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記事No.564に関するスレッドです

自然がくれた造形 / starlodge
国道135号線が伊豆山温泉から熱海に入ろうという辺り。道の右手に高いコンクリート製の壁がたっています。これだけのことなので、いままで何気なく見すごしていました。大きな蔦がコンクリートの壁の表面に垂れ下がっているのです。日当たり、風通しや湿り気が適当なので、立派に育ったのでしょう。いく本も垂れ下がっています。

先日この蔦の下の塀に同心円風の模様が見られることに気がつきました。どの蔦のたれ下がりにも大小の違いはあっても同心円が見られます。円の半径は蔦の長さとほぼ同一です。

「はは〜 なるほど」 気がつきました。そして納得できました。この同心円は蔦が風に吹かれて繰り返しコンクリートの塀の表面を撫で回して描かれたのです。コンクリートの表面に付着したゴミや埃りを蔦が掃除していたわけです。コンクリート自身も磨り減っていることでしょう。また蔦の茎や葉などもコンクリート以上に磨り減っていることでしょう。

ま〜自然がくれた一つの造形として楽しみましょう。

No.564 - 2009/10/22(Thu) 21:48:47