天候が回復したので、ぶらりと都内の下町散策に出てみた。下町はノンビリした時代の面影が残っている町でノンビリ-した-町などと考えた。 ノンビリした時代とは、日が暮れるまで鬼ごっこ、かくれんぼ、ビー玉で遊び、紙芝居を楽しんだ時代だ。学校も宿題だけを済ませていけば、大いばりできた時代のことで、おおまけしてテレビ放送が始まった時まででしょうか。 国中が裸いっかんとなり、親たちは(子供たちも)麦飯にカレーライスを食べて、頑張ってきた時代でした。その結果、TVが普及し、新幹線や東京タワーが出来たのです。国産車の普及も始まり、リヤカー等という道具も廃れていきました。銭湯の燃料にとリヤカーに廃材を満載、腰手ぬぐい姿のおじさんが一所懸命曳いていたのが眼に浮かびます。 そうは言いながら、今でも時折ですが、新橋界隈でこのリアカーがダンボールの運搬に使われている姿は見られます。これが動いているうちは、資源の再利用が図られているわけで、経済が動いているということでしょう。これが動かなくなると産業が停滞し、閉塞感のある不景気な時代になるのでしょうか。クリ−ンエンジンのリアカーの長寿を祈ります。
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No.110 - 2007/10/21(Sun) 19:43:20
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