★ 伝統工法 / 杉
続きです。が、在来工法うんぬんと言う話は、場違いと気付きまして、止めます。 以前に資材購入で昨今の建築事情について業者さんと話が盛り上がった事があって、その感覚で書いてしまいました。 建築業界がなんであれ、何を選択するかと言うセルフビルドとは無関係だと思います。 話を変えて、今私が建設している家について話します。 木が木を締めると言う感じが好きで、それを取り入れたものにしています。 写真にある仕口は、逆に伝統工法では無く、現存する滋賀の棟梁が考えたものです。 確かに、長押や渡り顎の要素をアレンジしたものと思いますが。 この仕口は、従来の在来仕口に比べてかなり剛性があります。 普通は仕口に剛性は期待出来なくて、あくまで在来と言えども壁(面)で持たせるものなのですが、これはそれなりに期待出来ます。 この仕口を勝手に紹介しても良いのかと言う問題もありますが、この棟梁がTVの情○大陸に出演されていて、そこで紹介されていたものです。 その時に、自由に真似してくださいと言っていたので、問題無いと思います。営利目的ではないし。。。 この仕口は、電動工具と少しの手工具で作る事が出来ます。 確かに、キリギリスさんの紹介されている工具よりマニアックなものが必要で、同じコンセプトと言う訳にはいきませんが。 私は工具好きと言う事もあって、オークションでかなり専門的な工具も手にしました。 それらを使っていて思うのが、電動工具も本来ある使用方法から、少し工夫すると、かなり難しい加工が可能だと気付きました。 この家では、継手に金輪の同系の尻狭み継ぎと言うのを使っていますが、これも大半が電動工具で作成しています。 勝手ながら、出来れば、私の経験した知識をご紹介させて頂いて、また、どなたかのご参考になれればうれしいと思っております。
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No.3076 - 2011/06/28(Tue) 23:18:43