| あと、質問させていただきたいのは極限の2問だけになりました。 まずはその1つ目です。用意した図の上のような問題が、4STEPという問題集にありました。それは解けたのですけれど、そこで下の図のように限りなく敷き詰めていけば充填率はどうなるのか?という疑問が沸きました。
直感としては100%になりそうなんですが、円の面積の総和では、半径の比が実数比で表されるならπが残ってしまいますが、三角形の面積にはπは登場しませんから、充填率100%にはならないことに気づきました。
そこで実際に計算してみました。
中央の内接円の半径をrとします。その面積はπr2 次の小さい円の半径はr/3、その次はr/9というように公比1/3です。 n番目に大きい円の半径はr/3n−1で、その面積はπ(r/3n−1)=πr2(1/9n−1)です。 またn番目に大きい円は図より、3n−1個あるのは明らかです。 よってn番目に大きい円までの面積の総和は、 1×πr2×1/1+3×πr2×1/9+9×πr2×1/81+…+3n−1×πr2×(1/9n−1)となると考えました。 3n−1と(1/9n−1)を計算して、公比が1/3であることが分かります。
n番目に大きい円だけの面積の総和Sn=πr2(1/3n−1)
これを限りなく行うと、その全ての円の総和は、公比1/3、初項πr2の無限等比級数ですから、その和は公式により、S=πr2/(1−1/3)=3πr2/2
となりました。今度は正三角形の面積を求めます。高さ3r、底辺(2√3)rだから、その面積は(3√3)r2です。
よって充填率は、100π/2√3(%)です。π≒3.14、√3≒1.73とすれば、約88.2%となるのですけれども、こんなに低いものなのでしょうか?予想では100%近くだと思っていたのですが…どこか間違ってませんでしょうか?
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No.2260 - 2009/02/18(Wed) 17:38:42
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