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記事No.1498に関するスレッドです


スロープの端部 / setura
 >こまださん
 
 前回かきこみさせていただいたスロープ施工中(打設中)
の写真です。
 小さくて見づらいのですみません。このときは、約15?pの
段差を解消するため、アスファルト面に対して、スロープ施工
しました。スロープ先端の部分がコンクリートでは骨材の圧身
分がひび割れてしまうため、端部のアスファルトのみ切って、
20?p程度掘り下げ、中に鉄筋を組んでいます。その後、アスフ
ァルト面には、ワイヤーメッシュをひいています。(全面では
なくコンクリートの厚みが大きくなる部分のみ。本当は全面に
ひくのががセオリーです。このときはアスファルトを全面撤去
しないため被り厚さの確保が出来ないのでこのように施工しま
した)
 住宅のスロープの場合は、側溝の天端より15〜20?p程度
掘り下げ、採石を敷き詰めた後転圧、メッシュか鉄筋加工した
後、打設になりますが、このとき側溝天端より10?p程度は低
い位置からコンクリートを入れるよう にすると端部がひび割
れしづらくなります。よくワイヤーメッシュを底面に直接おい
て打設しているのを見かけますが、これではコンクリートに鉄
筋の持つ引っ張り強さが加わらず意味がありません。
 必ず底面等からキャラメル等のスペーサーで底面からの被り
厚さを確保して打設して下さいね。
 
 >建築士でない者が設計すると言うことに(法律上)問題が
あるのです。

 確かに確認申請のとき4特は便利でした。慣れてしまうと、
プランニングのさいに、壁量や釣り合いまで含めてプランを組
みますので(当然デザインもイメージしながら頭の中で3次元
で設計をかけていきます。)、ですから後から壁量計算や4分
割方による釣り合い計算を行っても、まず大抵大丈夫な事が多
く、実際木造で、変心率の計算までいったことはなかったはず。(4分割方での釣り合い計算でダメなら変心率計算をすること
になっています。)
 申し訳ありません、実務を昔行っていた自分を基準に話して
ますので、慣れてしまえば、申請図面や書類を作成するのは時
間さえあれば楽なのですが、初めての方の場合、戸惑うでしょ
うね。例えば換気量計算や採光計算を図面内に記入したり(添
付)2級建築士受験用の図面とは若干実務図面は異なりますか
ら。現職に就いてからも、何回か確認申請は出しています。子
供達の実習で造る建物が、恒久的に残す場合は、建築確認が必
要ですから。この場合は、新築で造るのですが、施設内の一連
の建物として増築扱いになります。その場合、私自身は建築士
ですから4特が適用になりますが、4特を使わず図面は全部造
っています。
(正確には子供達に造らせて申請は僕の名前で行います。自分
で全部やれば木造なら3日で終わりますが、子供達にやらせる
と約一ヶ月かかります。やり直し手直しの連続です。)

 こまださんの場合、当然慣れていないわけですから、時間を
かけてやられるか、不安な場合、一度お近くの建築士会にアド
バイスの相談をされてみてはどうですか。

 >管理人さん
 「子供達」 おっしゃるとおり、教え子の学生達のことです。
  高卒で18〜25歳ぐらいまでの若者達です。
   僕の子供はまだ小学5年生と幼稚園児です。

No.1498 - 2008/01/28(Mon) 11:06:13