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草心庵BBS
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中国は超大国か
/ 結構仮面
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中国は超大国か?
超大国になる素質はあるけれど、そうなるかどうかはまだ分からない、どちらかと言えば難しい、というのが僕の見方です。
今ハッキリしている事は、人口が世界一で、国土面積も世界1位か2位。 GDPが世界2位に急拡大して、世界の工場として経済が活発である、これだけですからね。
♪ 男が目方で売れるなら〜 ♪ って寅さんも歌っています。
中国のこれからはイバラの道を歩むことになると思うな。
一番楽な道は、毛沢東時代みたいに鎖国に近い体制に戻ることだけど、いまさらこれは難しい。
13億の国民を、開放経済のまま、一党独裁でまとめていくのは、果たして可能なのだろうか?。
かといって民主主義体制にもってゆくのも大変だ。 中国の経済の急発展は、一党独裁であるがゆえにできたことですから。 民主化は国家分裂の可能性につながっている。
共産党独裁のもとで、開放経済に踏み切り、20年でこれだけ成功したこと自体が、一つの危機だと思う。
13億人の国家の経済活動が、世界に与えるインパクトは凄まじいものがあります。 中国経済がさらにスケールアップすればそのインパクトはさらに強烈になって、世界各国の国家体制をゆるがしかねない。 つまり先進工業国が、まさに民政上許容できないショックを受けることになる。 作用反作用の政治力学が働き始める。 第二次アヘン戦争がおこりかねない。
軽々に断定はできませんが、中国の前途は決して楽観できるものとは思えません。
13億人というのは、現在の中国のパワーの源泉であるとともに、今後の中国の最大のアキレス腱ですね。
No.720 - 2010/10/11(Mon) 22:04:54
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日中雑感 (その4)
/ 結構仮面
引用
日中雑感(その4)
<日中交流の真実>
太平洋戦争が終わって、どうなったかと言うと、日本は昨日の敵の欧米に一辺倒。 中国は毛沢東の下で鎖国状態。 日本もとより貧乏中国に全く関心無し。 そのまんま約50年経過。
西暦200年頃から、1992年「?ケ小平、南巡講話を発表(資本主義導入宣言)」頃まで、約1800年間、日本は中国に対して、
(1)一方的にオッパイを吸う
(2)時々、気の向いた時に、勝手に訪問する
(3)攻め込む(明治、大正、昭和)
(4)無視する(太平洋戦争で負け 〜 1990年頃)
の4パターンしか無かった。
どうです、こうして、振り返ってみれば、中国と日本って、お隣どうしなのに、「 相互交流 」ってほとんど無かったんだ。 「 中国とは昔っからの付き合いだぜ 」ってのは、日本人のおおいなる勘違いです。
中国、?ケ小平によって開放経済に踏み切る。 日本ヘコヘコしながら中国へ経済進出開始。 初めての相互交流ですね。
でも中国は、あれよあれよという間にGDPで日本を抜いて世界第二位の大国に。
1800年経って、突然、日本の巡視船、中国漁船に体当たりを喰らう。 初めて中国から脅かされる。
日本びっくり。 怒ったり、戸惑ったり、妥協しようとしたり。
ともかく、これから初めて、「 日中相互交流の時代が始まる 」、と考えるのが正しい認識です。
中国については、なんとなく知ってるなんて思わないで、白紙の気持ちで「ニーハオ」って言いましょうね。
No.714 - 2010/10/08(Fri) 20:21:42
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日中雑感 (その3)
/ 結構仮面
引用
日中雑感(その3)
<日本人って、自分勝手で徳がない>
日中交流の歴史、というか、日本人からの一方的な中国詣でについては、先に述べましたが、これについてもう少し。
日本は物心ついてから(西暦200年頃から)、ずーっと中国から学んできた。
民族の根幹は「 言語 (国語) 」にあることは言うまでもない。 また、「 言語 (国語) 」の中心は「 話し言葉 」だけど、それを記録する「 文字 」も必用になります。
文化の発達とともに、民族は「 話し言葉 」だけでなく、「 文字 」も生み出して、一人前の言語を持つ国家となります。
日本人は自ら文字を作り出す前に、漢字と遭遇してしまったせいで、「 文字 」をそっくり漢語(中国語)から頂戴してしまいました。 自力で文字を作り出さなかった弊害は今の日本語によく表れています。 でも、いまさら嘆いても仕方がありません。
文字(漢字)と一緒に中国から、文化も大量輸入しちゃいました。 仏教、儒教(宗教というより哲学ですね)、漢詩、司法制度、官僚制度などなど。 国家としての基礎を全部中国から持ってきてしまいました。 いくらグッドタイミングだったとは言え、ここまでやるかなあ。
少しは自分で考えればよかったのに、と言いたい。
最初の頃は、遣隋使や遣唐使を派遣して、熱心に中国文化のオッパイを吸っていたけれど、お腹が一杯になったらとたんに中国詣でを止めちゃった。 後は鎌倉時代、室町時代と、気が向いた時に、中国に行っては書籍や、その他の必用品を輸入していた。
こんな勝手をしていても、これだけ中国に寄りかかっても、中国は日本に対して何の興味も関心もなかったから、日本に何の要求もしなかった。
古き良き時代でしたね。
明治の開国となって、わが日本は、今度は欧米文化のオッパイを吸うことに夢中になりました。 中国のことなんかキレイサッパリ忘れちゃった。
欧米文化に心酔するあまり、国語を英語に変えようと決議までしちゃいました。 だから当然それ以降は、使用する漢字を減らそうという作業に入りました。 変わり身早いね! 軽薄だね!
その頃、中国(清朝)は英・独・仏に侵略されてヒーヒー言っていた。
本来なら、ここで日本は「 恩師中国 」に恩返しをしなければいけなかったですね。
英・独を相手に中国救援戦争をしろとまでは言わないけれど、影ながら、中国に支援の手を差しのべることは色々あったはずですがね。
もしそうしていたら、今頃中国からもっと温かい目で見られていただろうに。
欧米の工業力をキャッチアップして、立派な武力を持った日本は、なんと、「 オイラも中国権益が欲しいよー 」と遅ればせながら、中国侵略に乗り出してしまいました。
ヒドイですね。 個人に例えてみれば、人間として最低。 恩知らず。
日本人は、そんな過去をすっかり忘れて、自分たちは平和を愛する法治国家だと思っている。 けっこう正直で潔癖な民族性だと思っている。 それに比べて中国は「 恫喝外交でイヤだな 」、なんて思っている。
困った愚かさであります。
No.713 - 2010/10/07(Thu) 20:19:06
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日中雑感 (その2)
/ 結構仮面
引用
日中雑感(その2)
<外交能力>
さて、中国はどうなの、というと、歴史の古い国で、日本人が大好きな「 論語 」は紀元前6世紀頃できた。 紀元前5世紀からが戦国時代。 このころ群雄各国の争乱の中で、有名逸話として紹介される外交戦略が花開いた。
その後、紀元前221年に「 秦の始皇帝 」が全国を統一しました。 その後は、えーと、面倒だなあ。
思いっきり簡略にして、漢(前後)、隋、唐、宋、元、明、清、そして中華人民共和国となります。(中華民国抜かしちゃった)
中国と言えば、長い治乱興亡の歴史を持っていることで有名です。 それに、主に北方異民族もからんでいるから、日本よりずっとカラフルな有為転変の道を歩んできた。 権謀術数、謀略に満ちた外交の故事(事例)に事欠かない。
そういうイメージが強いせいか、「 交渉事 」、「 外交 」はもとより「 商売 」でも、中国の方が日本より一枚も二枚も上手で、日本人なんか簡単にヒネられちゃうよ、と言う意見が、日本人自身に多いようです。
でも、僕は、「 そーかな? 」と思っています。
中国の歴史を読んでも、「三国志」を読んでも、「孫子の兵法」を読んでも、「手が込んでいる」、とか、「よくやるよ」、とは思うけど「すごい」、「深い」という印象はないなあ。
僕の理解では、中国人の戦いの特徴は3つあります。
一つは、「 敵の虚を突く 」ですね。 これにすんごい価値を置いている。 細々した謀略はそれこそ一杯でてくるけれど、全部、「虚を突く」ための様々な下工作です。
二つには、人間関係かな。 勝負は時の運だから、どっちへ転んでもいいように、保険つなぎみたいな人間関係を沢山構築しておくことに実に熱心。 これは根本が極めて投機的な発想ですね。 でも、図に当たると「 深謀遠慮 」に見えるから不思議。
三つには、敵に対して、棒の先でちょっとつついて反応を見るのが大好き。 まず尻尾の先をちょっとつつく、反応が鈍ければ、次に胴体に近いところをつついて見る。 そうしてこれはイケそうだと思ったら一気にガップリと噛みつく。 これはヤバイと思ったら、すぐ引く。
子供みたいに素朴だけど、まー、実際的な生活の知恵であります。
欧米に目を向けると、なにはともあれ、ローマ帝国の名将たちの戦略には感銘をうけます。 論理的であり、また状況に対する洞察力を駆使している。
一方、中国の戦略はどうも感心できない。 歴史があるわりには、知的でない。 現実的な智恵であるけど、田舎くさい。
たぶん、中国の兵士は基本的に、ずっと昔から白兵戦に弱いのだと思う。 将軍も兵士の「 忠誠心 」や「 質 」には何も期待していない。
烏合の衆みたいな兵隊を引き連れて戦う以上、「 虚を突く 」ことが勝つための最大のファクターにならざるを得ない。
日本人は確かに、論理的戦略思考に優れているとは言えないけれど、必要以上に中国人を高く評価する必用はないと思うな。
中国人と国家としての中国を率直に見て、その短と長をよく研究すれば、対応策はいろいろある。
ま、それは分かっているとは思うけれど、昨今の、中国過大視のキャッチフレーズをマスコミや文化人が振りまいて、自虐的に日本危機説を煽っている様をみていると、ちょっと心配になります。
No.712 - 2010/10/04(Mon) 20:05:39
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日中雑感
/ 結構仮面
引用
日中雑感(その1)
・日本と中国の関係が、これからなにかと庶民の生活にも反映されそうなので、この二つの国について、僕のザックリとした感想を書いてみようと思う。 細かい話しは抜きの大雑把な話しになりますけど。
<外交能力>
日本はよく、「 外交オンチ 」だと言われる。海外の人はどう見ているかしらないけれど、日本人自身が自嘲的によく言いますね。
ま、その通りですけど。 生まれはともかく「育ち」が育ちだからしかたがない。
2世紀頃から中国(後漢)との交流が始まったけれど、これは外交交渉なんてものではなく、日本側からの一方的な朝貢。 要は文明が高い中国に日本が憧れて通っただけ。
その後、明治維新まで、とぎれとぎれだけど、ずーっと一方的に日本が通った。
中国側はずーっと、全く日本に興味を持たなくて、名も知らぬ、東海の小島の磯に泣き濡れて、じゃなかった、東海の小島の田舎者がかってに来るので、礼を受けていただけ。
さて、いよいよ「 明治維新 」となって生まれて初めて欧米列強と付き合いが始まった。 幸にも欧米は日本を侵略しようとしなかった。中国(清朝)や東南アジアで忙しかったのかな。 だから欧米とのシビアな国家の存亡を賭けた外交交渉も経験しなかった。
それより、いきなり日清戦争(1894年)、 日露戦争(1904年)、 日韓併合(1910年)と、16年間に3連続で近隣の国を攻めちゃった。 これはみんな、「 中国侵略に乗り遅れまいとして、強引に引き起こした戦い 」だから、後になって勉強になるような外交交渉なんていうもんは無かった。 「言うこときけ! でないとやっつけるぞ!」てな調子だったからね。
そして明治維新から、チョンマゲと日本刀の時代から、たった74年後に、「 真珠湾に奇襲 」をかけてしまいました。 結末は、みなさまのよくご存じの通りです。
いやー、すさまじいですね。 わが国のことながら、正義も見識も常識も、これっぽっちもなかったですね。
で、戦後クルリンパで、ひたすらアメリカに忠誠を尽くした。 っていうか、日本人全部がなぜかアメリカ大好きになって、原爆の恨み言もいわずに、父母に対するようにアメリカを慕って、「命あずけます」、だった。
そこから、今日まで、外交なんてありませんでしたね。 ぜーんぶアメリカにお任せしてきた。
ね、こんな「 育ち 」では、したたかな外交術を学ぶ機会なんてなかったでしょう。
「 教科書的な能書 」は言えても、肌で学んだ外交の見識はありません。
取り柄は、「 おらあ、外交はヘタなんだ 」と自覚してる事だけ。
でもこれから、高い授業料(おカネと血)を払って、外交手腕を磨かなければならない、と思うと前途遥かすぎて気が遠くなります。
No.711 - 2010/10/02(Sat) 21:50:08
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中国人の民族性
/ 結構仮面
引用
僕ちんは、中国人が複雑だなんて、全然思ってないです。 かなり単純な民族だと思う。
「原理原則を重んじる国」
「懐が深い」
「信義を尊ぶ」
「長期的視野に立って物事を行う」
なんて思っている日本人が、けっこういるけど、これは日本人が勝手に作り上げた虚像です。
・中国人の民族性は
―ソンかトクか、これにモーレツに執着する。
―個人的自尊心が無意味なくらい強い。 多分世界一。 アラブ系といい勝負かな。
―倫理観や美意識を強調するのが大好き。でもいざとなると、実利に目がくらむ。
―自国の政府を100%、全く、全然、これっぽっちも、信じていない(だから愛国心なんてない。自尊心の変形)
―自国の文化は世界一だと思っている。でも利益の為には、平気でそれ(文化的規範)を捨てられる。
―拙速を尊ぶ、ていうか儲かると思えば、前後を忘れて、ともかくむしゃぶりつく。
ま、いくつか挙げれば、こんなところかな。 いいとこもあるだろうとは思うけどね。
えと、これ、中国の人にはナイショにして。 今度中国へ行ったら公安に拉致されちゃうからね。
No.710 - 2010/09/27(Mon) 20:48:58
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さあ、どうする日本
/ 結構仮面
引用
中国体当たり漁船の船長を釈放したら、今度は「 損害賠償を要求 」ですって。
生まれついての【 右翼 】の僕は怒り心頭、ということになるはずですが、最近歳をとったせいか、若い頃みたいな直情径行にはなりまへん。
日本もやっと【 普通の国としての、普通の悩みを持つ時代がきたな 】と喜んでおります。
机上の空論ではなくって、目の前で現実に起こった事態をもとに、お隣の中国が実際に文句を言って、圧力をかけてきているんですから、うっすら左翼の人たちも現実問題としてこれに対して態度をしめさなければなりません。
何しろ、今までが酷かったもんね。 太平洋戦争で300万人を越える戦死者を出したトラウマがあったとは言え、
・ 中国や韓国を侵略した歴史を学校で教えて、反省しよう
・ 学校で、国旗の掲揚や国歌斉唱を行うのは憲法違反だ
・ 武力を放棄して平和を追求しよう
なんて本気で言う <ラウディー・マイノリティー(やかましい少数派)> が世論を形成をしていた。 でも現実的事件が起きていない中だから、うるさく騒いでいる連中と不毛の議論をするのがいやな <サイレント・マジョリティー> の人たちは文字通り黙っていた。
でもこれからは、中国の無体な恫喝は様々なケースで多発してくるだろうから、日本人のふわふわした夢のような政治意識にカツを入れてくれることになって、実にいい。
でも、無理を承知の、力任せの恫喝・要求というのは、清朝末期の中国が、ヨーロッパ列強や日本にさんざんされてきた事でもあります。
今度はこっちがされる番になったと思えば、激怒するのもどうか、と思えなくもないけど、やっぱそうも言っていられない。
日本は、「中国」、「ソ連」、「北朝鮮」という世界3大専制国家の隣に位置している。 すんごいですね。
まさか、そんな居住環境だとは、気がつかなかったなー、なんてね。
しかも、これら3ヶ国をちょっと前、戦争でやっつけている。(日清戦争、日露戦争、日韓併合)
そ、そうだったかなー、なんてね。
おまけに、その後、世界で2番目の金持ち国家になって、国防はアメリカの善意に頼って65年。(お金はバッチリ払っているけどね)
すっかり、現実逃避の腑抜けになっていました。
空想的ふわふわ左翼も自己陶酔的右翼も、実際の国際紛争をしかけられたら何の役にも立たないことがすぐにバレる。
さあどうする日本。
No.705 - 2010/09/25(Sat) 12:03:15
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<国家の運営は難しい> その「4」
/ 結構仮面
引用
マスコミの伝えるところによれば、民主党代表選挙は菅総理やや優勢ということらしい。
今日、喫茶店で「週間文春」と「週刊新潮」を見たら、すべて露骨な「反小沢記事」で埋め尽くされていた。
両誌ともこれまで、これほど一方的な記事は書かなかったことを考えると、反小沢陣営(菅と官)がかなり焦って、マスコミを動員したのかとも想えるけれど、実際の状勢はどうかはよく分からない。
これからの日本の為には「菅」がいいのか「小沢」がいいのか? ハッキリしているのは圧勝できるほどの人物がいない、ということだけ。
短命な政権が続くというのは、権力が安定しないということで、実によくない。
けれど総理の延命というのはもっとよくない。 こうなったら徹底的に権力闘争をさせて、中途半端な「民意」と中途半端な「勢力」を一掃するのが一番いい。
安倍晋三 (2006年9月〜2007年9月) 1年+1日
福田康夫 (2007年9月〜2008年9月) 1年
麻生太郎 (2008年9月〜2009年9月) 358日
鳩山由紀夫(2009年9月〜2010年6月) 266日
菅直人 (2010年6月〜 ? )
日本の歴史を振り返ってみると、今は、国家的危機の時代として、ベスト3には入る時期ではなかろうか。 国内的にも国際的にもね。
その大変な時期に、しかるべき政治家が出てこない、というのが情けない。 つまり国民がだらしない、ということですね。
激動の時代でも、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、なんて大物が3人続いた時期もあったのに。 この3人の時代に中世の残滓と戦国の混乱が一掃された。(でも随分人は死んだ) だから江戸時代250年の安定を招来できたと言える。
種(教育)をまかなければ、実(人物)はできない、と言えるけれど、塩野七生女史の言うように、
【 亡国の悲劇とは、人材が欠乏するから起こるのではなく、人材はいてもそれを使いこなすメカニズムが機能しなくなるから起こるのだ 】
という事かも知れない。
そうであるならば、しばらく混迷の時代が続くなら続けと覚悟して、混乱の中で、時代遅れになった「戦後システム」と「戦後の成功体験による価値観」を崩壊させることに賭けた方がいいかもしれない。
一つの時代の骨格や精神を変えるには、大変な摩擦と犠牲が伴う。 けれど、それが人間の歴史というものの宿命だからしかたがない。
ともあれ、せめて、「権力争いは止めて欲しい」とか「クリーンな政治家が望ましい」などといったたわごとが、正論であるかのように報道される、あまりにも幼稚な状況だけは早く終わって欲しいな。
この、弱肉強食の65億人の世界は、無邪気なガキが幸せになれるほど、甘くないんだから。
No.696 - 2010/09/11(Sat) 21:46:54
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<国家の運営は難しい> その「3」
/ 結構仮面
引用
<国家の運営は難しい> その「3」
国家の運営も大変ですが、まず政権を取らなければならない。 政権を取るのも同じくらい難しい。
党が政権を取るための戦略・戦術には全く貢献せず、自分が選挙に勝つことだけに夢中であったくせに、政権を取った後で、エラそうに党の要職を求める代議士がいるが、とんでもない野郎です。(今の代表と幹事長と官房長官のこと)
選挙民は、こういう点も見逃さず、しっかり観察しなければいけない。
さて、国家と言えば、マスコミです。 人間集団あるところにマスコミ有り。 民主主義ではなかった江戸時代にだって、明治時代にだってマスコミはありました。 これは江戸時代からヌエ的な存在でしたが、最近益々おかしくなってきた。
新聞社は未上場株式会社ですから財務内容はほとんど分からない。 日本がまだ高度成長経済の頃、なんと、多くの新聞社の経営が悪化して、中には債務超過になる新聞社もでてきた。 要は放漫経営です。 本体なら2〜3社倒産でした。
その時、経済原理を無視して、大手金融機関に融資の世話をさせたのが、財務官僚と自民党の政治家。 それ以来新聞社は政府に頭があがりません。 テレビ局が新聞社の系列企業として免許の交付を受けて、今はテレビの方がメインになっていますが、この義理は継続されている。
新聞社としては、この辺の大人の事情は隠して、できるだけ不偏不党のイメージを維持しようとしているけれど、イザとなれば(本格的にプレッシャーをかけられた時)仮面を脱がざるを得ません。今がそのイザという時ですね。
長く続いた自民党政権の時代には、政権争いと言っても、自民党の派閥同士の戦いだから、報道はけっこうニュートラルでした。
でも今回のように、野党が政権を奪って、あと3年は政権を維持できそうになると話が違ってくる。 おまけに民主党のスローガンが<脱官僚の政治主導>ですから、官僚としては黙ってはいられない。マスコミに積極的に圧力をかけ始めた。
そこで、今までと違って、露骨な偏向報道があからさまになってくる。
細かい芸はいっぱいあるけれど、代表的な偏向報道は
(1)長く続く反小沢キャンペーン
(2)捏造した世論調査
の二つです。
世論調査というのは、極めて繊細なもので、問の発し方や、年齢層、地域、性別で、大きく結果がぶれます。 中でも「 問の発し方 」が重要で、いくらでも回答を誘導できます。
したがって、世論調査というのは、取り扱い注意情報ですから、どういう方法で、どう質問して、結果どういう人々の意見を集計したかを詳細に開示しないと情報としての価値がありません。
「 ランダムに5000世帯を抽出して、電話をして、有効回答1800人 」なんて何の説明にもなっていない。
結果として、有効回答を出した1800人の地域別、年齢別、性別の分布と電話での質疑応答状況を示さなければ、調査結果について何の判断もできません。
ご存じの通り、新聞もテレビもこの付帯条件をほとんど明らかにせず、
「世論調査によれば国民の70%は、・・・」なんて断言しちゃってる。 横に並んでいるコメンテーターの中には大学教授もいるのに、なんの異議もとなえません。 ひどいですね。
今の政治状況は、<民主党 対 自民党>、ではなくて、<官僚 対 民主党>になっている。
菅グループは官僚と握手しちゃったから、実質的には <官僚 対 民主党(小沢グループ)>です。 自民党はボーと見物してるだけ。
マスコミが偏向したり、権力になびくのは日本の専売特許ではなく、昔から、世界各国共通です。
でも、そこに民度というか国民のレベルというものが関係してくる。
「どうも、ちょっとおかしいな」と思うか、コロっと単純にマスコミに乗せられるか、大人か子供かの違いが、政治の質に影響してくると
思われます。
日本人も、議会制民主主義で約60年間暮らしてきたんだから、「苦み走った大人」の洞察が欲しい。
No.695 - 2010/09/06(Mon) 21:29:16
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国家の運営は難しい その「2」
/ 結構仮面
引用
<国家の運営は難しい> その「2」
日本の政治家の質の向上を阻害する要因は3つある。
1つはご存じ官僚機構。 この権力集団を押さえ込むのは、普通の政治家では無理。 (田中角栄は成功した。)
2つは日本に利害関係の強い外国からの干渉。 筆頭はもちろんアメリカ、次が中国。 この他にもソ連と韓国があるけれど、今はアメリカと中国が2大パワーでしょう。
干渉というのはもちろん、諜報工作、謀略工作です。
3つは日本国民の幼稚な政治観。 もし自分が国民のための政治をするために政治家になるとしたら、どうやって立候補するか、どうしたら当選できるか、当選したらどうすればいいか、こんなことをちょっとでも想像してみれば、政治家の直面している困難と悩みが分かる。
そんなことさえしないで、相も変わらず「政治家はお金にクリーンでなければダメ」「権力闘争はだめ」みたいなスローガンしか頭にない。
アメリカが日本に対して持っている影響力は占領時代から始まっていて、 政・財・官に対する盗聴もアメリカが圧倒的インフラを構築していて、中国なんか割り込めない。 いわば制空権を握っているようなもの。
今でも年間数百億、もしかしたら千億単位の資金を日本政府から巻き上げているんじゃないかな。 もちろん裏金でね。
戦勝国というのは強いですね。 諜報工作も腕力だもの。
一方、中国が日本に対して諜報工作を始めたのは、毛沢東時代からだけど、本格的になったのはここ10年です。
中国の場合は、逆で、裏金を政治家や官僚に供給して、チャイナスクールを形成することに主眼があります。 ハニートラップやお金でスキャンダルの種を植え込んで、これを恐喝材料に国家情報を吸い上げたり、政策に影響を与えようとしている。
まず政治家を落とす。次に籠絡した政治家経由で高級官僚に食い込んでゆく。 マスコミにも相当浸透していますね。
中国の息の長い、手の込んだ謀略工作は春秋戦国時代からのお家芸だから、日本人なんか赤子の手をひねるようなもの。 日本側に、カウンター・インテリジェンスの体制がないから、脅かされた時の駆け込み寺がない。 謀略工作の対象となった当人の愛国心に期待するしかありません。
(そういう愛国心のある人は少ないだろうな。国旗掲揚や国家斉唱を止めろという学校教育だから)
アメリカや中国を後ろ盾に持つことは、地位が脆弱な政治家にとって、つい利用したくなる誘惑です。 国益の放棄です。
今の日本は、あらゆる面で、まともな政治家を育てない風土や制度がありすぎです。
「悪貨は良貨を駆逐する」、「国民は、そのレベルに見合う政府しか持てない」という二つの格言がピッタリのありさまです。
No.694 - 2010/09/05(Sun) 10:53:46
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国家の運営 その「1」
/ 結構仮面
引用
<国家の運営は難しい> その「1」
国家の運営ってほんとうに難しいですね。
日立、トヨタ、パナソニック、キャノンとか、世界的な大企業は、技術競争もあるし、社員も多いし、グローバル展開だし、経営するのは大変だって誰でも分かる。
でも、それを100倍以上も上回る、社員総数1億3千万人の「日本国」の経営は、政治家が善人になれば、国民の為を考えるようになれば、すぐにでも立派に運営できるって、みんな思ってるみたいです。
でも、そんな訳ないじゃないですか。
例えば、パナソニックは経営陣(役員)と従業員の2種類の人々で成り立っていて、社員はみんな経営者の指示に率直に従います。(あたりまえです)
経営陣は、ほとんどが新入社員から何十年も勤務し続けた人たちが就任していますから、業務には精通してる。(これまた、当然です)
それでも経営は難しい。 智恵を絞っても一歩間違えれば大赤字になったり倒産の可能性さえあります。
わが日本国も、「政治家」と「官僚」という2種類の人々によって運営されています。 「政治家」は各種産業にはシロートですし、国土交通省の大臣を20年もしてきた政治家なんて当然いない。 いつ落選するかわからない不安定な商売。
一方「官僚」はその道数十年のプロ。 身分は超安定。 これはこれでけっこうな事だけど、政治家が「経営者」、官僚は「従業員」に相当するわけですが、この「従業員」は「経営者」の言うことを、まあ聞かない。 逆に、専門知識がなく、身分も不安定な「経営者」を操って、お手盛りの福利厚生とボーナスを手に入れているみたいなものです。
国民も、政治家ばっかりに文句を言って、黒子の官僚はあまり追求されません。
こんなに力がアンバランスな「政治家」と「官僚」の両輪で、政治家が国政を立派に立て直すことは、ほとんど神業に近いんじゃないかと悲観的になってしまいます。
No.693 - 2010/09/03(Fri) 20:23:54
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権力闘争は徹底的にね
/ 結構仮面
引用
民主党の代表選挙が小沢一郎と菅直人との一騎打ちになった。
どっちが勝つか分からないけれど、テレビのニュースやワイドショーは、茶の間の興味が惹ける話題のうえに、安く仕上がる番組ができて嬉しくて大ハシャギです。
芸能人の大麻汚染とまったく同じですね。
アナウンサーと出演料の安いコメンテーター数名だけで、たっぷし1時間は電波を流せる。これを朝昼晩と3回使えるんだから、もうたまんない。ラッキー。
コメンテーターのみなさんも、「国民を忘れた権力闘争」「安い田舎芝居」「きちんと政策論争をして欲しい」などなど、安易なフレーズをしたり顔でしゃべっていればいいんだから、おいしいですね。 頭を使わず出演料をもらえちゃう。これ嬉しいだろうな。
政治というのは権力闘争です。昔っからね。王様だろうが、皇帝だろうが、民主国家の主相だろうが同じです。
権力闘争の後に、勝敗が決まってやっと権力が安定する。執行力も安定する。 そこではじめて国民のことも考える余裕ができる。
でも、中途半端な権力闘争の中で、妥協によって生まれた権力は安定しません。
つまりリーダーシップも中途半端にしか発揮できない政府になります。
だから権力闘争は徹底的にやって、ハッキリ白黒をつけないと長期安定政権は生まれないんであります。
「1年間に主相がコロコロ替わるのはよくない」、なんて意見がけっこう正論みたいに扱われていますが、バカ言ってるんじゃありません。権力が安定するまで、何度でも勝負させて、本当のリーダーを作ることが何よりも大切なことです。
僕としては、一度、小沢一郎に主相をやらしてみたい。 左翼くずれの学生みたいな、笑顔の感じがいいだけのオヤジではちょっとね。
しかし小沢一郎も人相悪いなあ。
No.692 - 2010/09/01(Wed) 19:40:19
★
ちがうか!
/ 結構仮面
引用
○ 鐘一つ売れぬ日はなし江戸の春
これは好景気の話だけど、
○ 値下げ話、聞かぬ日はなし、日本の夏
こっちは不景気のまっただなか。
外食、居酒屋チェーンの値下げ競争がすんごいですね。
家具、寝具、雑貨などの値下げの現状は「ニトリ」で良く分かる。
家電、パソコン、パソコン周りの機器もここ数年で半値以下が多い。
その他の業種でも、値下げへ努力は凄まじいけれど、こういう競争の現場を時々テレビで見ると、僕はニッコリして気分がいい。
値下げの中には、客寄せの出血サービスと、黒字を確保しての値下げの2種類あるけど、出血サービスなんて、馬鹿でもできる。ダメ値下げです。
生産段階から徹底的に洗い直して、いっぱい工夫をして、コストを下げて、黒字を確保したままの大幅値下げは素晴らしい。日本産業の夜明けは近いぞ、なんて思っちゃいます。気持ちが明るくなる。
「へい、チャイナ、お前んトコは人件費が安いだけだろ、お前の工夫はもっと人件費が安いところへの工場移転だけだろ。こっちは、死ぬ物狂いの創意工夫でやる値下げだぞ。 どうだ!」
てな啖呵を切りたくなります。
「デフレスパイラルは困る」なんてテレビでアホ経済評論家が言って、並んだその他のコメンテーターがもっともらしくうなずいている。
恥ずかしくないんでしょうか。「私たちは馬鹿で、うすらトンカチです。手垢の付いたキャッチフレーズを言うのが仕事です」、って宣言してるのと同じだもん。
物価も人口も上がったり下がったり、時代の状況で波打っている。えーと、ずっと昔からね。
日本の物価はここ数十年世界的に高すぎました。それでもやってこれたのは経済成長が続いたおかげ。成長が終わった以上、適正な水準まで下がるのが自然であります。
人口だって明治維新から増加を続け、とうとう1億3千万人近くまできちゃった。国土面積、可耕地面積からみれば、8千万人くらいがいいんじゃないのかな。
問題は、「物価」や「人口」が新たな状況に合わせて、適正な水準まで下がる「過程」ですね。ここが辛いところ。
笑い事じゃすまされないくらい辛い。大部分の国民はひーひー言うしかない。
身長165センチ、体重120キロの万年デブが、医者に警告されて、60キロまで体重を落とす時みたいに辛い。
社会全体の仕組みが、その水準の物価、その水準の人口に合わせた構造になってしまっているからです。
だから、この変化の痛みをどうやって和らげるか、どうやってその期間を短縮するか、その為の創意工夫が、政府の最大の政策目標じゃなきゃあいけません。
ところが、マスコミや政府は、「物価を下げないようにしよう」、とか、「人口を増やそう」、とか、先送りのほっかむりみたいなことしか言わない。
今、必用なのは「避けられない痛みの緩和策」であって「物価や人口の下支え策」ではありません。
今、必要なのは「おっぱいプリプリ、下着見えそうなミニスカのねーちゃんに痴漢撃退スプレーを配る」ことではなく「服装を改めろ!」と言うことです。(ちがうか!)
No.691 - 2010/08/27(Fri) 00:38:41
★
最高のクライムノベル
/ 結構仮面
引用
「ミレニアム」(スティーグ・ラーソン、2009年、早川書房)
久しぶりに面白いクライムノベル(犯罪小説)を読みました。
(クライムノベルと言っても、僕はこの中に、スリラー、サスペンス、ハードボイルド、冒険小説、スパイ小説などぜーんぶ含めております)
週刊誌の書評で、世界的ベストセラーになった作品と紹介されていたので読む気になったのだけれど、作者がスエーデン人で舞台もスエーデンというので、ちょっとためらいましたね。北欧みたいなところで、おもしろい犯罪なんてないんじゃないの、と思ったからです。
ともあれ、愛用の板橋区立図書館で借りることにした。総合タイトルは「ミレニアム」下に掲げたのは副題です。
第一部「ドラゴン・タトウーの女」、
第二部「火と戯れる女」
第三部「眠れる女と狂卓の騎士」
と三部作になっている。各部とも上・下巻に分かれているので全6巻になる大長編です。
出だしは、主人公のミカエルが奇妙な依頼を受けるところから始まります。
名門財閥の老いた当主から、「40年前に孫娘が失踪した。警察が調べたが迷宮入りになった。誘拐殺人か、家出か、もう一度調べて孫娘の生死を明らかにしてくれ」と頼まれる。
謎めいたスタートでなかなかいいな、と思って読み始めましたが、読み始めて五分の一くらいから、ストーリーに一気に引き込まれた。入手すれば、1巻を一泊二日で読了してしまうほど面白かった。
イアン・フレミングがベストセラー小説を書くコツは、「読者をしてページをめくり続けさせることだ」と言った。その為の条件は人によって異なるでしょうが、本書が世界的ベストセラーになった要素を考えてみると、以下の3点だと思う。
(1) まず謎が提示される
(2) 主人公が強烈な個性を持っている
(3) 話の展開の予想がつかない
なかでも、「主人公が強烈な個性を持っている」ことが本書の最大の魅力ですね。つぎが「話の展開の予想がつかない」こと。
名目上の主人公ミカエル・ブルムクヴィストは、ハンサムで切れ者の不屈のジャーナリストに設定されているけれど、実際の主人公はリスベット・サランデルという女性。15歳の少年のように見える彼女の存在感は圧倒的です。
多様なストーリで構成された、実に面白い小説ですが、この三部作には、物語の底に一貫して流れるものがあります。
それは女性に対する、差別や暴力への告発であり怒りであります。
長大な3部作を読み終ると、手に汗を握るストーリーはすべて消え、感動だけが心に残る。
一人の孤独な少女のファイティングポーズ。このイメージだけが心に焼き付いて離れない。
作者スティーグ・ラーソンは、この三部作の出版契約を結んだ直後に、50歳で心筋梗塞のため死んでしまった。長いジャーナリスト生活を経て、最初に書いた小説が世界的ベストセラーになったことを見ずに亡くなった。第四部の草稿があったという。なんとも残念です。
No.690 - 2010/08/20(Fri) 02:20:19
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日本の夏、英語の夏
/ 結構仮面
引用
ワイドショーを見ていたら、「楽天」が社内公用語を英語にする話が取り上げられていた。2年後には社内の日常業務もゼーンブ英語にするんだって。
ついでに、最近三木谷社長が国内で日本人相手の記者会見を総て英語で話した場面も出てきた。日本人記者は皆同時通訳のイヤホンをつけて会見を取材している。おまけに、「楽天」の社内食堂の様子も放映。既にメニューと内容説明が全部英語になっている。思わず笑っちゃった。
社内公用語を英語にすると発表した企業はこれまでに「日産」「ユニクロ」そして今度の「楽天」。他にもあるかもしれないけれど、有名なのはこの3社ですね。
いやー、日本人らしくっていいですね。日本の夏、緊張の夏、じゃなかった金鳥の夏か。
西暦200年頃から、中国(後漢の時代)との交流が始まった。この時「漢字」というものが日本人の目に触れた。
当時、日本語というのは当然あったわけだけど、言葉を書き留める「文字」というのはまだなかった。「漢字」を見て日本人はビックリ仰天。な、なんと便利なものだろうってね。
そこから漢字に入れあげて、とうとう漢文を日本の宮廷の公用語にしてしまった。漢字とともに中国文化を取り入れてマネをしたのは学校で教わった通りです。
月日は流れて、明治の開国。産業革命を経た、欧米の技術力の高さに日本人またまたビックリ仰天。
電信、蒸気船、蒸気機関車、ガス灯、各種機械。な、な、なんてすごいんだ!
で、明治初期に、政府高官たちは日本語を止めて、国語を英語にしようと真剣に考えた。ドイツ語がいい、いやフランス語だ、と異論もあったけど、「日本語は止めるべ」と言う点では一致していたんですね。とうとう正式に日本語を止めて英語に変更しようという正式決定がなされました。(正確には、今だにその政府決定は破棄されていないんであります)
さすがに、直ちに英語に切り替えるのは無理だということは判っていたので、徐々に切り替えることとして、まず「漢字」の使用を減らしてゆこう、ということにした。それで作られたのが、有名な「国語審議会」。「当用漢字表」なんて定めて、これ以外の漢字は使わないようにしようという流れを作った。徐々に当用漢字の数を減らしてゆく作業をしていました。
いろいろあって、鬼畜米英との太平洋戦争。負け。やっぱ欧米の技術力・産業力は凄いって、もう一度感銘をうけました。
「やっぱ英語や」てなことで国語審議会大活躍。当用漢字(常用漢字)さらに減らし始めました。中国は共産革命でビンボーまっただ中、日本人は強い者大好き、豊かな国大好きですから、中国はオッカケ対象から完全にはずれてしまいました。冷たいね。手のひら返しだね。(一部、レフトの文化人は、共産国は地上の楽園だと思っていたけれど)
そして、奇跡の高度成長で世界第二位の経済大国になりあがった。バブル崩壊直前には日本人も大部自信をつけてきました。英会話教室もだんだん下火になってきた。そこへ中国の開国と大発展。
世界の工場。“♪チャイナチャイナと草木もなびく〜♪”。
アメリカもヨーロッパもこぞって中国に生産拠点。
日本は大不況。生きる道は世界、っていうかチャイナマーケット。「なら中国語にすればいいじゃん」ですけど、中国も世界の大輸出国になるとともに第一外国語が英語になった。
本家の米国は落ち目だけど、英語をビジネスに活用する人口が一気に億単位で大増加。「英語できれば中国ともOKね。一石二鳥なのよね」てなことで、英語の価値もいちど大暴騰。
本人はあまり自覚がないけれど、強いものにすり寄る変わり身の速さでは日本は世界一。過去の文化も平気でかなぐり捨てて、あなた色に染まります。
その時々の覇者をあがめる性癖は飛鳥時代以来のDNAだもんね。
日産はゴーン君にコマされてしまったから、しかたがないけど、「ユニクロ」と「楽天」は日本人らしさを大いに発揮したんであります。エライ!
No.687 - 2010/08/09(Mon) 22:52:56
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整いました
/ 結構仮面
引用
「ねずっち」が「謎かけ」でブレイクしている。
あまりにも沢山のバラエティー番組に出演しているので、僕は、一発屋で終わるんじゃないかと心配している。
今のお笑い芸人は、ジャンル不明の面白いパーソナリティが売り物で、これは過去にはなかった現象だと思う。
でもよく考えれば、これは「タイコモチ芸(幇間)」ですね。視聴者はバラエティー番組という仮想のお座敷にいる旦那で、色々な太鼓持ち芸人が座を涌かせてくれるのを笑って見ている、という構図ですね。
江戸時代に大店の旦那が、芸者とタイコモチを座敷に呼んで憂さ晴らしをしていたのに比べれば、「タダ」で似たようなことが体験できるわけだから、「けっ、くだらねえ番組だ」なんて怒ってはいけません。
なんてったって旦那なんですから「今日のお座敷は今ひとつだねえ」とつぶやきつつ、手をタタイてあげるのが“粋”というものでしょう。
以前、お笑い芸人と言えば「落語」「マンザイ」「漫談」ときっぱりスタイルが限定されていた。「謎かけ」もその中の附録みたいな演し物だった。
「ねずっち」は今のお笑いブームの中では、古きよき時代の芸人スタイルです。浅草の大衆演芸の香りがなんとも懐かしい。
「落語」は素晴らしいコンセプトで日本が世界に誇りたいけど、歌舞伎のようにニューヨク公演が成立しないところが辛い。でも落語もそろそろ古典からきっぱり離れて、今の社会の中から新しい演目をどんどん作ればもう一度大ブームになると思う。
粋だの帰りだのなんか忘れて、最初は泥臭くなるのを恐れず、現在の庶民の感情の中で笑いのカタルシスを作る努力をする芸人がどんどん出れば、そのうちに、素晴らしい話芸が甦るんじゃなかろうか。
「川柳」なんかは完全に「現在」に生まれ変わって花開いているんだから。
週刊文春の最新号に「ねずっち」に対抗して落語家が披露した「謎かけ」が紹介されていた。
○消費税とかけて、漏れている水道管と解く。
その心は? → 管(菅)がワルイ
○携帯電話とかけて、お年寄りの記憶と解く
その心は? → だんだん判らない昨日(機能)が増えてきます
○iPADとかけて、ハイハイしている赤ちゃんと解く
その心は? → タッチ(立っち)するだけで嬉しいんです。
ハハハハハ。
自分で作ろうとすると判るけど、面白く整えるには、かなりの連想力が必用です。短時間で整えるには相当頭の回転が早くないとダメ。
最近、頭の体操的なゲームが再度人気になっているけど、「謎かけ」を二人もしくは三人でお題を出し合いながら1時間もやったら、頭がヘトヘトになるだろうな。
俳句を作るより脳みそを働かせる効果がある。
No.686 - 2010/07/30(Fri) 02:12:13
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東洋的大人がいいなあ
/ 結構仮面
引用
僕は「随筆」を読むのが好きだ。
10年、20年前、さらには大正時代、明治時代などの昔の「随筆」は、今現在について語ったものとは別のおもしろさがあるように思う。
随筆は一般に身辺の日常生活について書かれているものだけれど、時々世相や政治についての意見や批判が混じっていることがある。
数十年前に書かれた政治批判などは、今のわれわれはその後の推移を知っているわけだから、結果として的外れだったのか肯綮を射ていたものかが分かることになる。説得力ある理論で語られた政治批判や経済見通しなども、結果として外れていたりして、将来予測のあてにならないことがよくわかって実に興味深い。
それはともかく、最近、渡部昇一の随筆「古語俗解」を久しぶりに読み返してみた。そのなかに「超先進国型の主相」という一文がある。要約すると、
「フランスのジズカール・デスタン大統領、英国のサッチャー主相などのように、欧米のトップは聡明で貴族的な風貌、立て板に水の雄弁さがある人が多い。
一方、日本の主相は三木さん、福田さん、大平さんなどのように木訥な村夫子という感じで、演説も冴えない。」と見た目や立ち居振る舞いの違いを指摘する。しかし、結論はそれでいいのだと渡部先生は語っている。
つまり、
「論語に“君子は器ならず”(君子は目立つ才能はいらない。)とあるように、一国のトップは容貌が才気ばしったり、目から鼻に抜けるようなかしこそうな必用は全くないのである。人徳と見識があればそれでよい。」と述べている。
これは今から約30年前に書かれた随筆であります。
これを読んで気がついたんだけれど、最近の主相は、安倍さんも、鳩山さんも、菅さんも、けっこうよくしゃべる。理論的に能書きをたれる。愛想もいい。
でも、三木さん、福田さん、大平さんたちの樣な東洋的な大人の雰囲気がないなあ。昔の主相と比べると親しみ安いけれどなにか「小賢しい」「人徳が無い」「懐が浅い」ことが一目瞭然である。もちろん「見識」なんて逆さにしたって出てきそうにない。
実際問題として、トップが力を発揮するには、部下が全力で支えなければダメです。主相が困難な課題を解決するには、配下の各大臣や代議士、そして官僚たちを信服させなければどうにもならない。配下の人間に、事有る毎に正論で批判されるようではどうにもなりませんね。
日本の文化の中では、こういう多様な人達を本当に引っ張るには、欧米流の分かりやすいトップではダメなんじゃないだろうか。
もっと茫洋として、なんとなく懐が深そうで、何を考えているのかよく分からない。でも大筋で国家国民の将来を真剣に考えている。そういう東洋的大人の風格と存在感がある人物でないと、利害が錯綜している政界や官界を押さえて状況をリードしてゆくことはできないのではないかな。
夏になると浴衣や蚊取り線香が懐かしいけれど、東洋型の大人が懐かしいこの頃です。
トップがころころ変わる、ということは、日本人が納得のできる雰囲気のリーダーが出てこないということだろう。
No.685 - 2010/07/15(Thu) 22:26:50
★
量子力学と詩
/ 結構仮面
引用
<つゆ>
だれにもいわずにおきましょう
朝のお庭のすみっこで
花がほろりとないたこと
もしもうわさがひろがって
はちのお耳へはいったら
わるいことでもしたように
みつをかえしにゆくでしょう
この詩、一見少女趣味だけの印象だけど、再読してみると不思議な魅力があります。うまく説明できない魅力です。
26歳で夭折した「金子みすゞ」という女流詩人・童謡作家の作品です。
もう一つの作品
<木>
お花がちって
実がうれて
その実が落ちて
葉が落ちて
それから芽が出て
花がさく
そして何べん
まわったら
この木はご用が
すむかしら
こんどはとても論理的な詩です。稚拙な文章だけどやはりいいですね。
僕が何故この女流詩人を知ったかというと、「素粒子の世界」(本間三郎)の各章の冒頭に彼女の詩が掲げてあったからです。
量子力学をテーマにした科学啓蒙書の本で、こんな可愛い詩を知ろうとは夢にも思わなかった。本間先生なかなかの詩人のようです。
図書館で「金子みすゞ」詩集を借りて沢山の作品を読みました。
<つゆ>のような作品は例外的で、多くは彼女の素朴な自然観にもとづいた論理的な詩でした。天地万物が相互に調和をもって関係しながら輪廻を重ねてゆくといった世界観のようです。
彼女の詩情は、自然観照といってもワビサビとは対極にある、若い人しか持てない暖かい愛着で万物を抱きしめています。
でも一抹の“悲しさ”が底流にあるような気がします。
彼女の略歴は以下。
1903年(明治36年)4月11日、山口県大津郡仙崎村で生まれる
1930年(昭和 5年)3月10日、26歳で死去
No.683 - 2010/06/11(Fri) 21:56:51
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ヘッジ
/ 結構仮面
引用
おもしろい海外小話が「ニューズウィーク」にあった。
風刺漫画なんですが、裁判長とその前に立つ被告の男が描かれている。
被告の持つカバンには「ゴールドマンサックス」って書いてある。
<裁判長> 「あなたの主張は?」
<被告> 「無罪を主張します。 でもリスクをヘッジするために、有罪にもベットします」
ハハハハハ、笑っちゃいました。金融界を知る人はみんな大笑いでしょうね。ハハハハハ。
倫理観ゼロで頭の中が、投資ポジションだけ。ハハハハハ。
欧米人はこういう小話を作らせると実にうまい。
No.673 - 2010/05/07(Fri) 23:33:18
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ゴールドマンサックス提訴さる
/ 結構仮面
引用
エコノミストに「4月16日にSECがゴールドマン・サックスを提訴した」というニュースの解説が載っていた。
SECの民主党系の理事が、共和党系の理事の反対を退けて、詐欺容疑で提訴した。最近共和党系の攻撃で人気下落気味のオバマ大統領が、一般国民の非難の的となっているウオール街の金融屋を攻撃していることになるので、事の是非だけが動機ではなく、政治的意図も含まれている可能性が大である模様。
同様に、週間現代に神谷秀樹という人物が、この件についての解説が載っていた。
それによると、オバマ大統領はゴールドマンを初めとするインベストメントバンクを「ウオール街のデブネコ」と呼んだそうだ。
ゴールドマン・サックス(GS)を「デブネコ」とは傑作だけど、まだまだ手加減していると思う。僕なら「恥知らずのゴーマン詐欺ネコ野郎」と呼びたい。
オバマ率いる民主党が、GSを提訴した理由は、表面的にはGSのあんまりな無軌道商売を見るに見かねて正義感からこらしめようとしたみたいだけれど、実際には民主党政権のトラの尾を踏むようなことをゴーマンGSがしたんだろうと思う。
ここでGSがキャインと、じゃなかったニャーゴと泣いて、民主党に媚びれば罪は軽くなるに違いない。共和党のみならず民主党にもタップリ裏金と政治献金をいたしますよ、ということですね。
米英のイカサマ金融ビジネスに興味シンシンなのは多分中国だろう。中国はIT技術研究に没頭しているけれど、金融テクノロジーも一生懸命猛勉強しているはずで、これはインベストメント・バンカーという博打の胴元商売が、中国人の体質を魅するもの大であるからだ。
5年以内に中国金融機関と米英金融機関が協力して新しい金融商品を作って売り出すに違いない。この場合の協力とはアンダー・ザ・テーブルで、という意味だけど。
一緒に談合してみれば、この手の話の中国のもの覚えの速さにGSもビックリだろう。荒っぽさと素早さにもビックリしたりして。
No.664 - 2010/04/30(Fri) 00:23:23
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