 動画では、器に入れたドロドロペレット(モルモットセレクションをお使いとのこと)が詰まらずに、シリンジに吸い込めていました。 一回5gのモルセレ、一日に3〜4回給餌とのことでした。 口の中へは、シリンジの目盛で言ったら、0.6mlの辺りまで、 不安なら0.3mlの辺りまで入れるそうです。 ***************************
ご参考にして下さい。
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No.3135 - 2011/06/10(Fri) 20:12:25 |