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やっとこ雨が降り出しました、これで状況もかわるかも?
こんにちは、ゆうやパパです。
はてさて、学習不足を補おうと、魚の脳やら視力や上生体やら、なんだか頭の痛くなるネットサーフィンをしておりまして『これで釣果が上がる訳でもないわい』などと愚痴る事もしばしばですが『喰い波』っていう言葉に遭遇して『ふ〜ん、そうなのかと』と関心させられました。
どうも渓流ではしばしば使われる言葉のようで 『一様に見える流水の動きの中のリズムとアクセントを見極めその乱流の強弱に従って左右される魚の採餌ポイント』との説明があります。 この喰い波、海の中にもあるようで、それはカケ上がり部に潮流で流されて来た餌がフワリと浮き上がる現象!これが魚の摂食行動を刺激するらしいのです。 どこのカケ上がりでもこの現象があるわけでは無いのだそうですが、誘いでそれらしいことができないものかと考えたりもする訳です。 喰い波について何かご存知のことがありましたらお教えくださりませ。
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No.102 2009/07/03(Fri) 17:05:34
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● Re: 喰い波って / カゴ屋 |
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カゴ屋、喰いつきます。(笑) 渓流で山女魚と岩魚を毛鈎で釣っていた当時、「喰い波」に関しては現場で実践してみました。結論を先に申せば、「これが喰い波だ」という確固たる方程式や形状は掴む事が出来ませんでした。それでも名手は(餌釣りでしたが)喰い筋と呼ぶ流れに仕掛けを入れ、上手く魚を拾っていました。 見よう見まねで試してみたのですが・・・報われず。orz... 経験上、やはり説明にあるような「落ち込み」や「瀬際」で、あるいは緩い「チャラ瀬」でも、なにか水面が盛り上がったり、不定期な渦を作っていたり、そんな場所は反応が多かったと思います。しかし実際には太陽光線だったり、覆い被さる樹木だったり、波以外の要素も少なからず関係していたと感じています。
さて、海に目を向けた場合──私はカゴ釣り専門なので、とにかく潮筋には強いこだわりを持っています。とりわけ磯では、いろいろな潮(時には本流や、多くは引かれ潮)に遭遇し、仕掛けを放り込んだ後にウキが流れる方向や速度に注目しているような釣り。 実際のところ今、最盛期を迎えたイサキ釣りは、まさしくパパさんがおっしゃる「誘い」に乗ってきます。道糸を張って仕掛けを止めると、ハリスが潮に押されて浮き上がり、道糸を放出するとサシ餌はフワリと潮に揉まれて沈みます。このアクションにイサキは反応するようです。 一方、青物や真鯛は、もう少し強くサシ餌を引っ張っり、一度寝たウキが立ち上がるとき、そのまま消し込むケースが多くあります。いずれも魚に興味を抱かせるテクニックですよね。
海(磯)で云うところの「喰い筋」は、やはり底の変化。 駆け上がりだけでなく、沈み根、瀬、エコなど、海底の様々な起伏に潮がぶつかり、あるいは潮が被さって逃げていき、そこにプランクトンが滞留します。一般的にいうアミエビ──イサザアミなどは大量に発生し、ときにそうした瀬際で湧き返すそうです。周防大島の真鯛漁師は、そんな瀬を知っていて、巧みな擬餌針仕掛けで大鯛を釣り上げています。 つまり、磯であれ堤防であれ、海底の様子を知っているほうが有利。しかし潜って見る事は難しいので、同じ場所へ通って、先輩から聞いた話や、釣りの実践で、潮回りとポイントの相関関係を徹底的に記憶します。これが、すなわち経験則。
私が師と仰ぐ仙人級の名手は、同じ磯に立っても、その日によって釣る場所が違います。まず潮を窺い、経験則を重ね合わせ、どのポイントをどう釣るか、時間や季節、水温、天候など、潮以外の因子を総合的に考え、釣りのイマジネーションを創り上げるのでしょうね。 たしかに仙人は、それで驚くべき釣果を挙げています。私も真似がしたのですが、やっぱり20年選手と4年のキャリアでは、決定的な経験が違いますよねえ。(笑) 私がブログに詳細なドキュメントを書き綴っているのは、その経験則を蓄積するために、釣りの当時の状況を克明に残しておきたいと考えたからでした。 どんな思考を辿り、どんな潮、天気、時間のとき、何をしたらどうなったか。そのとき名手は何をしていたか。これらを書き溜める事は、単純に仕掛けや釣果、潮の干満だけを記録するよりも、ずっと内容量が多いのですね。時には誤った釣り方をしていた事でも、後になって振り返れば(カッコ悪いですが(^^;)よく理解できると考えた次第です。
長々と書きましたが、50年以上のキャリアを持つ漁師でも、結局は「潮はわからん!」と言い放たれる潮。私の如きが屁理屈を並べて何が出来るでもないのですが、それでも一尾でも多く釣りたい、狙った通りに釣り上げたいと思うヘボ根性が衝き動かします。(笑)わはは
長々と失礼しました。m(__)m
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No.103 2009/07/03(Fri) 17:37:55
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● Re: 喰い波って / ゆうやパパ |
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むはっ^^;
お疲れさまでございました、流石でございます。 いやはやなんともですが、誘いに関しては小生もそれなりの経験則があるのですが、師匠の前ではコテンパです。 カゴ屋さんのおっしゃるように同じ釣り場でのキャリアの違いでもあるのですが、他の場所に行ってもそれなり以上の釣果を上げる師匠には太刀打ちできません、釣り場に通う事で積み重ねたスキルが十分いかせているわけでして、なんとか師匠の理論の上をいきたいとあがく訳です。
さて、少なくとも小生はカケ上がりなどは単に魚か寄りやすい場所と考えていたのが、他にもいろんな理由があることが解ってきました、これを利用しない訳にはいかない、潮の流れを意識した『喰い波』のような誘い(どんなんじゃい)を考えて実戦してみましょう、意外な結果が出るかドツボに嵌まって混乱するか試行錯誤の繰り返しでしょうが楽しいことには変わりは無くこれぞ釣りの醍醐味やもしれませぬ。
50年キャリアのスキルの塊のような漁師に『わからん』と言われたら『ニャハハ』と返すしかありませんが、わからんから面白い・・・・ですよね。
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No.104 2009/07/03(Fri) 21:35:46
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● Re: 喰い波って / はぐれ雲 |
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こんばんは、はぐれ雲です。
ゆうやパパさんの探究心、カゴ屋さんの釣りに対する造詣・・・いやはや尊敬に値します。
釣魚は追うものか、待つものか? 私の場合は子供の頃に佐賀平野に縦横に流れるクリーク(流れ堀)でのヘラブナ釣りに始まり、近所を流れる祗園川でハヤ釣りをした原体験が今の釣りに繋がっているような気がします。 基本的には?W待つ釣り”で、それなりに毎回違う工夫はするものの、餌をつけて釣り糸を垂れれば後はオチャカナサンやイカさんが回遊してくるのを待つのみ!!
何時も行く西伊豆・戸田港に行くときは先ず「夕映えの丘」に立ち寄り戸田港の全体を見渡します。そこからは潮の流れがくっきりと見えるのですが・・・ 単純に満月に近い時期の大潮の頃を見計らって釣行するだけで・・・
明日から今年6回目の戸田釣行です。 ま、私の場合は釣り(釣果?)は二の次?。 地元の方との語らいやBBQ、それに今度の釣行では地元の猟師さんと潜りのサザエ漁に行く予定です。
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No.105 2009/07/04(Sat) 20:34:35
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● Re: 喰い波って / ゆうやパパ |
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こんにちは、はぐれ雲さん
探究心って言うより単なるフェチです。ナハ 底フェチの小生は余分に這わせたハリスで誘いまくる釣りが好きなのですが『潮筋離れてるよな〜』とかも考えるわけで自然と流すほうが同調って点では良いかも?等と自問もしきりです。(苦笑)
『夕映えの丘』からの写真を見て羨ましくてたまりません、小生のHGは都会の中、手軽さはあるものの人工物の上でしか釣りをすることができないのです。 釣りのスタイルって言うより楽しみ方の違いを感じてしまいます。 これからも羨ましくなる釣行記楽しみにしております。
それはそうとして!先日の同行の女性の写真、奥様でしょか?お顔にタコの墨が付いておりますヨ・・・・・・・すいませんボケかましてしまいました関西人の性ですお許しを
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No.106 2009/07/05(Sun) 11:36:21
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