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草心庵BBS
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ストレス・テスト
/ 結構仮面
引用
福島原発事故で、日本という国の体質、そして日本人の性格が、色々浮き彫りになってきた。
未曾有の、強烈なショックが日本を揺さぶった。 その振動で、見えなかったものが見えてきた。
でも、この衝撃波によって引き起こされた反射は、まだ一部であって、全てではない。
これからさらに、様々な映像を、描き出してくれるだろう。
不謹慎とおしかりを受けるかもしれないが、福島原発事故は、日本という国家や民族に対するストレス・テストだった。
経済産業省、文部科学省、厚生労働省、各都道府県、学会、マスコミ、政府など、日本の骨格を形成している組織の、平時には隠されていた性格が浮かび上がってきました。
その他、東京電力はもとより、九州電力などの振る舞いを通して、日本の電力会社もよく分かりましたね。
普段はあまり話題にあがらない地味な会社と思っていた電力会社。 この電力会社の地域社会における影響力。 監督官庁との骨がらみの関係。
GNP世界第2位に上り詰めた日本。 この状態が、日々、いかに膨大な電力(ヨーロッパ数カ国分)を消費していたか、初めて気がついた。
その消費が育てた巨大な電力業界は、無競争の公益企業ということで、その実体が透明人間みたいになっていた。
見えてきた物、よくも悪くも、これが日本の社会。 日本人。
残念ながら、このテストは一過性ではなく、今後数十年は続くでしょうね。 放射能汚染は様々な問題を長期にわたって、社会に投げかけてくる。 原発再稼働も、原発削減も電力節約も、同じように息の長い問題をわれわれに突きつけてくる。
朝顔の植木鉢、お茶漬け、ひとっ風呂浴びて汗を流す。 日本人だってねえ、ソバ喰いねえ。
日本人、どう変わる? 変わらない?
h
No.820 - 2011/07/16(Sat) 21:00:55
★
流れが変わった
/ 結構仮面
引用
今朝、テレビ朝日の「 Sフロントライン 」を見ました。
退職勧奨を受けている、経産省大臣官房付の古賀茂明氏と複数の参加者による原発問題討論会。
古賀氏は「 日本中枢の崩壊 」を出版して経産省の獅子身中の虫となっている人物です。
うーん。マスコミの雰囲気が違ってきたのかな。
古賀氏はハッキリと「 東京電力から天下りポストを用意してもらったりして、東電との癒着が著しい経産省官僚には原発再稼働がまずありきで、本当の安全対策を実施できない 」という趣旨の発言をした。また「 地方における、各電力会社の力というのは突出している 」とも言っていた。
こういう発言を民放が流すなんて、“ どうかしてるぜ ”じゃなかった、驚きですね。
夕方、録画しておいた「NHKスペシャルシリーズ 原発危機」の1と2も見ました。
ここでは緊急アンケートが紹介されて、
・原発再稼働に過半数を遥かに超える反対
・政府の安全対策を信用しないも大多数
という結果。
うーん。 意外。 御用学者を動員して、節電の苦しさを味あわせて、原発擁護の機運を盛り上げようという流れは終わったのかな。
事故直後は、まだまだ既存の「 東京電力 + 経済産業省 + 御用学者 」のゴールデン・トライアングルで事態をまるめこもうという流れが強かったけれど、だんだん、その力が衰えてきたみたいだ。
「 まず再稼働ありきで、それにあわせた言葉だけの安全宣言はおかしい 」
「 原発による電力がなければ、耐えられないくらい生活が不便だ。そして経済が沈滞する。― こういう論法はおかしい 」
という認識が明確に打ち出される結果になりましたね。
まったくその通りだけれど、それが通らないのが日本の政治・民衆のレベルだ、と僕は悲観していたのだけれど、日本人の民度は僕が思う以上に高かったということだ。
最初はもたもたして、長いものに巻かれる風にみえたけれど、この狭い、弓なりに反った、華奢な日本列島を、やはり日本人は愛していて、
○ 孫子の代を越えて国土を汚染させるような事態は許さない
○ 日本の美しい山河を守るためには、たとえ貧しくなったっていい
という覚悟というか機運が、しずかに顕在化してきたと思いたい。
自分の不明を恥じなければならない。 俺は物事を分かっているけれど、大多数は分からないんじゃないかと心配していた。 傲慢だった。
これからまだまだ、右に左にと世論は揺れるかもしれないけれど、最終的に
○ 科学的に妥当な安全性を確保できなければ、原発の再稼働は認めない。
○ 環境にでた放射性物質は徹底的に除染する。 見ぬもの清し、ではない。
この2つの原則は、多分達成できそうだ、という気持ちになってきました。
No.819 - 2011/07/10(Sun) 22:32:06
★
金太郎アメ
/ 結構仮面
引用
マスコミが「 妥当、じゃなかった、打倒 菅直人 」一色になっている。
どんな事でも、総理の無能、房総、じゃなかった暴走、勝手な人気取り、と報道される。
僕は、べつだん菅直人支持者ではないけれど、この一辺倒ぶりには恐ろしくなります。
本来、「 事実の報道 」と「 ニュース解説 」は峻別されるべきものなのに、おまぜゴハンみたいになって、媒体から垂れ流されている。
しかも、各社おんなじトーン。
愚妻は、ストレス・テストを突如総理が発表した、というTVニュースを見て、
「 なぜ菅は辞めないの。 ったくしぶといんだから 」
と憎々しげに言った。
もう完全に、マスコミに洗脳されまくり。
だいたい彼女はストレス・テストの意味も知らないし、原発の構造もリスクもほとんど理解していません。
それでも、こうなっちゃうんですね。
恐るべし、金太郎アメのマスコミ報道。
僕 「 大馬鹿者! 内容も知らずに総理様を批判するんじゃない。 畏れ多いことじゃ。 」
愚妻 「 なによ! 知ってるわよ。 」
僕 「 知ってるだと。 この口が、この口が知ってると言っているのか! 」
愚妻 「 ぎゃ〜 」
いやはや、とんだ修羅場になってしまいました。
世界が平和でありますように。
No.818 - 2011/07/08(Fri) 20:34:04
★
2度目の唐突
/ 結構仮面
引用
菅総理がまたやってくれました!!
○ 全原発にストレステストを実施する
前回、突如「浜岡原発の停止」という決定を下しました。
これに続いて2回目の唐突な決定。
僕は、これを良し、とします。 2回の、唐突だけどグッドな決定。
3月11から数えたって、こんな短期間で、まともな原発強化工事が完了するわけがない。
弥縫策の上に、ほとんどやりかけ。 完了したのは電源車の配備だけ。
科学的根拠の無い安全宣言には、なんの意味もないんだから、もしこれでどんどん休止中の原発が再稼働するようじゃあ、日本も本当にお終いだなと思っていました。
浜岡原発停止に科学的根拠はあるの? という人もおられるでしょう。
日本の原発は、立地を別にしても、時代おくれのボロボロなんだから、「首都に近いから、とりあえず停止」という理由は、科学的ではないけれど、大人の判断として極めて正常です。
でも菅総理は何故このような蛮勇をふるったのかな? 実に不思議です。
彼一人の独自の判断なのかしら。 それとも、誰か、あるいは何らかの集団から強く要請を受けたからなのか?
僕は、菅総理には、自分一人で、こんなゴリ押し決定を出来るほどの肝っ玉は無い、と思えて、ひょっとするとアメリカからの極秘裏の強いプッシュによるのかな、なんて考えたりしました。
僕の認識は、もし、定期点検終了の原発を次々と再稼働させていったら、数年以内に少なくとももう一つくらい大規模事故を起こす原発が必ず出てくる、ですね。 ( 津波なんかなくても、震度5くらいでイッちゃう原発がありそう )
もう1回、別の場所で原発が放射性物質を大量にまき散らす事故が発生したら、日本は完全にガタガタになる。 経済的にも社会的にも。
( 今でもギリギリ )
アメリカもこういう認識に立っているのではないだろうか。
・そうなったら日本を対中国政策などに使えなくなる。
・日本からアジア地域での軍事費用を吸い上げられなくなる。
・また、アメリカの原発運営にも悪い影響がでる。
などなど、色々アメリカの国益を考えて、もう少し、キチンと補修し、危機対策を完了させてから、再稼働させた方がいい、という結論になったのではないか、と想像をたくましくしてみました。
いい読みしてる、と思える一方で、そう断定するには、僕の心のなかでも、若干無理な点もある。 うーん、どうだろう。
もし、総理が一人で、考え決断したのなら、自分の政治家生命の為にしたとしても、「 やっと一国のトップとしての根性でてきたじゃん 」と、その点だけは評価したい。
No.817 - 2011/07/07(Thu) 22:19:51
★
絵に描いたような・・
/ 結構仮面
引用
見るからにヤクザ者という風体の人っていますよね。 あるいは、水商売と一目でわかるオネイチャンとか。
今日は、一目で、というか3分話しを聞いただけで“御用学者”と分かる人を見た。
いやー、これほど、まんまなのは貴重ですね。
今日(7月2日 土曜日)NHKの「ニュースの深読み」に出ていた。
低線量(100ミリSv以下)の放射線被曝についての啓蒙番組。
専門家として3人の学者が登場したんですが、うち二人が絵に描いたような御用学者。
・東大名誉教授 唐木 英明(からき ひであき)先生
・日本赤十字長崎原爆病院院長 朝長 万左男(ともなが まさお)先生
・琉球大学 矢ヶ崎克馬(やがさき かつま)先生
上の二人が御用学者。唐木君と朝長君です。
矢ヶ崎先生はTV慣れしていなくて、口べた。とつとつと低線量でも、特に内部被曝は注意しないといけないと話していた。
唐木先生は「とにかく、100ミリシーベルトより、受動喫煙の害の方が大きい、これを覚えていて下さい」だと。
朝長先生の具体的発言は忘れちゃったけど、100ミリシーベルト以下なんてどうってこと無い、という内容。
どうして矢ヶ崎先生を呼んだのかと不思議に思った。
低線量心配派をコケにするために登場させたのか、単に公平を期すために読んだのか。
番組は、誰が見たって、唐木、朝長の言ってることに学者としての誠意がなくて、矢ヶ崎の話しが妥当だと思うような雰囲気になっていた。
NHKのディレクターも、良心的で、上から命令された、「 心配ないさ 」という趣旨の番組を作るふりをして、実は御用学者の卑しさをさらけ出さす意図だった、とも考えられる。 それだったら凄腕だなあ。 それとも偶然かな。
唐木 英明君の経歴をウイキペディアで調べてミソ。 「 ああ、こういう人が御用学者なんだ 」と良く分かります。
学者として一家をなせないけれど、官庁に迎合して、学会ゴロとして生きてゆくタイプの典型じゃないかな。
放射線の専門家でもなんでもない人間を上の指示で呼ばざるを得ない。 良心的に番組を作ろう、というディレクターは辛いね。
No.816 - 2011/07/04(Mon) 19:53:55
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アハハハハ
/ 結構仮面
引用
面白い表現2つ
(1) 橋本知事(大阪府が)、の言葉
○ 霊感商法の経産省、やらせの佐賀県
これは、九州電力の玄界原発再稼働にからんで、海江田大臣と佐賀県知事を評した言葉です。
霊感商法という言葉が言い得て妙。
科学的データも無く、「大丈夫、安全です」と言い切るのが、まさに霊感としか思えない、ということですね。
ハハハハハ、笑っちゃいました。
(2)映画「ナイト&デイ」 ( 今日みたDVD。 コメディタッチのアクション映画 )
○ 「 政府の人間から、安全、安心と言われたら、油断してはいけない。 相当ヤバイということだ。 」
トム・クルーズがキャメロン・ディアスに言うセリフですけど、思わず笑っちゃいました。( 笑うの日本人だけかな )
No.815 - 2011/07/01(Fri) 21:06:33
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なぜ急ぐ?
/ 結構仮面
引用
なぜ急ぐ?
福島原発事故の後でも、原発の再稼働や新設を進めようとしている人達がいます。
?@ 原発の必要性をアピールするための電源隠し( 25%の節電が必要なんて大ウソ。最悪でも5%で充分。 それだけの電源を東電は持っている )
?A 九州電力の玄界原発再開のための住民説明会。( たった7人の住民を集めて実施 )
?B 放射能汚染の矮小化のためのあれこれ 等等
明らかに、経済産業省が音頭をとっているけれど、どうも釈然としません。 釈然としないのは、そういう行為が納得できないというのではありません。 経産省の動機が解らない、ということですね。
原発を急いで再稼働させなくても、経済産業省は痛くも痒くもない。 姑息なことが明らかな手段を使ってまで、原発再開を急ぐ理由が分からない。(悪い理由でも、利己的な理由でも)
敢えて教科書的に理由を考えれば
○ 日本の産業力を低下させないためには、早急な原発再稼働が必須であるという喫緊で長期的戦略認識により、敢えて泥をかぶってで
も原発を再稼働させねばならない。
うーん、この理由は信じられないなあ。 こんな短時間で、そこまでの見通しをしっかり立てたとは思えないもの。
では、原発関連産業(日立、東芝、三菱重工など)に配慮して?
どうもリアリティーが無い。
政治家? これも納得できない。 例え彼らが再稼働で儲かるとしてもね。
老いも若きも、金持ちも貧乏人も、大企業も、東北や関東の放射能汚染は大変なショックだった。
日本の既存の原発が世界一老朽化していること。 原発の機能が相当もろくなっていること。
おまけに立地の危うさも、みんなよーく解ったはずだ。
日本の空と海と土地を、100年以上汚染させることになった原発事故。
だから、様々な人の損得勘定を越えた、嫌悪感と恐怖感と喪失感を引き起こしたはずですね。
官僚トップだって、東京の汚染状況を見れば、個人的な気持ちで、原発再稼働を慎重にしたいだろうに。
なのに何故? どうしてそんなに急ぐのか?
この疑問がどうしても解けません。
どんな信念で、あるいはどんな打算で動いているのか、是非知りたい。
決して非難しないから教えて欲しい。
No.814 - 2011/06/29(Wed) 21:32:50
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歴史の無い国
/ 結構仮面
引用
「感動中国 おんなひとり千里をゆく」(谷崎光 著 文藝春秋 2010年発行)
この本はとても面白かった。
中国の名所を巡りながら、今の中国の一端を生き生きと掴み出す筆力というか、感受性というか、目の付け所に感服しました。
どこの国を対象にしても、その国の有名な名所旧跡を巡る文章を書いて、その中で、その国の実体を浮かび上がらせるというのは難しい。
どうしても、美しいとか、歴史の厚みを感じるとか、そんな風になってしまう。
故事来歴のおもしろさとかね。
逆に考えると、中国という国は、まだ物事がむき出しになっていて、玄関を開けたら居間が丸見え、ということかもしれない。
その生々しさを見逃さない視線がある。
それと、関西人らしく、文章が明るく軽いのがいいですね。
著名な作家の中国旅行記とか学者の書いた中国論より、ずっと本質に迫っている。
中国というとどうしても歴史の厚みに振り回されてしまう。 これがマチガイの元だと僕は思う。
中国は、極端に言えば、歴史の無い国だ。 日本人は漢詩や論語や歴史物語に親しんでいるので、どうしてもそこから理解しようとしてしまう。
現代の中国を理解するには、春秋戦国時代や三国志の時代を忘れたほうがいい。 孔子様も諸葛亮孔明も忘れること。
いや、中国にも長い歴史がある。 それは教科書とは別の歴史だ。 それが今の中国を形作っている。
No.813 - 2011/06/18(Sat) 00:21:34
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ゴミ捨て場を作ろう
/ 結構仮面
引用
○ 東京都、100ヶ所で放射線測定
○ ホット・スポットを探せ
昨日、こんなニュースが流れた。
僕は、
(1) 東北と関東でホット・スポットを探し、場所を特定する。
(2) そこを除染する(表土を剥ぐ、ゴミを集める、コンクリートなら水で洗う等)
この二つを地域住民を挙げて、大々的に取り組むしかないな、と思っていた。
でも、「東京都はなかなかやらないだろうな」とも思っていた。 でも意外や意外、一気に動き出したみたいで、ホット・スポット、じゃなかったホットした。
中部大学の武田教授がかなり以前から指摘していたように、
・ 一度環境に放出された放射性物質は、煮ても焼いても無くならない。
・ 火山灰と同じようなものだから、掃除をするに限る。
さらに武田先生は、原子炉のことは専門家に任せておけばいい。われわれ市民の出来ることは「 奴(放射性物質)を探して掃除しよう 」
と、解りやすいキャッチフレーズで呼び掛けていました。
次の問題は、除染で集めた表土や落ち葉やゴミを捨てる場所の確保。 こういうゴミをそこらで燃やしたら、もう一度セシウムを空気中にばらまくことになります。 秋の落ち葉の季節になったら大変だろうな。 ( 乾燥した茶葉と同じ )
僕の住んでるマンションのベランダに素焼きのプランターがいくつか放置されていて、今は土だけが入っている。
聡明な僕は、1000ベクレルはあるな、と見抜きました。
僕 「 おい、あの土を捨てなさい 」
妻 「 どこへ? 」
僕 「 マンションの裏の木立の隅でどうだ 」
妻 「 だめよ! 川に捨てましょう 」 ( すぐ近くに隅田川の上流が流れている )
僕 「 何を言うか! 環境破壊だぞ 」
妻 「 あなたこそ 」
うーむ。どっちもどっちの馬鹿夫婦ですね。
日本も生活ゴミの収集・処理については、長い年月をかけてそこそこのシステムを整備しましたが、放射能ゴミ処理システムは全くありません。
捨てる場所がなければ、掃除のしようもない訳で、 近所の人気のない場所に、何時の間にやら土の山がたくさん出来ることになりかねない。
No.812 - 2011/06/16(Thu) 20:09:42
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日本人は日本人
/ 結構仮面
引用
「 当局は、放射性物質による汚染の現状を隠しているのではないか 」
「 当局の発表する放射線量は信用できない 」
「 学者がいうこの程度は安全、と言う話しは信頼できない 」
こういう批判があります。
なんとこれらは、根も葉もない風評ではなく、事実に基づく批判です。
(1) 最初の水素爆発の時に、SPEEDIの汚染予測を握り潰して、飯館村に象徴される、初期の大量被爆を引き起こした。
→ 最初で最大の被曝。 こういう時の為に、数百億円かけて構築したシステムなのに。
(2)現在公表されている、各地の放射線量は、地上20メートルとか15メートルとか、今の状況にそぐわない高度での観測値。
→ 鳥の被曝量を心配してるのか! というツッコミを入れたくなります。
(3)食品の放射線検査において、魚は頭、内臓、骨を除いてからおこなう。 野菜はよく水洗いしてからおこなうように、という指示が厚生労働省からでている。
→ 検出される放射線量をできるだけ少なくしようという意図です。
それに、取り除いた内臓や、洗った水の放射線量を計らず捨てたら危ないだろう、とは考えない。
「 計らない 」=「 放射線は無い 」という論理でしょう。 見ぬもの清し、ですね。
こういう例は、数えていたらキリがありません。
では、何故、こんな非合理的なことが、この先進工業国、文明国である日本でまかり通るのだろう? と不思議に思いませんか。
< 答 >
わが日本は、先進工業国ではあるけれど、実に「 非科学的国民性 」の国だからです。
わが日本人の性格は、「 理 」より「 情 」、「 事実 」より「 気分 」、なんであります。
明治以降の自然科学の勉強なんて、まあ、付け焼き刃。
日本人は、そんなに遅れた民族ではないぞ! と怒ってもダメ。
福島原発事故が発生してからの経過が、明白に、このことを証明しているのですから。 ( 発生以前の原発管理もそうだったけど )
こういう大きな、深刻な事態が発生して、初めて、ほんとうの国民性があきらかになるんですが、それでもまだ自覚しないでしょうね。
国民性は数千年の歴史の中で血肉となった属性ですから、失敗したって、理性的な判断で、さっと変えられるものじゃない。
( 太平洋戦争で300万人という犠牲をだしても、国民性は変わらなかったんだから。 )
日本人は、日本人らしく生きるしかない。 日本人らしく運命を切り開いてゆくしかない。
そうです、明治維新も、それに続く産業革命の光と陰も、第二次世界大戦も、2発の原爆も、その後の経済成長も、みんな日本人らしさで切り開いて進んだ結果です。 良くも悪くも、民族性に忠実だった。 反省なんか一部の評論家の自己満足だった。
僕は、そう思いつつ、でも、あえて批判を止めることができない。 自己満足のために。
.
No.811 - 2011/06/02(Thu) 20:21:14
★
初カツオ
/ 結構仮面
引用
二日前の夕方のニュースで、築地魚市場への初カツオ入荷が流れていました。
黒潮に乗って北上してきたカツオを千葉県銚子沖で獲ったそうだ。
大皿に盛ったカツオの刺身の映像もアップで入っていて、「 美味しそうですね 」、という明るいニュースになっていた。
築地の人が、「 でもカツオはやはり気仙沼が一番。6月に漁獲したものは一段と脂がのって美味しい 」と語っている。
ここで場面は、気仙沼に切り替わる。
気仙沼港はまだ津波のダメージから回復していないけれど、港市場の人が、カツオを入れる容器を水で洗浄したり、製氷機の試運転をしている場面。
仙台市内の日本料理屋の女将が「美味しいカツオが待ち遠しい」と明るく話す場面でお終い。
確かに、美味しそうなカツオだけれど、気仙沼まで北上する間に、茨城沖、福島沖でエサをたべながら成長するわけだから、どのくらい放射能に汚染されるか、誰だって気になるところだ。
でもニュースは、一切放射能汚染の可能性には触れないで、楽しい初夏のニュースに仕上がっている。
こういう配慮、自主規制、日本人だなあ!
僕は、空気中に放出された放射性物質の量より、海中に入った分のほうがずっと多いと思っている。 空から降下した分もプラスされるしね。
北から下りてくる、プランクトンを豊富に含んだ冷たい親潮と、南から上がってくる暖かい黒潮が、福島沖で合流する。
だから、この辺りから三陸沖が日本有数の漁場になっている。 美味しい魚、海草、貝などの宝庫だ。
もし汚染されていたら、津波の被害から立ち直ろうと、必死の努力をしながら、漁の再開に希望をつないでいる漁師さんたちを、たたきのめすことになる。
でも、やはりここは、歯を食いしばって、検査を優先しなければならないだろう。
○ 全ての海産物は、毎回、全量放射線の検査をしよう
○ 規制値以下でも、計測された数値は全て公表しよう
汚れを直視するところから始めよう。 「見ぬもの清し」ではいけない。
その上で、智恵を出して、日本全体の問題として、解決あるいは対処を考えるべきだと思う。
、、、、、漁を止めて、魚の数を回復させるチャンスと考えることもできる。
、、、、、不足分は、どこから輸入すべきか。 その取扱いを東北の漁師組合に任せてもいいじゃないか。
、、、、、日本の漁労技術や養殖技術を活用して、南米その他の魚資源の開発に関心のある国とタイアップする。
などなど、
ともかく、「背に腹は代えられない」、ではなく、国家の後押しも入れて、正攻法の打開策を実行すべきだろう。
そのためのコストなら、日本人全部でかぶっても納得ができる。
No.808 - 2011/05/27(Fri) 20:42:31
☆
Re: 初カツオ
/ SKYWALKER
引用
結構仮面さん
初かつおの季節ですね!今年は、紀伊半島周辺漁場で戻りかつおのように、大型で油の乗ったかつおがおよそ半世紀ぶりに大漁のようです。
ご指摘の通り、やはり回遊魚は、汚染海域を泳いでいるのでしょうから、善良検査と検査内容の全面開示は絶対やるべきでしょう。
一方、昨晩、初かつおを肴に宮城と岩手の酒で一杯やりました。
参加したメンバー全員、放射汚染のことなど忘れてあっという間に目の前の初かつおの刺身をたいらげました。
やはり日本人は、そうした季節感ある食に敏感なようです。
早く、何の心配もなく日本が誇る素晴らしい食材を食べられることを祈るばかりです。
No.809 - 2011/06/02(Thu) 17:11:48
☆
Re: 初カツオ
/ 結構仮面
引用
SKYWALKER さん
相変わらず、美味しい生活をしてまんなあ。
小生なんか焼き茄子に冷や奴で晩飯ですよ。酒も飲まずに。
No.810 - 2011/06/02(Thu) 19:57:37
★
計算してみました
/ 結構仮面
引用
お茶の葉から放射性物質検出
・神奈川県の「足柄茶」の生茶葉から1キロ当たり550から570ベクレルの照射性セシウムを検出。
・生茶を乾燥させた「荒茶」では約3000ベクレル。
・さらに飲用茶にするとぐっと減って100ベクレル。
こういう報道がありました。
100ベクレルなら基準値以下だから、いいじゃないかという声があるらしい。お隣の静岡県は「荒茶」の検査を拒否という話しだ。
京都府はやったらしい。 全部のレベルでセシウムは無かったですと。 そして、継続的に検査を行い、全部発表するとのこと。
出ないところは熱心に検査と開示。 危ない所はやらない、ということになりました。
これでは話しが「 逆 」だけれど、これが赤裸々な人間性なんでしょう。
< 計 算 >
ここで僕もちょっと計算をしてみました。 (計算は苦手だけど)
例えば500ベクレルというのは、1秒間にセシウムの原子核が崩壊して、放射線が出された回数。
言葉を換えれば、そこに原子核が崩壊したセシウム原子が500個のあったということですね。 当然まだ崩壊していないセシウム原子もそこにある。
( 「 ゴキブリを1匹見つけたら、 家の見えないところに30匹いると思いなさい」 というコマーシャルがあった。 )
セシウムの半減期は約30年。 もし720個のセシウム原子がそこにあれば、30年以内に半数の360個のセシウム原子の核が崩壊するということです。 30年で360回の崩壊なら1年間では12回の放射線発射、1ヶ月なら1回となりますね。
1ヶ月に1回、放射線が発っせられるなら、たいしたこと無いと思うけれど、でも、これは元の個数を720個としたから。
<そこにあるセシウム原子の数>
では、1秒間に500個の原子核が崩壊する( 500ベクレル )ためには、半減期30年のセシウム原子が何個あればいいんでしょうか?
答え、約9500万個です。 もうちょいで1兆個。 検査した、茶葉1キログラムに9500万個のセシウム原子が付着していることになる。
いやーすごい量ですね。
h
No.806 - 2011/05/21(Sat) 23:57:25
☆
Re: 計算してみました
/ 結構仮面
引用
< 内部被爆 >
例えば100ベクレルならいいじゃないか、と言っても内部被爆の場合は違う。 口に入れた人の体内に原子が留まってしまうから。
空気中に浮遊しているセシウム原子の崩壊ならば、500ベクレルと言っても、空気が流れれば、離れてしまう。
別の場所に移動したら無いかもしれない。
でも口の中に入れて仕舞えば、ヨウ素の8日間と違って、セシウムは30年間だから、少なくとも15年間自分の体の中で毎秒100回放射線を出し続けることになる。
< お金の貯まるのはいいけれど、セシウム原子の溜まるのは・・・>
さらに言えば、体内に蓄積するものだから、 20ベクレル分の原子を10回飲めば、体内では合計200ベクレル分の原子が溜まる。
100回飲めば2000ベクレル分の原子が溜まることになります。
1回1回は基準値以下でも、体内のセシウム原子の数は足し算で増加してゆく。
これが、30年という長い半減期を持つ、放射性物質を体内に入れることが恐れられる理由ですね。
こう考えると、基準値以下だからOKと主張するのは、どうも幼稚だし乱暴だと思います。
* ベクレルは食品1キログラム当たりの数値ですし、セシウム原子もかなりの量が100日だか200日だかで対外に排出されるらしい。
* そういう細かな部分は省略しての話しです。 厳密になさりたい方は、電卓でチャレンジしてみてね。
No.807 - 2011/05/22(Sun) 00:08:20
★
東日本大震災の裏側で
/ SKYWALKER
引用
結構仮面さん
ご無沙汰です。
連休を使って仙台を中心に被災地に出かけてきました。
往復には新幹線を使ったのですが、なんと非常に込んでおりました。特に、18席とはいえ、はやぶさのグランクラスは常に満席でした。これも、グリーンとの差額が義援金となるからでしょうか?
一方、被災地への旅で気づいたこと知ったことを、既に皆さんもご承知でしょうがメールします。
?@地震で新幹線はキチンと停止する。:私の乗っていた新幹線も福島付近で震度4の地震に出くわしましたが、ゆっくり上手に停止しました。本当にJR新幹線の技術に敬服です。また、福島あたりから、民家の屋根がブルーシートで覆われています。瓦が不足していて修繕できないようです。
?A仙台市内のビル:外見はなんともなさそうなビルに危険マークが結構知いています。4月の大きな余震で相当のダメージがあったようです。本当に危ない。また、県庁の災害事務所の自衛隊の方は、常にヘルメット持ってました!!
?B仙石線は、未だに日中3本/1時間程度です。仙台周辺では、多賀城の被害が深刻です。松島は、それなりに景観を取り戻しつつあります。
?C3/11津波が起こったときの真実:実際には、津波から逃げる車に避難する人が相当ひかれ、そのまま津波に流されたという痛ましい話を多く聞きます。
また、停電中の市内では、十数件のレイプ事件もあったとかで、若い女性は外出に不安を感じているようです。さらに、半壊家屋を中心に、中国人の大窃盗団が夜な夜な出没して、金品を盗んで去っていた模様です。
このようなことは、阪神淡路大震災でも報道されていましたが、今回は原発のニュースがそれを上回り、被災地の身近な実情が正確に報道されていないように感じました。
さらに、石巻や岩手の陸前高田、釜石あたりの避難所の状況は本当に深刻です。
私も、ジャパンハートという医療支援団体の応援を通じて被災地の応援をしていますが、少なくとも5年くらいのスパンで支援しないと意味がないことが良く分かりました。
仙台市内で結構仮面さんと酒を酌み交わしたころに戻るまで東北地方を応援したいと思います。
頑張れ! 東北 !!
No.804 - 2011/05/12(Thu) 16:51:53
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Re: 東日本大震災の裏側で
/ 結構仮面
引用
SKYWALKERさんほんとうにご無沙汰です。
ボランティア活動さすがですね。 行動力を伴った正義感には感服いたします。
SKYWALKERさんが、直にその目で御覧になった状況は凄まじいものですね。 言葉もありません。
僕が仙台を離れる2年前には、30年以内に仙台沖大地震が起こる可能性は100%。 3年以内では80%という話しがありました。
結局、その予測が出て6年後にこんな事態になったんですね。
でも、日々働いている庶民にとっては、こういう情報に接して、不安を感じても、ほとんどどうしようもなかったですね。
仙台から逃げることはできません。
みな、何ごともなかったような顔で、普通の日常生活を送っていました。
僕が勤務していた会社の先輩が福島南部の海岸沿いの亘理という所に住んでいました。 定年間近な方で、亘理町のすばらしさを話していたのを覚えています。
冬も温暖で、美しい田園地帯と海が近く、休みの日は昼間にお風呂に入り、海風に吹かれる心地よさを語っていました。 でも報道で見ると、亘理町は津波にさらわれて、跡形も無いようでした。
地震と津波だけでも大変なのに、福島の原発事故という、なんとも形容し難い巨大な人災が進行中。
日本が乗り越えるべき試練の大きさに、立ちすくむような気持ちです。
( 圏外にいて、無事な僕が、立ちすくんでどうするんだと思いますけど )
SKYWALKERさん。 日本、FORWARD! ですね。 立ちすくんでは情けない。
No.805 - 2011/05/15(Sun) 00:12:42
★
浜岡原発停止
/ 結構仮面
引用
総理の要請で浜岡原発の停止。 久々にグッドニュースです。
こういう決断こそリーダーに求められる資質でしょうね。 菅総、とりあえず誉めてあげる。
○ 法的根拠が無い ○ 唐突で説明不足 ○ 経済的にマイナスが大きい ○ 電力不足をどうする
などなど枝葉末節の話しが沢山でています。
「 東海地震が今後30年以内に発生する確率87% 」。 理由としてはこれで充分。
明日起こるかもしれないし、20年後に起こるかもしれない。 これ以上科学的に詰められる話では無いのは誰にも明らかなことです。
よって、福島原発事故という未曾有の大事故を踏まえ、極めて高い確率で可能性があるとされる東海地震に備え、原発を止める。
それにかかるコストは大きいけれど、あえて甘受する。 これで充分説明されています。 議論する問題ではなく、決断の問題ですもの。
< うがった見方 >
・ でも、総理がこのような決断をした理由は謎ですね。 結果としては良い決断だけど。
上記のような正々堂々の理由かもしれないけれど、今までの行動を見ていると、本当の動機は何、なんてつい勘ぐりたくなる。
(1) 米国からの強い要請。 首都圏から100キロちょっとの浜岡原発が福島と同じになったら、横須賀の米軍基地が使えなくなるから、という説。
(2) 首都圏の西、100数十キロだから、万が一、ここが水素爆発したら、1千数百万人の避難と首都機能の喪失となり、とても収拾不可能な話しになるから、エイヤで止めた。
(3) 実は、中部電力から頼まれた。 自分たちからは、とても言い出せないので、ツルの一声でよろしく、という説。
(経営陣、1回、迷うふりして、役者やのー)
まあホントの理由はどうでもいい。 (2)の理由だって、正直には言えないだろう。
No.802 - 2011/05/10(Tue) 20:44:26
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Re: 浜岡原発停止
/ 結構仮面
引用
< 報道のそらぞらしい表現 >
・ 報道を見ると、「 中部電力苦渋の決断 」、「 業績悪化や株主代表訴訟を招きかねない深刻な問題 」なんて文字が出ている。
・ 中部電力にとって全然苦渋の決断じゃないのにね。 深刻でもないし。
― 経営陣にとって赤字になることなんて屁でもない。怖くない。 まず潰れる心配のない会社。 潰せない会社。
― 赤字になったとしても、 総理の要請に応えた結果なんだから、経営責任なんてまるっきり感じる必要がない。
― 株主代表訴訟になっても負ける心配ゼロ。
― 原発停止から派生するコスト、堂々と政府に請求できる
― そして、もし、地震が来ても、心配しなくて済む。
いいことずくめですね。
・ もし、総理からの要請がないのに、リスクを考え、自発的に原発の全面停止に踏み切ったのなら、その時こそ「苦渋の決断」と言うに相応しい。
費用は全部自分持ちだし。
h
No.803 - 2011/05/10(Tue) 20:45:08
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民族性は変えられない?
/ 結構仮面
引用
僕は、日本人の国民性は原発に向いていない、と思っています。
結果論で、単純に決めつけるなんて、安易な野郎だ、と思われるでしょう。
でも、そう判断する理由はあると思っています。
この大事故を引き起こしたことの背後に横たわる日本人の性格は次の二つでしょう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(1)「 穢れ(汚れ) 」を嫌い、ただそれを避ける。 避けられなければ視線をそらして見ないようにする。
(2)「 不幸な事 」、「 最悪な事態 」について、その来襲について真剣に考え、具体的な方策を考えることを嫌う。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(1)について
日本人の、古来より変わらぬものとして、穢れを嫌うという顕著な性格があります。そして、穢れへの対処は、それを避ける、が基本姿勢です。
穢れと向き合って、穢れの本質とは何かを見極めようとはせず、ただ避ける。 そして穢れから視線をそらせる。
「見ぬもの清し」です。
(2)について
望ましくない事については、それについて考えること自体が不吉であるとする性癖があります。 それについてあれこれ思いを巡らせば、返って不幸を呼び込んでしまうのではないか、という伝統です。
またこれはには、衆議一決して何かの行動を起こすと決めた時、その決断を阻害するような発想を憎むという性格も重なります。
行動の利害得失を議論して、ともあれ「やろう」と決めたら、後始末の議論なんかどうでもいい。
薩摩隼人には「理を言うな!」という罵倒がありますが、この言葉が象徴するメンタリティーは、今も日本人の心に生きています。
No.793 - 2011/05/04(Wed) 21:37:33
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Re: 民族性は変えられい?
/ 結構仮面
引用
<二つの性格がもたらしたもの>
(1) の性格から、原子力発電所について、改良・改善を行うという日本人のお家芸が発揮されなかった。
原発に不可分の放射能は、やはり「汚れ」であって、これをどうコントロールするかを、現場の末端までつぶさに見て、創意工夫する意欲が生まれなかった。
(2) の性格によって、想定される様々なリスク状況を、一つ一つ検討し、具体的で実際的な防御方法の検討がなおざりになった。
地震による破損、津波による破損、テロの脅威など、ねちこく考えれば、原発導入にはさらなる時間と費用がかかる。
原発をやる、と決めた以上、「負の発想」をいつまでもつつきまわしているんじゃない、という空気が関係者を支配する。
そして、幸いにも何もなかった時代が長く続く間に、この無防備さはすっかり固定化してしまった。
<以前から指摘されていた、主な3つのリスク>
・東電の二つの原発、新潟県と福島県については、なんども地震と津波による電源喪失のリスクが指摘されていました。(外部から)
・また、原発の建屋の中に、使用済み核燃料貯蔵プールを併設することのリスク。(業界内部から)
・そして、非常用電源と非常用消火装置を耐震設計にしないことの非常識も指摘されていた。(業界内部から)
妥当な指摘だけれど、見事ぜーんぶ、黙殺しましたね。 東京電力の原子力グループのリーダーシップです。
官界も政界も学会も、そしてプラントメーカーも、みんなそれ以上問題にしなかった。 東京電力の威圧と裏金と便宜供与の力がいかに大きかったかこれで分かります。
でも、僕はこんなことがまかり通ったのは、東電の力だけでなく、やはり背後に(1)と(2)の民族性があったからだと思わざるをえません。
No.794 - 2011/05/04(Wed) 21:38:27
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Re: 民族性は変えられい?
/ 結構仮面
引用
< 加害者も被害者も傍観者も、同じ人々 >
原発事故後の福島県民や、政治家や官僚や学会の態度・反応を見ていると、結局みんな、あの腐れ東電と同じ体質だとつくづく思ってしまいます。
ほんの数例を挙げてみます。
・ 風評被害だ。 福島県産の野菜の販売キャンペーンをしよう。 そうだ、買ってあげるのが善意であり応援だ。
・ 「10年、20年帰れないかもしれない」なんて言うとは、被災地の人々の心を踏みにじるようなものだ。 謝れ。
・ 「この程度の汚染は健康に害がありません」
・ 「現段階で赤ちゃんに健康被害ない」、母乳汚染で産婦人科学会が見解。
産婦人科学会の見解ですって。 無責任な見解。 産婦人科医は放射線の専門家ですか?
こういう見解に意味があると思う人々(言う方、聞く方)が情けない。
風評被害を根絶するには、全ての野菜を全量検査して、放射性物質の付着程度を数値で開示するのが1番。 このホーレンソウは300ベクレル、こっちのネギは50ベクレルってね。 みんな自分の年齢なんかも考慮して食べるか食べないかを判断すればいい。
(60歳以上の人は、積極的に食べましょうネ)
販売キャンペーンなんか全く意味がない。
「 原発は安全です 」、と根拠の無いキャンペーンをしてきた東電と全く同じ態度だと気がつかないのかな。
「10年帰れないかも知れない」、は失言だろうか? 放射能汚染の恐ろしさを語っているだけなのに。
「 1週間で帰れるんじゃないの 」と言えば、角が立たない? 角が立たなければそれでいい?
どうです。 こういう反応や発想をする人間集団は、核物質をしっかりコントロールしなければならない原発に向いていないでしょう。
日本人にとって、「 放射能 」はやはり「 穢れ 」以外のなにものでも無いのですね。
No.795 - 2011/05/04(Wed) 21:39:11
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Re: 民族性は変えられい?
/ 結構仮面
引用
< 人も民族も、生まれついた性格が行動の根幹を支配する >
失敗を批判する時には、極めて論理的に語る、これは民族を問わず人類の共通の性格みたいです。
人は失敗に遭遇すると、理性的に考え、「 何故? 」,「 どうしてこんな自明な事が閑却されていたのか 」,「 あんまりだ 」,「 酷すぎる 」などと憤りますが、
事後にいくら論理的な批判を展開しても、それでその人(あるいは民族)の性格が論理的であるということにはならない。
事前の論理性と、事後の収拾策において論理性があるかないか、これがその民族の論理性の有無の判断基準ですね。
言うまでもありませんが、わが日本人は、どう考えても論理的な民族とは言えません。 その上に、(1)と(2)ですから。
ギリシャの哲学者が言った「 汝自身を知れ 」という言葉がありますが、これは人間集団にも当てはまると思う。
日本人が自らの性格を自覚しないと、何回でも同じ過ちを繰り返すことになる。 でも自覚しないだろうな。
< フクシマ原発事故の意味 >
これによって原発のリスクがよく分かった?
全くリスク評価の役には立たない。 あれだけずさんな管理をしていたんだから、こうなっても当然。
酒を3時間も飲んで、無免許で車を運転して、学童を10人ひいた馬鹿がいたとしましょう。
周りの人も動顛して、誰も救急車を手配しなかった。 で、10人全員が手遅れで死んでしまった。
これで、車の危険性がよく分かったと言えますか。 言えないでしょう。 福島原発事故はこれと同じ。
No.796 - 2011/05/04(Wed) 21:39:51
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Re: 民族性は変えられい?
/ 結構仮面
引用
もし、この文章を福島の人たちが読めば、きっと不愉快でしょうね。
でも、たんなる慰めの言葉は、もういらないでしょう。
われわれは、事実を直視して、これから数十年は逃れられない放射能汚染を克服しなければならない。
この問題に必要なのは、科学的な対応策の構築であって、精神論だけでどうなるものでもない。
「ガンバレ日本」は胸中深くに刻んで、どこまでも論理的に対処しなければならないと思います。
No.797 - 2011/05/04(Wed) 21:49:03
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東電は負担可能
/ 結構仮面
引用
< 東京電力資産売却1000億円。 原発事故の賠償金に充当するため > という報道がありました。
合計で約3千億の売却可能な資産があるという。 ( こんな短期間で対象資産をピックアップしたというのは、いい加減な話しですね)
僕は、有価証券と不動産を合わせて、本業に不要な資産を全部売却すれば、1兆円近くあると思います。
< あるべき賠償金の計算をしてみた >
話しを簡単にするため、1年経過したら家に戻れる状況になるという前提で金額を考えてみよう。
1年間職を失い、住み慣れた環境から強制的に退去させられる。 1年間の生活経費、将来の逸失利益など経済面はもとより、精神的ストレスも多大なものがあるから、これも加味しなければならないだろう。
そう考えれば、1世帯の損害賠償金を1千万円としても、けっして過大とは言えないだろう。
● 1万世帯 × 1世帯1千万円 = 1千億円
● 5万世帯 × 1世帯1千万円 = 5 千億円
< 賠償金はどれくらい >
実際には、1年で、笑って全員が故郷に帰れるとは限らない。 この場合もっと金額は増えるだろう。
これに漁業補償と農業保障を加えたらいくらになるか? 土壌改良費用も加えたら?
海に流した放射性物質は、取り敢えず拡散するけれど、何年もかかって、また魚介類や海草の中で濃縮されて損害が顕在化する。
こういう問題だから、賠償金額の計算を概算でも、現時点で行うことはとても難しい。
< 東電はいくら払えるのか? >
こっちの見当の方が付けやすいですね。
福島第一原発を全て廃炉にすれば、その分売上は減るけれど、2010年、東電は、3千億円弱の経常利益を出している。(精一杯の逆粉飾でこれだけに押さえた)
● 東京電力は、合理化を本気でやって徹底すれば、年間2千億のキャッシュフローは出せる会社です。 まず、ここをハッキリ認識する必要がある。
( その気になれば、現在の半分の社員で運営できる会社なんですから )
( もちろん、 御用学者お抱え費用、政界、官界、マスコミ対策費用は全てゼロにする )
( 資産は、ゆっくり、入札で売ればいい。 妙な相手に、密室交渉で、捨て値で売却させてはいけない )
電気料金だけで、10年で2兆円、20年で4兆円、30年で6兆円のキャッシュフローを出せます。
30年の年賦であれば6兆円の賠償金を支払うことが可能です。 30年かけても40年かけても、損害に見合う金額をキッチリ支払わせなければいけない。
一方、廃炉の費用と、既存の発電所群のメンテナンス費用は、国家(税金だけど)で負担してもいい。
このように、国家の費用負担部分をハッキリさせて、ケジメをつけないといけませんね。
天災(地震と津波)の分と一緒にして、まとめて増税で面倒みよう、なんてドンブリ勘定は絶対ダメ。
人災(原発)の部分は、一時的に政府が立て替えても、全額東電に負担させなければいけないと思う。
1私企業には払いきれない、なんてキャッチフレーズはまやかしです。 具体的に計算すれば必ず負担能力があることが分かる。
< 既に値切りモード >
1時金は1世帯100万円。 1時金にしても少なすぎます。 ( 合計500億円 )
既に値切りモードに入っている。 こういう事には、すぐ頭が回る会社なんだから。
No.787 - 2011/04/17(Sun) 20:04:20
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指揮官は誰?
/ 結構仮面
引用
悲観論として、原発を石棺(コンクリート)で覆ってしまう方法が残されている、と書いたけれど、どうやらそれは難しいのかも知れない。
「 損傷した燃料棒が入った圧力容器 」は、結局二つのルートで「 外気 」と繋がってしまっているみたいだ。
< 2つのルート >
1つのルートは、圧力容器からタービン建屋に導かれているパイプが損傷していて、結果、圧力容器が外気に繋がっている。
もう一つのルートは、圧力容器底部に穴があいて、格納容器につながり、格納容器の底部が損傷して、地中に繋がっている。
こういうルートから、熱で膨張した、空気や水蒸気が大気の中へ、さらに、注入された水が、地中経由で外部に流れ出ている。
漏れ出る空気や水蒸気、それと水は、当然、放射性物質を大量に含んでいる。
< 密閉したら >
これをコンクリートでエイッヤと包んで密閉したら、中の燃料棒の熱で膨張を続ける、空気や水蒸気の圧力で、全体が爆発する恐れがある。 こう考えると、チェルノブイリ方式も使えないことになる。
< 水の行方 >
応急処置として、圧力容器の中に水を注入続けて、冷やしているわけだけれど、水は漏れている。
循環しない水を3年も注入し続けたら、いったい何十万トン、何百万トンの水を処理しなければならないんだろう。
タンカーやメガフロートでも間に合わなくなりそうです。
< 高濃度汚染水を船に溜める >
緊急処置としては、大型タンカーなんか、数十万トンの容量のすぐ使えるタンクとして、飛びつきたくなるけれど、高濃度の放射性物質を満載して海上に浮かぶ船の後始末を考えると、そら恐ろしくなる。
原発近くの地面に、50万トンくらい入る池を掘るという手も頭に浮かぶけれど、最低1年はかかりそうだし、フタも作るなんてベラボウだろう。
< ともかく循環系の構築 >
残る手段はやっぱり、「 循環 」と「 既存の設備を生かす 」になる。 でもこれは特攻隊的作業になるだろう。
考えれば考えるほど気持ちが暗くなります。
< 煮こごり作戦 >
燃料棒が破損しているところに水を入れれば、流れ出る水の放射線濃度はベラボウに高くなる。
これをなんとか出来ないか?
まず、水の代わりに、融点が200度くらいの金属を投入する。 熱でドロドロに溶けて、バラバラになった核燃料と混じり合う。
モンジャ焼きみたいになる。
ここに水をジャンジャン注入して200度以下に冷やせば、核燃料ともども固まって固体になる。 この固体も水をかけて冷やし続けなければならない。 でもこうすれば、核燃料が、注入された水の中に流れ出る率はゼロにはならないだろけれど、水とともに流れ出る量は劇的に減少するのではないだろうか。
今となれば、水をかけても、流れ出る水が低濃度に汚染されているだけなら、どれほどありがたいかが分かる。
最初の頃、ソ連の科学者が、水の代わりに「 スズ 」を入れろ、と言ったのはこういう意味だったのではないだろうか。
< 実際は >
実際はどういう作戦なのか?
誰が指揮官として、実戦の采配を振るっているのだろうか。
民族の興亡を賭けた、この史上最大の作戦の指揮官が不明であります。 不思議というしかない。
これがイザという時の日本人のカルチャーなのだろうか。
「 和をもって貴しとなす 」なのか。
No.786 - 2011/04/06(Wed) 21:17:42
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悪口よそうかな
/ 結構仮面
引用
週刊新潮の巻末に、西原理恵子の漫画と佐藤優(元外務官僚)の文章で作る「週刊鳥頭ニュース」があります。 僕は昔から西原理恵子の大フアンなので、
このページを楽しみにしている。
今週号の漫画で、西原理恵子は「 もう誰かの悪口はいいよ。 できる事をやった人にできるだけ大声でお礼を言おう 」と述べていた。
ひとの悪口を売り物にしていた西原が、大災害の中であるからこそ、もう止そうと考えたらしい。
うーん、僕も止そうかな。 僕も人を罵倒するのが大好きなんだけど、彼女を見習おう。 でも出来るかな?
東電の悪口、止められるかどうかだな。
一方、文章担当の佐藤優は、明治天皇の御製( 和歌 )を紹介していた。
○ しきしまの 大和心の を々しさは ことある時ぞ あらはれにける
胸に、じーんと来てしまった。 目頭が熱くなる。
時代錯誤じゃないか、と思われる人も多いかもしれないけれど、ナチュラル右カーブの僕は、感動してしまう。
No.785 - 2011/04/02(Sat) 18:41:33
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雑感
/ 結構仮面
引用
○ 週刊文春に、東電が全国20数カ所に保有する立派な保養所の記事と写真がでていた。
「 これを何故、被災者の宿舎として活用しないのか 」と。
福島原発から20キロ〜30キロの屋内待避の人達の避難場所に当然提供すべきだろう。
言われてみればその通り。 他の電力会社も当然保有しているけれど、避難場所として利用してもらっているのかな?
多分、ホッカムリしている東電に遠慮して、避難場所として提供していないのでは。
那須のご用邸の浴室だって、陛下は避難民の人たちが利用できるように開放したのに。
○ 伊集院静の随筆から
・寄付でエライナと思ったのは、阪神大震災の時、馴染みの寿司屋の小学生の娘が、3年かかって貯金した金を全て寄付した時だな。ニュースを見て泣きながら寄付したらしい。
するとオヤジが娘に言った。 「 なんでそんなに泣いてんだ。 貯金がなくなるのもくやしいのか? 」 「 両方だよ、え〜ん 」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
笑っちゃう。 でも泣けてくる。 東電の経営陣と、原子力保安院の連中にこの娘の爪のアカを煎じて飲ませたい。
○ フランスの原子力大手アレバのCEOが来た。放射線防護服1万着、その他を無償提供するとともに、専門チームも派遣と報道されている。
ドイツも米国も各種機材や対応チームを派遣してくるようだ。 ありがたいし頼もしい話しだ。 日本は原発保有台数世界第3位なのに、まったくそういうチームが無くて、自衛隊、消防庁、東電、東芝、日立などの混合協力体制を立ち上げるのが精一杯だった。
しかも、隊員の英雄的、自己犠牲的な努力だけ。
○ 今回の、天災と人災の複合大災害を見ていると、日本人の民族性をまざまざと見せつけられる。 良いところと悪いところと両方。
日本人っていいなあ、と思ったり、日本人は最低と思ったり。
第二次世界大戦の時、 軍部の浅はかな美意識と精神論でどれだけの人が無駄に死んでいったか。
○ 東京電力の節電のお願いコマーシャルが流れ始めた。 何をエラソウな口きいてるんだ。 何をキレイな口きいてるんだ。 無計画停電でさんざん苦労している東電管内の人間は、言われなくたって分かっている。 “ 言わずもがな ”のことを仰々しい口調で、正義漢ズラして押しつけがましく流すんじゃない。
○ 東電に限らず、原発を保有している電力会社のホームページを見るととても勉強になります。
原子力発電所の安全性の説明が必ずある。 これを読むと人生勉強になる。
<東京電力の場合>
五重の障壁、すなわち(1)核燃料をペレット状に固めてあるので、高熱になっても四散しない。 (2)燃料棒に入れてある。 (3)圧力容器。 (4)原子炉格納容器 (5)原子炉建屋
この5つの障壁でしっかり守られているから絶対大丈夫、と書いてある。
<北海道電力の場合>
「念には念を」との考え方から、例えば、原子炉容器につながっている太いパイプが一瞬にして破断するという極端な事故を想定したとしても、ただちに冷却水を注入して炉心を冷却する非常用炉心冷却装置や気密性の高い原子炉格納容器等の安全防護設備により、外部への異常な放射性物質の放出を防止します。
* どうです。 事故前に読んだら、なるほどと感心するけど、今読んだらブラックユーモアです。
○ 中部大学の武田邦彦教授のサイトは参考になります。
http://takedanet.com/cat5621932/
放射能汚染に関して、とても分かりやすい。
個性がしっかりでているので、その口調を嫌う人がいるかもしれませんが、一読の価値はあります。
日本の学者は、専門分野の事を語るとき、なぜか没個性的なスタイルをとることが多い。 それが客観的で学者らしいと思っている。
でも、自分の学問分野で独自の世界観を打ち出さず淡々と、専門用語を並べる学者は3流ですね。
h
No.784 - 2011/04/01(Fri) 22:42:08
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悲観的見通し
/ 結構仮面
引用
3月29日(火)
これから、福島原発はどうなるのか、これについて考えてみた。
1号機から6号機まであって、この中に「 使用済み燃料棒 」という名前の物体がある。 けっこうたくさん。 未使用もあるらしい。
圧力容器の中の燃料棒は、ほんとうは“ 使用中だった燃料棒 ”と呼ぶべきかもしれないけれど、まあ、50歩100歩だろう。
使用済み、なんて言うと燃えカスみたいだけれど、とんでもはっぷんで、自然崩壊を続け、セッセと発熱しながら放射線を放出している。
< 置いてある場所 >
このやっかいな「 燃料棒 」はA、B、2つの場所に存在する。
A: 圧力容器の中。 けっこう頑丈な容器。 そして、これを原子炉格納容器が包んでいる。 でもパイプが破損して外と繋がってしまっている。
B: 燃料プールと呼ばれる場所。 原子炉(圧力容器)格納容器の外。 その外は建屋の壁だけ。 これはぶっ飛んでしまったのもある。 燃料棒から直に青空が見える。
どこに置いてあろうと、北極の氷の中でも、サハラ砂漠でも、燃料棒は燃料棒で、熱と放射線を出すという性質は変わらない。
・ 今、一生懸命水をかけている。 つまり外から直に水をかけられる、燃料プールに置いてあるヤツにですね。
・ 水を注入している。 圧力容器の中へ、ですね。
< 水で冷やす目的 >
この目的は「 燃料棒 」を冷やすためです。 何故冷やす? 燃料棒という、ジルコニウム製の筒が熱で溶けないように、です。
溶けたら、中の核燃料が、砂のようにザラザラと表に流れ出して、極端に高い放射線を出す物質が、水流や空気に混じって表に出てくるから。
それ以外に冷やす理由はありません。
スティックシュガーというのがある。 紙製の筒型容器に入っている砂糖。 子供がばらまいてもすぐ拾い集められる。
でも、2歳のガキが、紙を破いてしまったら、砂糖がそこらじゅうに四散して、えらいめんどうなことになる。 ママ怒る。
< 燃料棒が破損したら何故困る >
残念ながら、既に、少なくとも数十パーセントの核燃料棒は溶解、破損しているらしい。
困る理由は2つ。
(1) 高濃度の放射性物質が、福島を中心にそこらじゅうに飛散して、健康をゆっくりと確実に蝕むから。 すぐには健康に害は無い、なんていう気休めも、さすがに言っていられなくなる。
(2) 原発構内の放射線量が、極めて高くなり、あらゆる作業ができなくなるから。
No.782 - 2011/03/29(Tue) 21:28:23
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Re: 悲観的見通し
/ 結構仮面
引用
< 今後どうなる >
僕は悲観的になってきています。 残された手段は「 チェルノブイリ方式 」だけではないかと。
つまり、原発を、厚さ3メートルくらいのコンクリートで固めてしまう。 そして30年か、50年か放置するだけ。
< 世論も、海外世論も変わるだろう >
いつまでも、放射線濃度の薄くなるタイミングをみはからって、特攻隊的な作業を長期間続けていることは無理だと思う。
1ヶ月も2ヶ月も、放射性物質が舞い散っていれば、「 塵も積もれば山となる 」で、福島周辺どころか、宮城県、茨城県、その他近隣の放射能濃度はだんだん高くなってくる。
国民意識も変わる。 風評被害なんて話しでは済まなくなるだろう。
風に乗って、一番近い外国、朝鮮半島や中国でも有意なレベルの放射性物質が観測されるようになる。 そうなれば「 ガンバレ日本 」ではなく、「 日本早くフタをしろ 」と言う声が一気に高くなるだろう。
チェルノブイリの時も、放射能が観測されたヨーロッパがソ連に激怒した。
< 理想論ではどうなる >
放射性物質の拡散を押さえる。 短期間に、これに成功すればすべてハッピー。
具体的には、何をどうすればいいのか?
現在A、B2つの場所にある燃料棒を完全隔離すること。
燃料プールにある燃料棒も、圧力容器の中の燃料棒も取り出して、水を循環させることのできる「 新たな燃料プール 」に移し、3年間ほど冷やし続ける。 この燃料プールはもちろん閉鎖系でなければならない。
3年ほど経てば、発熱も放射線の放射も弱まるから、これを別の容器に移して、六ヶ所村の処理場地中深く埋める。
でも、破れた燃料棒や、こぼれた核燃料をこのような作業手順に乗せることは不可能だと僕は思います。
< この方向での、唯一の実際論 >
ならば、今ある場所で、「 水を循環させて、燃料棒を冷やせる閉鎖系 」を短期間で構築するしかない。 これで新たな放射性物質の飛散は止まる。
( 今、現場でやろうとしている作業はこれです。 この方向でなんとかしたいとガンバッている 。 チェルノブイリ方式では、みっともないやら情けないやらと)
しかし、今の福島原発の1号機から6号機を、このように修理・改造する作業は、燃料棒の破損によると思われる、高濃度の放射能の下では無理ではないだろうか。 2000人くらいの人が、死んでもいいと志願してこなければできないことでしょう。
以上から、僕は悲観論( チェルノブイリ方式で処理 )になってしまうのです。
この悲観論が、無知な男の馬鹿げた心配になってくれることを祈るばかりであります。
被爆しながら、現場で戦っている方々の行動が無駄にならないことを、切に願っています。
( 東京電力の原子力担当、武藤副社長、最低な態度。 現場へ行け! )
No.783 - 2011/03/29(Tue) 21:28:44
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