| SUPER STORM が入荷したという今日この頃に、今更という感はありますが、資金繰りしてやっと購入できたL500R Challenger の強烈照射を楽しんできましたので、レポートさせていただきます。
場所は、田んぼの中に建っている物流倉庫の白色壁面です。途中に障害物が何もないので、約100メートルの距離から壁面に対して垂直に光を当てることができます。また、周辺にはほとんど人家や街路灯がないので、壁面に余分な光が当たっていないため、ライトの光だけが確認できるという、絶好のロケーションです。 いつもは華やかな都会の市民(そうなんです。私は市民ではなく町民なんですよ… T T)に憧れているのですが、ライト好きにはたまらない場所に歩いていけるなんていう環境は、田舎暮らしで良かった〜 ということが実感できる希少な機会ですね。
で、、、持ち出したライトは、名だたる遠方照射系から、中心照度 29,000+Lux(1m)のL500R に対し、20,000Lux(1m)を誇る MRV Revolution SMO(Q5版)。Cree多灯系から、STORM(650lm版)。HIDから初期型 K500R(450lm)と初期型 K2000R(1800lm)です。
照射比較とは別ですが、先日の夜、塾帰りと思われるちんたらと走っている自転車の中学生集団を L500R 点灯の自転車で追い越したときのこと、後ろから「自動車じゃないじゃん!! 何、今の自転車!!」という正直な反応に、うれし恥ずかしというか、少し複雑な気持ちになりました。自分は、いい年をした大人ですが、正直に告白してしまうと「どうだ、凄いだろう」という大人気ない気持ちもあったというのが本当のところです。(^^;
普通の大人は、驚いてもあまり声には出しませんが、田舎の子どもとお年寄りは素朴なため、気持ちを素直に声に出してしまうので、反応が面白いですね。
まとめて時間が取れないため、レポートは細切れでアップさせていただきます。申し訳ありません。
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No.2374 - 2008/11/03(Mon) 08:56:15
| ☆ Re: L500R Challenger照射比較 / 走れメロン ♂ [東海] | | | | L500R vs Super Storm
某日、「Super Storm を購入したから照射比較しない?」と HOWA さんからお誘いをいただき、「こんなチャンスは絶対に見逃せません! 行きます行きます!!」ということで、思いがけない照射比較が実現することとなりました。照射場所は、人影も灯火もまったくない、某里山の山中です。
両機種の比較ポイントはたくさんありますが、一番気になるのは光量の差がどれくらいあるのかという点でしょう。
結果、、、 L500R ユーザーの皆さんご安心ください!! スペック以上に L500R は素晴らしいライトでしたよ!!
もちろん、光束の差があるので Super Storm の方が明るいのは間違いないのですが、性格の違いにより、普通の人が見た印象としては、たぶん L500R の方を明るいと感じられる方が多いのではないかと思います。 その理由として、L500R は Super Storm より大きな個々のスムースリフを使用しており、5灯にもかかわらず 7灯の Super Storm より大きなヘッドからよく集光された光を発生しているため、明らかに遠方照射性能に優れていることが挙げられます。そのため、見た目の迫力があることが L500R の強みだと思います。 一方、Super Storm はよりフラッドな性格のため、中近距離で視認性の高いライトに仕上がっていましたが、そのマイルドな性格が災いし、Hummer Head のように一見すると地味なタイプであり、損をしてしまうかもしれませんね。
光量については、迫力の L500R か実用の Super Storm かということで、どちらを選んでよいのか大いに迷うところです。
しかし、これは両者を同時比較したからこそ分かることであり、単独照射で使用している限りでは、どちらも十分すぎる高性能です。試しに遠くから照らされてみるという体験を二人でしてみましたが、自動車のライトと勘違いされることも納得できる明るさでした。それと、両機種を Lo で点灯して離れて見てみると、テレビなどで見かける手術室のライトのような感じで面白かったです。 ちょっと話が横道にそれてしまいますが、Hummer Head を 2本合わせて使用すると、スポット部分が大きくて周辺光が豊かなとても素晴らしい照射パターンになることを発見しました。
Hi/Lo/ストロボなどの切替などの操作系は、L500R の方が素直で使いやすいと感じました。
さて、光量と並んで重要な要素であるボディデザインですが、握りやすい筐体部分と、大きくてメカニカルで凄みをアピールしているヘッド部分が絶妙にバランスしている L500R の方が私は好きです。
まぁ、私の結論としては、かなり思い入れも入ってしまったようで、うちの子が一番かわいい!! という、なんだか親バカめいたものになってしまいました。申し訳ありません。 m(_ _)m
追伸 素晴らしい機会をつくっていただいた HOWA さんに感謝いたします。
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No.2501 - 2008/11/30(Sun) 16:32:00 |
| ☆ Re: L500R Challenger照射比較 / 走れメロン ♂ [東海] | | | | L500R vs K2000R
すでにカタログから削除されているモデルばかりで申し訳ありませんが、手持ち機種の中から L500R との比較に 35W HID のK3500R を持ち出したのでは同じ土俵とは言えないものですから、K2000R を対決させてみることにしました。
K2000R の登場は衝撃的でした。
早くからアナウンスはされていたものの、なかなか販売開始されなくてうずうずして待っていたものですが、登場したときの姿には本当に驚かされました。なんと、10W から 24W に格上げしたにも関わらず、サイズは K500R のままであり、写真には仮ボディを使用しているのではないかと思ってしまったくらいでした。
現物が家に届いて初めて点灯させたときの感動は、今でもよ〜〜く覚えています。たぶん、このような感動をもう一度味わいたくて、今でもライトを買い続けているんだと思います。 その後、K2000R は初期不良によって全品交換となってしまい、販売店的には大変な損害と苦労をされたと思いますが、このときの対応により、PLJ に対する信頼感は更に厚くなりました。
このような思い出のある K2000R ですが、性能的には今でも第一級の能力があると思っています。なにしろ、中心照度は 1m で 130,000Lux というとんでもない数値を叩き出していますから。以前にも投稿させていただいたことがありますが、K2000R を点灯させて歩いていたときに、通りがかった子どもが見て「あっ、ビームが出てる!!」と叫んで喜んでいたくらいインパクトがあります。
さて、本題の L500R との比較ですが、数値的には K2000R の圧勝です。また、体感照度も K2000R に軍配が上がります。 しかし、HID の光には特徴があり、大なり小なり各機種特有の色むら(けっこう美しくて楽しめますよ)が発生するようで、視認性という点からはマイナス要因となります。私の所有機にも3機種とも色むらがあります。普段はあまり気になることはありませんでしたが、単独使用ではなく LED と比較してみた場合には、随分と光の性質が違い、LED の見やすさが分かりました。また、中心照度が高すぎるピーキーな光は、近距離には使いにくいということもいえます。
L500Rは、HIDとの比較では、中心照度が高いにも関わらず、フラッドでムラのない対象物の認識性が高い光だといえます。また、点灯した瞬間から最高照度で使えることやバルブ寿命を考えながらの ON・OFF の必要がないこと、ほどほどの明るさでよいときには照度切替ができることなどの、実用上の利点が多くあります。
もともと K2000R は、発売時から過激なライトといわれていました。
なので、趣味で楽しむ(人を驚かせる?)ための K2000R と、毎日使える超高性能ライトとしての L500R というような感じになるのでしょうか。
自動車に例えると、LAMBORGHINI と AMG みたいなもの… かな?
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No.2389 - 2008/11/08(Sat) 08:56:13 |
| ☆ Re: L500R Challenger照射比較 / 走れメロン ♂ [東海] | | | | 大好きな HID の名誉のために追記します。
私の所有している K500R は最初期のもので、中国製バーナーを使用し、リフレクターはツルツルリフとデコボコリフの併用になっていますが、その後2回のバージョンアップによって大幅な性能の向上があったと記憶しています。
最初に、ヘッド形状がシンプルになるとともにリフがオレンジピール化された小改良がありました。その後、放熱口の開いたヘッド形状になるとともにバッテリーも変更されたモデルチェンジがあり、その際に中国製バーナーから米国の Welch Allyn 製バーナーになったことで、表記上は同じ光束ですが、実質は30%以上出力アップしています。 また、中心照度も、1m で 60,000Lux 以上という驚異的数値を叩き出すようになりましたが、このアドバンテージはライトの強力さを追求する人にとっては、非常に大きな比重を占める評価ポイントだと思います。
レポートで使用した私の愛機は、出力で 30% 低く、中心照度で10,000Lux 下回っている旧機種のものということを追記しておきます。
ですので、新しい機種ではもっと高い評価になるということと、光の性質が異なっているため、単純に優劣をつけるのではなく、驚異的な中心照度による迫力を求めるなら HID、使い勝手の良さと対象物の見やすさを求めるのであれば LED というような使い分けが必要ということが、より適切な評価ではないかと思います。
よろしくお願いします。
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No.2388 - 2008/11/06(Thu) 10:13:14 |
| ☆ Re: L500R Challenger照射比較 / 走れメロン ♂ [東海] | | | | l500R vs K500R
この初期型K500Rは、私が最初に PLJ 様から購入させていただいた記念碑的ライトです。
強力ライトといえば、まだ Luxeon 5w が代名詞で、せいぜい 100lm がやっとだった時代に、さん然と輝く 450lm のライトは、性能も価格も高嶺の花でしたが、ライト好きの店長様から親切にアドバイスしていただいて購入の決断をしたことを、昨日のことのように懐かしく思い出します。 そのときは、うれしくてうれしくて、毎晩 K500R を抱いて寝ていたものでした。
そんな K500R ですが、たったの450lm では、控え目表記でも 700lmもある L500R とでは勝負にならないのではないかと思えますが、そうでもないのが HID の面白いところで、光束は低くても、中心照度は 1m で 50,000Lux 以上もあったりします。 この照度の高さは、肉眼でもはっきりと分かるもので、中心照度だけなら K500R の方がはるかに高いですから、中心部の一点だけを対象として、どちらがより遠くの標的まで光が届いているかという勝負だけなら、K500R の勝ちでしょう。また、実際に照射してみても、そのことは確認することができました。
しかし、、、 ライトの進歩は早いもので、照射パターンのきれいさや、ムラがなくフラッドで対象物の視認性が高いという点で、さすがに最新型は優れていると言うことができます。
逆の面から言うと、HID はその中心照度の高さがあだとなって、視認性をスポイルしてしまっている面があるのかなというところでしょうか。
ということで、総合的に見るとほとんどの要素で L500R が優れているというのが、私の判断です。
では、更に強烈な光束を誇る K2000R だったらどんな勝負になるのか… というところで次に続きます。
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No.2383 - 2008/11/03(Mon) 17:54:55 |
| ☆ Re: L500R Challenger照射比較 / 走れメロン ♂ [東海] | | | | L500R vs STORM(650lm版)
ハイパワーライトの中にあっても、STORM の明るさは相当なものだと思います。HOWAさんにオフ会で見せていただき、強力な明るさだけでなく、Lo のランタイムの長さや、照射パターンなどのバランスの良さに惚れ込んでしまったことを思い出します。オフ会から家に帰ったら、たまたま R2版がタイミングよく(運悪く?)カート設定されていて、理性や財布の事情に関係なく、我慢できずに注文してしまったほど印象の強いライトです。
このライトで、650lmの凄みをまざまざと実感させられたものでした。
小型とはいえないライトですが、購入後ずぅ〜っと Eagle2 SSC P7 とともに STORM を EDC してました。今は L500R ですけど…。こんな大きなライトをいくつも毎日持っているなんてバカみたいだと思われそうですが、一度帰宅途中で火災出動があり、暗くなってから 100lm クラスのライトしかなくて悔しい思いをしたことがトラウマとなり、それからは昼間でも手放せなくなってしまいました。(T T)
まぁ、それはさておき、、、 L500Rの公称700lmは、明らかに過小評価(過大評価は問題ですが、なんでこんなにドイツ的な控えめ表記なんでしょうね?)だと思います。
L500R と STORM を並べて同時点灯してみると、その明るさが肉眼でも明らかに違うと分かります。最近では50lmクラスのライトというのは数多く発売されていますが、この差はとてもそんな程度で埋められるものではないですね。
ではどれくらいかというと、非常にアバウトですが、ちょうど STORM のホットスポットに MRV のホットスポットを重ねると同等という感覚です。そうすると、「おそらく900lmオーバー」という記述も十分に納得できる数値ではないでしょうか。 人間の目が、明らかに明るさの差を感じられる程度の差というのは、ライト性能の差としてはかなり大きくないと判別できないらしいので、lm値にすると相当の開きがあってもおかしくないと思います。
防犯パトロールでは、Hi で1時間連続点灯させて使用していますが、10月の使用では気になる発熱も問題なく、実用上の支障もありませんでしたので、単なるネタライトではなく、ガンガン使うことができます。
こうなると、LED では敵無しなので、比較対象は HID しかなくなってきますね。
続きます。
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No.2382 - 2008/11/03(Mon) 15:45:03 |
| ☆ Re: L500R Challenger照射比較 / ライト好きの店長 | | | | 走れメロン様
お世話になります。
貴重なレポ有り難うございます。m(_ _)m 100m先を照らせるのは良いですね。羨ましい限りです。
よろしくお願い致します。
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No.2377 - 2008/11/03(Mon) 10:26:47 |
| ☆ Re: L500R Challenger照射比較 / 走れメロン ♂ [東海] | | | | L500R vs MRV
一般的には実用的でないと言われている MRV ですが、中心照度が高くてホットスポットの小さい遠方照射系ライトは、レーザーポインター的に使用できるため、消防団の夜間訓練でのホース延長・走行経路等指示や、夜祭りなどの夜間イベントで車両誘導する場合には、とても重宝しています。(だからと言って、実用的ということではありませんが…) その場合、タクティカルスイッチでないとフラッシャーのように光を流すことができないため、今の時期は MRV をよく使用していてすぐに持ち出せるので、遠方照射系からは MRV を選択しました。
250lm over のライトはほかにもありますが、集光していないと100m先の標的確認が難しいので、実用的で使いやすくて大好きな HummerHead や Eagle2 P7 は、今回の対象からは外しています。
MRV は本当によく飛びます。
街路灯などがあると、周辺の光にかき消されてしまい、よ〜く目を見開かないとライトの光が確認できないケースが多いものですが、今回の場所は標的の建物が暗いため、100m先からの照射でも対象が照らし出されたことがはっきりと確認できます。よく形容されるように、大型のスムースリフによるビーム状の光線は、痛快という一言に尽きます。
が、、、L500Rは更に凄い!! の一言です!! (ちょっとテンション上がりすぎ… かな)
MRV が鋭いビームなら、L500R はぶっといロッドといったところでしょうか。ホットスポットが大きく、中心照度も明らかに高いことが一目瞭然です。1m照度の差が 20,000Lux と 29,000Lux ということで、スペック上からは当然と言えば当然なのですが、遠方照射なら負けないかも、、、 と思っていた MRV を、これほど見事にねじ伏せてしまうとは予想外でした。
これは気持ちいいですよ〜!!
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No.2375 - 2008/11/03(Mon) 09:59:43 |
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