迅速なご回答ありがとうございます。 氏家さんの読みやすくわかりやすい情報を提供できるスキルは貴重です。私以外の人も実感していると思いますよ。 さて、今回いただいたアドバイスをもとに、平面図(構造用合板、内部筋交い)、矩形図(梁の寸法と結合方法、構造用合板高さ合わせ)、伏図(火打ち梁修正)など修正してみます(ほぼ全部です)。 小屋組伏図の火打ち梁の位置はもともと間違っていました。立体的に想像すれば気づいたはずなのですが、安直に土台と同じにしていました。この修正とアドバイスいただいたところの追加をします。 構造用合板は3x9板のサイズで間に合いそうです。しかしDIYでやるには結構重そうですが、普通どのくらいの厚さのものを使うべきでしょうか?平屋の場合は9mm厚で大丈夫でしょうか? また構造用合板を使うついでに、床を根太レス構造にすればさらに頑丈にできそうですがいかがでしょうか?この場合は24?o厚でしょうか? 小屋の梁の組み方は、プレカットにすると京路組になるとのことですが、この場合、羽子板ボルトで梁と桁を緊結する必要はあるのでしょうか?また、プレカットの場合、補強用金物のボルト穴の加工なども標準でやってくれるのでしょうか? アンカーボルトの穴は現物合わせにすべきと思いますが。 無知な状態で質問ばかりして申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。 ところで、この2週間新潟にいましたが、明日埼玉(現住所)に帰ります。新潟にいても悪天候続きで外での作業はできませんので、しばらく暖かいところで詳細検討をする予定です。検討後、現地の材木屋とプレカットの相談をしたいと思っています。 |
> HNさん 今読み返してみたら、積雪は50?p以上になることもたびたびあるのですよね。ちょっと読み損じておりました。 例のスパン表で、多雪区域(積雪1m)に置き換えると、前述と同じ条件で小屋梁断面 105×210になります。 |
> HNさん ・・続きです。 外周は構造用合板で行くとしても、内部の間仕切り壁は、合板の四隅は柱が邪魔で切り欠かねばならず、構造用合板はうまく使えません。 よって筋かいになりますが、上の伏図を拝見した限り、壁量計算結果はOKだったとしてもトイレの両側の6尺のところはクロス掛けにしたほうがいいと思います。内部の壁なので断熱材が入らないからクロスでも問題ないですし。 下の図の(桁ではなく)母屋の継ぎ手位置ですが、まあこれは仕方無いんじゃないでしょうかねぇー 帯金物などで継ぎ手を補強されるといいと思います。 でも火打ち梁については、東西それぞれの端から中央に向かって、桁の継ぎ手位置まで来る前に火打ち梁が欲しいところですよね。 具体的には東西端からそれぞれ9尺の太い梁にかけるといいと思います。火打ちで囲まれた梁桁空間に継ぎ手がなく、しっかりした水平剛性が期待できるんじゃないでしょうか。 |
> HNさん いや〜・・本とかについてそんなによく言っていただいて、とぉーっても嬉しいですよ(^^) ありがとうございます。人様にお役にたてているのなら、これが一番嬉しいです。 No.2943で紹介したスパン表では、積雪50?p以下の地域で、屋根が石綿スレート葺き(つまりカラーベスト)の4/10〜6/10勾配で、石膏ボード12.5?oの天井付きで、小屋梁スパン2間の断面寸法が105×180(または120×180)です。(樹種はベイマツ、梁間隔1間) ですからその寸法の梁材でいいと思います。 プレカットにされるなら、業者が「プレカット図」を作成する前に打ち合わせが何度かありますが、業者側で梁の断面寸法を提案してきますよ。 おそらくやや安全側に取って、105×210〜240くらいを出してくると思います。この辺は相談次第ですけど。 > 構造用合板は外側に貼り、内側には石膏ボードを張るという理解でよろしいでしょうか? 構造用合板は外側です。耐力壁として壁倍率2.5を確保できます。ただし耐力壁として認められるのは土台から桁まで1枚で貼られている区間だけですので、開口部のない区間は1枚で上下の横架材をカバーできるよう、矩計図を決めておいたほうがいいですよ。 具体的には、合板サイズを3×10板(910×3030)を使うなら、土台の中心から桁の中心までが丁度3030になるよう、3×9板なら2730になるようにしておくと合板をノーカットで使えて便利です。 内側の石膏ボードは必ず使わなければならないというわけではないです。でも防音・断熱・壁の下地として有効だから普通は使いますよね。仮に羽目板仕上げの壁だったとしても石膏ボードはあったほうがいいと思います。 私の小屋の梁の組み方は「折置組」、つまり柱の上に梁が乗り、その上に桁が乗るという方式ですが、プレカットの場合は「京路組」つまり柱の上に桁が乗り、桁に対して梁が大入れ蟻掛けで取り付くというのが普通です。柱にはほんの10〜15?o程度乗っているだけ。これが今の住宅の主流で、こうすると梁・桁の天端が揃います。 2階建てで剛床にするときや、火打ち梁の取り付けにも有利ですよね。 もちろん私の小屋のように梁の先端が外に少し飛び出ることもなく、外壁の施工もその点楽ですよ。 長くなったので、伏図の件は続きで・・・ |
ブログにも近況をアップしましたが、昨日、完成検査(完了検査かな?)があり、問題なく合格しました。 プロに骨組みを建ててもらってから2年半。今年こそは寒くなる前に引っ越しをと思っていたのに、岩手は昨日から雪が降り寒さも真冬並みに。 ギリギリでアウト!という感じですね。 でも年越しは新居で迎えられそうで嬉しいです。これも皆様のアドバイスや応援のおかげ!本当にありがとうございました。 アパート退去の都合でのんびり引っ越ししますので、まだ当面は家財道具が少ない状態です。 お近くの方で見学希望の方はどうぞ!ってキリギリスさんしかいないでしょうが(笑)、もしかしてROMってる岩手県民がいたら、この機会にご登場を。 |
>うちのは仮設物ではなく永久構造物デス(笑) 失礼しました(笑) 我が家は将来的に物置を建てる予定の場所なので、いずれ撤去しなければなりません。(あくまで構想ですが) 農業用ビニールハウスは意外と値が張るみたいです。 いまは“パイプ車庫”を候補に入れて検討中。狭いですが資材置き場とちょっとした作業ならなんとかなりそうだし、3万ぐらいで販売されています。 でも何かのときは御助力お願いしますね。 |
> ちょーこさん > ツルツルを損なわずに、つや消しを施したい うーん、残念ながら私は分かりません。 軽くサンディングしてからつや消しニスを重ね塗り、そのたびに軽〜くサンディングを繰り返せばいいような気もしますが、化粧合板に対してそのようなことをした経験がないので自信は全くないです。 どなたか詳しい方、ヘルプです。 |
> かま猫さん うちのは仮設物ではなく永久構造物デス(笑) 風は弱いので雨の吹き込みはないですが、雪は舞うから入ってきますね。 でも当然ながら、壁はないので冬はどうしたって寒〜い(^_^; |
はじめまして。 いきなり質問になってしまって申し訳ないのですが、お答えいただけると幸いです。 天板が化粧合板の大きな机があります。 ツルツルな広い面積が確保できて作業に便利と考えて購入したのですが、 (実際、作業にはとても良いのですが)照明が微妙に反射してしまい、目が疲れます。 そこで、なるべくこのツルツルを損なわずに、つや消しを施したいと思うのですが、 何か良いと思われる方法がございましたら、教えてください。 よろしくお願いします。 |
いつもながら早いお返事、ありがとうございます m(_ _)m 十万ですか〜。仮設のものにかけるには悩ましい額ですね。 それとキリギリスさん宅のは雨の吹き込みはどうですか? 片面が建物、反対側は雑木林だと思いますが、我が家は風が強いんですよね。それならそれなりの小屋を建ててしまえば一番良いのでしょうが、 そうなると本格的な建築となって時間もかかると・・・ いっそ農業用のビニールハウス???なんて考えてしまいます。 |
追加です。 平面図を拝見して思ったのですが、耐力壁には構造用合板を使用しますか? 柱がすべて3尺間隔で立っていますので、合板使用ならこれがいいと思います。 もしも構造用合板を使わず、筋かいで行くのなら、6尺幅を取れる耐力壁にはすべて間柱とし、中間に柱は入れないほうがいいですよ。そうしないと6尺幅の筋かいが入りません。 筋かいは3尺幅は角度が急過ぎて、6尺幅のほうが有効だとの話もありますから。 個人的には、外周はすべて構造用合板をメインに行ったほうがいいと思いますよ。外周に筋かい無しで行ければ、断熱材を充填するのに楽ですよ。(壁量計算で、間に合うことが確認されればの話ですが・・) |
HNさん、はじめまして えーっと、まずは柱の太さのことですが、もちろん120角のほうが丈夫で上等な作りになることは間違いないわけですが、平屋の場合は105角が一般的だというだけですので、これは好みで選べばいいと思います。 私の知っている年配の大工さんの1人は、3寸5分(105角)で家建てるなんて! という感じで話します。(最低4寸が当然だ! の意味) 良いものを作りたいという職人さんの心意気の表れなんでしょう。 でも105角でも十分建ちますし、100ミリ厚の断熱材も充填できます。 120角にしても、3mの柱なんて重さ的には楽勝です。 重さの問題でいえば柱よりも梁です。 新潟県とのことですが、雪は多いのでしょうか? 一般地か多雪地かによって梁の断面寸法が変わってきます。 また、屋根の種類は何でしょうか、天井はあるのでしょうか、その場合天井は板なのか石膏ボードなのか、つまり屋根や天井の重さによっても違います。 財団法人日本住宅・木材技術センターが発行している「横架材および基礎のスパン表」という本がありますが、これがあれば最低必要な寸法が分かります。 私の小屋は、最も軽い屋根(波板)、天井無し、積雪50センチ以下という条件での小屋梁なので105×150にしましたが、天井がついたりすると途端に105×180は必要になります。 平面図を拝見した限り、太い小屋梁は4本だけでいいですね。 他はスパンが短いので・・ 105×180でもなんとか持ち上げられますが、安全のために出来ればお手伝いが欲しいところですね。 プレカットは、私も「母の家」建築に利用しましたが、加工料金は坪当たり6000円でした。これに運搬費2万円強。 これは相見積もりをとって安いほうの業者さんで、普通は7000円/坪くらい見ておけばいいかと・・ 11坪なら77000円+運搬費で10万円弱くらいかな? もし手刻みすると、普通は本職がやると1軒の家を加工するのに4人で1週間と聞いたことがあり、DIYならその5〜10割増しとして、11坪の小屋の加工に12〜17日くらいでしょうか。 |
お〜!もうすぐ検査ですか。やりましたね。 > 束石と単管パイプで庭の一部に屋根をかけようかと 割と簡単にできますよ。 でも完成検査が終わってからのほうがいいです。申請建物以外に変なものがあると面倒になるおそれが・・ ちなみにうちの工房北側にある単管屋根は、屋根自体の寸法が東西6m 南北4.6m なんですが、費用10万円くらいです。 メインは6mの単管、透明ポリカ波板、2×4材 単管はホームセンターの配達サービスを使いました。3000円なり。 木材なら無料レンタルトラックを借りて自分で運べるけど、単管は長くて丸いので、運送は難易度が高く危険度大ですから。 なんなら高速切断機を貸しますよ。建て込みの際は男手2人いたほうがいいから声をかけてください。 |
永らくかかりましたが、皆様のお力添えのおかげで完成検査を受けるまでもう少しというところまで来ました。(ーoー)=3 やっと引越しできると嬉しい反面、今後も続く作業を住みながらやるなると悩みですね。当初は和室の畳を上げて作業部屋にしようと思っていましたが、資材や道具を置くには狭い上に、切り粉やサンディングの粉塵が現在でも家中に飛んでるのを見ると考えてしまいます。 かといって屋外は天気次第だし、材料もいくらシート等をかけても濡れてしまいますもんね。キリギリスさんやみゃあさんのような作業小屋が羨ましいです。 いっそ束石と単管パイプで庭の一部に屋根をかけようかと考えていますが、それもそう簡単に建つもんじゃぁないですかね・・・?(手間と費用的に) 経験者のみなさんはどうしていましたか? |
こんばんは。 お返事が遅くなってごめんなさい。 「やりおなし」と思ったのには訳がありまして。 トップライトの施工をしたのが、お弟子さん(20代前半)だったと聞いており、 本人と雑談をしていてら、『トップライトの施工ははじめて・・・』と言ってい ました。 その数日後に雨漏りがあったので、「これは間違いなく、施工の問題」と決めつけ ていました。 もちろん、施工前には私も説明書を熟読していたので、何重もの対策がしてあるこ とは承知していました。が、上記の通りで、大変不安になっていました。 で、かま猫さんとキリギリスさんののご意見などを勘案した上で、大工さんに雨漏 りのことを伝えたところ、土曜日に来て、確認してくださいました。 バケツでトップライト上部からジゃーと流して、雨漏りの有無を確認しましたが、 雨漏りせず。親方があたりを見回して、『これじゃないか』と指差したのが、私が 作成し、大工さんが取り付けた煙突。 煙突の外壁部分はまだ下地合板のみで、かつ、加工精度が悪く、カド部分は5mm 程の隙間がありました。ここに水を流したら、あら!目撃した場所と同じく、トップ ライト上部からポタリポタリと・・・。 どうやら、煙突から入った雨水が、垂木を伝って、トップライト添え木に当たって、 落ちてきた。というのが正しいところのようでした。 その後、分かったことですが、お弟子さんがはじめてのトップライトの施工を一人 で行ったのではなく、他のベテラン職人さんと一緒に1つ目を取り付け、2つ目を一 人で取り付けたとのこと。 従いまして、犯人は・・・私ということです。 お騒がせしました。 |
昨夜の書き込みを見直したらかい摘みすぎたかな〜と思ったので補足します。 我が家は躯体のフレーミングと同時にトップライトも入れてもらい、次に自分でルーフィング施工。下に書いたのはその時の話です。 その後シングル系の屋根材を張るまで4〜5ヶ月程そのままでしたが(真夏の炎天下ではアスファルトが柔らかくなり歩かないほうが良いと聞いたので)、幸い漏水無しで過ぎました。 この間は窓枠に沿って立ち上がったルーフィングの端をカバーするようにトップライト四辺に役物が付いて防水していました。屋根材を施工するときはキリギリスさんも書いているように、複雑な水切りが組み合わせられて完全防水となります。 みゃあさん宅のはメーカーや施工法が異なるかもしれませんね。そちらの施工説明書と実際の施工を見比べて、違いがあったりするでしょうか? |