> けんたさん 柱と土台(または梁や桁)を繋ぐための穴のことを「ほぞ穴」、ほぞ穴に挿しこむ突起を「ほぞ」と言います。 現代では、ほぞ穴加工はプレカット工場の大型機械で自動的にやってしまうのが主流ですが、自分でやる場合は画像?@のような「カクノミ」という工具を使うと速く正確にできます。 でもカクノミは新品で買うと7万円以上するし、ネットオークションでうまくゲットできても1万円以上はすると思います。 次善の策として、画像?Aのようなドリルガイドを使うといいです。ほぞ穴をノミだけであけるのは非常に手間と時間がかかるので、普通はドリルでたくさん丸穴をあけておいて大まかな部分を掘っておき、仕上げにノミを使います。 ドリルの穴を垂直にフリーハンドで開けるのは至難の技なので、画像?Aのようなガイドがあると便利なのです。これはホームセンターなどで2500円前後で売られています。 ノミで仕上げをする際、最後の部分は墨線に添って垂直に開けなければなりませんが、そのときに画像?Bのように適当な角材にノミの裏面を密着させるようにして手で押し込むと、割合うまくいきますよ。(画像はこのレスのためにさっき撮ったヤラセ写真ですが・・) ほぞ穴が斜めだったり、ほぞを挿したときにグラグラするようでは良くないですよ。第一それでは柱が自立しないので棟上げも出来ないと思いますし、正確な四角い建物にはならないでしょう。 ほぞ穴加工がきっちり出来た場合でも、それ自体は地震に対する抵抗力とは関係ない(込み栓を打つ場合は別として)ので、画像?Cのように必ず金物で補強します。 金物の種類は、本来はN値計算などして選ぶのですが、6畳の平屋であれば画像のような山形プレートで多分大丈夫なはず。 あと、筋違いを入れるか、画像?Cの左側に見えるように構造用合板を入れるかは必ずやって下さいね。 苦労は伴いますが、手を抜かずに正攻法でやり遂げれば、きっと充実感いっぱいですよ。 ![]() |