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記事No.2950に関するスレッドです


Re 書斎小屋 / HN
不安に思っていた点につき的確なアドバイスをいただきありがとうございます。
 それにつけても氏家さんの本、DVD、HPは説明が明快でツボを押さえているので非常にわかりやすく重宝しております。私がDIYで在来工法の家作りをしようと決意したのも氏家さんの情報に出会ったからです。今後とも家作りのバイブルとして参考にさせていただきますのでよろしくお願いいたします。

 建築場所は海岸から3〜4?q離れた平野部で、積雪は新潟県としては比較的少ない方です。ただ数年に一回は50?p以上、数十年に一回くらい1m以上になります。自宅を含め、近隣はほとんど日本瓦の屋根でふつうは自然に落ちますが、ドカ雪で50?pくらい積もると雪下ろしをします。
 なお、3年前の中越沖地震で建坪が100坪ほどあった古い母屋と土蔵が全壊し、現在は残った小さな平屋の離れに玄関、台所、風呂を増築して住めるようにしています(これは大工さんに依頼)。今回の平屋は母屋の跡地に作る予定です。
 屋根は日本瓦ではなく、軽いカラーベストで傾斜10分の4を想定しています。(今の家も傾斜は10分の4です。)ケイミュー株式会社の「カラーベスト設計・施工基準」にカラーベストを適用できる地域の地図がありますが、ちょうど適用と不適用の境目あたりの地域にあたります。

 耐力壁は筋交いで作る予定でしたが、アドバイスにより構造用合板に変えたいと思います。在来工法でも構造用合板を使う方法があることは知りませんでした。(1年半ほど前に0.5間x3.5間の細長い物置小屋を2x4で作りましたが、このときの経験で壁式構造の頑丈さは認識していました。)
 構造用合板は外側に貼り、内側には石膏ボードを張るという理解でよろしいでしょうか?

 アドバイスをいただく前に作成した伏図(上:土台、下:小屋組)を添付します。筋交いで行く場合は東西の端にある3尺の筋交い2つは6尺の筋交い1つとしてまとめるべきですね。私も直感的には3尺の筋交いは本当に効くのか疑問でしたが家作りの本には3尺の筋交いが当たり前のように書いてあるので大丈夫かと思っていました。
 上の図に東西の土台のつなぎ目、下の図に桁のつなぎ目(♂、♀印の所を腰かけ鎌継ぎ)を示してありますが、同じ柱間に集中していますが問題ないでしょうか?4m材で構成するとこのようにせざるを得ないと思うのですが。なお、ホールダウン金物、アンカーボルト、羽子板ボルトの位置はまだ書いてありませんが追加する予定です。
 ついでですみませんが、火打ち金物の取り付け位置と数は図の程度で十分でしょうか?

 柱の太さはやはり105?o角で行きます。梁の太さは氏家さんの小屋を参考にしましたが、天井を付ける予定なので105x180に変えます。天井は石膏ボードにしようと思っていましたが、この太さではまだ不足でしょうか?(参考資料未入手ですが、里川長生著「木造建築」のp87表では大丈夫そうです。)東西に細長い形状にしたのは梁の太さをできるだけ細く(軽く)したかったこともあります。

 手刻みかプレカットかについてはプレカットに傾いています。図面を書いていると構造材以外にもやることが多く、10万円くらいで納まるのであれば期間短縮、トラブル回避、疲労軽減でプレカットにしようと思います。新潟は冬季は大工仕事を行う気になりませんし、梅雨の時期を避けて春から秋までに何とか終わらせることを優先したいと思います。
 長くなってしまいましたが、アドバイスおよびお気づきの点ありましたらよろしくお願いいたします。

No.2950 - 2010/12/16(Thu) 13:41:59