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記事No.7466に関するスレッドです

(No Subject) / otty [東北] [高校3年生]
学校のニューアクションセンター問題集 数学?T+A,?U+Bセンター対策 の問題です。


f(x)=|x^2+ax+2a| について考える問題で,

xについての方程式 f(x)=a+1 が異なる2つの実数解をもつときの aを求めるという問題です。

答えを見ると,a=-1, 6-2sqrt(10) < a < 2, 2 < a < 6+2sqrt(10) ということになっています。


|x^2+ax+2a|=a+1 を考えると

x^2+ax+2a = ±(a+1) かつ a+1≧0

a+1≧0 より a≧-1

x^2+ax+2a = a+1 より x^2+ax+a-1=0
異なる2つの実数解をもつには,D>0よりa≠2

x^2+ax+2a = -(a+1) より x^2+ax+3a+1=0
同様にD>0より a < 6-2sqrt(10) , 6+2sqrt(10) < a

・・・という感じでストップしてしまいました。

途中までも合っているのかわかりません。

よろしくお願いします。

No.7461 - 2012/10/11(Thu) 23:36:08

Re: / londontraffic [教育関係者]
ottyさん,こんにちは.londontraffic と申します.
早速いきましょう.

>|x^2+ax+2a|=a+1 を考えると
>x^2+ax+2a = ±(a+1) かつ a+1≧0

ここなんですけど,x^2+ax+2a = ±(a+1) の意味をもう一度確認してみましょうか.

例えば
a=0のとき,与えられた式は
|x^2|=1
となり,x^2= ±1 すなわち x^2=1 と x^2=-1 となります(2次方程式が2つ).
この場合,x^2=1が異なる2つの実数解をもち,x^2=-1は実数解をもたないので,題意を満たします.
a=-1のとき,与えられた式は
|x^2-x-2|=0
となり,これは x^2-x-2=0 と同値.x=-1,2の2つの実数解をもつので,題意を満たします.

すなわち a の値によって2次方程式の数が異なり,それをまとめると下のようになります.
(i) a+1<0 のとき |x^2+ax+2a|<0 となり,題意を満たすことはなく不適
(ii) a+1=0 のとき |x^2+ax+2a|=|x^2-x-2|=0 ⇔ x^2-x-2=0 (2次方程式が1つのみ)
(iii) a+1>0 のとき |x^2+ax+2a|=a+1  ⇔ x^2+ax+2a=a+1 と x^2+ax+2a=-(a+1) (2次方程式が2つ)

このこととottyさんの調べた結果を合わせると,a>-1のとき,添付した表のようになります.

どうですか?

No.7466 - 2012/10/13(Sat) 15:44:35

Re: / otty [東北] [高校1年生]
londontrafficさん こんばんは

ご説明頂いてから返答が遅くなりすいません。
書いていただいた内容を見てからしばらくまた考え込んでました。

何度かx^2+ax+2a = ±(a+1) の意味をもう一度確認するところから見直して
ようやくわかりました。

場合分けして考えた場面では、a+1>0とa+1<0の条件別々に考えておりましたが
同時に考えた結果での「異なる2つの実数解」ということなんだと
気づかされました。

ありがとうございました。

No.7470 - 2012/10/15(Mon) 19:45:24